「ファーゴ」 ★★★
原題:FARGO
WOWOW 1999年1月30日
1996年アメリカ(ポリグラム) カラー99分 ドルビーデジタル ビスタ
物語:借金を抱えたカーディーラーのジェリー(メイシー)は、妻を偽装誘拐して義父から大金を騙し取ろうとして
二人組に依頼。だが、殺人事件に発展してしまい、女性警察署長(マクドーマンド)が捜査に乗り出す。
解説・感想:あのコーエン兄弟が実際にあった事件を忠実に再現している。 しかし、コーエン兄弟(監督は兄のジョエル・コーエン)独特の雰囲気は十分で、雪の映像も美しい。
アカデミー主演女優賞受賞。
製作・脚本:イーサン・コーエン 監督・脚本:ジョエル・コーエン
音楽:カーター・バーウェル 撮影:ロジャー・ディーキンズ
出演:フランシス・マクドーマンド/スティーブ・ブシェミ/ウィリアム・H・メイシーほか
「ファイト・クラブ」 ★★★
原題:FIGHT CLUB
DVD(プレミアム・エディション)
1999年アメリカ(FOX=REGENCY) カラー139分 ドルビーデジタル シネスコ PG-12
物語:ヤング・エグゼクティブのジャックは心に葛藤を抱えていたが、ある日強烈なカリスマ性を持つ
タイラーという男と知り合う。彼と共に、暴力で自己解放を計る秘密クラブ「ファイト・クラブ」を結成。
初めて充実感を得るが、タイラー達は何かを企み始める。
解説・感想:ブラピとノートンという最高の若手俳優2人が鬼才フィンチャー監督とともに放つ衝撃の問題作。
スタイリッシュな映像とブラピとノートンの演技に圧倒される。 終盤には原作を裏切るどんでん返しがある。
監督:デビッド・フィンチャー 脚本:ジム・ウールス
音楽:ダスト・ブラザース 撮影:ジェフ・クローネンフェス
出演:ブラッド・ピット/エドワード・ノートン/ヘレナ・ボナム・カーターほか
「FINAL FANTASY」 ★★★
原題:FINAL FANTASY
映画館(Tジョイ東広島6)DLP上映 2001年6月30日/DVD(通常版) 2002年3月2日
2001年アメリカ(スクェア・ピクチャーズ=コロムビア) カラー106分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ
物語:西暦2065年の地球は“ファントム”と呼ばれる地球外生命体によって、人類は滅亡の危機にさらされていた。
“ファントム”と闘っている組織の一員であるサキは、繰り返し自分の周りでファントム同士が争いを繰り広げる夢を見る。
解説・感想:人気ゲーム「ファイナルファンタジー」をフルCGで映画化。ゲームとは全く異なる世界観が展開される。監督はゲームシリーズを手がけた坂口博信が担当している。
リアルなフルCGで描かれた映像は見ものだが、動きに違和感があった。公開は大規模で行なわれたが、興行成績は振るわなかった。
自分は初めてDLP上映で見たが、映像の綺麗さにびっくりした。
原作・監督:坂口博信 脚本:坂口博信/アル・レイナート/ジェフ・ヴィンター
声の出演:ミン・ナ/アレック・ボールドウィン/スティーヴ・ブシェーミ/ヴィング・レイムス/ドナルド・サザーランド
「ファインディング・ニモ」 ★★★
原題:FINDING NEMO
DVD(プレミアム・エディション)
1999年アメリカ(ディズニー) カラー139分 ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS-ES,SDDS ビスタ
物語:オーストラリアのグレート・バリアリーフ。イソギンチャクの新居に住むマーリンたちを凶暴なバラクーダが襲い掛かり、マーリンと1個の卵以外全滅してしまう。
マーリンはこの子にニモと名づける。ニモは元気に成長していくが、ある日、人間のダイバーにさらわれてしまう。マーリンは陽気なナンヨウハギ、ドリーの助けを借りて、ニモを取り戻す旅へ出る。
解説・感想:サンゴ礁の海を舞台に、人間にさらわれた我が子を懸命に探す熱帯魚・カクレクマノミの父親の大冒険を描いたファンタジー・アニメ。
「トイ・ストーリー」「モンスターズ・インク」のピクサー社が最新のCG技術を駆使して製作し、全米アニメーション映画の歴代記録を打ち立てた。
原案・監督:アンドリュー・スタントン 製作総指揮:ジョン・ラセッター
脚本:アンドリュー・スタントン/ボブ・ピーターソン/デヴィッド・レイノルズ 音楽:トーマス・ニューマン
声の出演:アルバート・ブルックス/エレン・デジュネレス/アレクサンダー・グールト/ウィレム・デフォー/オースチン・ペンデルトン/ジェフリー・ラッシュ/アンドリュー・スタントンほか
「ファンタジア」 ★★
原題:FANTASIA
WOWOW 1997年11月30日
1940年アメリカ(ディズニー) カラー118分 ステレオ スタンダード
解説・感想:いわゆる、BGV作品。音楽はクラシック8曲で、さまざまな手法が駆使されている。
上映の際には、当時としては画期的な4本のサウンドトラックを使った全編ステレオ音響"ファンタサウンド"を実現した。
だが、長くて眠くなる。アカデミー特別賞(ミッキーとストコフスキー)受賞。
補足:放送版は画質が時代の割に綺麗なので、レストアされたものだと思われる。 放送は吹替版だったが、作品的に台詞はほとんどないのであまり関係ない。
全世界でWOWOWが初めてTV放送を行った。
製作:ウォルト・ディズニー
監督:ベン・シャープスティーンほか
脚本:ジョー・グラント/ディック・ヒューマー
音楽:エドワード・H・ブラム 指揮:レオポルド・ストコフスキー
演奏:フィラデルフィア管弦楽団
「フィールド・オブ・ドリームス」 ★★★
原題:FIELD OF DREAMS
NHK BS2/WOWOW
1989年アメリカ(カロルコ) カラー107分 ドルビーステレオSR ビスタ
物語:とうもろこし畑を営むレイ・キンセラは、何者かの「IF YOU BUILT IT,HE WILL
COME」という声に導かれ、 畑に野球場を作る。やがて、そこに八百長事件で球界を追放されたシューレス・ジョーら、今は亡き野球選手たちが
集まってきた。さらに不思議な声は続き、やがて若き日の父がそこに現れる。
解説・感想:ケビン・コスナーの人気を決定づけた名作。豪華な共演陣にも注目。最後は感動の一言。
監督:フィル・アンデン・ロビンソン
出演:ケビン・コスナー/レイ・リオッタ/ジェームズ・アール・ジョーンズ/バート・ランカスターほか
「フィラデルフィア」 ★★★
原題:PHILADELPHIA
WOWOW
1993年アメリカ(トライスター) カラー126分 ドルビーステレオ,SDDS ビスタ
物語:弁護士ベケット(トム・ハンクス)はエイズと診断されたことを知られた事から
会社をクビになったとして裁判を起こす。彼の弁護には黒人弁護士(デンゼル・ワシントン)があたり、
差別と偏見のなか裁判が進む。
解説・感想:エイズをテーマとした法廷物。 トム・ハンクスは13キロ減量しエイズ患者を力演して見事アカデミー主演男優賞を受賞した。
「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ監督の冴えた演出が光る。 アカデミー主演男優・主題歌賞受賞。
製作・監督:ジョナサン・デミ 脚本:ロン・ナイスワーナー
音楽:ハワード・ショア 撮影:タク・フジモト
