「バーチャル・ウォーズ」　★★
原題：THE LAWNMOWER MAN
ディレクターズ・カット(DIRECTOR'S CUT)
WOWOW 1997年11月6日
1992年アメリカ(ニューライン)　カラー142分　ドルビーステレオSR　スタンダード

物語：バーチャル・リアリティー装置を応用し、人間の知能を高める実験にのぞむ アンジェロ博士(ブロスナン)は、知的傷害の青年ジョーブ(フェイヒー)を実験台に。 やがてジョーブは自分が得た超能力を暴走させる。
解説・感想：人気作家スティーブン・キング原作のＳＦサスペンス。とはいえ、原作を大幅に変えてあるようだ。 劇場公開版より約35分長いディレクターズカット版で、冒頭の猿の暴走などが追加されている。でも、つまらないのは変わらない。 原題は「芝刈り男」という情けないタイトル。続編も作られたが、本作以上につまらない。
補足：放送版では、画面の大きさがカット途中で変わってしまう等、変な所があった。

製作・脚本：ジメル・エベレット　監督・脚本：ブレット・レナード
原作：スティーブン・キング　音楽：ダン・ワイマン
出演：ピアーズ・ブロスナン／ジェフ・フェイヒー／ジェニー・ライト／ジェフリー・ルイスほか

「パーフェクトストーム」　★★★
原題：THE PERFECT STORM
DVD 2000年12月14日
2000年アメリカ(ワーナー)　カラー130分　ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS,SDDS(8ch)　シネスコ

物語：1991年10月、不漁続きで焦るアンドレアゲイル号の漁師たちは、大量を目指して港を出港。 ビリー船長やボビーらは沖で大漁に恵まれ大喜び。しかし、製氷機が故障し、嵐の中を帰る事に。 その嵐はいまだかつてない規模のパーフェスト・ストームだった。
解説・感想：実際に起こった悲劇をペーターゼン監督が映画化。 ILM製作の嵐のCG映像は大迫力で、映画を盛り上げる。音響効果も凄い！。 最初に「事実に基づいている」とあるが、船の上での出来事のほとんどが創作。

監督：ウォルフガング・ペーターゼン　脚本：ビル・ウィットクリフ　音楽：ジェームズ・ホーナー
出演：ジョージ・クルーニー／ダイアン・レイン／マーク・ウォールバーグほか

「パール・ハーバー」　★★★
原題：PEARL HARBOR
DVD 2001年12月7日
2001年アメリカ(タッチストーン)　カラー183分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　シネスコ

物語：幼馴染で、共に陸軍パイロットになったレイフとダニー。看護婦の恋人イブリンに思いを残したまま戦地に赴くレイフ。一方、イブリンとダニーはハワイへ転属。そこでレイフの戦死を聞かされ、イブリンを思うダニー。しかし、レイフは帰ってきた。間もなく日本軍が真珠湾を攻撃する。
解説・感想：ヒットメーカー、ブラッカイマーとベイのコンビで放ったヒット作。真珠湾奇襲のスペクタクルが見所。日本の描写などはかなり怪しい。なお、奇襲の時の日本軍パイロットの台詞「逃げろー」は日本公開版にしかないという話。

監督：マイケル・ベイ　製作：ジェリー・ブラッカイマー／マイケル・ベイ
脚本：ランダル・ウォレス　音楽：ハンス・ジマー　特殊効果＆アニメーション：ILM
出演：ベン・アフレック／ジョシュ・ハートネット／ケイト・ベッキンセール／キューバ・グッディングJr.／ トム・サイズモア／ジョン・ボイド／アレック・ボールドウィン／ダン・エイクロイドほか

「バイオハザード」　★★
原題：Resident Evil
DVDレンタル 2004年
2002年イギリス,ドイツ,フランス カラー101分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　ビスタ

物語：世界的製薬会社が誇る地下研究施設”ハイブ”で、人類を滅ぼす新型ウィルスが空気中に漏洩した。”バイブ”のコンピュータは地上への漏洩を防ぐため、施設を閉鎖する。そこへ施設の調査に特殊部隊が送り込まれる。しかし、彼らが遭遇したのは死んだはずの人々だった。
解説・感想：世界中でヒットした日本のカプコンのゲームソフトをハリウッドで映画化。ただし、ゲームとの関連性はほとんどなく、原題は「Resident Evil」だった。日本版は「BiOHAZARD」に差し替えられている模様。ミラ・ジョボビッチのアクションがみどころ。続編を思わす感じで終わったが、案の定続編が制作された。

監督・脚本：ポール・アンダーソン　音楽：マリリン・マンソン／マルコ・ベルトラミ　撮影：デビッド・ジョンソン
出演：ミラ・ジョボビッチ／ミシェル・ロドリゲス／エリック・メビウスほか

「バイオハザードII アポカリプス」　★★
原題：Resident Evil:Apocalypse
DVDレンタル 2004年
2004年アメリカ,カナダ,イギリス カラー91分　ドルビーデジタル,SDDS　シネスコ

物語：巨大企業アンブレラ社の地下研究所“ハイブ”での死闘から36時間後、何者かに捕えられ病院で目を覚ましたアリス。
逃げ出した彼女は、“Ｔ−ウィルス”がラクーンシティ中に蔓延していることを知る。
アリスは特殊部隊の女性隊員ジルらわずかに生き残った者たちと脱出を試みるが、街は生ける屍と化した凶暴なアンデッドたちで埋め尽くされ、
事態の隠蔽を目論むアンブレラ社が送り込んだ最強のバイオ・モンスター、ネメシスまでもが彼らの行く手を阻む。
さらに、アンブレラ社は核兵器による街全体の消滅をも実行に移そうとしていた…。
解説・感想：前作の続きから始まる続編。今回は前作とは異なり、ゲーム版の主人公であるジルの登場など、ゲーム版に近づいている。内容も前作よりは面白かった。

監督：アレクサンダー・ウィット　脚本：ポール・W・S・アンダーソン
撮影：エディ・ハミルトン　音楽：ジェフ・ダナ　編集：エディ・ハミルトン
出演：ミラ・ジョヴォヴィッチ／シエンナ・ギロリー／オデッド・フェール／トーマス・クレッチマン／ジャレッド・ハリス／サンドリーヌ・ホルト／ソフィー・ヴァヴァサーほか

「バイオハザードIII」　★★
原題：Resident Evil: Extinction
映画館(TOHOシネマズ緑井)
2007年イギリス,オーストラリア,アメリカ カラー94分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　シネスコ

物語：前作から8年、結局ウィルス汚染は食い止められず全世界へと蔓延してしまう。 ウィルスは生物以外にも自然を破壊してしまい、いまや地球は溢れ返る大量のゾンビと、砂漠化した大地に覆い尽くされた死の星となってしまっていた。 一方、アンブレラ社も地下に潜み、各支部と連携をしつつ現状の打開を模索していた。大量に複製したアリスを使い、ゾンビに対抗する手段や血清を作る実験を繰り返していた。 そんな中、わずかに生き残った人々は安住の地を求め各地を旅していた。仲間達と別れ、独り旅を続けながら各地を転々とするアリス。ふと立ち寄ったガソリンスタンドにてアラスカが安全な土地だと書かれたノートを発見し、それに僅かな希望を抱く。
解説・感想：日本のサバイバルホラー・ゲーム「バイオハザード」を映画化した人気SFアクション・シリーズの第3弾。 前作のラストから数年後、いよいよ壊滅の危機を迎えた人類の運命は？ 主演は前作、前々作に引き続きミラ・ジョヴォヴィッチ。ホラーな前作、前々作とは趣が異なる。原題の「Extinction」は「絶滅」を意味する。

監督：ラッセル・マルケイ　脚本：ポール・W・S・アンダーソン
撮影：デイヴィッド・ジョンソン　音楽：チャーリー・クロウザー
出演：ミラ・ジョヴォヴィッチ／オーディド・フェール／アリ・ラーター／イアン・グレン／アシャンティ／スペンサー・ロック／マイク・エップスほか

「陪審員」　★★
原題：THE JUROR
WOWOW 1998年10月13日
1996年アメリカ(コロムビア)　カラー119分　ドルビーステレオ,SDDS　シネスコ

物語：11歳の息子と二人暮らしをする彫刻家アニー(デミ・ムーア)は、 マフィアのボスが起こした殺人事件の陪審員となるが、彼女にマフィアが接近、 裁判を無罪にさせなければ息子を殺すと脅される。
解説・感想：デミ・ムーアがたった一人で悪と戦う母親を熱演。 ストーリーも二転三転するし、サスペンスの醍醐味も十分だが、 殺人犯がそこまで追ってくるか？てな気もする。

監督：ブライアン・ギブソン　原作：ジョージ・ドーズ・グリーン
脚本：テッド・タリー　音楽：ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演：デミ・ムーア／アレック・ボールドウィン／ジョセフ・ゴードン・レビットほか

「バスキア」　★★
原題：BASQUIAT
WOWOW 1998年9月23日
1996年アメリカ(ミラマックス)　カラー107分　ドルビーステレオ　ビスタ

物語：路上生活をする貧乏アーティストバスキアはアンディ・ウォーホルとの出会いを契機に売り出し、 たちまち人気者に。だが、恋人を失い、アンディの死に衝撃をうけたバスキアは薬に溺れていく。
解説・感想：80年代アート・シーンに彗星のごとく登場し、わずか27歳で急死したジャン・ミシェル・バスキアの半生を、 友人のシュナーベルが映画化。

監督・脚本：ジュリアン・シュナーベル　音楽：ジョン・ケイル
撮影：ロン・フォーチュナト
出演：ジェフリー・ライト／クレア・フォーラニ／マイケル・ウィンコット／デビッド・ボウイほか

「裸の銃を持つ逃亡者」　★★
原題：WRONGFULLY ACCUSED
WOWOW 2000年8月6日
1998年アメリカ　カラー86分　ドルビーデジタル　スタンダード(?)

