【か】

「カーズ」 ★★★
原題:CARS
映画館(広島バルト11)
2006年アメリカ(ディズニー) カラー116分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:若き天才レーサー、ライトニング・マックィーン。史上初の新人チャンピオンを狙う彼だが、自分勝手な性格のせいで仲間の信頼が得られず、ピット・クルーたちの指示も一切無視していた。 マックィーンはトレーラーでカリフォルニアへ出発。ところがマネージャーのマックの居眠り運転が原因で、マックィーンはハイウェイに振り落とされてしまう。 そして彼はルート66沿いの寂れた田舎町、ラジエーター・スプリングスに迷い込んでしまった。
解説・感想:うぬぼれ屋の天才レーサーが田舎町での暮らしを通して、愛や友情の大切さに気づく様を描いた3Dアニメーション。 擬人化された車のキャラクターたちが活躍する。監督は「トイ・ストーリー」シリーズのジョン・ラセター。

監督・脚本:ジョン・ラセッター 共同監督・共同脚本:ジョー・ランフト
アニメーション監督:ジム・マーフィー/バディ・ポデスタ 音楽:ランディ・ニューマン
声の出演:オーウェン・ウィルソン/ポール・ニューマン/ボニー・ハント/ジョージ・カーリン/ポール・ドゥーリー/チーチ・マリン/ジェニファールイス/トニー・シャローブ/キャサリン・ヘルモンド/マイケル・キートン/ジョン・ラッツェンバーガーほか


「ガープの世界」 ★★★
原題:THE WORLD ACCORDING TO Garp
WOWOW 1998年11月7日
1982年アメリカ(ワーナー) カラー137分 モノラル スタンダード

物語:意志強靭な母に育てられたガープは、晴れて小説家になる。 ガープは幼なじみのジェニーと結婚し、二人の息子をもうける。 だが、ガープに次々と不幸が襲いかかる。
解説・感想:これが映画デビューとなったグレン・クローズ、真価を発揮したジョン・ウィリアムスなどが出演。 評価の高い映画だが、僕には良さがあまり分からなかった。キネマ旬報2位。

製作・監督:ジョージ・ロイ・ヒル 原作:ジョン・アービング
脚本:スティーブン・テシック
出演:ジョン・ウィリアムス/グレン・クローズ/ジョン・リスゴーほか


「カオス」 ★★★
WOWOW 2002年3月20日
2000年日本(タキコーポレーション=サンセントシネマワークス) カラー104分 ステレオ ビスタ

物語:実業家の小宮山の妻佐織里が失踪。やがて「彼女を誘拐した」という電話が入り、三千万円の身代金が要求される。だが、これは、夫の愛を確かめるため、佐織里が便利屋の黒田に依頼した狂言誘拐だった。
解説・感想:『リング』の中田秀夫監督が、同作の中谷美紀と再びコンビを組んだ新感覚サスペンス。狂言誘拐を軸に展開する二重、三重のどんでん返しが、ヒッチコックの『めまい』を彷彿させるタッチで描かれる。

監督:中田秀夫 原作:歌野晶午 脚本:斉藤久志 音楽:川井憲次 撮影:喜久村徳章
出演:萩原聖人/中谷美紀/光石研/國村隼/菜木のり子/夏生ゆうな/山村美智子ほか


「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」 ★★★
映画館(TOHOシネマズ緑井) 2008年
2008年日本 カラー118分 ドルビーデジタルサラウンドEX ビスタ

物語:戦国時代、小国の山名は隣国である秋月に攻め入り成功を収める。その城内で山名の軍勢は秋月の軍資金である“黄金百貫”を見つけようと躍起になっていた。 その頃、城で強制労働をさせられていた武蔵(松本潤)と新八(宮川大輔)は逃走し、偶然滝のほとりで黄金百貫を見つける。
解説・感想:スターウォーズの元ネタとしても有名な黒澤明監督の傑作『隠し砦の三悪人』を『日本沈没』などの樋口真嗣監督がリメイクした歴史娯楽大作。 主演に嵐の松本潤、自国の運命を握る姫役に長澤まさみと、いわゆるアイドル映画になっている。 樋口監督の得意とする爆発などの特撮演出を極力避けているせいか、キレはいまひとつ。

監督:樋口真嗣 脚本:中島かずき オリジナル脚本:菊島隆三/小国英雄/橋本忍/黒澤明
音楽:佐藤直紀 撮影:江原祥二
出演:松本潤/長澤まさみ/阿部寛/椎名桔平/宮川大輔/甲本雅裕/古田新太/生瀬勝久/ピエール瀧/黒瀬真奈美/KREVA/上川隆也/國村隼/高嶋政宏ほか


