【あ】

「アース」 ★★★
原題:earth
WOWOW
2007年ドイツ・イギリス カラー98分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:今からおよそ50億年前、巨大な隕石が地球に衝突し、その衝撃により地球は23.5度も傾いてしまう。 この傾斜は四季の移ろいや多様な地形を地球にもたらし、生命の誕生に重大な役割を果たすこととなった。 北極を基点に地球縦断の壮大な旅に出た撮影隊は、ホッキョクグマ、象、ザトウクジラの親子に導かれ、さまざまな命の営みに出会う。
解説・感想:大ヒットした『ディープ・ブルー』のスタッフが再集結し、地球上の生命の神秘に迫るドキュメンタリー。 氷の地から熱帯の森、深海で営まれる動物たちの命のドラマを、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のフルオーケストラにのせて映し出す。 製作5年、撮影日数のべ2000日、撮影地全世界200か所以上というスケールで、最新の撮影技術を駆使してとらえた映像は圧巻。 実はBBC制作のTVドキュメントシリーズ・「プラネット・アース」の内容をまとめたもの。

監督:アラステア・フォザーギル、マーク・リンフィールド 脚本:デヴィッド・アッテンボロー/アラステア・フォザーギル/マーク・リンフィールド
ナレーション:パトリック・スチュワート/渡辺謙


「アイ・アム・レジェンド」 ★★★
原題:I AM LEGEND
Blu-ray 2008年
2007年アメリカ(ワーナー) カラー100分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:2012年、廃墟と化したニューヨーク。元米国陸軍中佐であり科学者のロバート・ネビルは、3年間生存者を捜し求めてメッセージを発信し続けていた。 なぜならネビルはウイルス感染により、世界人口の60億の殆どが絶滅していくなかで生き残った、ニューヨークのたった1人の生存者だったからだ。
解説・感想:近未来のニューヨークを舞台に、ウイルス感染を免れて生き残った科学者の孤独と戦闘を描くSFアクション大作。 原作は、「激突!」の原作者としても知られるリチャード・マシスンが1954年に発表した同名小説で、今回が3度目の映画化となる。 結末が原作とは大きく異なり、「レジェンド」の意味が全然違うものになっている。DVDやBlu-rayに収録された別エンディングでは原作にやや近いものになっている。

監督:フランシス・ローレンス 原作:リチャード・マシスン
脚本:マーク・プロトセヴィッチ/アキヴァ・ゴールドマン
撮影:アンドリュー・レスニー 音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:ウィル・スミス/アリシー・ブラガ/ダッシュ・ミホク/チャーリー・ターハン/サリー・リチャードソンほか


「アイアン・ジャイアント」 ★★★★
原題:THE IRON GIANT
映画館(ワーナーマイカルシネマズ広島3) 2000年5月1日/DVD 2000年7月18日
1999年アメリカ(ワーナー) カラー87分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:1957年の秋。メイン州の小さな町ロックウェル。母アニーと暮らす9歳の少年ホーガー スは、 森で金属を食う巨大ロボット"アイアン・ジャイアント"を見つけ、友達となる。 しかし、軍から追われる事になってしまう。
解説・感想:少年と巨大ロボットの友情を描いた感動作。 T・ヒューズが68年に発表した「アイアン・マン」を「シンプソンズ」シリーズのB・バードがアニメ化。 ワーナー長編映画第2弾だが、前作「キャメロット」が不評だったため、宣伝があまりされず、不遇な作品となる。 日本でもしばらく公開されなかったが、ワーナーマイカルシネマズが第1回特選映画として独占公開した。 劇場パンフレットも豪華な作りだった。
アイアン・ジャイアントのデザインは「ミクロキッズ」「ロケッティア」「ジュマンジ」「遠い空の向こうに」「ジュラシック・パークIII」のジョー・ジョ ンストンが担当。 劇中のロボットは全て3DCGで製作され、日本人の糸数弘樹らが担当した。 日本語吹替版も秀逸な出来。アニー賞9部門独占の傑作。

監督:ブラッド・バード 原作:テッド・ヒューズ 脚本:ティム・マッキャンリーズ 音楽:マイケル・ケーマン
声の出演:ジェニファー・アニストン/ハリー・コニックJr./イーライ・マリエンタールほか


「アイズ ワイド シャット」 ★★★
原題:EYES WIDE SHUT
DVD 2000年4月20日/DVD(キューブリックBOX)
1999年アメリカ(ワーナー) カラー159分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ(スタンダード) R-18

物語:妻と娘と平穏に暮らす医師ウィリアム。だが、彼は妻からかつて別の男に心を動かされた事 があると告白され、 動揺する。夜の町をさまよい、彼は人里離れた館での秘密のパーティーに紛れ込んでしまう。
解説・感想:鬼才キューブリック監督の遺作。テーマは「ロリータ」以来となる「愛」について。 撮影が長期間に渡り、編集にも相当の期間がかかっている。 音響はキューブリック作品では「2001年宇宙の旅」以来のマルチチャンネルとなる(それ以外はモノラル)。
日本公開時はR-18指定で、米国公開時はR指定だった。DVD版も同じ。WOWOWで放送されたのは米国公開版だった。
米国公開版はカットされたシーンこそないが、際どいシーンはCGで修正されている。

監督・監督:スタンリー・キューブリック 原作:アルトゥール・シュニッツラー
脚本:フレデリック・ラファエル 撮影:ラリー・スミス
出演:トム・クルーズ/ニコール・キッドマン/マディソン・エジントンほか


「相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」 ★★
地上波 2009年
2008年日本 カラー117分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:都内で謎の連続殺人事件が発生、その現場には不可解な記号が残されていた。 警視庁特命係の杉下右京(水谷豊)と亀山薫(寺脇康文)は、犯人のターゲットが3万人のランナーと15万人の大観衆が傘下するマラソン大会だと推理する。 彼らは未曾有の大惨事を回避するため、頭脳と正義感で立ち向かう。
解説・感想:抜群の名推理と機動力で難事件を解決する警視庁特命係の刑事コンビの活躍を描くテレビドラマ「相棒」の劇場版。 東京都心部で行なわれる巨大なマラソン大会を舞台に、そこで勃発する爆破事件が政界を巻き込む一大スキャンダルへ発展する。 エリート警部・杉下右京と体力自慢の巡査部長・亀山薫に、絶妙なコンビネーションを観せる水谷豊と寺脇康文。 東映の久々のヒット作となった。

監督:和泉聖治 脚本:戸田山雅司 音楽:池頼広
出演:水谷豊/寺脇康文/鈴木砂羽/高木沙耶/岸部一徳/木村佳乃/西村雅彦/原田龍二/松下由樹/津川雅彦/本仮屋ユイカ/柏原崇/平幹二郎/西田敏行ほか