出演:トム・ハンクス/デンゼル・ワシントン/ジェーソン・ロバーズ/アントニオ・バンデラスほか
「フェア・ゲーム」 ★★
原題:FAIR GAME
WOWOW
1995年アメリカ(ワーナー) カラー91分 ドルビーステレオ,SDDS ビスタ
物語:女性敏腕弁護士ケイトは、ジョギング中に発砲事件に巻き込まれた。 さらにその夜、彼女のマンションが爆破される。事件担当の刑事マックスは彼女を保護するが、
見えない敵は次々と二人を狙う。
解説・感想:スーパーモデル、クロフォードが映画初出演した作品。 ボールドウィンとの濡れ場もあり。ただ、追う方も追われる方もバカ。
製作:ジョエル・シルバー 監督:アンドリュー・サイブス
原作:ポーラ・ゴズリング 脚本:チャーリー・フレッチャー
出演:シンディ・クロフォード/ウィリアム・ボールドウィンほか
「フェイス/オフ」 ★★
原題:FACE/OFF
WOWOW 1999年11月26日
1997年アメリカ(タッチストーン) カラー140分 ドルビーステレオ,DTS シネスコ
物語:FBI捜査官アーチャー(トラボルタ)は自分の息子を殺したテロリスト、トロイ(ケイジ)を執念で逮捕。が、
新たな捜査のためにトロイの顔を移植して刑務所に潜入するが、その間にトロイが彼の顔を略奪、アーチャーになりすます。
解説・感想:2大スターの共演、香港出身のウー監督による衝撃のアクション・サスペンス。
前代未聞のアイデアで、物語はスピーディーに展開する。しかし、顔を変えただけなのに体つきまで変わるのはどうかと思うが。
監督:ジョン・ウー 脚本:マイク・ワーブほか 音楽:ジョン・パウエル
出演:ジョン・トラボルタ/ニコラス・ケイジ/ジョアン・アレン/ジーナ・ガーションほか
「フェノミナン」 ★★
原題:PHENOMENON
WOWOW
1996年アメリカ(タッチストーン) カラー124分 ドルビーデジタル シネスコ
物語:ひとりの善良な男が、ある夜、謎の閃光を浴びて以来、超能力に目覚めてしまう。
そんな彼の変化を人々は恐れはじめるが、実は彼の身体自身に変化が生じていた。
解説・感想:今、売れっ子のトラボルタがハマリ役。ファンタジーだが、ラストは意外な展開に。
エリック・クラプトンの主題歌も大ヒットした。
監督:ジョン・タートルターブ 脚本:ジェラルド・ディペゴ
出演:ジョン・トラボルタ/キーラ・セジウィック/フォレスト・ウィテカー/ロバート・デュボルほか
「[Focus]」 ★★★
WOWOW 1998年12月4日
1996年日本(西友=エースピクチャーズ) カラー73分 モノラル スタンダード
物語:TVディレクターの岩井(白井)は盗聴マニアの青年、金井(浅野)を取材する。 だが偶然、暴力団の拳銃の取り引き話を盗聴した事から、岩井は拳銃を取りに行き、とんでもない事になる。
解説・感想:井坂監督のデビュー作。全編ビデオ撮りで、緊張感ある映像は見ごたえ十分。
浅野が後半、すごい演技をする。岩井役の白井晃はハマリ役。
補足:この作品は全編ビデオ撮りで、フィルムにする際に60コマを24コマに変換している。
このため、動きの激しい部分は残像が見えてしまっている。 これは、ビデオ撮りの作品すべてに言えることで、映画がビデオ化される際もこのままの場合が多い。
(「ラブ&ポップ」のLD・ビデオはフィルムを介さず、ビデオ撮りをそのまま収録してある)
製作:赤井淳司/荅宣次 監督:井坂聡 脚本:新和男
音楽:水出浩 撮影:佐野哲郎
出演:浅野忠信/白井晃/海野けい子/佐野哲郎/鈴木一巧/高田瑞紀ほか
「フォレスト・ガンプ 一期一会」 ★★★★
原題:FORRSET GUMP
WOWOW
1994年アメリカ(ユニバーサル) カラー143分 ドルビーステレオ ワイド
物語:IQ75のガンプは幼い頃はいじめられるが、その俊足を買われて大学に入り、
フットボールのスターになる。そしてベトナム戦争では英雄に。 そんな彼を支えてくれたのは、母親と幼なじみのジェニーだった。
解説・感想:「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス監督による、 アメリカ現代史の30年を風のように駆け抜けた一人の男の姿を感動的に描いた作品で、
アカデミー賞6部門に輝いた名作。時代を象徴するファッションやサウンドも見逃せない。
特撮では、当時最長のCGシーンや、ケネディ大統領とトム・ハンクスの共演などが見どころ。
原作は映画よりも凄い内容らしい。 アカデミー作品・監督・主演男優賞ほか全6部門受賞。
製作:ウィンディ・ファイナーマンほか 原作:ウィンストン・グルーム
監督:ロバート・ゼメキス 脚本:エリック・ロス 特殊視覚効果:ILM
出演:トム・ハンクス/サリー・フィールド/ロビン・ライト/ゲーリー・シニーズほか
「フック」 ★★
原題:HOOK
映画館(広島宝塚3)/DVD(C.E) 2000年11月10日
1991年アメリカ(トライスター) カラー142分 ドルビーステレオSR シネスコ
物語:仕事人間のピーター(ウィリアムス)の子供が誘拐され、部屋にはフック船長からの挑戦状が。
過去の記憶を忘れ、大人になったピーターパンはティンカーベルとともにネバーランドへ向かう。
解説・感想:大人になってしまったピーターパンの物語。つまりはピーターパンの続編。 ディズニーのピーターパンを意識した作りになっている。
ウィリアムスのピーターパン、ホフマンのフックなどのキャスティングが絶妙。
監督:スティーブン・スピルバーグ 原作:J・M・バリ
脚本:ジム・V・ハート/マリア・スコッチ・マーモ
出演:ロビン・ウイリアムス/ダスティン・ホフマン/ジュリア・ロバーツ/ボブ・ホスキンスほか
「不都合な真実」 ★★
原題:AN INCONVENIENT TRUTH
スターチャンネルHV 2008年
2006年アメリカ(パラマウント) カラー97分 ドルビーデジタル ビスタ
解説・感想:元アメリカ副大統領のアル・ゴアによる環境問題を主題としたスライド公演を、彼自身の体験や政治運動なども交えながら構成したドキュメンタリー。 第79回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞、歌曲賞を受賞。
監督:デイヴィス・グッゲンハイム ナレーション:ビリー・ウエスト
出演:アル・ゴア
「フライトプラン」 ★★★
原題:FLIGHTPLAN
WOWOW
2005年アメリカ(タッチストーン) カラー98分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ
物語:ベルリン空港。女性航空機設計士のカイル(ジョディ・フォスター)は、6歳になる娘ジュリア(マーリーン・ローストン)と共に、夫の棺を乗せた旅客機に乗りこむ。
機内に落ち着くと、カイルは睡魔に襲われる。その間に、ジュリアの姿が見えなくなってしまう。乗客、乗務員の誰一人としてジュリアの姿を見たと証言する者はなく、なんと乗客名簿にも名前が載っていない。
解説・感想:ジャンボ旅客機の中で姿を消した幼い娘を必死で捜す母親を描いたサスペンス・アクション。
犯行のトリックは思ってたより大したことなかった。
監督:ロベルト・シュヴェンケ 脚本:ピーター・A・ダウリング/ビリー・レイ