「ガチ☆ボーイ」 ★★
WOWOW 2009年
2007年日本 カラー120分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:大学生の五十嵐良一(佐藤隆太)は突然プロレス研究会に入部するが、なかなか“段取り”を覚えられない。実は彼は記憶が憶えられない高次脳機能障害を抱えていたのだった。 そんな中、商店街でのデビュー戦を迎えた良一は、段取りを忘れたために本気でガチンコの試合をすることになるが、それが観客にウケて一躍人気レスラーになる。
解説・感想:高次脳機能障害を抱えた青年が、学生プロレスを通じて生きる実感を取り戻していく青春ストーリー。 2004年に公演された劇団モダンスイマーズの伝説的な舞台を、『タイヨウのうた』の小泉徳宏監督が映像化した。

監督:小泉徳宏 原作:蓬莱竜太 脚本:西田征史
音楽:佐藤直紀 撮影監督:葛西誉仁
出演:佐藤隆太/サエコ/向井理/泉谷しげる/仲里依紗/川岡大次郎/瀬川亮/西田征史/中谷竜/小椋毅/久保麻衣子/フジタ “Jr” ハヤト/宮川大輔ほか


「学校の怪談」 ★★
WOWOW 1998年7月20日
1995年日本(東宝=サンダンス・カンパニー) カラー101分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:1学期の終業式の午後。小学2年生の夏美は、立ち入り禁止の木造校舎に忍び込む。 妹を心配した姉の亜樹も同校舎に向かい、他の子供たちと合流。一同は常識を越えた怪体験に 次々に遭遇する。
解説・感想:全国各地の小学生で噂になった怪談を基にして、学校の奇怪な出来事を SFXを駆使して描いたジェットコースター・ムービー。ファミリー向け。 テケテケっていうのは初めて聞いたけど、有名なの?

製作:藤峰貞利/高井英幸 監督:平山秀幸
原作:常光徹/日本民話の会 脚本:奥寺佐渡子 撮影:柴崎幸三
出演:野村宏伸/杉山亜矢子/佐藤正宏/笹野高史/余貴美子/水木薫/遠山真澄/岡本綾ほか


「学校の怪談2」 ★★
WOWOW 1998年8月14日(夏休みホラー大特集)
1996年日本(東宝=サンダンス・カンパニー) カラー103分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:夏休み。理香(西田)は、塾の教え子との合宿のため、故郷の寺へ。 地元の子供と塾生が対立する中、寺の謎の小学校校長が10年前に怪死した4月4日に 子供たちは小学校で肝試しをして、時計の針を止めてしまったせいか、 子供たちは怪体験に次々に遭遇する。
解説・感想:子供の間に流布する怪談話を基にした大ヒット・シリーズ第2作。 今回も、テケテケ、花子さん、ろくろ首などが登場。前作よりSFXがスケール・アップ。 岸田今日子のろくろ首が恐い。英語での表記は「GAKKOU NO KWAIDAN」だそうだが、なんで「KWAIDAN」なの? なお、前作と同じ出演者がいるが、全然違う役になっている。

製作:藤峰貞利/高井英幸 監督:平山秀幸 原作:常光徹/日本民話の会
脚本:奥寺佐渡子 音楽:寺嶋民哉 撮影:柴崎幸三
出演:野村宏伸/西田尚子/米倉斉加年/岸田今日子/きたろう/前田亜季ほか


「学校の怪談3」 ★★
WOWOW 1998年8月15日(夏休みホラー大特集)
1997年日本(東宝=サンダンス・カンパニー) カラー97分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:地方の槙町小学校。5年2組担任の八巻先生(西田)は、図工室で20年前に死んだ タイチが棲むと噂される鏡を拾う。ある夜、先生と教え子とその弟妹7人は、鏡の世界に吸い込まれ、 不思議な体験をする。そして、タイチという少年に出会う。
解説・感想:大ヒット・ホラー・シリーズ第3弾。今回は学校というより、 鏡の中の世界での不思議体験を描いている。良い霊と悪い妖怪の両方が出てくる。 今回はスタッフを一新した。監督には新生「ガメラ」の金子修介。音楽も金子作品常連の大谷幸が担当。 前回よりも更にSFXが向上している。ただ、鏡の中のシーンの多くの画面が不自然に暗くて見にくい。 今回も前作、前々作と同じ出演者がいるが、今回も全然違う役になっている。

製作:藤峰貞利/高井英幸 脚本・監督:金子修介 原作:常光徹/日本民話の会
脚本:しまだみちる 音楽:大谷幸 撮影:柴崎幸三
出演:西田尚子/黒木瞳/野田秀樹/吉澤拓真/前田亜季/ヒガタケル/米澤史織/林家こぶ平/野村宏伸/佐戸井けん太ほか


「学校の怪談4」 ★★
WOWOW 2000年7月9日
1999年日本(東宝=サンダンス・カンパニー) カラー100分 ドルビーステレオ シネスコ

物語:夏休みに海辺の町を訪れた恒(広瀬)と弥恵(豊田)の兄妹。到着早々、大嵐に遭遇し、 その翌日から子供たちが次々と行方不明に。地元の子供たちが呪いだと怯える中、恒まで消息を失ってしまう。
解説・感想:平山監督が1作目、2作目に続いて今シリーズに復帰。怪談というか、幽霊話になっている。 謎の老人に扮した笑福亭松之助の妙演に注目。