「アイランド」 ★★
原題:ISLAND
WOWOW
2005年アメリカ(ワーナー=ドリームワークス) カラー136分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:21世紀の前半、リンカーン(ユアン・マクレガー)を待っていたのは、普段と変わらない1日だった。 大気汚染から救い出され、このコミュニティで暮らし始めてもう3年。ここで暮らす人々の夢は、地上最後の楽園“アイランド”へ行くことだった。
解説・感想:「パール・ハーバー」の監督マイケル・ベイが未来を舞台に、クローン人間の逃走劇をスタイリッシュに描くSFアクション大作。

監督:マイケル・ベイ 原作:キャスピアン・トレッドウェル・オーウェン
脚本:アレックス・カーツマン/ロベルト・オーチー/キャスピアン・トレッドウェル・オーウェン
撮影:マウロ・フィオーレ 音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー 美術:ナイジェル・フェルプス
出演:ユアン・マクレガー/スカーレット・ヨハンソン/ジャイモン・ハンスゥ/ショーン・ビーン/スティーヴ・ブシェーミ/マイケル・クラーク・ダンカンほか


「アイ,ロボット」 ★★★
原題:I, ROBOT
DVDレンタル 2005年2月19日
2004年アメリカ(FOX) カラー115分 ドルビーデジタル,DTS シネスコ

物語:2035年のシカゴ。巨大産業会社USRで、ラニング博士の殺人事件が起こる。シカゴ市警デル・スプーナー刑事(ウィル・スミス)は、現代ロボット工学の第一人者であるラニング博士(ジェームズ・クロムウェル)から連絡を受け、USRに向かう。 そこにいたロボット・サニー(アラン・テュディック)が“ロボット3原則”に従ってプログラミングされていないことを発見する。
解説・感想:意志を持ったロボットたちが反乱を起こす近未来社会を描いたSFアクション。原作はアイザック・アシモフの古典的なSF小説『われはロボット』。

監督:アレックス・プロヤス 原作:アイザック・アシモフ 脚本:ジェフ・ヴィンター/アキヴァ・ゴールドマン
撮影:サイモン・ダガン 音楽:マルコ・ベルトラミ 美術:パトリック・タトポロス
出演:ウィル・スミス/ブリジット・モイナハン/アラン・テュディック/ジェームズ・クロムウェル/ブルース・グリーンウッド/エイドリアン・L・リカード/チィ・マクブライド/フィオナ・ホーガン/シャイア・ラブーフほか


「アヴァロン」 ★★
Avalon
WOWOW 2002年5月10日
2000年日本(バンダイビジュアル) カラー107分 ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS ビスタ

物語:違法なバーチャル・リアリティ・ゲーム「アヴァロン」が流行する世界。そのスター・プレ イヤー、アッシュは最高位の隠しエリア「スペシャルA」の存在を知る。だが、彼女の周辺に怪しい影が迫る。
解説・感想:アニメ界の鬼才押井守が仮想と現実の狭間から生の意識を問う。ポーランドでロケしたフィルムを大胆に デジタル処理した映像はアニメとも実写とも違った雰囲気を持つ。

監督:押井守 脚本:伊藤和典 音楽:川井憲次 撮影:グジェゴシ・ケンジェルスキ
出演:マウゴジェータ・フォレムニャック/パディスワフ・コバルスキ/イエジ・グデイコほか


「アキハバラ@DEEP」 ★★
映画館(広島東映) 2006年9月20日
2006年日本 カラー120分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:世界最大の電脳街、秋葉原。そんな秋葉原の片隅でウェブ製作会社『アキハバラ@DEEP』を立ち上げようとしている若者たちがいた。 リーダーはハッカーのページ(成宮寛貴)、そしてネットアイドルでファイターでもあるアキラ(山田優)、グラフィックデザイナーのボックス(忍成修吾)、メカニックのタイコ(荒川良々)、プログラマーのイズム(三浦春馬)がそのメンバーだ。 やがて一同は、革命的な検索エンジン“クルーク”を開発した。それに目を付けたのが巨大IT企業デジタル・キャピタル社の社長・中込(佐々木蔵之介)だった。
解説・感想:石田衣良の原作を映画化した青春痛快活劇。佐々木蔵之介のキャラがヘン。

監督:源孝志 原作:石田衣良 脚本:源孝志/成田はじめ
撮影:袴一喜/足立真仁 音楽:小西康陽 美術:山崎秀満
出演:成宮寛貴/山田優/忍成修吾/荒川良々/三浦春馬/寺島しのぶ/萩原聖人/佐々木蔵之介ほか


「悪魔の手毬唄」 ★★★
WOWOW 1998年9月24日
1977年日本(東宝) カラー144分 モノラル スタンダード

物語:昭和27年、金田一耕助(石坂)は鬼首村を訪れ、磯川警部(若山)に20年前の事件の捜 査を依頼された。 由良家と仁礼家の2つの旧家が対立する村で、手毬歌の歌詞をなぞるそうな連続殺人が起こる。
解説・感想:石坂浩二が金田一を演じる金田一シリーズの第2弾。市川崑監督特有のタイトルも健在。 情感あふれる演出と岸恵子が印象的で、シリーズ屈指の名作。

製作・監督:市川崑 原作:横溝正史 脚本:日高真也/久里子亭
音楽:村井邦彦 撮影:長谷川清
出演:石坂浩二/岸恵子/若山富三郎/加藤武/仁科明子/永島瑛子/渡辺美佐子/草笛光子/北公次/頭師孝雄ほか


「アトランティス 失われた帝国」 ★★
原題:ATLANTIS THE LOST EMPIRE
DVD 2002年6月29日
2001年アメリカ(ディズニー) カラー95分 ドルビーデジタルサラウンドEX,SDDS,DTS シネスコ

物語:一人の青年が伝説の大陸“アトランティス”を求めて壮大な冒険の旅に出て、その隠された秘密に迫り、さらには背後に蠢く巨大な陰謀に立ち向かう。
解説・感想:ウォルト・ディズニー生誕100周年を記念して製作された長編アニメーション。ジュール・ヴェルヌの『海底二万リーグ』を原作としたとされているが、 日本のアニメ『ふしぎの海のナディア』に酷似しており、盗作疑惑が持たれている。(スタッフは盗作を否定。宮崎駿作品からの影響はあるとしている) 一部のキャラクターデザインを日本人のマット鈴木が担当している。

監督:ゲイリー・トゥルースデイル/カーク・ワイズ 製作:ドン・ハーン
脚本:タブ・マーフィ 音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
声の出演:マイケル・J・フォックス/クリー・サマー/ジェームズ・ガーナー/レナード・ニモイほか


「アナコンダ」 ★★
原題:ANACONDA
WOWOW 1998年10月4日
1997年アメリカ(コロムビア) カラー90分 ドルビーステレオ,SDDS シネスコ

物語:アマゾンにやってきたインディオ撮影チーム。途中でボートが座礁したというサローンを救 出するが、 彼は巨大アナコンダを生け捕りにしようとするヘビ商人だった。
解説・感想:「フランケンシュタイン」「クイック&デッド」に続く、WOWOW製作映画第3弾。 アナコンダとは、全長11m以上の巨大ヘビの事。 この映画は「ジョーズ」ヘビ版とも言える内容で、ヘビの動きにはCGも使われているが、 CGの個所は明らかに分かる。サローン役のボイトはアナコンダより怖い?!