物語：人気バイオリニストのライアン・ハリソンは、大豪邸グッヒュー邸のパーティに 招かれる。しかし、パーティ後グッヒューは何者かに殺されてしまう。誤解から逮捕されたハリソンは、 移送中の事故に乗じて脱走する。
解説・感想：ハリソン・フォードの「逃亡者」をベースに「タイタニック」「北北西に進路を取れ」「ミッション・インポッシブル」 「フィールド・オブ・ドリームス」等のパロディをふんだんに盛り込んだ「裸の銃を持つ男」のニールセン主演のナンセンス・コメディ。 適度に笑えるネタが多い。
補足：放送はスタンダードだったが、劇場公開時版は他の画面サイズだったかもしれない。

監督・脚本：パット・フロフト　音楽：ビル・コンティ
撮影：グレン・マクファーレン
出演：レスリー・ニールセン／リチャード・クレンナ／ケリー・ルブロック／サンドラ・バーンハードほか

「ハチミツとクローバー」　★★
DVDレンタル
2006年日本　カラー116分　ドルビーデジタル　ビスタ

物語：不器用な純朴青年・竹本(櫻井翔)。クールで優しい真山(加瀬亮)。天才的な才能を持つ奇人・森田(伊勢谷友介)。彼らは貧乏だが、楽しい学生生活を送る美大生だ。 ある日、花本先生の親戚のはぐみ(蒼井優)が入学してきた。はぐみに、竹本は一目ぼれ。そして森田もまた、はぐみに恋をする。
解説・感想：美大を舞台に、恋に不器用な学生たちが“全員片想い”という切ない恋模様を展開する青春ラブストーリー。 羽海野チカの人気漫画が原作。監督は本作がデビューとなる高田雅博。ちょっと話が中途半端だった気がする。

監督：高田雅博　原作：羽海野チカ　脚本：河原雅彦／高田雅博
撮影：長谷川圭二　音楽：菅野よう子　主題曲：スピッツ　美術：中村桃子
出演：櫻井翔／伊勢谷友介／蒼井優／堺雅人／加瀬亮／関めぐみ／田辺誠一／西田尚美／堀部圭亮／宮崎吐夢／銀粉蝶／利重剛／春田純一／清水ゆみ／池田鉄洋／真島啓／中村獅童ほか

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」　★★★★
原題：BACK TO THE FUTURE
レンタルビデオ／DVD
1985年アメリカ(ユニバーサル)　カラー116分　ドルビーステレオ　ビスタ(スタンダード)

物語：1985年、高校生のマーティ・マクフライ(マイケル・Ｊ・フォックス)は、ドクター・ブラウン(ロイド)に呼ばれて、 駐車場に行く。ドクはタイムマシンを発明したというが、襲撃をうけて撃たれてしまう。 マーティはタイムマシンを積んだ車で逃げるが、1955年に飛ばされてしまう。 そこで、マーティの母に一目惚れされてしまう。マーティはなんとか母と父をくっつけさせようとする。
解説・感想：大ヒット・シリーズの第１弾。タイムパラドックスの危機を描いた一応ＳＦ映画。 30年前という、比較的近い時代を選んだもの面白い。続編はすぐに作る予定は無かったらしい。 なお、本作品は当初エリック・ストルツがマーティを演じ、クランクアップ後にスタジオ側が主役交代を決めた。 そのため、実は本作品はほとんどの場面を２回撮影している。 残念ながら現在このバージョンを見る事はできない。DVDに映像特典で収録される予定だったが、 権利の問題で中止となったようだ。
補足：撮影はスタンダードのスーパー35で行われ、劇場公開時にビスタサイズにトリミングして上映された。 ビデオはスタンダードで収録されているが、LDは現在はワイドしか出てないと思う。

製作：ボブ・ゲイル／ニール・カントン　監督：ロバート・ゼメキス
原案：ロバート・ゼメキス／ボブ・ゲイル　脚本：ボブ・ゲイル
特殊視覚効果：ＩＬＭ　音楽：アラン・シルベストリ
出演：マイケル・Ｊ・フォックス／クリストファー・ロイド／リー・トンプソン／クリスピン・グローバー／トーマス・Ｆ・ウィルソンほか

「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」　★★★
原題：BACK TO THE FUTURE PART II
レンタルビデオ／DVD
1989年アメリカ(ユニバーサル)　カラー107分　ドルビーステレオ　ビスタ

物語：1955年から帰ってきたばかりマーティの元へ変な格好のドクが現れる。 ドクはマーティの子供が未来で大変な事になっていると告げる。 マーティと恋人のジェニファーはドクと共に2015年に行くが、そこで予想外の出来事が起こる。
解説・感想：大ヒット・シリーズ第２作。前作の最後から始まる。 今回もタイムパラドックスがテーマ。２作目だけあって、前作のパロディも満載。 もともとPART3の内容もPART2でする予定だったが時間が足らず、PART2とPART3は続けて撮影された。

製作：ボブ・ゲイル／ニール・カントン　監督：ロバート・ゼメキス
原案：ロバート・ゼメキス／ボブ・ゲイル　脚本：ボブ・ゲイル
特殊視覚効果：ＩＬＭ　音楽：アラン・シルベストリ
出演：マイケル・Ｊ・フォックス／クリストファー・ロイド／リー・トンプソン／トーマス・Ｆ・ウィルソンほか

「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3」　★★★★
原題：BACK TO THE FUTURE PART III
映画館(広島宝塚1)／セルビデオ／DVD
1990年アメリカ(ユニバーサル)　カラー119分　ドルビーステレオ　ビスタ

物語：1955年のマーティに手紙が届けられた。ドクは1885年に飛ばされたという。 マーティは救出に1885年に向かうが、デロリアンのガソリンが無くなってしまい、 1985年に帰れなくなってしまう。そんな中、ドクはクララという女性に恋をしてしまう。
解説・感想：大ヒット・シリーズの完結編。今回は西部劇の世界。 さすがにマイケル・Ｊ・フォックスの17歳という設定は無理がある。 ところで、一つドクは重大なミスを犯している。それは、1885年にデロリアンが２台存在している事だ。 ドクが1885年に埋めたデロリアンにガソリンが残っていれば帰れたのではないのでしょうか？ このデロリアンは、最後に出てくるタイムマシンに利用されていたりして。

製作：ボブ・ゲイル／ニール・カントン　監督：ロバート・ゼメキス
原案：ロバート・ゼメキス／ボブ・ゲイル　脚本：ボブ・ゲイル
特殊視覚効果：ＩＬＭ　音楽：アラン・シルベストリ　主題歌：ＺＺトップ
出演：マイケル・Ｊ・フォックス／クリストファー・ロイド／メアリー・クリスティーンバーゲン／トーマス・Ｆ・ウィルソン／リー・トンプソンほか

「バックドラフト」　★★★★
原題：BACKDRAFT
ビデオレンタル／セルビデオ／DVD(SPE版) 1999年6月25日／ＬＤ(ＴＶサイズ)
1991年アメリカ(ユニバーサル)　カラー135分　ドルビーステレオ　シネスコ

物語：子供の頃、消防士の親を亡くした兄弟、スティーブンとブライアン。 スティーブンは消防士になっていて、ブライアンも消防士になったが、挫折する。 そして、バックドラフト現象を使った事件が起こり、意外な犯人が浮上する。
解説・感想：ロン・ハワード監督による消防士たちのドラマを描いた傑作。最後に感動させらせる物語である。 バックドラフトとは、火災の時に部屋が密閉されていた時、空気がないので延焼はあまり進まない。 しかし、火は消えたわけでない。そこへ、窓を割ったりドアを開けたりした時に空気が流れ込み、 大爆発を起こす現象の事で、消防士が最も恐れる現象である。 この炎の描写のSFXはILMが担当し、まるで生き物のように動く炎が印象的だ。 音響も、炎の音に生々しい効果を与えるため、声などを加えているそうだ。
補足：本作の撮影サイズはスーパー35のスタンダードで、劇場公開時にシネスコにトリミングして上映された。 ビデオのTVサイズ版はこれが収録されている。LD、DVD、ビデオのワイド版はシネスコ収録である。 MUSE LD版はスタンダードサイズを16:9のハイビジョンサイズにトリミングしてある。