監督:平山秀幸 脚本:奥寺佐渡子 音楽:宇崎竜童
撮影:柴崎幸三 SFX:橋本満明
出演:豊田眞唯/広瀬斗史輝/笑福亭松之助/原田美枝子/皆川優紀/坂井英人ほか


「カプリコン・1」 ★★★
原題:Capricorn One
NHK BS-hi
1977年アメリカ カラー124分 4chステレオ シネスコ

物語:人類史上初の有人火星宇宙船カプリコン・1の打ち上げが目前に迫っていた。 発射5分前、突然カプリコン・1のハッチが開き、1人の男が乗組員3人を船外に連れ出し、ヒューストンより3人をジェット機で連れ去った。 そしてカプリコン・1は、人々の見守る中、無人のまま火星へ向かって飛び立つ。 一方、3人を乗せたジェット機は砂漠にある格納庫のわきに着陸した。そしてそこには、NASAのケラウェイ所長(H・ホルブルック)がいた。 彼はカプリコン・1の生命維持装置に故障が発見されたが、今さら計画の中止は出来なかった、という事実を告げる。そして3人は、格納庫にある火星表面のセット・ステージで世紀の大芝居を決行する。
解説・感想:人類初の有人火星宇宙船カプリコン計画をめぐるNASAの国家的陰謀と、それに対する男達の姿を描く。 よくアポロ11号の疑惑と関連付けられる作品。

監督・脚本:ピーター・ハイアムズ
撮影:ビル・バトラー 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:エリオット・グールド/ジェームズ・ブローリン/ブレンダ・ヴァッカロ/サム・ウォーターストン/O・J・シンプソン/ハル・ホルブルック/テリー・サヴァラス/カレン・ブラックほか


「亀は意外と速く泳ぐ」 ★★★
WOWOW
2005年日本 カラー90分 ステレオ ビスタ

物語:片倉スズメ(上野樹里)は平凡な主婦である。そんな平凡を嘆くスズメは、ふとしたことから駅の階段に貼られた広告を目にする。「スパイ募集!」。思わずその番号に電話をかけてしまうスズメだった。 三日後、彼女は指定された安アパートに向かう。スズメを迎え入れたのは、クギタニシズオ(岩松了)とエツコ(ふせえり)夫妻だった。 彼らは自分たちがある国のスパイだと言い、ぜひスパイになってほしいと説得する。
解説・感想:“シティボーイズ”のライブの作・演出を手がけ、TV番組などで独自の笑いを築いてきた三木聡のオリジナル脚本による作品。 オープニングのパラパラ漫画を手がけるのは、人気急上昇のコミック『団地ともお』の小田扉。

監督・脚本:三木聡 撮影:小林元
音楽プロデューサー:坂口修 美術:常盤俊春
出演:上野樹里/蒼井優/岩松了/ふせえり/松重豊/村松利史/緋田康人/要潤/森下能幸/伊武雅刀ほか


「ガメラ 大怪獣空中決戦」 ★★★
GAMERA:THE GUARDIAN OF THE UNIVERSE
映画館(宝塚4)/LD-BOX/DVD(GANERA-BOX)
1995年日本(大映ほか) カラー96分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:太平洋上のプルトニウム船が巨大な何かに座礁した。ちょうどその頃、 九州の島で謎の巨大な人食い鳥(ギャオス)を発見、国は福岡ドームでの捕獲を計画する。 そこへ、プルトニウム船を襲った巨大生物(ガメラ)が登場、死闘を繰り広げる。
解説・感想:特撮映画の醍醐味を満喫できる傑作。 スティーブン・セガールの娘、藤谷文子も出演。日本テレビのアナウンサーも多数出演。 監督は「毎日が夏休み」「学校の怪談3」等で有名で、「うる星やつら」もやっていた金子修介、 脚本は「機動警察パトレイバー」「攻殻機動隊」等の伊藤和典、 特技監督は「エヴァンゲリオン」等の樋口真嗣、怪獣デザインは「ナディア」等の前田真宏、 音楽は「サイバーフォーミュラ」「逮捕しちゃうぞ」「ガンダムW」等の大谷幸と、 アニメ関係のスタッフが多く参加している。
補足:この作品のLD-BOXは初回限定生産の特別版。絵コンテやメイキングが満載。 また、ウルティメイトBOXには「レギオン襲来」とともにドルビーデジタルリミックスで収録。
金曜ロードショーで放送されたバージョンはトリミング版だったが、 ニュースシーンの2カット(大神いづみ出演カットなど)だけオリジナル素材のテレビ映像(フィルム変換前のもの)を使用していた。

