一目に一目惚れ 第4回

計算値、時間で買って値動きで売る

今回は計算値です。

計算値とは、値幅観測による目標値段の出し方で、以下のものがあります。

V計算値、E計算値、N計算値、NT計算値、4倍値

計算値の詳しい解説は「一目均衡表を学ぶ」のページで紹介しているサイトを見て下さい。

今回は、私が今年になって儲けた株から選んで紹介しましょう。
儲けた時の事を書くのは、自慢話になってしまうので嫌なのですが、一目均衡表に惚れてもらうには
失敗談と言うわけにはいきませんので・・・。

ということで、最初の銘柄は2281:プリマハム(株)です。
この銘柄は、31円の安値から一期を経過して準備構成完了、基準線が上昇により好転、その後3日の押しを待ち
買いとしました。(チャートの下の赤い線が持っていた期間です)
この銘柄の安値31円から最初の高値52円のE目標値は73円となります。
その目標値で指値しておき、目標値達成の当日に売りとなりました。

次の銘柄は3104:富士紡績(株)です。
この銘柄は、34円の安値から一期を経過して準備構成完了、その後の好転を買い逃した訳ですが、E目標値達成後
3日間の押しで2日間上げました。
この時、押し目完了と判断し、翌日買いとしました。
この銘柄の安値34円から45円のE目標値は既に達成済みでしたので、4倍値78円か、39円から56円のE目標値73円
を目標としておきましたが、指値しておくのを忘れていました。
実際には、窓を空けて73円を超えて来たので、目標値はその上と判断し、翌日に4倍値107円で指し、
2/10に最高値付近での売りとなりました。

次の銘柄は5609:日本鋳造(株)です。
この銘柄は、40円の安値から一期丁度が高値となっています。
そこで、半期(13日)の下げを確認、2日間の上げで押し目完了と判断し、5/13に買いとしました。
この銘柄の目標値は40円から62円に上げたE目標値84円ですが、私としては日経平均が下げ相場に入っている
という判断から、N目標値を設定しておきました。
実際にはE目標値を達成し、利益が少なくなると言う結果になりました。

買った銘柄がこの様な動きをする事は、極稀です。
今回紹介した3銘柄に共通しているのは、上げを確認してからの買いでは間に合わないと言う事と、
目標値が設定されていないと利食いポイントを逃しやすいと言う事です。
しかし、一目均衡表の目標値を理解していれば、急上昇して目標値を達成した直後に買おうとは思わないでしょう。
目標値段達成を知らずに高値で買えば、数日待って諦めるか、次の上昇を待つかと言う事になります。
次の上昇が来るかどうかもわかりません。

一目均衡表を学ぶ前の私は、窓空けした翌日に上昇の初期と見て高値買い、日数の経過で損切りか、
運良く次の上昇で助かるというパターンでした。
つまり、値動きで買って、時間で売るパターンです。

一目均衡表では、底値からの準備構成の完了、日数による押し目完了を待ちます。
つまり、時間で買って値動き(目標達成)で売るのです。
その為に基本数値を軸とした時間論は欠かせないのです。

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一目おやじ(ひとめおやじ)