監督：ロン・ハワード　脚本：グレゴリー・ワイデン
撮影：ミカエル・サロマン　音楽：ハンス・ジマー　特殊視覚効果：ＩＬＭ
出演：カート・ラッセル／ウィリアム・ボールドウィン／スコット・グレン／ジェニファー・ジェイソン・リー／ レベッカ・デモーネイ／ドナルド・サザーランド／ロバート・デニーロほか

「はつ恋」　★★★
DVD 2001年5月19日
1999年日本(「はつ恋」製作委員会)　カラー115分　ドルビーステレオ　ビスタ

物語：高校生の聡夏は、悪性腫瘍で入院した母の古いオルゴールから、母が初恋の相手に宛てた 未投函の恋文を見つける。自分の初恋に敗れた聡夏は、24年前の母の思いを伝えようと宛名の男性藤木を探す。
解説・感想：田中麗奈主演の青春映画の秀作。母親役の原田美枝子や、 母の初恋の相手藤木役の真田広之のダメ男ぶりが良い。

監督：篠原哲雄　脚本：長澤雅彦　音楽監督：久石譲
出演：田中麗奈／原田美枝子／真田広之／平田満／佐藤允／仁科克基ほか

「パッチ・アダムス」　★★★
原題：PATCH ADAMS
DVD(C.E) 2000年4月15日
1998年アメリカ(ユニバーサル)　カラー115分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　シネスコ

物語：医学生のパッチ(ウィリアムス)は、学校の規則を無視して入院中の患者たちと交流を繰り返していた。 そんな彼を快く思わない学部長と対立した彼は、理解ある富豪の出資で無料の治療院を開設する。
解説・感想：実際に存在する、笑いを治療法として使用した通称パッチ・アダムスの人生を、 ユーモアたっぷりに脚色して描いた感動作。ロビン・ウィリアムスのパフォーマンスも楽しい

監督：トム・シャドヤック　脚本：スティーブン・オーデカーク　音楽：マーク・シャイマン
出演：ロビン・ウィリアムス／ダニエル・ロンドン／モニカ・ポッターほか

「バットマン」　★★
原題：BATMAN
WOWOW 2001年2月10日
1989年アメリカ(ワーナー)　カラー127分　ドルビーステレオ　ビスタ

物語：幼い頃眼前で両親を強盗に射殺された大富豪ブルース・ウェインは、 黒いマントで身をまとい、悪と戦うバットマンと名乗る。 その頃、ゴッサムシティは怪人ジョーカーの脅威にさらされていた。
解説・感想：アメリカンコミックのヒーローの本格映画化。この後何度も作られるシリーズ第１作。 ジャック・ニコルソンのキレた演技も見もの。

監督：ティム・バートン　原作：ボブ・ケイン
脚本：サム・ハム／ウォーレン・スカーレン　音楽：ダニー・エルフマン
出演：マイケル・キートン／ジャック・ニコルソン／キム・ベイシンガーほか

「バットマン リターンズ」　★★
原題：BATMAN RETURNS
WOWOW 2001年2月10日
1992年アメリカ(ワーナー)　カラー127分　ドルビーデジタル　ビスタ

物語：大富豪ブルース・ウェインことバットマン。今回はペンギンとキャットウーマンを相手に戦う。
解説・感想：前作に続きティム・バートンとマイケル・キートンコンビのバットマン第2作。 バートン映画に良く出てくるタイプのチャラクター・ペンギンをダニー・デビートが見事に演じている。
補足：本作はドルビーデジタルの初採用作品である。

製作・監督：ティム・バートン　原作：ボブ・ケイン
脚本：ダニエル・ウォーターズ　音楽：ダニー・エルフマン
出演：マイケル・キートン／ミシェル・ファイファー／ダニー・デビート／クリストファー・ウォーケンほか

「バットマン　フォーエヴァー」　★★
原題：BATMAN FOREVER
WOWOW
1995年アメリカ(ワーナー)　カラー122分　ドルビーデジタル,SDDS　ビスタ

物語：ゴッサムシティの平和を守るバットマンに新たな強敵が出現。今度の敵は、顔半分が焼けたトゥー・フェイスと元科学者のなぞなぞ怪人リドラー。が、バットマンにもロビンという強い見方が加わる。
解説・感想：大ヒットシリーズ第３弾。初めてバットマン役に挑んだキルマーを始め、ジョーンズ、キャリー、キッドマンら豪華キャスティングに注目。リドラーは昔のTVシリーズではナゾラーと呼ばれていた気がする。

監督：ジョエル・シュマッカー　脚本：アキヴァ・ゴールズマン／リー・バッチラー
音楽：エリオット・ゴールデンサール
出演：バル・キルマー／トミー・リー・ジョーンズ／ジム・キャリー／クリス・オドネル／ニコール・キッドマン／ドリュー・バリモアほか

「バットマン＆ロビン Mr.フリーズの逆襲」　★★
原題：BATMAN AND ROBIN
WOWOW 1999年1月13日
1997年アメリカ(ワーナー)　カラー125分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　ビスタ

物語：ゴッサムシティを"氷の帝国"に変えようとする、元学者の怪人Mr.フリーズと、 魔性の女ポイズン・アイビーらを相手に、バットマン＆ロビン、そしてバットガールが立ち向かう。
解説・感想：３代目バットマンのクルーニーが登場するシリーズ第４弾。 ストーリーは回を増すごとに次第に明るくなっている。今回は遂にバットガールが登場してしまう。 フリーズ役のシュワちゃんやアイビー役のユマ・サーマンなど、出演者も豪華。

監督：ジョエル・シュマッチャー　脚本：アキバ・ゴールドマン
出演：アーノルド・シュワルツネッガー／ジョージ・クルーニー／ユマ・サーマン／クリス・オドネルほか

「ハドソン・ホーク」　★★★
原題：HUDSON HAWK
WOWOW／DVD 2000年11月3日
1991年アメリカ(トライスター)　カラー100分　ドルビーステレオSR　ビスタ

物語：世紀の大怪盗ハドソン・ホーク(ブルース・ウィリス)。親友のトミー(ダニー・アイエロ)と共にオークション会場に侵入し、<スフォルツア>を盗み出すことに成功する。ローマに移動したホークは、奇妙な夫婦メイフラワーが世界制覇を企み、最高の怪盗を必要としている事を知る。彼らはトミーを人質にして、ホークにダ・ビンチ作のスケッチブック<コデックス>を盗み出させる。メイフラワー夫妻の目的はホークが盗み出した物の中に隠されていたクリスタルから純金を生み出す装置を完成させる事だった。
解説・感想：怪盗ハドソン・ホークと世界制覇を企む夫婦等が入り乱れて繰り広げられるアクション・アドベンチャー。 ブルース・ウィリスの趣味が反映されて、ミュージカルっぽい所もある。独特な演出で一部でカルト的人気のある作品。

監督：マイケル・レーマン　脚本：スティーヴン・Ｅ・デ・スーザ／ダニエル・ウォーターズ
音楽：マイケル・ケイメン／ロバート・クラフト
出演：ブルース・ウィリス／ダニー・アイエロ／アンディ・マクドウェル／ジェームズ・コバーン／リチャード・Ｅ・グラントほか

「パトリオットゲーム」　★★★
原題：PATORIOT GAMES
WOWOW
1992年アメリカ(パラマウント)　カラー117分　ドルビーステレオ　シネスコ

物語：元ＣＩＡアナリストのジャック・ライアン。英国でテロ事件に遭遇した彼がテロリストの一人を射殺。 それがもとで妻子が、殺されたテロリストの仲間の復讐の標的になる。
解説・感想：トム・クランシーのベストセラーの映画化。ジャック・ライアン・シリーズの第2作。 第1作「レッド・オクトーバーを追え」ではジャック役はアレック・ボールドウェンからハリソン・フォードに、 監督はジョン・マクティアナンからフィリップ・ノリスに交代している。スパイ衛星を始め、緊張感あふれる展開が楽しめる。

監督：フィリップ・ノリス　原作：トム・クランシー
脚本：Ｗ・ピーター・イーリフほか　音楽：ジェームズ・ホーナー
出演：ハリソン・フォード／アン・アーチャー／パトリック・バージン／ソーラ・バーチ／リチャード・ハリスほか