監督:ルイス・ロッサ 脚本:ハンス・バウアーほか
音楽:ランディ・エデルマン 撮影:ビル・バトラー
出演:ジョン・ボイト/ジェニファー・ロペス/アイス・キューブ/エリック・ストルツほか


「アナスタシア」 ★★
原題:ANASTASIA
WOWOW 2000年5月5日(吹替)
1997年アメリカ(FOX) カラー95分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:ロシア・ロマノフ王朝最後の皇帝ニコライ一家を襲ったロシア革命の混乱の中で 末娘アナスタシアは行方不明に。10年後、過去の記憶を失った孤児アーニャは詐欺師ディミトリと出会う。
解説・感想:ディズニー出身のブルース、ゴールドマンがFOXで製作したミュージカル・アニメ作品。 「追憶」を基にアニメ化しているが、ラスプーチンの扱いがあまりにお子様向け。 メグ・ライアン、ジョン・キューザックの声の出演も豪華。

監督:ドン・ブルース/ゲーリー・ゴールドマン 脚本:スージャン・ゴーシャーほか 音楽:デビッド・ニューマン
声の出演:メグ・ライアン/ジョン・キューザック/クリストファー・ロイドほか


「アビス」 ★★★
原題:THE ABYSS
完全版(SPECIAL EDITION)
WOWOW/ハイビジョン 1999年1月2日/DVD
1993年アメリカ(FOX) カラー172分 ドルビーステレオ シネスコ

物語:深海で暗礁に乗り上げてしまった原子力潜水艦の調査と救助に向かうクルー。 同行する海軍クルーと対立しながらも任務を開始する。その時彼らは超自然現象を体験する。
解説・感想:完全版は30分・36シーンが復活し、人間ドラマの描写が深まるとともに、CG映像を駆使した巨大な 津波のシーンや 核戦争の危機を伝える場面なども加わった。これにより、核の危機への警告や人類愛など監督のメッセージがより明確になっている。
補足:本作品はスーパー35で撮影され、劇場公開版はビスタサイズで上映されたが、完全版はシネスコサイズで劇場 公開された。 劇場公開ビスタサイズはシネスコの両端を切ったもののようだ。 同様に、現在発売されているLD,DVDは劇場公開版はビスタ、完全版はシネスコで収録されている。 完全版TVサイズ版もあり、キャメロン監督監修によるパン&スキャンが行われている。 DVDは劇場公開版と完全版が出ていたが、劇場公開版は現在絶版。完全版は特典つきのプレミアムコレクション版と本編だけの2種類ある。

製作:ゲイル・アン・ハード 監督・脚本:ジェームス・キャメロン
音楽:アラン・シルベストリ
出演:エド・ハリス/メアリー・エリザベス・マストラントニオ/マイケル・ビーン/レオ・バーメスターほか


「アポロ13」 ★★★★
原題:APOLLO 13
WOWOW/DVD(C.E) 1999年11月24日
1995年アメリカ(ユニバーサル) カラー140分 DTSステレオ,DTS ビスタ

物語:1970年4月11日13時13分、アポロ13号は月に向かって打ち上げられるが、 3日目(4月13日)に酸素タンクの爆発事故が起きてしまう。 予想もしなかったトラブルの中、宇宙船やNASAでさまざまな作戦が立てられる。
解説・感想:宇宙開拓史上最大の事件と言われた実話を、ハワード監督が壮大なスケールで映画化。 ハンクスを始め豪華5大男優の熱演で、緊張感あふれるドラマが再現される。 打ち上げシーン等の最新SFXによる映像も必見。特撮はデジタル・ドメイン社が担当。 アポロ13号の船長ジム・ラベル本人が最後に出演している。 アカデミー編集、音響賞受賞。
補足:DVDは当初パイオニアLDCから発売されていたが廃盤となり、 SPEからスペシャルコレクション仕様で再発売された。その後同仕様でユニバーサルからも再発売された。2005年に発売された20周年記念版は2枚組で 本編はリマスター版になっている。

製作:ブライアン・グレイザー 監督:ロン・ハワード
脚本:ジョン・レイルズほか
出演:トム・ハンクス/ケビン・ベーコン/ビル・パクストン/エド・ハリス/ゲーリー・シニーズほか


「アミスタッド」 ★★★
原題:AMISTAD
DVD 2002年6月8日
1997年アメリカ(ドリームワークス) カラー155分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:1839年、奴隷船アミスタッド号に繋がれてアフリカからキューバに運ばれた黒人たち。 反乱を起こし、乗組員たちを殺した彼らはアメリカに漂着。彼らを救おうと、奴隷解放論者たちが立ち上がる。
解説・感想:19世紀に実際に起こった史実を基に、人間の勇気と尊厳を謳いあげたヒューマン・ドラマ大作。新会社 ドリームワークスを設立したスピルバーグの力作。シンケを演じるハンスゥが見事な熱演を見せる。

製作・監督:スティーブン・スピルバーグ 製作:デビー・アレン/コリン・ウィルソン
脚本:デビッド・フランゾーニ 撮影:ヤヌス・カミンスキー 音楽:ジョン・ウィリアムス
出演:マシュー・マコノヒー/アンソニー・ホプキンス/モーガン・フリーマン/ジャイモン・ハンスゥ/ナイジェル・ホーソーンほか


「アラジン」 ★★
原題:ALADDIN
WOWOW 1998年1月13日
1992年アメリカ(ディズニー) カラー91分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:貧しい若者アラジンは、ふとしたことから国王の一人娘のジャスミンと恋におちる。 しかし、彼は国王の座を狙う右大臣ジャファーに利用され、魔法のランプを探しに行く事に。
解説・感想:ディズニーの長編アニメ映画の大ヒット作。 3DCGと2Dとの合成で臨場感を増している。 ランプの精の声は個性派ロビン・ウィリアムスで、台詞にいろんなパロディが入っている。 主題歌「ホール・ニュー・ワールド」がアカデミー主題歌賞とグラミー賞を受賞した。
補足:WOWOWでは字幕版は1回しかオンエアされなかった。 字幕版はワイド放送で、ビデオにはワイド版はない。LDはワイド版。

