一目均衡表で日経平均を予想 2003年3月9日

先週、保合い離れを書こうと思っていたが、忙しくて書く暇がなかったら、既に動きだしてしまった様ですね。

前回のたわごとの最後で、安値が下回っている事を書きましたが、その後の動きでも高値が下回っていました。
この動きを見て、安値更新が確定したと考えて良かったのでしょう。

しかし、私が下げ突入の可能性を感じたのは、2月21から2月25日の動きでした。
この時遅行線が実線を下回り、さらに立て直ししようと上げた所を実線に抑えられてしまったからです。
これで、私は最安値更新が確定したと確信しました。

それでは、今回はまだ一日しか動いていないのに、なぜ保合い離れなのかに移りましょう。

今回は単純である、保合いの期間が終了したからだ・・・・・・冗談です。

一目均衡表として、保合い終了と判断する理由はなぜかですね。
これには2002年の5月迄さかのぼってもらわなければなりません。
12081円の高値を付けた日経平均が下げに入った時期です。
次は2002年10月ですザラバ安値を付けた時ですね。
高値から、安値迄が96日間となっています。
では、安値をつけた、10月から96日間というといつか?

それは、2003年3月5日です。

その前にも保合い終了のタイミングはありました。
それは、最安値から一巡(76日)の2003年の2月4日です。
そこからの上昇が8821円で終わらずに、上昇を続ける可能性もあったのですが、8821で終わってしまったので、必然的に96日が変化日となりました。
そして、変化日当日、上昇が転換線に抑え込まれ、翌日から下落開始、その翌日には最安値更新となりました。

さて、本題に入りましょう、この下げ相場はいつ迄続く?、いくら迄下がる?と言う事が今回の課題です。
今回の予測は難しすぎるので、とりあえずいくつか予測を出してみました。
他にもたくさん出て来ましたが、とりあえず、いくつか載せておきます。

私の希望は(1)で、本命は(3)といったところでしょうか?

(1)3月10日までで終わる可能性

まずは、一番近い値段からいこう、これは、たわごとで初期に目標値で出した8054円から8039円を付けて終わる可能性だ、3月10日は前回の安値から一期に当たる、この変化日が最安値となって、上昇に転じるパターンだ。
この場合、目標値段は2/27日の安値から3/6日の高値のV計算値8023円以下を目標値段としておく。

尚、上昇の判断は、窓を空けて下げているので、3/11日以降に窓を空けて戻って来たら、安値のローソクが捨て子線となり、上昇確定になる。

(2)12月3日から一巡で終わる可能性

これは、戻り高値9320円を付けた10/3日から一巡で終わる可能性だ、変化日迄残り14日である。
この日数で終わるとすれば、前回の安値8237円から8821円の上げのV計算値7653円近辺か
それとも8821円からの下げ2/27日の安値、3/6日の高値のN計算値7954円近辺だろう。

(3)12月3日からのE目標値で終わる可能性

これは、戻り高値9320円を基準に、1波動で下げた8256円のE目標値迄いく可能性だ。
値段としては7192円になる。
この場合の期間はどのように見れば良いのかわからない。
次の2波動が96日になるI=Vの形になるのだろうか?
とりあえず96日の半分48日か、96日の1/3、2/3の32日と64日を設定しておく。
その時になれば値幅から決まってくるだろう。

(4)これから96日

これは考えたくも無いが、前回の波動と同じ96日の下げに入った可能性だ。
これだけ日数があると、途中に戻しも入るだろう、とりあえず、目標値は12081円から10060円の4倍下値3997円とE目標値8039円の中間値の6018円と言う事になるのか?
さらにその下の目標となると、12081円から8197円のE目標値4313円になってしまう。

尚、今回はチャートは付けない、なぜなら、過去の値幅や期間が必要で、その時その時でスケールや表示期間を変える必要があり、数枚のチャートでは表現できないからだ。
Webのチャートを使用している人は、期間や表示スケールを変えられないチャートを見ている人もいるだろうが、こういう時は、株価分析ソフトを持っているかどうかがカギになる。

私が使用しているのは「株式会社 東研ソフト」の「カナル1」だ。

投資を始める前に、表示期間やスケール変更ができるソフトは入手しておきたいものである。

トレイダーズショップで扱っている「株価チャートCD-ROM 2003年1集新春号」や、「チャートギャラリー」でも一目均衡表を表示できるようなので、一つぐらいは持っていても良いだろう。