「バトル・ロワイアル」　★★
劇場公開版
WOWOW 2001年12月8日
2000年日本(「バトル・ロワイアル」製作委員会)　カラー114分　ドルビーデジタル　ビスタ
特別篇
WOWOW 2001年12月15日
2001年日本(「バトル・ロワイアル」製作委員会)　カラー122分　ドルビーデジタル　ビスタ

物語：近未来、修学旅行のバスの中で気を失った城岩中学3年B組の生徒た42人は、新世紀教育改革法・通称BR法により、無人島で互いに殺し合いを強要される。
解説・感想：高見広春のベストセラーをバイオレンスの巨匠・深作欣二が映画化。藤原竜也、柴咲コウら若手スター共演による衝撃作。
特別篇は劇場公開後に追加撮影を行うという邦画初の試みが行われ、全編の60%に手が加えられた。特にラストシーンが印象的。

監督：深作欣二　原作：高見広春　脚本：深作健太
音楽：天野正道　撮影：柳島克己
出演：藤原竜也／前田亜季／山本太郎／ビートたけし／栗山千明／柴咲コウ／安藤政信／宮村優子ほか

「花とアリス」　★★★
WOWOW
2004年日本　カラー135分　ドルビーSR　ビスタ

物語：一目惚れした先輩・宮本と同じ落語研究会に入部した高校生のハナ。ある日、宮本がガレージのシャッターに頭をぶつけて意識朦朧としているどさくさに紛れて、自分が今カノだと信じ込ませる。 その嘘の為に幼なじみのアリスを宮本の元カノ役として巻き込んだが、宮本はアリスに好意を寄せるようになり、アリスもまた宮本に心惹かれるようになっていく。
解説・感想：親友同士の女子高生と、彼女たちが想いを寄せる先輩男子が繰り広げる恋愛騒動を描いた青春映画で、インターネット配信された全3章4話構成のショート・フィルムの劇場版。

監督・プロデューサー・脚本・音楽・編集：岩井俊二
アソシエイト・プロデューサー：前田浩子　撮影：角田真一
出演：鈴木杏／蒼井優／郭智博／坂本真／相田翔子／平泉成／木村多江／広末涼子／大沢たかお／阿部寛／吉岡秀隆ほか

「ＨＡＮＡ−ＢＩ」　★★★
WOWOW 1999年3月7日(映画最強宣言2days)
1997年日本　カラー104分　ドルビーステレオ　ビスタ

物語：西刑事(ビートたけし)が不治の病を患う妻(岸本加世子)を見舞っている間に、 同僚刑事の堀部(大杉漣)が撃たれる。警察を辞めた西は残された日々を妻と過ごすため、 その資金を銀行強盗によって得る。
解説・感想：ベネチア映画祭金獅子賞を受賞し、北野武の名を世界に轟かした作品。 国内でも、北野映画７作目にして初のヒットを記録した。 セリフが少なく、時間軸も前後する編集になっているため、若干物語が複雑になっている。 北野ブルーと呼ばれる青を基調とする美しい映像が見物。久石譲の音楽も良い。 劇中に登場する絵は全て北野監督によるもの。 最後のシーンに、ビートたけしの娘・北野井子(クレジット表記は名前が違っている)が出演していたり、逸見政孝の息子・逸見太郎も出ていたりする。 雪のシーンの一部がクレーンが映り込んでいたのか、ＣＧで消された形跡が残っているが、かなり不自然だった。 また、その直前のシーンで白竜が早く撃ちすぎた為、車のガラスに穴があいてしまい、なんとか編集でごまかしている(一瞬でコマ送りでないと分からない)。 日本アカデミー賞では11部門ノミネートされたが、最優秀賞を受賞したのは音楽賞だけだった。 ベネチア映画祭金獅子賞・日本アカデミー最優秀音楽賞受賞

監督・脚本・編集：北野武　撮影：山本英夫　音楽：久石譲
出演：ビートたけし／岸本加世子／大杉漣／寺島進／白竜／渡辺哲／薬師寺保栄／芦川誠／逸見太郎／北野井子ほか

「花嫁はエイリアン」　★★
原題：MY STEPMOTHER IS AN ALIEN
NHK BS2 1998年10月28日
1988年アメリカ　カラー108分　ドルビーステレオ　ビスタ

物語：科学者スティーブ(エイクロイド)は、実験に失敗しある惑星を絶滅の危機に陥らせる。 惑星を救うため、女性エイリアン(ベイシンガー)がやってくるが、スティーブは彼女に一目ぼれし、妻に迎える。
解説・感想：なんかＢ級映画の雰囲気。ベイシンガー演じるエイリアンは色気があるが行動が笑える。アメリカ本国ではPG-13指定。

製作：ロナルド・パーカー／フランクリン・Ｒ・レビー　監督：リチャード・ベンジャミン
脚本：ジュリコ＆ハーシェル・ワイングッドほか
出演：ダン・エイクロド／キム・ベイシンガー／ジョン・ロビッツほか

「花より男子ファイナル」　★★
WOWOW 2009年
2008年日本　カラー131分　ドルビーデジタル　ビスタ

物語：道明寺（松本潤）がつくし（井上真央）にプロポーズしてから4年。2人は全世界に向け、盛大な婚約発表会見を決行。 その後、結納を交わしたつくしは、道明寺の母・楓（加賀まりこ）から、道明寺家に嫁ぐ者に代々受け継がれてきたティアラ“ビーナスの微笑”を贈られる。 しかしその夜、何者かにティアラを盗まれてしまう。
解説・感想：神尾葉子のベストセラー・コミックを原作に、貧乏なヒロインと財閥の御曹司の恋愛模様がコミカルに繰り広げられる大ヒットテレビドラマを映画化。 待望の映画版では、「花より男子2〜リターンズ〜」から4年後を舞台に、結婚を控えた道明寺とつくしに降りかかるトラブルを描くシリーズ完結編。 原作にはない映画ならではのオリジナル展開となっている。主演の井上真央と松本潤をはじめ、各キャストは続投。

監督：石井康晴　原作：神尾葉子
脚本：サタケミキオ　音楽：山下康介
出演：井上真央／松本潤／小栗旬／松田翔太／阿部力／西原亜希／佐藤めぐみ／加藤夏希／佐田真由美／デビット伊東／鶴見辰吾／佐々木すみ江／深田あき／松岡恵望子／北大路欣也／加賀まりこほか

「パニック・ルーム」　★★★
原題：PANIC ROOM
DVDレンタル 2004年
2002年アメリカ(コロムビア)　カラー113分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　シネスコ

物語：離婚したばかりのメグは、娘と２人で緊急避難室”パニック・ルーム”のある豪邸に引っ越してくる。しかしその夜、３人の賊が侵入し、母娘はパニック・ルームに逃げ込む。だが、彼らの目的はパニック・ルームに隠された大金だった。
解説・感想：鬼才デビッド・フィンチャー監督とジョディ・フォスターが初めて組んだサスペンス作。シチュエーションはシンプルな構成になっているが、細かい演出がうまい。でも、最後はちょっとねぇ…。

監督：デビッド・フィンチャー　脚本：デビッド・コープ
音楽：ハワード・ショア　撮影：コンラッド・ホール
出演：ジョディ・フォスター／フォレスト・ウィテカー／ジャレッド・レトーほか

「ハプニング」　★★
原題：THE HAPPENING
映画館(広島バルト11) 2008年8月1日
2008年アメリカ(FOX)　カラー91分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　ビスタ

物語：ある日突然、アメリカ全土からミツバチが消えるという異常現象を皮切りに、世界中の人々が突然自殺に至る病がまん延し始める。 その危機の中で主人公（マーク・ウォールバーグ）は家族を守るために迫りくる「何か」に追い込まれながらも、逃避行を続ける。
解説・感想：「何か」に追い詰められ、人類滅亡の岐路に立たされた人々の姿を描くサスペンス大作。 『シックスセンス』『サイン』など独特な感性と展開で熱狂的なファンを持つM・ナイト・シャマラン監督作品。 唐突な結末に見る者は驚愕する？

監督・脚本：M・ナイト・シャマラン
製作総指揮：ロニー・スクリューワーラー／ザリーナ・スクリューワーラー／ロジャー・バーンバウム／ゲイリー・バーバー
音楽：ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演：マーク・ウォールバーグ／ズーイー・デシャネル／ジョン・レグイザモ／アシュリン・サンチェス／スペンサー・ブレスリン／ベティ・バックリー／ヴィクトリア・クラーク／フランク・コリソン／ロバート・ベイリー・Jr／ジェレミー・ストロング／アラン・ラック／M・ナイト・シャマラン／アリソン・フォランド／クリステン・コノリーほか

「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」　★★
WOWOW 2009年
2006年日本　カラー116分　ドルビーデジタル　ビスタ