製作・監督・脚本:ジョン・マスカー/ロン・クレメンツ
脚本:テッド・エリオット/テリー・ロッシオ
音楽:アラン・メンケン
声の出演:ロビン・ウィリアムス/スコット・ウェインガー/リンダ・ラーキン/ギルバート・ゴッドフリード/ダグラス・シールほか


「アルマゲドン」 ★★★
原題:ARMAGEDDON
DVD 1999年7月30日
1998年アメリカ(タッチストーン) カラー151分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:巨大小惑星が地球に衝突しようとしていた。この小惑星を内部から爆破して軌道を変える計 画が立てられた。 このミッションを遂行するのは6人の宇宙飛行士と8人の石油採掘のプロフェッショナルだった。
解説・感想:劇場で大ヒットしたアドベンチャー大作。映像としては面白いが、物語は科学を無視していて無茶苦茶。 松田聖子が出演しているのが話題になった。
補足:DVDとLDにはエアロスミスのミュージッククリップとソニーミュージックのスポットを収録。 DVDにはスペシャルエディション版もある。

製作:ジェリー・ブラッカイマー/ゲイル・アン・ハード/マイケル・ベイ 監督:マイケル・ベイ
脚本:ジョナサン・ヘンスレー/J.J.エイブラムス 音楽:トレヴァー・ラビン
出演:ブルース・ウィリス/ビリー・ボブ・ソーントン/リブ・タイラー/ベン・アフレック/ウィル・パットンほか


「アンツ」 ★★
原題:ANTZ
WOWOW 2000年5月5日(吹替)
1998年アメリカ(ドリームワークス) カラー83分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:働きアリのZ(ジー)は毎日巨大なコロニーで働きながら、自分の人生はもっと他の場所に あるはずと思っていた。 そんなある日、お忍びでバーにやってきた王女バーラに一目惚れしてしまう。
解説・感想:ドリームワークス初の全編3Dアニメ作品。同時期に公開された「バグズ・ライフ」に比べるとキャラク ターが気持ち悪い。 ウッディ・アレンを始めとした豪華な声の出演が話題に。

監督:エリック・ダーネル/ティム・ジョンソン 脚本:トッド・アルコット/クリス・ウェイツほか
音楽:ハリー・グレッス・ウィリアムス
声の出演:ウディ・アレン/シャロン・ストーン/シルベスター・スタローンほか


「アンドリューNDR114」 ★★★
原題:BICENTENNIAL MAN
DVDレンタル 2002年5月1日
1999年アメリカ(コロムビア=タッチストーン) カラー131分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:未来のある日。郊外のマーティン家に家事全般ロボットNDR114が届く。彼はアンド リューと名づけられ、末娘リトル・ミスの子守の仕事を通して、機械にはないはずの個性や感受性、創造性を見せるようになる。
解説・感想:アシモフの名作を映画化。人間へと進化していくロボットの姿を通して、人間とは、愛とは何かを優しく 問いかけるヒューマンドラマ。アンドリュー役のロビン・ウィリアムスのユーモアとペーソスを滲ませた好演が光る。

監督:クリス・コロンバス 脚本:ニコラス・カザン
原作:『バイセンテニアル・マン』アイザック・アシモフ、
『聖者の行進』、『アンドリューNDR114』アイザック・アシモフ、ロバート・シルヴァーバーグ
撮影:フィル・メヒュー 美術:ノーマン・レイノルズ 編集:ニール・トラビス 音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:ロビン・ウィリアムズ/サム・ニール/エンベス・デイビッツ/オリバー・プラット/ウェンディ・クルーソン/ハリー・ケイト・アイゼンバーグ/キル スティン・ウォーレンほか


「アンドロメディア」 ★★
andromedia
WOWOW 1998年8月22日
1998年日本(TBS=ライジングプロダクション) カラー110分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:高校1年の舞(島袋)は、ひき逃げにあって命を落とす。 舞の父の俊彦(渡瀬)は人工知能プログラムを使い、コンピュータの中で舞を舞のコピーAI(アイ)に生まれ変わらせるが・・・。
解説・感想:人気アイドルSPEEDの初出演作。主演は島袋だが、あとのメンバーはあんまり大した役ではなかった りする。 DA PUMPも出ているが、途中でいきなり歌のシーンになるのはどうにかして欲しい。CGは意外と出来が良かった。

監督:三池崇史 原作:渡辺浩弐
脚本:キサラギクリオ/NAKA雅MURA/江良至 撮影:山本英夫
出演:SPEED(島袋寛子/今井絵理子/上原多香子/新垣仁絵)/原田健二/竹中直人/DA PUMP/クリストファー・ドイル/渡瀬恒彦ほか


「アンフェア the movie」 ★★
地上波 2009年
2007年日本 カラー112分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:警視庁公安部の警部補・雪平夏見(篠原涼子)は、警察内部の不正が書かれているという極秘文書を追っていた。 そんなある日、雪平の娘・美央が怪我を負い、警察病院に収容された。その病院を不審な一団が強制占拠する。来院中だった警察庁長官が人質になっていたのだ。愛する美央の命を救うため、雪平は密かに病院に潜入する。
解説・感想:ハードボイルド&サスペンスの人気テレビドラマ「アンフェア」の劇場版。一応完結編。 敏腕刑事・雪平夏見には、テレビ版と同じく篠原涼子が扮している。監督は多数のテレビドラマを演出、本作が映画初監督作品となる小林義則。 成宮寛貴がおっちょこちょいすぎ。

監督:小林義則 原作:秦建日子 脚本:佐藤嗣麻子
撮影:大石弘宜 音楽:住友紀人 美術:柳川和央
出演:篠原涼子/江口洋介/椎名桔平/寺島進/大杉漣/成宮寛貴/阿部サダヲ/濱田マリ/加藤ローサ/加藤雅也ほか