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:ジョディ・フォスター/ショーン・ビーン/ピーター・サースガード/エリカ・クリステンセン/マイケル・アービーほか
「プライベート・ライアン」 ★★★★
原題:SAVING PRIVATE RYAN
WOWOW 2000年8月15日/DVD 2000年11月10日
1998年アメリカ(パラマウント=ドリームワークス) カラー170分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ
物語:第2次大戦下、多数の犠牲者を出してフランス・ノルマンディーに上陸したミラー大尉(ハンクス)率いるC中隊は、
兄弟すべてが戦死したライアン2等兵(デイモン)と命じられ、8人の精鋭が任務に就く。
解説・感想:スピルバーグが放つ戦争大作。「シンドラーのリスト」に続き、アカデミー監督賞を受賞した。
ハンクスやデイモンの共演もみどころ。スピルバーグの演出テクニックも冴えまくる。
アカデミー監督賞、撮影賞、編集賞、音響賞ほか受賞
監督:スティーブン・スピルバーグ 脚本:ロバート・ロダット
音楽:ジョン・ウィリアムス 撮影:ヤヌス・カミンスキー
出演:トム・ハンクス/マット・デイモン/トム・サイズモア/エドワード・バーン/バリー・ペッパーほか
「フラガール」 ★★★
WOWOW
2006年日本 カラー120分 ドルビーデジタル ビスタ
物語:昭和40年、福島県いわき市の炭鉱町。今や石炭から石油へとエネルギー革命が押し寄せ、閉山が相次いでいる。
この危機を救うために炭鉱会社が構想したのが、レジャー施設「常磐ハワイアンセンター」だった。
集まった娘たちにフラダンスを仕込むために、ハワイアンセンターの吉本部長は、東京から平山まどか先生(松雪泰子)を招く。
解説・感想:常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)誕生を支えた人々の実話を、フラダンスショーに焦点を当てて描いた感動ドラマ。
監督:李相日 脚本:李相日/羽原大介
音楽:ジェイク・シマブクロ
出演:松雪泰子/豊川悦司/蒼井優/山崎静代/池津祥子/徳永えり/三宅弘城/寺島進/志賀勝/高橋克実/岸部一徳/富司純子ほか
「プラクティカルマジック」 ★★★
原題:PRACTICAL MAGIC
DVD 2000年1月7日
1998年アメリカ(ワーナー) カラー104分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ
物語:代々魔女の家系に生まれた美人姉妹。先祖の呪いで愛する男と死別する運命にあるため、
姉サリーは愛の臆病に、妹ジリアンは奔放な愛に生きていた。しかし、そんな2人が誤って男を殺害してしまう。
解説・感想:キッドマンとブロックの人気女優が初共演したロマンティック・ファンタジー。
俳優グリフィン・ダンの監督第2作。
監督:グリフィン・ダン 原作:アリス・ホフマン
脚本:ロビン・スウィコードほか 音楽:アラン・シルベストリ
出演:サンドラ・ブロック/ニコール・キッドマン/アイダン・クイン/ストッカード・チャニング/ダイアン・ウィーストほか
「ブラックホール」 ★★
原題:THE BLACK HOLE
WOWOW 1998年8月27日(夏休みSF大特集)
1979年アメリカ(ディズニー) カラー96分 ドルビーステレオ スタンダード
物語:ブラックホールの近くに20年前に行方不明になった宇宙船シグナス号を発見した
小型探査船パロミノ号は、シグナスにドッキングする。 シグナス号はラインハート(シェル)が支配しており、船内ではロボットが働いていた。
パロミノ号の乗務員はこの船の秘密を探ろうとする。
解説・感想:本格派SF大作。4人のオスカー受賞者が、当時の最新技術を投入して宇宙の神秘を再現した。
補足:放送版はスタンダードサイズだったが、画面が縦長に写っていたので、オリジナルはビスタかシネスコと思われる。
製作:ロン・ミラー 監督:ゲーリー・ネルソン
脚本:ジェブ・ローゼンバーグほか 音楽:ジョン・バリー
出演:マクシミリアン・シェル/アンソニー・パーキンス/アーネスト・ボーグナイン/ロバート・フォスターほか
「フラットライナーズ」 ★★★
原題:FLATLINERS
WOWOW 2000年10月9日
1990年アメリカ(コロムビア) カラー115分 ドルビーステレオ シネスコ
物語:シカゴの医学生ネルソン(サザーランド)は、級友のレイチェル(ロバーツ)、 デイブ(ベーコン)、ジョー(ボールドウィン)らを誘い、心臓を一時停止させ、死後の世界と見る実験を始める。
しかし、無事生還した彼らの周りで異常な出来事が起こる。
解説・感想:臨死体験に5人の若者が挑むというオカルト・サスペンス。ロバーツやベーコンらの実力派スターの
共演が見もの。
補足:キーファー・サザーランドとジュリア・ロバーツはこの映画がきっかけで婚約するが、結局、婚約破棄となってしまった。
製作:マイケル・ダグラスほか 監督:ジョエル・シュマッチャー 脚本:ピーター・フィラルディ
出演:キーファー・サザーランド/ケビン・ベーコン/ジュリア・ロバーツ/ウィリアム・ボールドウィンほか
「プラトニック・セックス」 ★★
Platonic Sex
DVDレンタル 2004年12月4日
2001年日本(プラトニック・セックス製作委員会) カラー104分 ドルビーステレオSR ビスタ R15
物語:16歳の少女、あおいはビルの屋上から自殺しようとしていたが、トシという名の男からの間違いメールに心を救われ、死ぬことを思いとどまる。しかし、その後家に帰れなくなったあおいは、“愛”という名でホステス、援助交際、AVに身を染めていく。やがてトシと出会ったあおいは人を愛することを知るのだった・・・。
解説・感想:ベストセラーになった飯島愛の自叙伝「プラトニック・セックス」の映画化。同時期にTVドラマ版も製作された。主演女優はオーディションで選ばれた16歳の新人加賀美早紀。映画版では原作とは違い、時代が現代に設定されていて、携帯メールが重要な役割を演じている。この辺は、よく考えられていると思うが、阿部寛演じる謎の慈善家以外のキャラクター以外に魅力が感じられない。あと、R15指定にしてはきわどいシーンはなかった。内容的に判断したんだろうと思うが。
原作・監修:飯島愛 監督:松浦雅子 脚本:森下佳子
音楽:佐橋俊彦 美術:及川一 照明:渡辺三雄
出演:加賀美早紀/オダギリジョー/野波麻帆/石丸謙二郎/根岸季衣/加勢大周/阿部寛ほか
「ブリジット・ジョーンズの日記」 ★★★
原題:BRIDGET JONES'S DIARY
DVD 2002年5月4日
2001年アメリカ(ユニバーサル=STUDIO CANAL=ミラマックス) カラー97分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ R-15
物語:ロンドンで一人暮らしをするブリジット・ジョーンズは32歳の独身女性。目下の目標は体重とタバコの量を減らし、ステキな恋人をゲットすること。そんなある日、彼女はハンサムな弁護士を紹介されるが…。
解説・感想:本国イギリスをはじめ世界各国でベストセラーとなった原作の映画化。ゼルウィガーが6キロ太ってブリジット役をこなした。グラント、ファースら英国男優の魅力も必見。でも、なんでR-15指定になったのだろう?