物語：2007年。日本の経済は破綻し、国家の崩壊が目前に迫っていた。その頃、フリーターの田中真弓(広末涼子)のもとに、疎遠だった母・真理子(薬師丸ひろ子)の訃報が届く。 葬儀の後、財務省に勤める下川路(阿部寛)が真弓のもとを訪れ、真理子は死んでおらず、自作のタイムマシンで1990年にタイムスリップしたという真実を打ち明ける。 下川路と真理子はバブル崩壊を食い止め、歴史を変えるプロジェクトを進めていたのだ。そこで真弓は、母親を救うためドラム式の洗濯機型のタイムマシンで1990年の世界へと乗り込んだ。
解説・感想：フリーターの女の子がバブル時代の東京にタイムスリップして、日本経済を救おうとする騒動を描いたコメディ。 80年代後半〜90年前半代に流行したホイチョイ・プロダクションズが原作。監督はホイチョイ・プロダクションズの馬場康夫。

監督：馬場康夫　原作：ホイチョイ・プロダクションズ　脚本：君塚良一
撮影：松島孝助　特撮監督：尾上克郎　音楽：本間勇輔　美術：清水剛
出演：阿部寛／広末涼子／薬師丸ひろ子／吹石一恵／伊武雅刀／伊藤裕子／劇団ひとり／小木茂光／森口博子／飯島直子／飯島愛／ラモス瑠偉／八木亜希子ほか

「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」　★★★
原題：THE MUMMY
DVD(C.E) 1999年12月19日
1999年アメリカ(ユニバーサル)　カラー125分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　シネスコ

物語：紀元前1290年古代エジプト。高僧イムホテップは国王の愛人と恋に落ち、ミイラのまま永遠に生き続ける極刑に処された。 時は流れ1923年。王の秘宝が眠る都ハムナプトラを求めて探検隊一行がやってきたが、邪悪な魂を封印した古代文書を見つけ、 その文書を読み上げてしまい、イムホテップが再生する。再生したイムホテップは次第に力をつけていき、 エジプトに伝わる恐怖の伝説「10の災い」が現実のものとなる。
解説・感想：1932年の「ミイラ再生」のリメイク。現代風にアレンジが加えられている。 特にCGがうまく使われている。当時ILMは「スターウォーズ エピソードI」の製作も行っており、互いに技術を競いあったそうだ。
補足：本作品のDVDは過去に2種発売されており、最初に発売されたものはメニュー等が英語で、対訳ブックが付属していた。

監督・脚本：スティーブ・ソマーズ　音楽：ジェリー・ゴールドスミス　特殊視覚効果：ILM
出演：ブレンダン・フレイザー／レイチェル・ワイズ／ジョン・ハナ／ケビン・Ｊ・オコナー／アーノルド・ボスルー／ジョナサン・ハイドほか

「ハムナプトラ2 黄金のピラミッド」　★★★
原題：THE MUMMY RETUENS
映画館(福山スカラ座2) 2001年7月25日
2001年アメリカ(ユニバーサル)　カラー130分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　シネスコ

物語：ハムナプトラから帰還後結婚したリックとエブリン。ある日、息子アレックスがエジプト王家の部屋から発見した黄金のブレスレットを嵌めたまま誘拐される。息子を救うため、2人はエジプトに向けて出発する。
解説・感想：前作に続きお馴染みメンバーが再結集。新たに人気プロレスラーのザ・ロックが古代戦士役で出演しているのがみどころ。今作の外伝として、「スコーピオン・キング」が制作された。洪水シーンを始め前作同様CGを駆使した映像が楽しい。
前作の「THE MUMMY」の邦題を「ハムナプトラ」としてしまったため、ハムナプトラとは無関係な今作にもハムナプトラのタイトルが付けられている。

監督・脚本：スティーブ・ソマーズ　音楽：アラン・シルベストリ　撮影：エイドリアン・ビドル
出演：ブレンダン・フレイザー／レイチェル・ワイズ／ジョン・ハナ／アーノルド・ボスルー／ザ・ロックほか

「ハリー・ポッターと賢者の石」　★★★
原題：HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE
映画館(ワーナーマイカルシネマズ広島4) 2002年1月4日
2001年イギリス(ワーナー)　カラー152分　ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS,SDDS(8ch)　シネスコ

物語：両親を亡くし、意地悪な叔母夫婦と暮らすハリーの11歳の誕生日に届いた手紙。それはホグワーツ魔法魔術学校の入学許可証。実は彼の両親は優秀な魔法使いだったのだ。入学したハリーを待っていたのは？
解説・感想：世界中の読者を虜にしたＪ・Ｋ・ローリング原作のファンタジーを映画化した大ヒット作第１弾。ハリー役に抜擢されたラドクリフを始め子役たちの魅力とＣＧを駆使したファンタスティックな世界観は大人も楽しめる。

監督：クリス・コロンバス　原作：Ｊ・Ｋ・ローリング
脚本：スティーブ・クローブス　音楽：ジョン・ウィリアムス
出演：ダニエル・ラドクリフ／ルパート・グリント／エマ・ワトソン／リチャード・ハリスほか

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」　★★★
原題：HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS
DVD
2002年イギリス(ワーナー)　カラー162分　ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS,SDDS(8ch)　シネスコ

物語：ホグワーツ魔法魔術学校での2年目を迎えたハリー。が、学校内には不穏な空気が。やがて壁に現れた「秘密の部屋は開かれたり」という不気味なメッセージとともに、生徒たちが次々と石にされる事件が発生する。
解説・感想：大ヒットした前作に続き、ハリーがホグワーツに封印した忌わしい謎を解明する第2弾。たくましく成長したハリーとロンたちの活躍、よりミステリー要素が濃くなった物語も楽しい。

監督：クリス・コロンバス　原作：Ｊ・Ｋ・ローリング
脚本：スティーブ・クローブス　音楽：ジョン・ウィリアムス
出演：ダニエル・ラドクリフ／ルパート・グリント／エマ・ワトソンほか

「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」　★★★
原題：HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN
映画館（広島スカラ座） 2004年7月1日
2004年イギリス(ワーナー)　カラー143分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　シネスコ

物語：13歳になったハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は今年の夏休みも、あの陰険なダーズリー一家と過ごすはめになった。 勝手に魔法を使ってしまったハリーは、ダーズリー家から脱走、派手な紫色の3階建てバスに乗り、居酒屋「漏れ鍋」に到着。 そこには魔法省の大臣コーネリアス・ファッジがいたが、この居酒屋で一夜を明かすよう説得する。 ファッジがハリーを引き止めた背景には、アズカバン監獄から脱走した魔法界の要注意人物シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)の存在があった。
解説・感想：J・K・ローリングの一大ベストセラーを映画化したファンタジー・シリーズの第3弾。前2作の監督を務めたクリス・コロンバスに代わってアルフォンソ・キュアロンが監督を務める。 レギュラー陣に加え、イギリス出身の性格俳優ゲイリー・オールドマン、デイヴィッド・シューリス、新しいダンブルドア校長にマイケル・ガンボンなど実力派が多数揃った。

監督：アルフォンソ・キュアロン　原作：Ｊ・Ｋ・ローリング
脚本：スティーブ・クローブス　音楽：ジョン・ウィリアムス
出演：ダニエル・ラドクリフ／ルパート・グリント／エマ・ワトソン／ジュリー・クリスティ／ロビー・コルトレーン／マイケル・ガンボン／ゲイリー・オールドマンほか

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」　★★★
原題：Harry Potter and the Goblet of Fire
DVD
2005年イギリス(ワーナー)　カラー157分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　シネスコ

物語：新学期初日、伝説の三大魔法学校対抗試合がホグワーツで再開されることになったと、ダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)が発表。 選手は、立候補した生徒の中から、炎のゴブレットが各校の代表選手1名ずつを選び出す。しかし、参加資格がないはずのハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)も選手に選ばれてしまった。
解説・感想：魔法学校の生徒たちの活躍を描く人気ファンタジー・シリーズの第4弾。原作はJ・K・ローリングのベストセラー小説。 監督はマイク・ニューウェルに交代。脚本はシリーズ前3作に続きスティーヴ・クローヴス。

監督：マイク・ニューウェル　原作：J・K・ローリング
脚本：スティーブン・クローブス　撮影：ロジャー・プラット
音楽：パトリック・ドイル　美術：スチュアート・クレイグ
出演：ダニエル・ラドクリフ／ルパート・グリント／エマ・ワトソン／ロバート・パティンソン／スタニスラフ・アイエネフスキー／クレマンス・ポエジー／ブレンダン・グリーソン／トム・フェルトン／ケイティー・ラング／マシュー・ルイス／ロビー・コルトレーン／レイフ・ファインズ／ゲイリー・オールドマン／マギー・スミスほか

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」　★★★
原題：HARRY POTTER AND THE ORDER OF THE PHOENIX
映画館(TOHOシネマズ緑井)／DVD
2007年イギリス(ワーナー)　カラー138分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　シネスコ