【い】

「イーオン・フラックス」 ★★
原題:AEON FLUX
WOWOW 2008年
2005年アメリカ(MTV) カラー93分 ドルビーデジタル,DTS シネスコ

物語:2415年、汚染された外界と壁で隔てられた都市ブレーニャ。かつてワクチンで人類滅亡の危機を救った科学者であり救世主の子孫と科学者たちで成り立つ政府は、圧制を強いていた。 反政府組織モニカンの女戦士イーオン・フラックス(シャーリーズ・セロン)は、妹ユーナ(アメリア・ワーナー)が抹殺されたことから、政府に対する復讐を誓うようになった。 そこへモニカンの司令塔ハンドラー(フランシス・マクドーマンド)から、君主トレヴァーの暗殺指令を下される。
解説・感想:独裁体制下の未来社会を舞台に、女戦士の活躍を描くSFアクション。原作はピーター・チョンのアニメーション。

監督:カリン・クサマ 原作:ピーター・チョン 脚本:フィル・ヘイ/マット・マンフレディ
撮影:スチュアート・ドライバーグ 音楽:グレーム・レヴェール 美術:アンドリュー・マッカルパイン
出演:シャーリーズ・セロン/マートン・コーカス/ジョニー・リー・ミラー/ソフィー・オコネド/アメリア・ワーナー/フランシス・マクドーマンドほか


「EAST MEET WEST」 ★★
インターナショナル版
WOWOW 1998年8月7日
1995年日本(松竹=FFEIII=喜八プロダクション) カラー109分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:万延元年(1860年)。日米修好使節団の一員として咸臨丸でサンフランシスコに到着し た 通弁(通訳)見習い上條健吉(真田広之)はたまたま銀行に居合わせ、 そこで殺された男の子供とともに小判三千両を盗んだ強盗団を追う。 また、忍術使いの為次郎(竹中直人)は、上條が暗殺を企てている事を知り、 インディアンの娘とともに三千両と上條を追う。 そして、子供の教師と上條と為次郎達で強盗団を退治する。
解説・感想:巨匠岡本喜八が米西部に現れた武士と忍者の冒険譚という19年間温めていた 悲願の企画を実現させた作品。ロケはニューメキシコ州で行った。 竹中直人の演技と真田広之の殺陣が見もの。 インターナショナル版とは2時間以上あった劇場公開版をさらに刈り込み、 監督の納得のいくテンポに再編集した国際版。

監督・脚本:岡本喜八 製作:岡本みね子/中川好久
音楽:佐藤勝 撮影:加藤雄大
出演:真田広之/竹中直人/岸部一徳/スコット・バッチッチャ/仲代達矢/高橋悦史/アンジェリック・ロームほか


「E.T.」 ★★★
原題:E.T. THE EXTRA-TERRESTRIAL
劇場公開版
DVD(C.E)
1982年アメリカ(ユニバーサル) カラー115分 ドルビーステレオ ビスタ
20周年アニバーサリー特別版(THE 20th ANNIVERSARY)
映画館(朝日会館) 2002年5月5日/DVD(S.E)/DVD(C.E)
2002年アメリカ(ユニバーサル) カラー120分 ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS,SDDS ビスタ

物語:遠い星から地球に来たE.T.。宇宙船に乗り遅れ、故郷に帰れなくなった彼はエリオット 少年の家に辿り着く。エリオットは最初にこの生物に驚くが、やがて彼らは大の仲良しに。が、NASAの捜索網が彼らに迫る。
解説・感想:E.T.とは地球外生命体の事。世界中で大ヒットした傑作。子供の視点を重視したアングルにも注目。
20周年アニバーサリー特別版はスピルバーグ自ら再編集した特別版。最先端技術を駆使して52カットにデジタル処理を施し、バスタブの場面やハロウィンの 場面など数々の未公開シーンも追加。また、劇場公開時に気に入らなかったという大人が銃を持っているシーンは削除されている。音楽もデジタルリミックスさ れている。ただし、噂になっていたハリソン・フォードの出演シーンは含まれていない。
アカデミー作曲・視覚効果・音響・音響効果賞受賞。
補足:DVDのスペシャルエディションは特別版と特典の2枚組、コレクターズエディションはスペシャルエディショ ンに劇場公開版がついた3枚組。

監督:スティーブン・スピルバーグ 脚本:メリッサ・マティス 撮影:アレン・ダビュー 美術:ジェームズ・D・ビッセル
音楽:ジョン・ウィリアムス プロダクション・スーパーバイザー:フランク・マーシャル
出演:ディー・ウォーレス/ヘンリー・トーマス/ピーター・コヨーテ/ロバート・マクノトーン/ドリュー・バリモアほか


「硫黄島からの手紙」 ★★★
原題:LETTERS FROM IWO JIMA
WOWOW
2006年アメリカ(ワーナー) カラー140分 ドルビーステレオ,DTS,SDDS シネスコ

物語:2006年、硫黄島。地中から数百通もの手紙が発見された。それはかつてこの島で戦った男たちが家族に宛てて書き残したものだった。 戦況が悪化の一途を辿る1944年6月。陸軍中将・栗林忠道(渡辺謙)が硫黄島に指揮官としてやってきた。 栗林の防衛戦略は、島中にトンネルを張り巡らし、地下要塞を作り上げるというものだった。1945年2月19日、ついにアメリカ軍が上陸する。戦いは36日間にも及ぶ激戦となった。
解説・感想:硫黄島の激戦を戦う日本兵たちの姿を描いた戦争人間ドラマ。同じ戦闘をアメリカ軍の側から描いた「父親たちの星条旗」と共に“硫黄島二部作”となる。 監督は「父親たちの星条旗」と同じくクリント・イーストウッド。

監督:クリント・イーストウッド 原案:ポール・ハギス/アイリス・ヤマシタ 脚本:アイリス・ヤマシタ
撮影:トム・スターン 音楽:カイル・イーストウッド/マイケル・スティーヴンス
出演:渡辺謙/二宮和也/伊原剛志/加瀬亮/中村獅童/裕木奈江ほか


「いさなのうみ」 ★★★
WOWOW 1998年6月22日
1997年日本(WOWOW=バンダイビジュアル) カラー92分 ステレオ ビスタ

物語:捕鯨の練習に余念のない水産高校生・廉次(二宮)は、鯨の詳しい転校生の京子(馬渕)に 興味を持つが、廉次に思いをよせる美智子(遠藤)は気が気ではない。その廉次が海に転落し、京子に助けられる。
解説・感想:「J MOVIE WARS 4」の1編。鯨捕りを夢見る少年と神秘的な美女の交流を描く青春ファンタジー。リトル・マーメイドに似てなくもない話。 "いさな"とは鯨の事で、日垣監督の故郷の土佐が舞台になっている。遠藤・馬渕がとても可愛い。廉次の父親役は日垣監督の実父。

製作:仙頭武則/小林広司 監督・脚本:日垣一博
音楽:梅林茂 撮影:佐野哲郎/望月昭伸(クジラ撮影)
出演:二宮哲也/遠藤久美子/馬渕英里何/永島瑛子/江本孟紀/荒勢/日垣基延ほか