監督:シャロン・マグワイア 脚本・原作・製作総指揮:ヘレン・フィールディング
脚本:アンドリュー・デイヴィス/リチャード・カーティス 撮影:スチュアート・ドライバーグ
音楽:パトリック・ドイル
出演:レニー・ゼルウィガー/ヒュー・グラント/コリン・ファースほか
「ブルース・ブラザース」 ★★★★
原題:THE BLUES BROTHERS
劇場公開版
WOWOW/NHK BS2/セルビデオ
1980年アメリカ(ユニバーサル) カラー133分 ステレオ ビスタ
ディレクターズカット版(DIRECTOR'S CUT)
WOWOW 1999年2月12日/DVD(ツインパック)
1980年アメリカ(ユニバーサル) カラー148分 ドルビーデジタル ビスタ
物語:刑務所を出たジェイク(ベルーシ)と弟分エルウッド(エイクロイド)。2人が少年時代を送った
孤児院が、税金滞納で差し押さえられると聞き、コンサートを開いて孤児院を救おうとする。
解説・感想:サタデー・ナイト・ライブの人気コーナーだった、故ベルーシとエイクロイドの
ブルース・ブラザース・バンドが活躍する音楽喜劇。 二人のエネルギッシュなギャグと次々登場する豪華音楽家たちの新旧ヒット曲が楽しめる。シカゴの街でのカーチェイスも必見。
しかし、映画の展開がダラダラしすぎてて長すぎる。 終盤に出てくる市役所職員(ハンバーガー食ってる)がスティーブン・スピルバーグ、最後の「監獄ロック」で最初に踊り出す囚人がジョー・ウォルシュ(イーグルスのホテル・カリフォルニというアルバムに参加したギタリスト)らしいです。
ディレクターズカット版は、劇場公開版(133分)に約15分の未公開シーンが復活したもので、
WOWOWの放送で本邦初公開となった。キネマ旬報9位(劇場公開版)。
補足:スペシャルコレクション版LDおよびDVDはディレクターズカット版で、劇場公開時ステレオだった音声が、
5.1chへリミックスされており、約1時間のメイキングも収録されている。
監督:ジョン・ランディス 脚本:ダン・エイクロイド/ジョン・ランディス
音楽:エルマー・バーンスタイン
出演:ジョン・ベルーシ/ダン・エイクロイド/キャリー・フィッシャー/キャブ・キャロウェイ/ジェームス・ブラウン/レイ・チャールズ/スティーブン・スピルバーグほか
「ブルース・ブラザース2000」 ★★
原題:BLUES BROTHERS 2000
WOWOW 1999年12月12日/DVD(ツインパック)
1998年アメリカ(ユニバーサル) カラー124分 DTSステレオ,DTS,SDDS ビスタ
物語:18年前にシカゴで大暴れしたエルウッドが刑務所から出所したが、相棒ジェイクの死を知らされた彼は、
新しい兄弟分マイティ・マックとバンド・コンテストに出発するために南部を目指す。
解説・感想:前作から18年。前作の豪華ミュージシャンの再集合のほかクラプトンなどの一流ミュージシャンが参加している。
元々、前作「ブルース・ブラザース」はダン・エイクロイドの最初の脚本の前半部分を映画化したものだったらしい。
前作の完成後、ジェイク役のジョン・ベルーシが亡くなり続編の話はしばらく消えていたが、18年の歳月を経て復活した。
今作は前作の同窓会的なもので、はっきりいってストーリーは退屈で前作ほどのパワーはない。
しかし、一流ミュージシャンの集結だけでも一見の価値はある。
監督:ジョン・ランディス 脚本:ダン・エイクロイド/ジョン・ランディス
撮影:デビッド・ヘリントン
出演:ダン・エイクロイド/ジョン・グッドマン/ジョー・モートン/ジェームズ・ブラウンほか
「ブルース・リー 死亡遊戯」 ★★
原題:死亡遊戯(GAME OF DEATH)
WOWOW 1998年12月10日
1978年香港 カラー101分 モノラル シネスコ
物語:香港の映画スター、ビリー(リー)は犯罪組織への協力を断ったため射殺された。
しかし、一命をとりとめ、単身で組織の本部に乗り込み、各階に待ち受ける世界武術の強豪を倒してゆく
解説・感想:リーはクライマックスのアクションだけを撮ってハリウッドに行き、 帰ってから残りを撮る事にしていたが、帰らぬ人となってしまった。
その後、映画を完成させるために5年の歳月をかかった。様々な手法でリーの穴を埋めており、
たとえば、似てない代役を使ったり、無理矢理な合成をしたり、アップのシーンなどに過去のフィルムを活用していたりする。
最後の長身の大男・ハキムとの戦いは壮絶。
製作:レイモンド・チョウ 監督:ロバート・クローズ
脚本:ジャン・スピアーズ 音楽:ジョン・バリー
撮影:ゴッドフリー・ゴダー
出演:ブルース・リー/ギグ・ヤング/ディーン・ジャガー/コリーン・キャンプほか
「ブレーキ・ダウン」 ★★★
原題:BREAKDOWN
WOWOW 1999年2月6日(映画最強宣言2days)
1997年アメリカ(SPELLING=パラマウント) カラー94分 ドルビーデジタル シネスコ
物語:荒野の真ん中で車が故障し、ジェフ(カート・ラッセル)はエミー(キャスリーン・クインラン)を
通りがかりのトラックに載せて、修理の手配を頼む。しかし、車はすぐに直り、ジェフは妻を追いかける。
しかし、妻は行方不明となり、ジェフは身代金を要求されてしまう。
解説・感想:90年代の「激突!」と呼ばれた作品で、 前半のサスペンス的展開と、後半のアクションが見もの。特に終盤のカーチェイスは派手!