監督:金子修介 脚本:伊藤和典 音楽:大谷幸
特技監督:樋口真嗣 怪獣デザイン:前田真宏
出演:井原剛志/中山忍/藤谷文子/蛍雪次郎/本田博太郎/長谷川初範/本郷功次郎/久保明/ 小野寺昭/松尾貴史/真山勇一/木村優子/若林健治/大神いずみ/永井美奈子ほか


「ガメラ2 レギオン襲来」 ★★★★
Gamera2:The Real Guardian of The Universe/Advent of Legion
映画館(ステーション・シネマ)/LD-BOX/DVD(GANERA-BOX)
1996年日本(大映ほか) カラー100分 ドルビーステレオSR ビスタ

物語:北海道に謎の物体が墜落し、すすきのに巨大植物が出現する。 また、それを守るように生物の群れ(レギオン)も出現。 自衛隊は必死に攻撃するが、効果はあまりない。そこにガメラが現れる。
解説・感想:絶賛された新生「ガメラ」の第2弾。今回は前作では活躍できなかった 自衛隊が大活躍し、ハードSFの雰囲気を醸し出している。 特撮もさすがは樋口真嗣だけあって、レイアウトがカッコいい。 予告編も凄く良くて、まるで「エヴァ」のよう。しかし、この映画には根本的な欠点があったりする。 日本SF大賞を映像作品としては初めて受賞した。
補足:この作品のLD-BOXは特別版で、メイキングが満載されている他、音声がドルビーデジタルにリミックスしてある。

監督:金子修介 脚本:伊藤和典 音楽:大谷幸
特技監督:樋口真嗣 怪獣デザイン:前田真宏/樋口真嗣
出演:永島敏行/水野美紀/石橋保/吹越満/藤谷文子/福留功男/蛍雪次郎/長谷川初範/渡辺裕之/ラサール石井/ベンガル/徳間康快ほか


「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」 ★★★
GIII(GAMERA:1999):The Absolute Guardian of The Universe/INCOMPLETE STRUGGLE
映画館(広島宝塚3) 1999年3月4日(試写会)/映画館(広島宝塚4) 1999年3月16日(2回目)/映画館(広島宝塚4) 1999年3月27日(3回目)
LD-BOX/DVD(GANERA-BOX)
1999年日本(大映ほか) カラー108分 ドルビーデジタル,ドルビーステレオSR ビスタ

物語:1999年、ギャオスが世界規模で発生しつつあり、長峰(中山忍)が調査をしていた。 そして、渋谷にギャオスとガメラが飛来し、町を破壊し尽くす。 その頃、4年前の東京ガメラ襲来の際に両親を殺され、ガメラを憎んでいた綾奈(前田愛)は、 奈良の洞窟でギャオスの変異体を見つけ、イリスと名づける。 イリスは人を襲って巨大化し、京都でガメラと対決する。
解説・感想:平成「ガメラ」シリーズの完結編。 今回は伝奇的な話になっている。何故日本にばかり怪獣が襲来するのかなどの謎も解明され、 「ガメラ2」の根本的な欠点を少し補っていたりする。 出演者はとても豪華だが、ほとんどの人が数秒しか出演していない。 そのせいか、全体的に話が中途半端で分りにくくなってしまっている。 特撮はシリーズ最高、というより邦画史上最高のクォリティーで、圧倒される事まちがいなし。 浅黄(藤谷文子)が出るか出ないかでかなり揉めたようで、そのせいで脚本が連名クレジットになっているのかもしれない。 「EVANGELION:REBIRTH」のような終り方で、これで完結にしてほしくない気もするが、これはこれで良かったのかも。 でも、クライマックスの大爆発の中で登場人物が全然平気なのはちょっと都合が良すぎるような。 それはそうと、「ラブ&ポップ」の出演者が多くでていたのはなぜだろう?
補足:ポスター等ではドルビーSRとしか書かれていないが、ドルビーデジタルでも記録されており、 一部劇場ではドルビーデジタルで公開された。

監督:金子修介 脚本:伊藤和典・金子修介 音楽:大谷幸
特技監督:樋口真嗣 怪獣デザイン:前田真宏/樋口真嗣
出演:中山忍/前田愛/藤谷文子/山咲千里/手塚とおる/小山優/安藤希/螢雪次郎/本田博太郎/伊集院光/前田亜季/仲間由紀恵/ 三輪明日美/生瀬勝久/鴻上尚史/渡辺裕之/石丸謙二郎/津川雅彦/清川虹子/草野仁/渡辺いっけい/鷹西美佳/角田久美子/ 松本志のぶ/松永二三男/斉藤暁/田中トモロヲ/かとうかずこ/三田村邦彦ほか


「仮面の男」 ★★★
原題:THE MAN IN THE IRON MASK
WOWOW 2000年2月6日
1998年アメリカ(MGM/UA) カラー133分 DTS,DTSステレオ ビスタ