「ISOLA 多重人格少女」 ★★(同時上映「リング0〜バースディ〜」)
映画館(広島宝塚1) 2000年2月1日
2000年日本(東宝=「ISOLA 多重人格少女」製作委員会) カラー94分 DTSステレオ ビスタ

物語:<エンパス>というテレパシー能力に苦悩する由香里は、阪神大震災の被災地で高校生の少 女千尋と出会う。 千尋は両親を亡くしたショックと養父の性的虐待により、多重人格障害を起こしていた。
解説・感想:「黒い家」の貴志祐介の原作を映画化。主演は黒澤明の孫・黒澤優と木村佳乃。 黒澤優のコワイ顔と木村佳乃の驚きの顔が印象に残る。

監督:水谷俊之 原作:貴志祐介 脚本:水谷俊之/木下麦太
音楽:デビット・マシューズ/見良津建雄
出演:木村佳乃/黒澤優/石黒賢/渡辺真起子/手塚理美/山路和弘ほか


「1941」 ★★
原題:1941
完全版(LONG VERSION)
WOWOW
1979年アメリカ(ユニバーサル) カラー146分 ドルビーステレオ シネスコ

物語:1941年2月、ロサンゼルス。市民は真珠湾攻撃に続く日本軍襲来におびえてヒステリー 状態に。 そこへ本当に日本軍の戦艦が現れ、軍人や市民などのイカれた連中が反撃に挑む。
解説・感想:スピルバーグ初の喜劇として話題になったコメディー。完全版では未公開場面28分が復活。 市民のパニック、クライマックスの戦闘場面、日本兵の馬鹿馬鹿しい行動などが新たに追加されている。 映画が全然評価されなかったのも納得できる。三船敏郎はこの映画に出演した事を後悔したとかしないとか。 劇場公開版は未見。
補足:今作はスピルバーグ監督作品で唯一DVD化されていない。

製作:バズ・フェイトシャンズ 監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:ロバート・ゼメキス/ボブ・ゲイル 音楽:ジョン・ウイリアムス
出演:ジョン・ベルーシ/ダン・エイクロイド/三船敏郎/ネッド・ビーティほか


「1492コロンブス」 ★★
原題:1942 Conquest of Paradise
NHK BS2 2000年10月15日
1992年アメリカ=フランス=スペイン カラー156分 ドルビーステレオSR シネスコ

物語:息子が父コロンブス(ドパルデュー)の伝記を編纂しようとしていた。1491年のスペイ ン、 地球が球体だと信じるコロンブスは教会から異端扱いされていたため、女王(ウィーバー)の援助を得て航海に出る。
解説・感想:コロンブスが大陸発見して500年を記念して製作された。 この映画ではコロンブスをヒーローとしては描いておらず、コロンブスの人間像をリドリー・スコット監督がリアルに描く。
補足:放送版はスタンダードサイズにトリミングされていた。

監督:リドリー・スコット 脚本:ロザリン・ボッシュ
音楽:バンゲリス 撮影:エイドリアン・ビドル
出演:ジェラール・ドパルデュー/シガニー・ウィーバー/アンヘラ・モリーナほか


「イット・ケイム・フロム・アウター・スペース」 ★★
原題:IT CAME FROM OUTER SPACE
WOWOW 1998年8月18日(夏休みSF大特集)
1953年アメリカ(ユニバーサル) モノクロ81分 ステレオ スタンダード

物語:アリゾナの砂漠に隕石が落下する。やがて近くの小さな町に住民が奇妙の行動を取るように なる。 隕石は宇宙船で、人間を誘拐してその人物に変身して、宇宙船の修理を手伝わせていた。
解説・感想:日本未公開作であるが、50年代SFを代表する作品。 もとは立体映画で、物が手前に向かってくるのはそのため。レイ・ブラッドベリの短編が原作。 ビデオ未発売。

製作:ウィリアム・アランド 監督:ジャック・アーノルド
脚本:ハリー・エセックス
出演:リチャード・カールソン/バーバラ・ラッシュ/チャールズ・ドレイクほか


「頭文字D THE MOVIE」 ★★
原題:INITIAL D
WOWOW
2005年香港/中国 カラー110分 ドルビーデジタル,DTS シネスコ

物語:“藤原とうふ店”を営む父・文太(アンソニー・ウォン)とふたり暮らしをする、藤原拓海(ジェイ・チョウ)。 彼は毎日水に浸された豆腐を、父のハチロク(AE86)に乗せる事で、完璧なドライビング・テクニックをモノにしていた。 ある日、チーム「妙義山ナイトキッズ」のリーダー、中里毅(ショーン・ユー)の挑戦を受けた樹はバトルに挑むが、あえなく惨敗に終わる。 だが、その晩、中里は峠で信じられないドライビング・テクニックを見せるハチロクに遭遇する。
解説・感想:チューンナップを施したスポーツカーを操り、ストリート・レース・バトルに闘志を燃やす若者たちの青春を描く異色のカー・アクション・エンタテインメント。 同名の人気コミックの映画化。香港映画のスタッフが制作しているが、舞台や登場人物などの基本設定は変更されていない。日本の実際の道を使用してロケが行なわれた。 ヒロイン・なつき役には鈴木杏が起用されている。

監督:アンドリュー・ラウ/アラン・マック 製作 アンドリュー・ラウ 脚本:フェリックス・チョン 撮影:アンドリュー・ラウ/ン・マンチン/ライ・イウファイ 音楽 コンフォート・チャン
出演:ジェイ・チョウ/鈴木杏/エディソン・チャン/ショーン・ユー/アンソニー・ウォン/チャップマン・トウ/チャン・シウチョンほか


「狗神」 ★★
INUGAMI
WOWOW 2002年8月17日
2001年日本(「狗神」製作委員会) カラー105分 ドルビーデジタル ビスタ R-15

物語:小学校の新任教師として、山奥の村にやって来た奴田原晃。その村の呪われた旧家坊之宮家 の女の一人で、普段は和紙作りに励んでいる美希と森で雨宿りをするうちに、肉体関係を結んでしまう。
解説・感想:狗神の血を引く女性と新任教師の悲恋を、日本の土着的なおどろおどろしい情念の世界の中に描いた板東 眞砂子の同名小説を原田眞人が映画化した伝奇ホラー。