犯人の親分は、TVドラマ「ダークスカイ」のバック大佐役の人だ。
監督・脚本:ジョナサン・モストウ 脚本:サム・モンゴメリー
音楽:ベイジル・ポールドゥリス 撮影:タグ・ミルサム
出演:カート・ラッセル/J・T・ウォルシュ/キャスリーン・クインランほか
「ブレードランナー」 ★★★★
劇場公開版(完全版)
原題:BLADE RUNNER
LD(完全版)/LD(ベストセレクション)/DVD(アルティメット・コレクターズ・エディション)
1982年アメリカ(ワーナー) カラー119分 ドルビーステレオ シネスコ
最終版(THE DIRECTOR'S CUT)
LD(最終版)/DVD(最終版)/DVD(アルティメット・コレクターズ・エディション)
1992年アメリカ(ワーナー) カラー116分 ドルビーステレオ シネスコ
ファイナルカット版(FINAL CUT)
DVD(アルティメット・コレクターズ・エディション)
2007年アメリカ(ワーナー) カラー117分 ドルビーデジタル シネスコ
物語:2019年のメガロポリス。人間を知力、体力共に凌駕する人造人間レプリカントが他の惑星からやって来ていた。レプリカンとを抹殺する専門の特捜刑事ブレードランナーのデッカードは、遂に首領のロイを追い詰めるが…。
解説・感想:1982年に公開された劇場公開版は、あまりヒットしなかったが、 その緻密で精巧な未来世界や物語から熱狂的なファンを生み出した。
この映画には、ワークプリント版、劇場公開版、完全版、最終版、ファイナルカット版と何と5種類のバージョンが存在する。完全版(119分)は、劇場公開版でR指定を逃れるためにカットした過激シーンを復活させたもの。
最終版は1992年に再公開された時に監督の意向にしたがって再編集したもの。劇場公開版や完全版にあった、
ナレーションやラストシーンが削られている。 ナレーションやラストシーンは試写会の反応を見て追加されたもので、ラストシーンの空撮シーンはキューブリック監督の
「シャイニング」の未使用フィルムを使っている。 逆に、最終版にはデッカードが一角獣の夢を見るシーンが追加されている。しかし、復元時にこのシーンのネガを紛失していたため、同シーンの没カットが使用されている。2007年に公開されたファイナルカット版は監督の納得いく形にかなりの部分が修正されている。修復作業はフルデジタルで行われており、ファイナルカット版のフィルムは作成されなかった。ファイナルカット版では細かなミスが修正されている他、一部シーンが追加されている。ワークプリント版も発表されているが、これは最初の試写会で上映されたバージョンで、劇場公開版とはかなりの部分で差異がある。なお、2回目の試写会で上映されたバージョンは劇場公開版とほぼ同じだったらしい。
監督:リドリー・スコット 音楽:バンゲリス
原作:フィリップ・K・ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」
未来デザイン:シド・ミード
出演:ハリソン・フォード/ルトガー・ハウアー/ショーン・ヤングほか
「ペイバック」 ★★
原題:PAYBACK
WOWOW 2000年10月3日
1999年アメリカ カラー102分 ドルビーステレオ シネスコ
物語:三流強盗ポッターは相棒バルに裏切られ、山分け分の7万ドルを横取りされたあげく、
妻リンから撃たれて重症を負う。辛うじて命を取りとめた彼は自分の分け前を取り戻すために町に舞い戻る。
解説・感想:メル・ギブソンが珍しく悪役に挑戦したハードボイルド・アクション映画。 僅かな負け前のために命をかけて大物に立ち向かう様がおかしい。
監督・脚本:ブライアン・ヘルゲランド 原作:リチャード・スターク
脚本:テリー・ヘイズ 音楽:クリス・ボードマン
出演:メル・ギブソン/マリア・ベロ/ジェームズ・コバーンほか
「ベクシル −2077日本鎖国」 ★★
WOWOW 2009年
2007年日本 カラー109分 ドルビーデジタル ビスタ
物語:2077年、ハイテク技術を駆使した完全なる鎖国から10年経過した日本では何が起きているのか探るため、
米国特殊部隊“SWORD”は、10年もの間ベールに包まれてきた日本へ潜入することを決意。その中にはファイタースーツに身を包んだ女性兵士、ベクシル(声:黒木メイサ)の姿もあった。
解説・感想:2077年、ハイテク技術を駆使して鎖国を強行した日本の姿を3Dライブアニメで描く、アクション・アニメーション。監督は「ピンポン」の曽利文彦。
監督:曽利文彦 脚本:曽利文彦/半田はるか
音楽:ポール・オーケンフォルド
声の出演:黒木メイサ/谷原章介/松雪泰子/大塚明夫/朴美/櫻井孝宏/森川智之/柿原徹也ほか
「ベスト・フレンズ・ウェディング」 ★★★
原題:My Best Friend's Wedding
WOWOW 1999年5月1日(映画最強宣言2days)
1997年アメリカ(トライスター) カラー106分 ドルビーステレオ,SDDS シネスコ
物語:かつての恋人で今はベストフレンド同士のジュリアンとマイケル。お互い28歳まで独身だったら結婚しようと約束していたが、
その彼が若い女性(ディアス)と結婚する事を聞く。ジュリアンはその結婚を阻止すべく作戦を開始する。
解説・感想:ジュリア・ロバーツの魅力が発揮されたロマンティック・コメディ。 ジュリアがディアスに色々と嫌がらせをする話だけど、嫌らしさが全然ないのが彼女の良いところ。
最後はそれなりまとめてくれるけど、選ぶなら絶対キャメロン・ディアスよりジュリア・ロバーツだよね。
監督:P・J・ホーガン 脚本:ロナルド・バス
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード 撮影:ラズロ・コバックス
出演:ジュリア・ロバーツ/キャメロン・ディアス/ダーモット・マロニー/ルパート・エベレットほか
「ベルリン・天使の詩」 ★★★★
原題:Der Himmel uber Berlin
NHK BS2 2000年5月14日
1987年西ドイツ=フランス パートカラー129分 ドルビーステレオ ビスタ
物語:孤独に苦しむ人々を救えないと悩んでいる天使ダミエル(ガンツ)は、 ある日人間の女性に恋する。天使は人間に恋すると死んでしまうことから天使カシエルは止めようとする。
解説・感想:天使の視界がモノクロ、人間の視界がカラーに分かれていて、コントラストが美しい。
ピーター・フォークが天使の存在を感じる人間役で温かみのある演技を見せる。ピーター・フォークは役者の役で、コロンボも演じたという設定。