物語:17世紀フランス。国王ルイ14世は飢えに苦しむ民衆をよそに権力を振りかざすばかり。 そんな中、かつての四銃士たちは、幽閉されている王の双子の弟を救出し、王とすり替える計画をたてる。
解説・感想:デュマの「三銃士」の続編、「鉄仮面」を、ディカプリオほかビッグネームの共演で映画化。 ディカプリオは双子のルイを両方演じている。ディカプリオの2種類のルイ役を比べてみるもの面白い。

監督・脚本:ランダル・ウォレス 原作:アレクサンドル・デュマ 撮影:ピーター・サチスキー
出演:レオナルド・ディカプリオ/ジョン・マルコビッチ/ジェレミー・アイアンズ/ジェラール・ドパルデュー/ガブリエル・バーンほか


「カラーパープル」 ★★★
原題:The Color Purple
DVD 2000年10月1日
1985年アメリカ(ワーナー) カラー152分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:父親と思っていた男の子供を生まされたセリーは、仲のいい妹ネティと引き離され、4人の子持ち男のもとへ嫁がされる。そこで奴隷のようにこき使われるが…。
解説・感想:S・スピルバーグが黒人女性の自立を描いた力作で、彼の確かな演出力に注目。本作がデビューとなったW・ゴールドバーグのシリアスな演技にも驚かれる。Q・ジョーンズによる黒人音楽も聞き逃せない。スピルバーグ作品でジョン・ウィリアムスが音楽を手がけないのはかなり珍しい。アカデミー賞10部門ノミネートながら無冠に終わったいわくつきの作品。

監督:スティーブン・スピルバーグ 原作:アリス・ウォーカー
脚本:メノ・メイジェス 音楽:クインシー・ジョーンズ
出演:ウーピー・ゴールドバーグ/ダニー・グローバー/オプラ・ウィンフリーほか


「カルテット」 ★★★
Quartet
DVD 2002年5月3日
2000年日本(カルテット パートナーズ) カラー113分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:3年前の夏、第24回日本アンサンブルコンクールで大失態をやらかした弦楽四重奏団(カルテット)のメンバー4人は、 今はそれぞれの道を歩んでいた。ある日、偶然4人は再会し、再びアンサンブルコンクールに挑戦することになった。 4人は、大学の恩師である青山教授(三浦友和)の紹介でコンサートツアーをしながら、未完成の課題曲『カルテット』の練習を開始する。
解説・感想:様々な人生を抱えながら、カルテットを組んだ4人の若者たちの成長と友情を描いた青春ドラマ。 監督は、作曲家として有名な久石譲で、本作が監督デビューとなる。 劇中には久石譲が作曲した「となりのトトロ」などを演奏するシーンなどもある。

監督・音楽:久石譲 脚本:長谷川康夫/久石譲
撮影:阪本善尚/坂本誠吾 美術:及川一
出演:袴田吉彦/桜井幸子/大森南朋/久木田薫/藤村俊二/三浦友和ほか


「玩具修理者」 ★★
TOY REANIMATER
DVD 2002年6月16日
2002年日本 カラー47分 ステレオ ビスタ

物語:アンティーク・トイが並ぶおもちゃ屋に、若い女性がやって来た。 彼女は、店で働く少年に自らの幼い頃のどんなおもちゃでも必ず直してくれた玩具修理者の話を聞かせる。
解説・感想:玩具修理者を巡る少年と女の中篇怪奇ファンタジー。 監督は、CG界の第一人者で、本作が初の劇場用作品となるはくぶん。日本ホラー大賞短編賞受賞の小林泰三の原作を基にしている。 幻想的な映像が印象的な作品。

監督:はくぶん 製作総指揮:奥山和由 原作:小林泰三「玩具修理者」
脚本:相良敦子/はくぶん/松尾奈津 音楽:神津裕之
出演:田中麗奈/忍成修吾/麿赤兒/姿月あさと/美輪明宏(声)ほか


「がんばっていきまっしょい」 ★★★
GIVE IT ALL
DVD 2000年4月2日
1998年日本(フジテレビほか) カラー120分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:1976年、伊予東高校に入学した篠村悦子こと悦ネエは、以前から憧れていたボート部に入部を希望するが、東校には女子ボート部がなかった。そこで彼女は自ら女子ボート部を創設し、5人のメンバーを集める。
解説・感想:20数年前の四国・松山を舞台に、ボートに青春をかけた女子高生たちの姿を瑞々しく描いた名作。 第4回坊ちゃん文学賞を受賞した敷村良子の同名小説を、磯村監督自身が脚色した。
主演は本作がデビュー作となった田中麗奈で、キネマ旬報日本映画新人女優賞を受賞した。キネマ旬報日本映画ベスト・テン第3位。 ちなみに、タイトルの『がんばっていきまっしょい』は、原作者・敷村良子の母校・愛媛県立松山東高等学校で40数年前から使われている「気合入れ」の掛け声。