物語：夏のある日、暗い路地をハリーと従兄のダドリー・ダーズリーと歩いていると、空が突然暗くなり、二人は吸魂鬼に襲われた。 ハリーは自分の身を守るため魔法を使い、危機を免れた。しかし魔法省は魔法界以外では魔法の使用を禁じられているとして、ハリーをホグワーツ魔法魔術学校から退学処分にしようとする。 だがダンブルドア校長の働きかけにより、退学処分は保留となった。そしてハリーは、不死鳥の騎士団の仲間と共に、本部となっているブラック邸に出発するのだった。
解説・感想：J・K・ローリングの世界的ベストセラー、「ハリー・ポッター」シリーズの映画版第5弾。 ホグワーツ魔法学校の5年生になったハリーがダンブルドア軍団を結成し、復活した宿敵ヴォルデモート卿と一戦交える。 シリーズのレギュラーが続投している。監督はイギリスのTV界で活躍してきたデイヴィッド・イェーツが担当。

監督：デイヴィッド・イェーツ　脚本：マイケル・ゴールドバーグ
撮影：スワヴォミール・イジャック　音楽：ニコラス・フーパー　美術：スチュアート・クレイグ
出演：ダニエル・ラドクリフ／ルパート・グリント／エマ・ワトソン／ヘレナ・ボナム＝カーター／ロビー・コルトレーン／ワーウィック・デイヴィス／レイフ・ファインズ／マイケル・ガンボン／ブレンダン・グリーソン／リチャード・グリフィス／ジェイソン・アイザックス／ゲイリー・オールドマンほか

「ハリー・ポッターと謎のプリンス」　★★★
原題：HARRY POTTER AND THE HALF-BLOOD PRINCE
映画館(109シネマズ広島)
2009年アメリカ(ワーナー)　カラー154分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　シネスコ

物語：ホグワーツはもはや安全な場所ではなくなっていた。ハリー・ポッターは学校の中にも危険が潜んでいるのではないかと疑うが、最終決戦が迫っていることを知るダンブルドア校長はハリーに戦いの準備をさせることに力を注ぐ。そんな中、ダンブルドアは旧友であり、元同僚でもあり、有力なコネを持つホラス・スラグホーンを学校に迎え入れる。
解説・感想：J・K・ローリング原作のベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの映画化第6作。監督は前作と同じくデヴィッド・イェーツが担当。キャスト陣も引き続き出演している。本作では本編の一部がIMAXで3D上映された。

監督：デヴィッド・イェーツ　脚本：スティーヴ・クローヴス　原作：Ｊ・Ｋ・ローリング
撮影：ブリュノ・デルボネル　音楽：ニコラス・フーパー
出演：ダニエル・ラドクリフ／エマ・ワトソン／ルパート・グリント／マイケル・ガンボン／アラン・リックマン／ヘレナ・ボナム・カーター／ジム・ブロードベント／ロビー・コルトレーン／ティモシー・スポールほか

「ハンニバル」　★★★
原題：HANNIBAL
映画館(広島ルーブル) 2001年5月1日
2000年アメリカ(ユニバーサル=MGM)　カラー131分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　ビスタ　R-15

物語：逃亡後、レクター博士はフィレンツェで名前を変えて暮らしていた。が、周囲には彼に復讐しようと企む大富豪や刑事が。一方クラリスは仕事の不始末から局内で孤立。その彼女にレクターから手紙が届く。
解説・感想：『羊たちの沈黙』から10年。レクターとクラリスの新たな確執をスコット監督が描いた話題作。レクター役のホプキンスは前作から続いて出演。クラリス役は前作のジョディ・フォスターからジュリアン・ムーアに変更になった。スコット監督ならではの美しい映像は必見。

監督：リドリー・スコット　原作：トマス・ハリス
脚本：スティーブン・ザイリアン／デビッド・マメット　音楽：ハンス・ジマー
出演：アンソニー・ホプキンス／ジュリアン・ムーア／レイ・リオッタ／ゲイリー・オールドマンほか

「ハンニバル・ライジング」　★★
原題：HANNIBAL RISING
スターチャンネルHV 2008年
2007年アメリカ=イギリス=フランス(MGM)　カラー121分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　シネスコ

物語：リトアニアの名門貴族に生まれたハンニバル。しかし1944年、戦禍を逃れるために家族はレクター城から隠れ家に逃れるが、 ハンニバルは妹ミーシャと2人きりになってしまう。しかし、隠れ家に敗走してきたドイツ軍人たちに発見され、ハンニバルとミーシャは拘束される。 拘束した男たちは立ち往生せざるを得なくなり、やがて食料も尽きはじめ、ドイツ軍人はハンニバルの前で妹ミーシャを食す。 あまりの衝撃にハンニバルはこの時の記憶を失ってしまう。それから8年後…。
解説・感想：トマス・ハリスの同名小説を映画化。「羊たちの沈黙」「ハンニバル」に登場するハンニバル・レクター博士の幼少から青年期を描くシリーズ4作目。 脚本はこれが初脚本作となる原作者のトマス・ハリス。完全版は劇場公開版より9分長い。

監督：ピーター・ウェーバー　原作・脚本：トマス・ハリス
撮影：ベン・デイヴィス　音楽：アイラン・エシュケリ／梅林茂
出演：ギャスパー・ウリエル／コン・リー／リス・エヴァンス／ケヴィン・マクキッド／ドミニク・ウェスト／リチャード・ブレイク／スティーブン・ウォルターズ／アイヴァン・マレヴィック／ゴラン・コスティック／チャールズ・マックイグノン／リチャード・リーフほか

「ピースメーカー」　★★★
原題：THE PEACEMAKER
WOWOW 1999年8月4日
1997年アメリカ(ドリームワークス)　カラー124分　ドルビーデジタル,DTS,SDDS　シネスコ

物語：ロシアが解体した核弾頭10基を何者かが略奪。国防総省のデヴォー大佐とホワイトハウスの核兵器密輸対策チームの ケリー博士はその行方を探してウィーンから東欧へ。さらにニューヨークにも危機が！
解説・感想：スピルバーグらが主宰する新映画会社ドリームワークスの第１回作品として話題になったサスペンス巨編。 ダイナミックな展開はとても女性監督とは思えないほどだ。

監督：ミミ・レーダー　脚本：マイケル・シファー　音楽：ハンス・ジマー
出演：ジョージ・クルーニー／ニコール・キッドマン／アーミン・ミューラー・スタールほか

「ピーナッツ」　★★
WOWOW
2005年日本　カラー115分　DTSステレオ　ビスタ

物語：草野球チーム「富士沢ピーナッツ」で“伝説のサード”と呼ばれた男・秋吉(内村光良)が、久しぶりに地元へ戻ってきた。 10年前に優勝した「ピーナッツ」を題材にしたエッセイが評価され、東京でスポーツライターとして活躍していた。 秋吉は「新生ピーナッツ」を立ち上げるべく、元チームメイトと再会する。
解説・感想：お笑いコンビ“ウッチャンナンチャン”の内村光良が初メガホンを握ったハートウォーミング野球ドラマ。 出演は、さまぁ〜ず(三村マサカズ、大竹一樹)、TIM(ゴルゴ松本、レッド吉田)、ふかわりょうらバラエティ番組『内村プロデュース』のレギュラー陣がそろった。 他にも内村光良にゆかりのある芸能人が多数出演している。

監督：内村光良　脚本：内村光良／益子昌一
撮影：谷川創平　音楽：ロケットマン／梅堀淳　主題曲：NO PLAN
出演：内村光良／三村マサカズ／大竹一樹／ゴルゴ松本／レッド吉田／ふかわりょう／佐藤めぐみ／飯尾和樹／青木忠宏／藤重政孝／中島ひろ子／奥貫薫／入江雅人／中島知子／原田泰造／ウド鈴木／出川哲朗／竹中直人ほか

「ＨＥＲＯ」　★★
WOWOW 2008年
2007年日本　カラー130分　ドルビーデジタル　シネスコ

物語：6年ぶりに東京地検城西支部へと久利生公平(木村拓哉)が戻ってきた。久利生は、芝山検事(阿部寛)が起訴した過失致死事件を任される。 簡単に結審すると思われていた裁判は、初公判で容疑者が犯行を全面否認するところから意外な展開を迎える。 刑事事件の無罪獲得数日本一という蒲生(松本幸四郎)が弁護を担当し、背後に潜む事態の大きさを久利生は感じる。
解説・感想：フジテレビで歴代1位の高視聴率記録を樹立したテレビドラマ『HERO』を、オリジナル版のキャスト＆スタッフで映像化。 映画版ならではのゲストに韓流スターのイ・ビョンホン、松本幸四郎、森田一義らが登場。松本幸四郎、松たか子の親子共演となった。 脚本はテレビシリーズを手掛けたの福田靖、監督はテレビ版のメインディレクターを務めたの鈴木雅之。もう少し映画的な盛り上がりが欲しかった。