カンヌ映画祭監督賞受賞。
製作・脚本・監督:ビム・ベンダース 脚本:ペーター・ハントケ
音楽:ユルゲン・クニーパー 撮影:アンリ・アルカン
出演:ブルーノ・ガンツ/ソルベイグ・ドマルタン/オットー・ザンダー/ピーター・フォークほか
「亡国のイージス」 ★★
WOWOW
2005年日本 カラー127分 ドルビーデジタル,DTS シネスコ
物語:海上訓練中の海上自衛隊護衛艦“いそかぜ”が、某国のテロリスト、ヨンファと副艦長・宮津の共謀によって乗っ取られた。
乗員たちが全員離艦させられる中、諜報機関DAISの調査官・如月と共に艦内に残った先任伍長の仙石は、彼らの謀略を阻止すべく反撃を開始する。
解説・感想:海上自衛隊のイージス艦を乗っ取り日本に戦争を仕掛ける某国工作員と、艦内に残った自衛官の闘いをサスペンスフルに描いた群像アクション。
原作は福井晴敏による同名小説。松竹110周年記念、日本ヘラルド映画50周年記念、IMAGICA70周年記念、TOKYO FM35周年記念作品。
監督:阪本順治 原作:福井晴敏 脚色:長谷川康夫/飯田健三郎
撮影:笠松則通 特撮監督:神谷誠 音楽:トレヴァー・ジョーンズ 美術:原田満生
出演:真田広之/中井貴一/寺尾聰/佐藤浩市/勝地涼/原田芳雄/岸部一徳/安藤政信/吉田栄作/谷原章介/豊原功補/光石研/橋爪淳ほか
「ポーラー・エクスプレス」 ★★★
原題:THE POLAR EXPRESS
DVDレンタル
2004年アメリカ(ワーナー) カラー100分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ
物語:クリスマス・イブの夜、少年は突然の轟音を耳にした。巨大な蒸気機関車がこちらに向かって近づいてきたのだ。
その機関車は北極点行きの急行「ポーラー・エクスプレス」。少年は思い切って機関車飛び乗った。
解説・感想:クリスマス本の定番として人気を集めるクリス・ヴァン・オールズバーグの名作絵本『急行「北極号」』を映画化したファンタジー・アニメ。
トム・ハンクスが一人で5役の声を担当している。3D版もある。
監督:ロバート・ゼメキス 原作:クリス・ヴァン・オールズバーグ
脚本:ロバート・ゼメキス/ウィリアム・ブロイルス・ジュニア
撮影:ドン・バージェス 音楽:アラン・シルヴェストリ/グレン・バラード 美術:ダグ・チャーン
声の出演:トム・ハンクス/ピーター・スコラリ/ノーナ・ゲイ/エディ・ディーゼン/マイケル・ジェッター/チャールズ・フライシャーほか
「ボーン・アイデンティティ」 ★★★
原題:The Bourne Identity
WOWOW
2002年アメリカ(ユニバーサル) カラー118分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ
物語:マルセイユ沖の海上に漂う一人の男(マット・デイモン)・ジェイソン・ボーンを漁船が救い上げるが、男は記憶喪失になっていた。
一方CIA 幹部・コンクリン(クリス・クーパー)の元にジェイソン・ボーンが生きていたとの報告が入り、直ちに抹殺指令を下す。
追っ手に攻め入られたジェイソンは居合わせたマリー(フランカ・ポテンテ)にパリまで乗せるよう頼み、追っ手を撒くうちに二人は惹かれあう。
解説・感想:記憶をなくした工作員が襲撃されながらもアイデンティティーを取り戻すアクション・スリラー。
原作は世界的ベストセラー作家ロバート・ラドラムの「暗殺者」。「ジェイソン・ボーン」3部作の1作目。
監督:ダグ・リーマン 原作:ロバート・ラドラム 脚色:トニー・ギルロイ/ウィリアム・ブレイク・ハーロン
撮影:オリヴァー・ウッド 音楽:ジョン・パウエル 美術:ダン・ウェイル
出演:マット・デイモン/フランカ・ポテンテ/クリス・クーパー/クライヴ・オーウェン/ブライアン・コックス/アドウェール・アキノエ・アグバエほか
「ボーン・スプレマシー」 ★★★
原題:The Bourne Supremacy
WOWOW
2004年アメリカ(ユニバーサル) カラー108分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ
物語:記憶を喪失したCIAのトップエージェント、ジェイソン・ボーンは過去を捨て、恋人マリーとともにインドのゴアでひっそりと暮らしていたボーンは殺し屋に襲われ、マリーが犠牲になってしまう。
からくも窮地を脱したボーンは、CIAの仕業と考え、復讐に立ち上がるのだった。
解説・感想:2002年に公開され大ヒットした本格スパイ・アクション「ボーン・アイデンティティー」の続篇。
前作では「追われる身」だったボーンが「追う者」に変わり、戦闘術と抜群の知力、そして持って生まれた第六感を駆使して活躍する。
監督:ポール・グリーングラス 原作:ロバート・ラドラム 脚本:トニー・ギルロイ
撮影:オリヴァー・ウッド 音楽:ジョン・パウエル
出演:マット・デイモン/フランカ・ポテンテ/ブライアン・コックス/ジュリア・スタイルス/カール・アーバン/ガブリエル・マン/ジョアン・アレンほか
「ボーン・アルティメイタム」 ★★★
原題:The Bourne Ultimatum
WOWOW
2007年アメリカ(ユニバーサル) カラー115分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ
物語:「ジェイソン・ボーン」と呼ばれるその男は、究極の暗殺者を育成する政府の極秘計画「トレッドストーン計画」が生んだ暗殺者だった。
殺し屋として多くの人を殺めてしまった罪の意識にさいなまれながらも、彼は自分を陥れたすべての陰謀を暴くため、たった一人、組織に最後通告(=アルティメイタム)を叩きつける。
解説・感想:CIAの暗殺者ボーンが、自らの過去を辿り記憶を取り戻していく過程を描く「ジェイソン・ボーン」三部作の完結編。
監督:ポール・グリーングラス 原作:ロバート・ラドラム 原案:トニー・ギルロイ
脚本:トニー・ギルロイ/スコット・Z・バーンズ/ジョージ・ノルフィ
撮影:オリヴァー・ウッド 音楽:ジョン・パウエル
出演:マット・デイモン/ジュリア・スタイルス/デイヴィッド・ストラザーン/スコット・グレン/パディ・コンシダイン/エドガー・ラミレス/ジョーイ・アンサー/コリン・スティントン/アルバート・フィニー/ジョアン・アレンほか
「ホーンテッドマンション」 ★★★
原題:The Haunted Mansion
DVDレンタル 2004年
2003年アメリカ(ディズニー) カラー88分 ドルビーステレオ,DTS.SDDS シネスコ