監督・脚色:磯村一路 原作:敷村良子 音楽:リー・テッシュ・ウィズ・ペンギンズ
出演:田中麗奈/真野きりな/清水真実/葵若菜/久積絵夢/松尾政寿/中島朋子ほか


【き】

「CASSHERN」 ★★
WOWOW 2004年5月6日
2004年日本(「CASSHERN」パートナーズ) カラー141分 ドルビーデジタルサラウンドEX シネスコ

物語:50年続いた大戦に勝利した大亜細亜聯邦共和國。東博士は実験場から新生命体“新造人間”が誕生される。 戦火を収めるべく立ち上がったのは、新造細胞によって蘇生した新造人間“キャシャーン”だった。
解説・感想:人類と新生命体との戦いを収めるべく立ち上がった新造人間・キャシャーンの活躍を描いたSFアクション。独特なヴィジュアルが印象的。 監督は、本作が初の劇場用作品となるヴィジュアル・アーティストの紀里谷和明。往年のヒーロー・アニメを原作としているが、内容は大きく異なる。

監督:紀里谷和明 原作:竜の子プロダクション『新造人間キャシャーン』
脚本:紀里谷和明/菅正太郎/佐藤大 撮影:紀里谷和明/森下彰三 編集:紀里谷和明
出演:伊勢谷友介/麻生久美子/唐沢寿明/寺尾聰/樋口可南子/小日向文世/宮迫博之/佐田真由美/要潤/西島秀俊/及川光博/寺島進/大滝秀治/三橋達也ほか


「キャスト・アウェイ」 ★★★
原題:CAST AWAY
DVD(スペシャルエディション) 2001年12月10日
2001年アメリカ(ドリームワークス=FOX) カラー144分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:国際宅配便会社(FedEx)に勤めるチャックは飛行機で事故に遭い、無人島に流れ着く。その日から彼のサバイバルの闘いが始まる。やがて4年の歳月が過ぎ、遂にイカダを組み立てた彼は大海原に向け漕ぎ出し、脱出に成功するが…
解説・感想:『フォレスト・ガンプ』のハンクスとゼメキス監督による勇気と挑戦のドラマ。無人島生活4年の歳月を体で演じるためにハンクスは1年間撮影を中断して25キロ減量した。その間、ゼメキス監督は『ホワット・ライズ・ビニース』を撮った。

監督:ロバート・ゼメキス 脚本:ウィリアム・ブロイスルJr.
音楽:アラン・シルベストリ 撮影:ドン・バージェス
出演:トム・ハンクス/ヘレン・ハント/ニック・サーシーほか


「逆境ナイン」 ★★★
DVDレンタル
2005年日本 カラー115分 DTSステレオ シネスコ

物語:万年勝ち知らずの全力学園野球部は何事にも全力を好む校長(藤岡弘)に廃部を宣告されてしまう。 しかし、キャプテンの不屈闘志(玉山鉄二)は、無謀にも甲子園行きを約束し、廃部を免れようとするのだった。
解説・感想:「海猿」の羽住英一郎が、原作者・島本和彦自身が「映像化は無理」と語る超絶スポ根マンガを映画化。 想像を絶する逆境に追い込まれた弱小高校野球部ナインが、不屈の闘志で奇跡を起こす。 原作の「それはそれ、これはこれ」などの名言も再現されているが、登場人物などはかなり整理されている。

監督:羽住英一郎 原作:島本和彦 脚本:福田雄一
撮影:村埜茂樹 音楽:佐藤直紀 美術:北谷岳之
出演:玉山鉄二/堀北真希/田中直樹/藤岡弘、/柴田将士/出口哲也/寺内優作/坂本真/青木崇高/土倉有貴ほか


「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」 ★★★
原題:catch me if you can
DVD(スペシャルエディション) 2003年9月10日
2002年アメリカ(ドリームワークス) カラー141分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:1963年、16歳のフランク・アバグネイル・ジュニア(レオ ナルド・ディカプリオ)は、両親の離婚のショックから家を飛び出し、 あらゆる職業になりすまし、詐欺を行なっていく。やがてFBIのベテラン捜査官のカール・ハンラティ(トム・ハンクス)が動き出す。
解説・感想:実在の天才少年詐欺師と、彼を追うFBI捜査官を描くクライム・コメディ。原作は主人公のモデルとなったフランク・W・アバグネイルによるベストセラー。 監督はスティーヴン・スピルバーグで、スタッフはいつもの面々。スピルバーグのテンポの良い演出が心地よい。

監督:スティーヴン・スピルバーグ 原作:フランク・ダブル・アバグネイル/スタン・レディング
脚本:ジェフ・ネイサンソン 撮影:ヤヌス・カミンスキー 音楽:ジョン・ウィリアムス
美術:ジャニーン・オッペウォール 編集:マイケル・カーン
出演:レオナルド・ディカプリオ/トム・ハンクス/クリストファー・ウォーケン/マーティン・シーン/ナタリー・バイ/エイミー・アダムス/ジェニファー・ガーナー