監督・脚本:原田眞人 原作:板東眞砂子 音楽:松村崇継 撮影:藤沢順一
出演:天海祐希/渡部篤郎/山路和弘/遊人/矢島健一/淡路恵子/藤村志保/深浦加奈子ほか


「犬神家の一族」 ★★
DVDレンタル
2006年日本 カラー135分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:信州・犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛(仲代達矢)は、不可解な遺言状を残して永眠する。 犬神家の顧問弁護士である若林は、遺産相続争いを予期して金田一耕肋(石坂浩二)に助けを求める手紙を送るが、何者かに毒入り煙草で殺害される。 そして、金田一耕肋の前で次々と関係者が殺されていく。
解説・感想:大財閥・犬神家の一族に遺された巨額の遺産をめぐって繰り広げられる殺人事件を、名探偵・金田一耕介が解き明かす推理ドラマ。 『角川映画』の第1弾として1976年に製作された横溝正史原作ミステリーを、監督の市川崑自らがリメイクした。 金田一耕介を演じるのはオリジナル版と同じ石坂浩二。他にもオリジナル版と同じキャストが数人いる。

監督:市川崑 原作:横溝正史 脚本:市川崑/日高真也/長田紀生
撮影:五十畑幸勇 音楽:谷川賢作 主題曲:大野雄二 美術:櫻木晶
出演:石坂浩二/松嶋菜々子/尾上菊之助/富司純子/松坂慶子/萬田久子/葛山信吾/池内万作/螢雪次朗/永澤俊矢/石倉三郎/尾藤イサオ/三條美紀/三谷幸喜/林家木久蔵/深田恭子/奥菜恵/岸部一徳/大滝秀治/草笛光子/中村玉緒/加藤武/中村敦夫/仲代達矢ほか


「いま、会いにゆきます」 ★★★
DVDレンタル 2005年8月7日
2004年日本(「いま、会いにゆきます」製作委員会) カラー118分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:「雨の季節に戻って来る」と自作の絵本に書き遺して、秋穂澪が逝って1年。夫・巧は妻を幸せにしてやれなかったことを、6歳の息子・佑司は自分が生まれたせいで母の寿命を縮めたことを、今も悔やんでいた。 やがて、梅雨。果たして、澪は約束通りふたりのもとに帰って来た。記憶を失くしているものの、巧との想い出を辿りながら次第に夫婦の、そして母子の絆を取り戻していく澪。
解説・感想:市川拓司による同名小説を映画化。夫と息子と、彼らのもとに戻って来た死んだ筈の妻が織り成す愛の奇跡を描いたドラマ。 監督は、映画初演出となる土井裕泰。この映画がきっかけで竹内結子と中村獅童は結婚したが、後に離婚。

監督:土井裕泰 原作:市川拓司 脚色:岡田惠和
撮影:柴主高秀 音楽:松谷卓 美術:種田陽平
出演:竹内結子/中村獅童/武井証/浅利陽介/平岡祐太/大塚ちひろ/市川実日子/中村嘉葎雄/小日向文世/YOU/松尾スズキ/森田正光/美山加恋/岡田浩暉ほか


「イルマーレ」 ★★★
原題:THE LAKE HOUSE
WOWOW
2006年アメリカ(ワーナー) カラー98分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:2006年、シカゴの病院で働くことになった医師ケイト(サンドラ・ブロック)は、湖岸に立つ一軒家からシカゴ市内に引っ越すことになる。 ケイトは郵便受けに次の住人へのメッセージを残す。湖の家に引っ越してきたアレックス(キアヌ・リーブス)は、郵便受けにあった奇妙な手紙を見つけた。 ケイトの残した手紙を不思議に思いながら、アレックスは返事を出す。なぜなら、アレックスの生きる時代は2004年だからだった。
解説・感想:イ・ジョンジェとチョン・ジヒョン共演で韓国でヒットした同名映画をハリウッドでリメイクした純愛ラブストーリー。 2004年と2006年を結ぶ不思議な郵便箱で文通を始めた男女が、実際には会えない互いへの恋心を募らせていく。 最後はオリジナル版とは異なるハッピーエンドになっている。 主演は「スピード」以来の共演となるキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック。

監督:アレハンドロ・アグレスティ 脚本:デヴィッド・アウバーン
撮影:ネイサン・クローリー 音楽:レイチェル・ポートマン
出演:キアヌ・リーヴス/サンドラ・ブロック/ショーレ・アグダシュルー/クリストファー・プラマー/ディラン・ウォルシュ/ヴィレケ・ファン・アロメーイ/リン・コリンズほか


「イン・ザ・カット」 ★★
原題:IN THE CUT
DVDレンタル 2004年
2003年アメリカ カラー119分 ドルビーステレオSR,DTS,SDDS シネスコ

物語:ニューヨークの大学で文学講師として働く女性フラニー(メグ・ライアン)。彼女が唯一、 心を許すのが腹違いの妹ポーリーン(ジェニファー・ジェイソン・リー)。ある日、フラニーの家の近隣で猟奇的な殺人事件が起こり、刑事マロイ(マーク・ラ ファロ)が彼女のもとを聞き込み調査に訪れる。その事件をきっかけに、フラニーの静かだった生活に変化が訪れる。
解説・感想:メグ・ライアンの大胆なヌードシーンが話題になったサスペンス作。サスペンスというものの、犯人捜し はおまけ程度で、ストーリーの本筋はフラニーと刑事マロイの関係にある。しかし、なんであんなヒゲオヤジがいいんだろう?

監督:ジェーン・カンピオン 原作:スザンナ・ムーア
脚本:スザンナ・ムーア/ジェーン・カンピオン 撮影:ディオン・ビーブ
音楽:ヒルマル・オルン・ヒルマルソン
出演:メグ・ライアン/マーク・ラファロ/ケヴィン・ベーコン/ジェニファー・ジェイソン・リー/ニック・デミッチほか


「インストール」 ★★
DVDレンタル 2005年5月
2004年日本(角川映画ほか) カラー94分 ドルビーステレオSR ビスタ PG-12

物語:人生の目標を見出せない17歳の女子高生・朝子。遂に頭の中がエラーを起こしフリーズ状態になってしまった彼女は、学校に行くという習慣を捨て、ついでに部屋の物を全部捨てた。 それから数日後、朝子は彼女が捨てたパソコンを拾い、アプリケーションをインストールし直した小学生・かずよしに、彼の部屋の押入れの中でエロチャットのバイトの誘いを受ける。
解説・感想:登校拒否の女子高生が、ませた男子小学生とエロチャットのバイトを通して、再生、成長していく姿を描いた青春ドラマ。監督は、本作が初の劇場用作品となる片岡K。 第38回文藝賞を受賞した綿矢りさによる同名小説が原作。第17回東京国際映画祭コンペティション部門出品、文化庁支援作品。