物語:人里離れた入り江にたたずむ大豪邸の前に、ジム・エヴァース(エディ・マーフィ)は家族と一緒に立っていた。不動産業を営むジムは、妻のサラと二人の子どもと週末の旅行に出かける途中だったが、この家の主人のグレイシーに急遽呼び出されたのである。これほどの大豪邸の売却を仲介できれば、人生最大のビジネス・チャンスとなる―期待に胸を膨らませるジムだが、その大豪邸の扉の向こうには、ジムと愛する家族にとって想像を絶する悪夢が待ち受けていた…。
解説・感想:ディズニーランドの人気アトラクションをテーマとしたファミリー向けホラー映画。ディズニー製作、エディ・マーフィ主演だけあって、全然怖くなく、コメディ要素の強い作品になっている。
ちなみに、「マンション」という単語は日本で一般的に使われる意味ではなく、大豪邸という意味。
監督/製作総指揮: ロブ・ミンコフ 脚本: デイヴィッド・バレンバウム
製作: ドン・ハーン、アンドリュー・ガン 製作総指揮: バリー・ベルナルディ
原案: ウォルト・ディズニー ホーンテッドマンション
撮影監督: レミ・アデファラシン プロダクション・デザイナー: ジョン・マイヤー
視覚効果スーパーバイザー: ジェイ・レッドト
出演:エディ・マーフィ/テレンス・スタンプ/ナサニエル・パーカー/マーシャ・トマソン/ジェニファー・ティリー/ウォーレス・ショーン/ディナ・ウォーターズほか
「僕の彼女を紹介します」 ★★
原題:WINDSTRUCK
レンタルDVD
2004年韓国(ワーナー) カラー123分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ
物語:正義感は強いが思い込みの激しい熱血女性巡査ヨ・ギョンジン(チョン・ジヒョン)は、犯人逮捕に協力しようとしていた女子高の新米物理教師コ・ミョンウ(チャン・ヒョク)を誤認逮捕してしまう。
そんな出会いにもかかわらず、2人はまもなく恋に落ちた。しかし幸せな日々は長く続かず、危険な撃ち合いの現場に来てしまったミョンウを、皮肉にもギョンジンが犯人と間違って射殺してしまう。
解説・感想:女性巡査と高校教師の青年が起こす奇跡の愛を描いたラヴ・ストーリー。監督・脚本は「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン。出演は「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン、のチャ・テヒョンほか。
監督・脚本:クァク・ジェヨン 撮影:チョン・ハンチョル
美術:ソン・ユニ
出演:チョン・ジヒョン/チャン・ヒョク/キム・テウク/チャン・ホビン/キム・スロ/チャ・テヒョン/ユミほか
「星になった少年 Shining Boy & Little Randy」 ★★★
レンタルDVD
2005年日本 カラー113分 ドルビーデジタル ビスタ
物語:1989年、千葉県東金市。家族経営の小さな動物プロダクション“小川動物プロダクション”に、母・佐緒里の長年の夢であった2頭の象、ミッキーと子象のランディがやって来た。
象たちと仲良しになった13歳の長男・哲夢は、ある日、立派な象使いになりたいと思い立ち、両親の反対を押し切って、単身チェンマイ北部の象学校に留学する。
解説・感想:実話を基に、日本人初の象使いとなった少年の生涯を描いたヒューマン・ドラマ。
監督は、本作が初の劇場用作品となるの河毛俊作。坂本小百合による『ちび象ランディと星になった少年』が原作。
監督:河毛俊作 原作:坂本小百合 脚色:大森寿美男
撮影:高瀬比呂志 音楽:坂本龍一 美術:山口修
出演:柳楽優弥/常盤貴子/倍賞美津子/高橋克実/蒼井優/於保佐代子/加藤清史郎/谷山毅/井上花菜/甲野優美ほか
「ホット・ショット2」 ★
原題:HOT SHOTS! 2
映画館(朝日会館)
1993年アメリカ(FOX) カラー89分 ドルビーステレオ ビスタ
物語:サダム・フセインに捕まってしまったアメリカ海軍を救出するためにトッパー(シーン)に
白羽の矢を立てられるが、トッパーはタイの寺院で修行中で、取り合おうとしない。
仕方なく、ウォルターズ司令官が作戦の指揮を取るが、捕虜になってしまう。
これを知ったトッパーは救出に向かう。
解説・感想:パロディ満載のシリーズ第2作。前作は全体的に「トップガン」のパロディだったが、
今回は「ランボー」が下敷きになっている。今回も前作のキャストも揃ってバカばっかやっている。
だが、前作より笑えない。フセイン等のそっくりさんも登場する。「T2」や「氷の微笑」等の分かりやすいパロディや、
アメリカのCM等の全然分からないパロディもある。 実は「Mr.ビーン」で有名なローワン・アトキンソンも出演している。
製作:ビル・バダラート 監督:ジム・エイブラハムズ
脚本:ジム・エイブラハムズ/パット・プロフト
出演:チャーリー・シーン/ロイド・ブリッジス/バレリア・ゴリノ/リチャード・クレンナほか
「仄暗い水の底から」 ★★
DVDレンタル 2002年12月
2002年日本(「仄暗い水の底から」製作委員会) カラー101分 DTSステレオ ビスタ
物語:松原淑美は、夫の邦夫と一人娘の郁子の親権をめぐって離婚調停中。娘と2人だけで暮らすため、やや老朽化したアパートへ引っ越すが、そこには水にまつわるさまざまな怪奇現象が待ち受けていた。
解説・感想:「リング」の鈴木光司&中田秀夫コンビの同名小説の映画化。中田監督ならではの恐怖がじわじわと迫る独特の演出で描いた新感覚ホラー。「リング」に続いて、ハリウッドでのリメイクが決定している。
原作:鈴木光司「浮遊する水」 監督:中田秀夫
脚本:中村義洋 鈴木謙一 撮影:林淳一郎 音楽:川井憲次
出演:黒木瞳/菅野莉央/小口美澪/水川あさみ/小日向文世/徳井優/谷津勲/小木茂光ほか
「微笑みをもう一度」 ★★
原題:HOPE FLOATS
WOWOW 2000年9月22日
1998年アメリカ(FOX) カラー115分 ドルビーデジタル ビスタ
物語:TVの公開番組で夫の浮気を知ったバーディ(ブロック)は、娘を連れて実家へ戻る。
周囲の好奇の目に晒されてストレスをつのらせる彼女の前に、高校時代に彼女にあこがれていた男(ハリー)が現れる。
解説・感想:俳優フォレスト・ウィテカー監督第2作。サンドラ・ブロックが初めて母親を演じた事でも話題に。
サンドラ・ブロックの自然な演技が見もの。
監督:フォレスト・ウィテカー 脚本:スティーブン・ロジャース
音楽:デイブ・グルーシン 撮影:カレブ・デシャネル
