座禅草を一度観てみたいと思っていましたが、水芭蕉のように群生をしないらしいし、何より見た目がちょっとグロテスクなので、行きかねていました。しかし2001年3月10日の夜のこと。群馬県富士見村の沼の窪というところに座禅草が群生していて、見頃を迎えているという情報がありました。ここは座禅草の自然群生地として有名らしいのですが、もともと座禅草に馴染みが薄いものですから、多くの人はわからないかもしれません。せっかく情報がわかったのだからと翌11日、花粉症対策のマスクをして、出かけました。入り口に大きな看板があり、場所はすぐにわかりましたが、なにしろ地味な色のせいで、現地に着いても何処に咲いているのかわかりません。膳客が数人いたので、後をついてゆきました。前夜うっすらと雪が降り、あたりが白化粧をしており、寒いっ!。手袋を持参しなかったので、カメラを持つ手も震えます。マスクをしていてよかった。花は20センチほどしかなく、雪を溶かして出てくるというのですが、花のたたずまいにはそのような印象はありません。寒さに耐えているという感じです。
またお花見(?)のお客さんの年齢が高い!以前お花見は35歳以上と書いたけれど、これはこの花には当てはまりません。この花は60歳以上がおすすめかな?寒さの中に咲く花を見て、人生を回想するのにはぴったりです。
朝8時半頃から1時間半ほどいましたが、帰る頃には20台ほど止めれれる駐車場も満車状態になりました。
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