「CURE キュア」 ★★
WOWOW 1998年12月5日
1997年日本(大映) カラー112分 モノラル ビスタ

物語:複数の犯人が、同じ異常な手口を使い殺人に至る怪事件が連続発生。 刑事高部(役所)は、犯人の共通項が見つからず、悩む。 その頃、殺人現場近くで記憶喪失の青年間宮(萩原)が保護される。 やがて高部は間宮が相手に暗示をかけて犯罪を行わせていた事に気づく。
解説・感想:人心を操る天才的犯罪者と刑事の対決を描いたサイコサスペンス。 最後まで見てもよく意味が分からない。主演は最高に乗っている役所広司。

製作:山川勉/下田淳行 脚本・監督:黒沢清
音楽:ゲイリー芦屋 撮影:喜久村徳章
出演:役所広司/萩原聖人/うじきつよし/中川安奈/洞口依子/でんでん/戸田昌宏ほか


「キューティーハニー」 ★★
DVDレンタル 2004年11月26日
2004年日本(ワーナー) カラー93分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:タチバナ総合商事でいい加減に働く如月ハニーは、実は無敵のパワーを持った“愛の戦士・キューティーハニー”だった。だが、ハニーの能力を奪うため、謎の秘密結社パンサークローが襲ってくる。ハニーは警察庁公安8課の秋夏子警部や自称新聞記者の早見青児と協力し、パンサークローの刺客たちと戦う。
解説・感想:永井豪の人気漫画を「エヴァンゲリオン」の庵野秀明が監督。アイドルの佐藤江梨子を主人公として、バカげたアクションを繰り広げる。パンサークローの怪人たちは個性派俳優揃いで楽しませてくれる。実写でアニメーションの技法を使用した「ハニーメーション」の効果は今ひとつ。もうすこし動いてくれれば良かったのだが。アニメーションパートも良く出来ている。ちなみに、監督の庵野秀明とキャラクターデザインの安野モヨコ(漫画家)は夫婦。

監督:庵野秀明 原作:永井豪 脚本:高橋留美/庵野秀明
特撮監督:神谷誠 主題歌:倖田來未
キャラクターデザイン:寺田克也/安野モヨコ/出渕裕/すぎむらしんいち /貞本義行
出演:佐藤江梨子/市川実日子/村上淳/及川光博/片桐はいり/小日向しえ/新谷真弓/手塚とおる/篠井英介ほか


「CUBE」 ★★★
原題:CUBE
WOWOW 1999年8月10日
1997年カナダ カラー91分 ウルトラステレオ ビスタ

物語:突然、立体空間に閉じ込められた男女たち。彼らは隣の部屋へ移動しながら出口を探すが、 罠が仕掛けられた部屋で、次々と犠牲者が出ていく。果たして彼らはCUBEから出られるのか?
解説・感想:カナダの無名監督ナタリが、斬新のアイデアと一つのセットで作り上げた日本でも大評判となったホラーの話題作。 一度見始めたら、後が気になって最後まで見てしまう事まちがいなし。数学の理論とかは難しくて分からなかった。
補足:放送版はスタンダードだったが、パン&スキャンだったようだ。

監督:ビンチェンゾ・ナタリ 脚本:アンドレ・ビジェリックほか
音楽:マーク・コーベン
出演:モーリス・ディーン・ホワイト/ニコール・デボアー/ベビッド・ヒューレットほか


「きょうのできごと a day on the planet」 ★★
WOWOW
2003年日本 カラー110分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:中沢(妻夫木聡)の友達で大学院に入るため京都に移り住んだ正道(柏原収史)の引越し祝いの飲み会のため、けいと(伊藤歩)と恋人の真紀(田中麗奈)と共に京都に行っていた。 そこには、同級生の西山(三浦誠己)や坂本(石野敦士)、後輩のかわち(松尾敏伸)らも駆けつけていた。TVではちょっと奇妙なニュースが放送されていた。
解説・感想:行定勲監督が、柴崎友香の同名小説を映画化した青春群像劇。京都の大学院に進学する友人の引越し祝いに集まった仲間たち。その周辺で起きるちょっと奇妙な出来事を通して、日常のかけがえのなさを暖かな眼差しで描く。

監督:行定勲 原作:柴崎友香 脚本:行定勲/益子昌一
撮影:福本淳 音楽:矢井田瞳 美術:山口修
出演:田中麗奈/妻夫木聡/伊藤歩/柏原収史/三浦誠己/石野敦士/松尾敏伸/池脇千鶴/大倉孝二/津田寛治ほか