監督：鈴木雅之　脚本：福田靖
撮影：蔦井孝洋　音楽：服部隆之　美術：荒川淳彦
出演：木村拓哉／松たか子／松本幸四郎／大塚寧々／阿部寛／勝村政信／小日向文世／八嶋智人／角野卓造／児玉清／森田一義／中井貴一／イ・ビョンホン／国仲涼子／綾瀬はるか／香川照之／岸部一徳／石橋蓮司ほか

「ビーン」　★★
原題：BEAN
WOWOW 1999年3月16日／WOWOW(吹替版) 1999年7月18日
1997年イギリス(PFE)　カラー90分　ドルビーデジタル　ビスタ

物語：英国の美術館一のアブナイ男ビーンが、アメリカの美術館に派遣されることになる。 アメリカの空港ではパニックを起こし、受け入れ先のデビッド家も大混乱。 彼の行く先々でトラブルが発生する！
解説・感想：世界中で放送され大人気のTVシリーズの映画化。 TV版と違ってセリフを少し話したりするが、ハチャメチャな行動は相変わらず。 エンドロールの最後にオチがついていたりと、芸が細かい。でも、全体的にあまり笑えない。
補足：「劇場版ビーン」と表記されているパッケージソフトもある。
放送版はパン＆スキャンのスタンダード版での放送。
吹替版は広川太一郎がビーンの声を当てているが、彼特有のアドリブをきかせた喋りが満載で、 吹替版の方が面白い。

監督：メル・スミス　脚本：リチャード・カーティス／ロビン・ドリスコル
音楽：ハワード・グッドオール
出演：ローワン・アトキンソン／ピーター・マクニコル／パメラ・リード／ バート・レイノルズほか

「ひぐらしのなく頃に」　★★★
映画館(広島バルト11) 2008年
2007年日本　カラー106分　DTSステレオ　ビスタ

物語：昭和58年初夏、圭一（前田公輝）は東京から雛見沢村に引っ越して来る。彼は分校で委員長の魅音（飛鳥凛）やレナ（松山愛里）ら親切なクラスメートにも恵まれ、田舎での生活を満喫していた。 しかし、夏祭りの晩に村の撮影に来ていたカメラマンが死亡するという事件が起きる。
解説・感想：空前の大ヒットを記録し、アニメやコミック、小説にもなった同名のPCゲームを『吉祥天女』の及川中監督が実写化。 原作の導入部である“鬼隠し編”を基に、難事件に巻き込まれる少年の苦難の日々をリアルに映し出す。 原作のイメージに合わないキャストが若干いて、笑える。

監督・脚本：及川中　原作：竜騎士07／07th Expansion
音楽：川井憲次　撮影：白尾一博
出演：前田公輝／飛鳥凛／松山愛里／あいか／小野恵令奈／三輪ひとみ／谷口賢志／米山善吉／星ようこ／田中幸太朗／川原亜矢子／杉本哲太ほか

「ひぐらしのなく頃に 誓」　★★
映画館(広島バルト11) 2009年
2009年日本　カラー108分　DTSステレオ　ビスタ

物語：昭和58年、離婚した父親と一緒に人里離れた雛見沢へとやって来たレナ（松山愛里）は平穏な毎日を送っていた。 彼女は最近東京から転校して来た圭一（前田公輝）や、世話好きの魅音（飛鳥凛）らとも仲良くやっていたが、実は両親の離婚のトラウマがあった。 そのせいか父の新しい恋人（矢部美穂）にもなかなかなじめずにいた。
解説・感想：人気ゲームを基に、小説やコミックになるなど大ブームを巻き起こした『ひぐらしのなく頃に』シリーズの続編。 原作の“罪滅し編”をメインに、両親の離婚をきっかけに疑心暗鬼に陥っていく少女の心の闇を描く。原作を知らない人は前作との繋がりを疑問に思ったと思う。 監督の及川中をはじめ、若手メインキャストらは前作より続投しているが、演技力の差が目に付く。 何故か大石刑事役が前作の杉本哲太から大杉漣に変更されている。制服のスカートの丈が前作より短くなってるのが気になった。

監督・脚本：及川中　原作：竜騎士07／07th Expansion
音楽：川井憲次
出演：前田公輝／松山愛里／飛鳥凛／あいか／小野恵令奈／三輪ひとみ／田中幸太朗／矢部美穂／大高洋夫／川原亜矢子／大杉漣ほか

「ＶＩＳＩＴＯＲ」　★★
WOWOW 1998年11月7日(WOWOWプレミア)
1998年日本(GAGA PICTURES)　カラー90分　ドルビーデジタル　ビスタ

物語：西暦2009年。火星から現れた未知の生命体が地球に向かって接近し、 国連は宇宙多国籍軍を編成して撃退をめざすが失敗。 一方、日本からは派遣社員のＯＬ美佳とリラが生命体との対決に出発する。
解説・感想："日本初のフル３Ｄ・ＣＧムービー"として製作されたＳＦアニメ。 OVA全3巻(各30分)として発売されるものを、WOWOWでプレミア放送したもの。 ２Ｄキャラクターデザインを高田明美、脚本を伊藤和典が担当、日本アニメ界の一流スタッフが参加している。 しかし、ハリウッドの３Ｄアニメと比べると明らかに質が劣るし、キャラクターが不気味。 あれで高田明美の２Ｄデザインを元に３Ｄデザインを本当にやっているのかね。 あと伊藤和典脚本だからなのか、なんか「劇場版　機動警察パトレイバー」に似ている。後藤隊長みたいなのも出てくるし。
補足：本作は元々全3巻のOVA。ビデオ、LD、DVDが同時発売される。 LDとDVDはドルビーデジタル仕様で、ビデオはドルビーサラウンド。 DVDはDVD-ROMとDVD-VIDEOのハイブリッド仕様で、ＣＧメイキングデータなどが収められている模様。 今回の放送がドルビーサラウンドで放送されていたかどうかは不明。

監督：徳田淳　脚本：伊藤和典　キャラクターデザイン：高田明美
ＣＧデザイン：松澤正夫　音響監督：潮晴男
声の出演：三石琴乃／川澄綾子／佐藤政道／加賀谷純一／千葉繁／立木文彦ほか

「美女と液体人間」　★★
WOWOW 1998年10月2日
1958年日本(東宝)　カラー87分　モノラル　シネスコ(東宝スコープ)

物語：麻薬事件を追う刑事富永は、容疑者の恋人千加子が勤めるクラブで人間を溶かしてしまう 奇怪な液体を目撃する。それは核実験の放射能を浴び肉体が液体化した人間だった。
解説・感想：本多猪四郎監督と円谷英二特技監督の「ゴジラ」コンビが贈る、 東宝特撮"変形人間"シリーズ第1作。液体化した人間が襲ってくるというのが恐怖を盛り上げる。

製作：田中友幸　監督：本多猪四郎　特技監督：円谷英二 脚本：木村武　音楽：佐藤勝　撮影：小泉一 出演：佐原健二／白川由美／平田昭彦／土屋嘉男／千田是也／田島義文／佐藤充ほか

「美女と野獣」　★★★
原題：BEAUTY AND BEAST
WOWOW
1991年アメリカ(ディズニー)　カラー85分　ドルビーステレオ　ビスタ

物語：夢見がちな少女ベルはある日、連絡を絶った父を探しに出かけ、森の中の城に捕らわれていた父を見つける。 彼女は父の身代わりになる事を申し出るが、そこには恐ろしい野獣が住んでいた。
解説・感想：アニメーションとしては初めてアカデミー作品賞の候補となり、 ディズニー第２の黄金期のきかっけとなった作品。ＣＧを使用したダンスシーンが美しい。 アカデミー作曲賞・主題歌賞受賞。

監督：ゲーリー・トゥルースディール／カーク・ワイズ　脚本：リンダ・ウィルバートン
音楽：アラン・メンケン／ハワード・アシュマン
声の出演：ペイジ・オハラ／ロビー・ベンソン／アンジェラ・ランズベリー／ リチャード・ホワイト／レックス・エバーハートほか

「羊たちの沈黙」　★★★
原題：THE SILENCE OF THE LAMBS
WOWOW／DVDレンタル／DVD 2000年3月4日／DVD(特別編) 2001年10月5日
1991年アメリカ(オライオン)　カラー119分　ドルビーステレオ　ビスタ