出演:サンドラ・ブロック/ハリー・コニックJr./ジーナ・ローランズほか
「ボルケーノ」 ★★
原題:VOLCANO
WOWOW 1999年5月2日(映画最強宣言2days/メガヒット劇場)
1997年アメリカ(FOX) カラー105分 ドルビーステレオ ビスタ
物語:LAの地下で蒸気の異常噴出事故が発生し、工事作業員たちが焼死。 危機管理局長ローク(ジョーンズ)は、危機を察知し、地質学研究所に応援を求め、女性博士のエイミー(ヘッシュ)が到着する。
やがて、本格的に溶岩がLAを襲いはじめる。
解説・感想:大都会を襲うマグマの大噴火の恐怖を、最新のSFXを駆使した映像で描いたパニック映画。
危機の回避方法に無理がありすぎるような気がする。トミー・リー・ジョーンズも主役っぽくない。
クライマックスの大量の火山灰は、実は新聞紙なのだそうだ。
監督:ミック・ジャクソン 脚本:ジェローム・アームストロング/ビリー・レイ
音楽:アラン・シルベストリ
出演:トミー・リー・ジョーンズ/アン・ヘッシュ/ジョン・キャロル・リンチ/ギャビー・ホフマンほか
「ポルターガイスト」 ★★★
原題:POLTERGEIST
DVD
1982年アメリカ(MGM) カラー115分 ドルビーステレオ シネスコ
物語:郊外の新居へと移ってきたフリーリング一家。だが、末娘のキャロル・アンは他人には見えない何かがいることを感じ取る。ある夜、キャロル・アンが異空間に吸い込まれ、家族を助けを探す。
解説・感想:襲いかかる超常現象の数々を最高のSFXと絶妙の音響効果で体感させるホラー・スペクタクル。『悪魔のいけにえ』の鬼才フーバーが監督だが、製作・脚本のスピルバーグが相当手を出したらしい。
監督:トビー・フーバー 脚本:スティーブン・スピルバーグほか
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:グレイグ・T・ネルソン/ジョーベス・ウィリアムス/ヘザー・オルークほか
「ボルト」 ★★
原題:BOLT
映画館(109シネマズ広島 3D上映(XPanD))
2008年アメリカ(ディズニー) カラー96分 ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS,SDDS ビスタ 3D対応
物語:犬のボルトは飼い主のペニーを守るためスーパー・ボイス"を武器に悪の軍団と戦う人気者だが、それはドラマの話だった。しかし、ボルトはドラマの世界を現実と信じ込んでいた。ある時、ボルトは誤ってニューヨークまで運ばれてしまう。果たしてハリウッドのペニーの元に帰れるのだろうか?途中で出会う2匹の仲間と共に旅を続ける。
解説・感想:ドラマの世界を現実と信じるスター犬の冒険を描く3Dアニメ。ピクサーの制作ではないが、製作総指揮は「トイ・ストーリー」のジョン・ラセターが務める。アカデミー賞長編アニメ賞ノミネート。3D上映もされた。
監督:バイロン・ハワード/クリス・ウィリアムズ 製作総指揮:ジョン・ラセター
脚本:ダン・フォーゲルマン/クリス・ウィリアムズ 音楽:ジョン・パウエル
声の出演:ジョン・トラヴォルタ/マイリー・サイラス/スージー・エスマン/マーク・ウォルトン/マルコム・マクダウェル/ジェームズ・リプトン/グレッグ・ジャーマンほか
「ホワイトアウト」 ★★
WHITE OUT
WOWOW
2000年日本(ホワイトアウト・パートナーズ) カラー129分 ドルビーデジタル ビスタ
物語:新潟県奥遠和ダムの運転員富樫(織田)は、遭難者の救助活動中、親友で相棒の吉岡(石黒)を事故で亡くす。
2ヵ月後、ダムを訪れた吉岡の婚約者千晶(松嶋)が、ダムと発電所を占拠したテロリストの人質にされる。
テロリストの襲撃から逃れた富樫は一人テロリストに立ち向かう。
解説・感想:真保裕一のベストセラーを原作者自らの脚色で映画化。 雪山版ダイハードといった内容で、織田裕二の活躍が描かれる。
織田が銃をなかなか扱えない描写があるが、なぜか松嶋が何の迷いもなく銃を撃ちまくるのは「?」と思ってしまう。
監督:若松節朗 原作・脚本:真保裕一 脚本:長谷川康夫/飯田健三郎
音楽:ケンイシイ/住友紀人 撮影:山本英夫
出演:織田裕二/松嶋奈々子/佐藤浩市/中村嘉葎雄/石黒賢/吹越満ほか
「ホワイトハウスの陰謀」 ★★
原題:MURDER AT 1600
WOWOW 1998年10月25日
1997年アメリカ(ワーナー=REGENCY) カラー107分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ
物語:ホワイトハウス内で官邸職員の女性が殺され、リージス刑事が事件に当たるが、
警備主任らは警察に非協力的。シークレット・サービスの女性ニーナが 彼に協力するが、次第に驚くべき事実が判明する。
解説・感想:ホワイトハウスでの殺人事件という題材が話題を呼んだ。 宣伝などでは大統領が疑われるような事が書かれていた気がするが、
大統領は全然疑われていない。
補足:オリジナルはシネスコサイズらしいが、WOWOWでの放送もLDもスタンダードサイズだった。
DVDはシネスコのレターボックスで発売される予定だったが、結局スタンダードサイズで発売された。
監督:ドワイト・リトル 脚本:ウェイン・ビーチ/デビッド・ホッジン
音楽:クリストファー・ヤング
出演:ウェズリー・スナイプス/ダイアン・レイン/アラン・アルダほか
「ホワット・ライズ・ビニース」 ★★★
原題:WHAT LIES BENEATH
WOWOW(特別編) 2002年3月18日
2000年アメリカ(FOX=ドリームワークス) カラー130分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ
物語:娘を大学に送り、夫婦2人だけの生活になった主婦クレアを襲う不可解な現象。隣家の妻メアリーが忽然と消えて以来、家の中で無気味な出来事が頻発。彼女は殺されたメアリーの霊の仕業だと思い込むが…。
解説・感想:ヒットメーカーのゼメキスがヒッチコックにオマージュを捧げた初のホラー。フォードとファイファーの顔合わせも話題に。
『サイコ』を彷彿とさせるバスタブシーンなど全身鳥肌の恐怖シーンの連続。ハリソンフォードが怖い。
ゼメキス監督は『キャスト・アウェイ』の1年間の撮影中断中に今作を撮った。
監督・製作:ロバート・ゼメキス 脚本:クラーク・グレッグ 撮影:ドン・バージェス 音楽:アラン・シルベストリ
出演:ハリソン・フォード/ミシェル・ファイファー/ジェームズ・レマーほか