監督:片岡K 原作:綿矢りさ 脚色:大森美香
撮影:池田英孝 音楽:Rita iota 美術:磯田典宏
出演:上戸彩/神木隆之介/田中好子/小島聖/中村七之助/菊川怜ほか


「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」 ★★★
原題:INDIANA JONES AND THE LAST CRUSADE
DVD-BOX
1989年アメリカ(パラマウント) カラー126分 ドルビーステレオ シネスコ

物語:インディの父が行方不明になってしまった。インディは救出に向かうが、父はナチスに捕 まっていた。 そして、ナチスも聖杯を狙っていた。
解説・感想:インディ・ジョーンズ・シリーズ第3弾にして完結編。 各国を又に駆けめぐる大スケールの作品。乗り物も沢山登場。 インディの少年時代を故リバー・フェニックスが演じ、インディの傷、ヘビ嫌い、名前の由来が明かされる。 アカデミー音響効果賞受賞。

監督:スティーブン・スピルバーグ 原案:ジョージ・ルーカス/メンノ・メイエス
脚本:ジェフリー・ボーム 製作総指揮:ジョージ・ルーカス/F・マーシャル
撮影:ダグラス・スローカム 音楽:ジョン・ウィリアムス
出演:ハリソン・フォード/ショーン・コネリー/デンホルム・エリオット/アリソン・ドゥーティ/リバー・フェニックスほか


「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」 ★★★
原題:INDIANA JONES AND THE KINGDOM OF THE CRYSTAL SKULL
映画館(TOHOシネマズ緑井) 2008年
2008年アメリカ(パラマウント) カラー124分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:1957年、ジョーンズ博士(ハリソン・フォード)は、秘宝“クリスタル・スカル”を求め、相棒のマット・ウィリアムズ(シャイア・ラブーフ)とともに再び冒険の旅へと出る。 しかし、インディたちの前に、秘宝を付け狙うロシア軍が立ちはだかる。
解説・感想:考古学者インディ・ジョーンズが秘宝を求めて世界を駆け巡る冒険活劇の19年ぶりとなるシリーズ第4弾。 前作から18年後の設定の今作では、1950年代を舞台に神秘的なパワーがあるという秘宝“クリスタル・スカル”を求めて冒険の旅に出るインディの活躍を活写する。 主演は前作から引き続きハリソン・フォード。旧作からの出演者も数人いる。撮影はヤヌス・カミンスキーに変わったが、前作のダグラス・スローカムのタッチを再現している。 新たな相棒役に『トランスフォーマー』のシャイア・ラブーフ、今までと少し雰囲気が異なるケイト・ブランシェットも出演。 だが、インディ・ジョーンズとUFOは合わないと思う。

監督:スティーブン・スピルバーグ 脚本:デビッド・コープ 製作総指揮:ジョージ・ルーカス/キャスリーン・ケネディ 製作:フランク・マーシャル/デニス・L・スチュワート 撮影:ヤヌス・カミンスキー 音楽:ジョン・ウィリアムズ
原案:ジョージ・ルーカス/ジェフ・ネイサンソン
出演:ハリソン・フォード/ケイト・ブランシェット/シャイア・ラブーフ/カレン・アレン/レイ・ウィンストン/ジョン・ハート/ジム・ブロードベントほか


「インデペンデンス・ディ」 ★★★
原題:INDEPENDENCE DAY
映画館(広島宝塚1) 1996年12月14日/WOWOW 1998年7月5日(メガヒット劇場)/DVD(プレミアムエディション) 2000年11月16日
1996年アメリカ(FOX) カラー146分 ドルビーデジタル,DTS シネスコ

物語:7月2日、地球に謎の電波が発信され、やがて巨大円盤が地球の主要都市を覆う。 やがて、人々が不安に駆られる中、突然円盤が攻撃を開始、生き残った人々は力を合わせて 反撃に出る。
解説・感想:ハリウッド版「ゴジラ」のエメリッヒ監督の放った超話題作。 大掛かりなSFXが満載の非常に楽しめる映画だ。 しかし、よく見るとアラが目立ち、「何でやねん」とツッコミたくなる場面も結構ある。 アメリカでは、96年7月4日の独立記念日に公開された(日本は96年冬)。通称「ID4」と呼ばれている。 アカデミー視覚効果賞受賞。
補足:劇場公開版より長いスペシャル・エディションも存在する。DVDに2バージョン同時収録されている。

製作・脚本:ディーン・デブリン 監督・脚本:ローランド・エメリッヒ
音楽:デビッド・アーノルド
出演:ウィル・スミス/ビル・プルマン/ジェフ・ゴールドブラム/メアリー・マクドネルほか


「インナースペース」 ★★★
原題:INNERSPACE
WOWOW 1998年8月10日(夏休みSF大特集)
1987年アメリカ(ワーナー) カラー120分 ドルビーステレオSR ビスタ

物語:元パイロットのタック(クエイド)は探査船ごと縮小されてウサギの体内へ入る実験に臨ん でいた。 ところが、スパイ団の乱入で、誤ってサエない青年ジャック(ショート)の体内に入ってしまう。
解説・感想:「グレムリン」('84)の、製作スピルバーグ&監督ダンテのコンビで、「ミクロの決死圏」 ('66)を 思わせるSF冒険ファンタジー。ただし本作はドタバタ・コメディ要素を加味。 アカデミー視覚効果賞受賞。

製作:スティーブン・スピルバーグほか 監督:ジョー・ダンテ
脚本:ジェフリー・ボームほか
出演:デニス・クエイド/メグ・ライアン/マーチン・ショートほか


「陰謀のセオリー」 ★★★
原題:THE CONSPIRACY THEORY
WOWOW 1999年5月2日(映画最強宣言2days)/DVD(メル・ギブソンBOX)
1997年アメリカ(ワーナー) カラー136分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:ニューヨークでタクシー運転手をしているジェリー(ギブソン)は、世界が陰謀だらけと信 じる奇妙な男。 ある日、ジェリーは謎の男たちに拉致されかけ、司法省で働くアリス(ロバーツ)は彼の逃亡を助けるが、 次第にジェリーとアリスの謎が明かされていく。
解説・感想:ジェリーが話す陰謀話は荒唐無稽な物がほとんどだが、それが実際に出てくるのが面白い。 ジュリア・ロバーツとメル・ギブソンも組み合わせもおもしろく、なかなか楽しめるラブ・サスペンスになっている。

監督:リチャード・ドナー 脚本:ブライアン・ヘルゲランド
音楽:カーター・バーウェル 撮影:ジョン・シュワルツマン
出演:メル・ギブソン/ジュリア・ロバーツ/パトリック・スチュワートほか


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