一目均衡表で日経平均を予想 2003年3月29日

 戻り高値

前回の保合い離れから、既に20日経過してしまった。
その後、最安値を更新、数日底値にいて、上昇し、前回たわごとを書いた時と同じ値段帯に戻って来ている。
今回の予想は、サブタイトルに書いてある通り、戻り高値だ。

戻り高値と言うからには、下げ相場後続と言う事になるが、一目均衡表としては、二番底を確認するまでは上昇相場としないからである。

それでは、前回のたわごと以降の動きを一目均衡表に従って追ってみる。

対等数値96日を経過した翌日、転換線に抑え込まれる様に、下落を開始した。
その前の安値8237円(1/31)から一期を1日越えたところで、N目標値7954を達成し保合い。
N目標値は8821(2/17)、8226(2/27)、8509(3/6)と直近のN波動であった。
その後上昇を始め、前回のたわごとを書いた時の下げはじめまで戻して現在に至っている。

今回の上昇を反発と見るか、本格上昇と見るかは、現在でも迷っている。
それは、3/10〜3/19が捨て子線になっている(その前後で窓空けしている)事である。
これは一目均衡表でも重要である事が書かれているが、今回は以下の理由から反発上昇としている。

(1)7824円からの上げが、8509円(3/6)を越えなかった
(2)保合い終了で下げはじめた重大抵抗線(8369円)を付けて、上昇が止まった
(3)7824円からの上げが急調子だった。
(4)NYダウが反発上昇を終了し、下落を開始した。

この事から、今回の上昇は下げ相場の反発とすることにした。
もし、この判断が間違っていたら、次回のたわごとでは、捨て子線の重要性を書く事になるだろう。
尚、(4)NYダウの下落は、最近お誘いがあった掲示板で、一目均衡表としてNYダウの動きを質問された時に
NYダウの一目均衡表判断を書き込んだ事もあり、その後の動きから判断材料とした。

 今後の予想

とりあえず、上記の判断から下げ相場継続と言う事にして、今後の日経平均の動きを予想してみる。

前回、予想したパターンは以下のものだった。

(1)3月10日までで終わる可能性

(2)12月3日から一巡で終わる可能性

(3)12月3日からのE目標値で終わる可能性

(4)これから96日

このうち、(1)は無くなったと判断している。(次回のたわごとが捨て子線の説明の場合は復活するだろう)
(2)の条件は3/28日になるのだが、現在の所戻り高値と判断しているので、この変化日は戻り高値終了で、
再度下落を開始するタイミングとなる。

そうなると、時間的に判断できるのは、(4)の96日がベースになる。
従って、今回の下げは、7月までの長期下げ相場と判断する。
もし、96日が2波動に分かれた場合は、5月の中旬が底値かもしれない。
戦争が終了するのも、その頃になるのだろうか?・・・ん?一目均衡表とは関係無いか?

96日下落が続いた場合の目標値は12081円から10060円の4倍下値3997円とE目標値8039円の中間値の
6018円としておこう
5月中旬なら戻り高値9320円を基準に、1波動で下げた8256円のE目標値7192円としておく。

途中、8237円(1/31)から8821円(2/17)の上げのV計算値7653円があるので、その値段帯で、
7500円の節目を割らずにと言いながら、しばらく保合いになるのだろう