物語：連続殺人犯"バッファロー・ビル"の捜査に行き詰まったFBIは、 9人の患者を食って獄中にいる天才精神科医レクター博士(アンソニー・ホプキンス)に協力を仰ぐがなかなか協力してもらえない。 そこで博士から知恵を引き出す任務がFBI訓練生クラリス(ジョディ・フォスター)に与えられた。 クラリスは博士から少しづつ犯人のヒントを得るが、上院議員の娘が誘拐され、 博士の全面協力を得るために博士は刑務所から出される。 だが博士は監視員を食い殺して脱走。クラリスは博士からのヒントをもとに議員の娘の救助に向かう。
解説・感想：サイコ・サスペンスブームを巻き起こした傑作。レクター博士のモデルは元FBI心理分析官カイル・オルソン氏だそうだ。 この作品でジョディ・フォスターは2度目の主演女優賞を獲得した。 アカデミー作品賞・主演女優賞ほか全５部門受賞。
補足：今回のワイド放送版では犯人が女装して踊るシーンにボカシが入っていたが、 DVD版は男のナニを尻の後ろに回しているのが分かる。 本作の撮影サイズはスーパー35のスタンダードで、TVサイズ版は撮影サイズで収録されているらしい。

監督：ジョナサン・デミ　原作：トーマス・ハリス　脚本：テッド・タリー
出演：ジョディ・フォスター／アンソニー・ホプキンス／スコット・グレンほか

「ピノキオ」　★★★
原題：PINOCCHIO
WOWOW
1940年アメリカ(ディズニー)　カラー88分　ステレオ　スタンダード

物語：ひとり暮らしのおじいさんが作った操り人形のピノキオ。子供が欲しいとおじいさんが星に願い事をすると、 ピノキオが話しだした。ピノキオは本当の人間になれるのだろうか？
解説・感想：誰でも知っているディズニーの名作。華麗な色彩と高度なアニメ技術が素晴らしい。 主題歌は「星に願いを」。アカデミー作曲賞受賞。
補足：現在のところ、吹替版でしか見ることができない。

製作：ウォルト・ディズニー　監督：ハミルトン・ラスケほか
原作：コッローディ　脚本：テッド・シアーズほか
音楽：リー・ハーラインほか

「秘密」　★★★
WOWOW 2000年8月6日
1999年日本(TBS)　カラー121分　ドルビーステレオ　ビスタ

物語：平介(小林)は、スキーバスの転落事故で妻(岸本)を失い、娘(広末)も意識不明に。 幸い娘は意識を取り戻すが、娘の体には妻の人格が宿っていた。 平介は戸惑いを隠せないが、娘はある目標に向かって歩みだしていた。
解説・感想：東野圭吾のベストセラーを奇才・滝田洋二郎監督が広末涼子主演で映画化。 ラストにどんでん返しがある。非常にさわやかで良い作品だ。広末涼子の演技も良かった。 石田ゆり子はもっと話にからんでくるかと思ったら、途中から全然出てこなくなったので残念でした。 ほとんどのCGは冒頭のほうで使われているようです。

監督：滝田洋二郎　原作：東野圭吾　脚本：斉藤ひろし
音楽：宇崎竜童　撮影：栢野直樹
出演：広末涼子／小林薫／石田ゆり子／金子賢／伊藤英明／岸本加世子／篠原ともえ／大杉漣ほか

「ひみつの花園」　★★★
WOWOW 1998年10月5日
1996年日本(東宝=ぴあ)　カラー83分　モノラル　ビスタ

物語：短大卒業後、お金が好きで銀行に就職した咲子(西田尚美)は、銀行強盗事件に巻き込まれ人質になるが、 強盗達は逃走中に事故死。咲子は運良く助かり、5億の入ったトランクのありかを唯一知る咲子は、 トランクの捜索に乗り出す。
解説・感想：ぴあフィルム・フェスティバル出身の新鋭矢口史靖が、 独特の感覚で描いた爆笑コメディ。都合が良すぎる個所もあるが、面白いので許せる。 主演は「学校の怪談２」「学校の怪談３」「世界で一番パパが好き(TV)」の西田尚美。 彼女はすぐに泣きそうになる役が良く似合う。

製作：堀口慎／天野真弓／金澤清美　監督・脚本：矢口史靖
脚本：鈴木卓爾　音楽：矢倉邦晃
出演：西田尚美／利重剛／角替和枝／田中規子／鶴田忍／加藤貴子／内藤武敏／伊集院光／徳井優／濱田マリほか

「ビューティフル・マインド」　★★★
原題：A BEAUTIFUL MAIND
DVD(アワード・エディション) 2004年5月30日
2001年アメリカ(ユニバーサル=ドリームワークス)　カラー137分　ドルビーデジタル,SDDS,DTS　ビスタ

物語：プリンストン大学数学科で頭角を現したナッシュは、その頭脳を買われてMITの研究所に就職。愛する女性アリシアと結婚するが、ソ連の暗号解読の密命を受け、その仕事にのめりこんで行く。しかし、そこには意外な真実が隠されていた。
解説・感想：実在の天才数学者でノーベル経済学賞を受賞したジョン・ナッシュの壮絶な体験を描いたオスカー受賞作。クロウ入魂の熱演や、アカデミー助演女優賞を受賞したコネリーが見事。ナッシュの視点から描いた構成も見事。映画的な脚色も加えてあるが、概ね事実らしい。劇中に登場した囲碁が外国では話題になったという。
アカデミー作品・監督・脚色・助演女優賞。

監督：ロン・ハワード　原作：シルビア・ネイサー
脚本：アキバ・ゴールドマン　音楽：ジェームズ・ホーナー
出演：ラッセル・クロウ／ジェニファー・コネリー／エド・ハリス／クリストファー・プラマー／ポール・ベタニーほか

「病院坂の首縊りの家」　★★
WOWOW 1998年8月12日(夏休みサスペンス大特集)
1979年日本(東宝)　カラー139分　モノラル　スタンダード

物語：パスポート写真を撮る為に訪れた写真館で金田一(石坂)は、店主(小沢)と 息子の直吉から病院坂の首縊(くく)りの家と呼ばれる古い屋敷で結婚の写真を撮らされたという 奇妙な話を聞き、金田一らは彼らが写真を撮りに行った古い屋敷へ出かける。そこには、 昨日、写真を頼みに来た男の首だけが天井からぶら下がっていた。そして、連続殺人事件が起こる。
解説・感想：「犬神家の一族」('76)から始まった市川監督＆石坂による金田一耕助シリーズの第５作。 衝撃度とグロテスクさを加味させた映像と、豪華スター共演が見ものだ。 原作者の横溝正史も最初と最後に登場する。

製作・監督：市川崑　製作：馬場和夫／黒沢英男
原作：横溝正史　脚本：日高真也／久里子亭
出演：石坂浩二／佐久間良子／草刈正雄／桜田淳子／ピーター／小沢栄太郎／加藤武／三篠美紀／萩尾みどり ほか

「評決のとき」　★★★
原題：A TIME TO KILL
WOWOW 1998年9月6日
1996年アメリカ(ワーナー)　カラー150分　ドルビーステレオ,SDDS　シネスコ

物語：南部の田舎町で10歳の黒人少女が白人2人組にレイプされ、 父親は怒りのあまり2人を射殺する。新米弁護士ジェイク(マシュー・マコノヒー)はその裁判を担当するが、 それは白人と黒人の対立を生み、社会問題化する。
解説・感想：ジョン・グリシャムの処女作を、「依頼人」のシュマッカーが監督したサスペンス大作。 ジョン・グリシャムが「ジェイクを演ずるのは彼しかいない」と推したマシュー・マコノヒーを始め、 サンドラ・ブロックなど豪華顔合わせ。サザーランド親子も共演している。

監督：ジョエル・シュマッカー　原作：ジョン・グリシャム
脚本：アキバ・ゴールドマン　音楽：エリオット・ゴールデンサル
出演：サンドラ・ブロック／マシュー・マコノヒー／サミュエル・Ｌ・ジャクソン／ドナルド・サザーランド／キーファー・サザーランドほか

「ピンポン」　★★★
PING PONG
映画館(シネツイン) 2002年8月25日
2002年日本(アスミック・エースほか)　カラー114分　ドルビーデジタル　ビスタ

物語：卓球好きの少年ペコは、上海卓球ジュニアチームから来たエリート留学生チャイナに完敗する。一方、ペコをヒーロー視するスマイルも、コーチに才能を見出され、めきめきと実力をつけていく。
解説・感想：松本大洋の同名マンガを、窪塚洋介主演で映画化。曽利文彦監督のデビュー作。卓球に打ち込む高校生たちの青春群像を明るいタッチで描いたスポーツ青春映画。『タイタニック』などのVFXを担当した曽利文彦監督作品だけあって、VFXを駆使した映像が凄い。ピンポン球はすべてCGで描かれている。

監督：曽利文彦　原作：松本大洋　脚本：宮藤官九郎
音楽：真魚　撮影：佐光朗
出演：窪塚洋介／ARATA／サム・リー／中村獅童／大倉孝二／竹中直人／夏木マリほか