青梅市 吉野梅郷





「梅は桜より劣る」 昔はそんな先入観がありました。桜はソメイヨシノに代表されるように、都会的でおしゃれな娘(ギャルではない!)だとす れば、梅はどことなく、田舎くさいイメージがあったのです。 この違いは一体どこからくるのでしょうか、私は花の色、それも白が違うからだと思っていました。車の色にたとえれば梅はアイボリーホワイト、桜はパールホワイト、それくらいの差があったのです。 一度きれいな梅が見たいなと思っていましたが、青梅の梅は公園の中に咲いているから、結構いけるかもしれないと期待半分で車を進めました。2002年3月10日のことです。この年は異例の暑さで花が例年より2週間近く早く咲いたのです。


この青梅市にある吉野梅郷の梅の花公園を訪れてから、梅の印象が変わりました。公園のあちらこちらに純白の梅が咲いているのです。まるで桜のように呼びかけてきます。しかもこちらは香水つきです。梅の香が鮮やかな花とマッチしてえもいえぬ梅の世界を作り上げています。



梅郷は、いろいろな風景があります。東京にあってふるさとを感じる場所となっているのです。梅の時期には人人人でどこも人の波ができるていますが、時にはゆっくりとこの町を味わってみたいものです。



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