「キル・ビル Vol.1」 ★★★
原題:KILL BILL : Vol.1
映画館(広島スカラ座) 2003年11月3日
2003年アメリカ(ミラマックス) カラー113分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:毒ヘビ暗殺団で最強と言われた元エージェントの女、ザ・ブライド(ユマ・サーマン)が、4年間の昏睡状態から奇跡的に目を覚ます。 彼女はかつてのボス、ビル(デイヴィッド・キャラダイン)とその手下たちに襲われたのだ。ザ・ブライドは復讐の旅に出る。
解説・感想:復讐に燃える女性殺し屋の活躍を描いたヴァイオレンス映画の第一部。監督・脚本はクエンティン・タランティーノ。 第1部は日本映画大好きなタランティーノならではのシーンが満載。栗山千明は「バトル・ロワイヤル」を見たタランティーノが抜擢したという。 アニメーションパートは日本のプロダクションI.G.が担当している。欧米公開版とアジア公開版(完全版)があり、欧米公開版では残酷なシーンをカットして全年齢指定にしてある。 アジア公開版は残酷シーンの他、深作欣二へのメッセージが追加されている。梶芽衣子の「修羅の花」を挿入歌、「怨み節」をエンディングソングに起用している。

監督・脚本:クエンティン・タランティーノ 撮影:ロバート・リチャードソン
音楽:THE RZA 美術:種田陽平/デイヴィッド・ワスコ
衣装デザイン:キャサリン・マリー・トーマス/小川久美子 アニメパート監督:中澤一登
出演:ユマ・サーマン/ルーシー・リュー/ヴィヴィカ・エー・フォックス/マイケル・マドセン/ダリル・ハンナ/デイヴィッド・キャラダイン/千葉真一/栗山千明ほか


「キル・ビル Vol.2 ザ・ラブ・ストーリー」 ★★
原題:KILL BILL : Vol.2
映画館(広島スカラ座) 2004年5月4日
2004年アメリカ(ミラマックス) カラー138分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:毒ヘビ暗殺団で最強と言われた殺し屋ザ・ブライド(ユマ・サーマン)は、自分を襲った組織のボスであるビル(デイヴィッド・キャラダイン)とその部下たちへの復讐の旅に出ていた。 ビルの部下たちを全て殺し、ついにビルとの対決となった。
解説・感想:復讐に燃える女性殺し屋の旅を描いたヴァイオレンス映画の完結編。スタッフとキャストは、第1部を受け継いでいる。1作目と雰囲気がだいぶ違う。

監督・脚本:クエンティン・タランティーノ 撮影:ロバート・リチャードソン
音楽:THE RZA/ロバート・ロドリゲス 美術:デイヴィッド・ワスコ/ツァオ・ジュウピン
出演:ユマ・サーマン/デイヴィッド・キャラダイン/マイケル・マドセン/ダリル・ハンナ/ゴードン・リュー/マイケル・パークス/サミュエル・L・ジャクソンほか


「銀色のシーズン」 ★★
WOWOW 2009年
2007年日本 カラー108分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:寂れた町営スキー場でやりたい放題の日々を過ごしている“雪猿”たち、城山銀(瑛太)、小鳩祐治(玉山鉄二)、神沼次郎(青木崇高)の3人組は、周囲の人々に迷惑ばかりかけていた。 そんなある日、スキー場で結婚式を行なうという綾瀬七海(田中麗奈)が現れ、彼らにコーチを依頼する。
解説・感想:スキーを楽しむ若者たちとスキーができない花嫁が、さまざまな挑戦をへて成長する姿を描く青春群像ムービー。 『海猿』シリーズを手掛けた羽住英一郎監督が、舞台を海から山へ移し、雪山ならではの大迫力のアクションと切ない恋愛模様を絡めた青春ドラマを描き出す。

監督:羽住英一郎 脚本:坂東賢治
音楽:佐藤直紀 撮影監督:藤石修
出演:瑛太/田中麗奈/玉山鉄二/青木崇高/佐藤江梨子/田中要次/杉本哲太/國村隼ほか


「キングコング」 ★★★
原題:King Kong
WOWOW(特別版)
劇場公開版
2005年ニュージーランド,アメリカ(ユニバーサル) カラー188分 ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS,SDDS シネスコ
特別版
2005年ニュージーランド,アメリカ(ユニバーサル) カラー201分 ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS,SDDS シネスコ(放送はビスタ)

物語:1933年、大恐慌時代のニューヨーク。売れない女優のアン・ダロウ(ナオミ・ワッツ)を映画監督カール・デナム(ジャック・ブラック)が救う。彼は幻の島へ行って冒険映画を撮ることに賭けていたのだ。 そしてデナムが探し求めていた髑髏島に辿り着いた。まもなく原住民にアンがさらわれ、巨大な野獣、キング・コング(アンディ・サーキス)がアンを奪い去る。
解説・感想: 幻の孤島で捕らえられた巨大な野獣と、人間の美女の悲恋を描くアドヴェンチャー大作。1933年作品のリメイク。 監督・製作・脚本は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのピーター・ジャクソン。その他のスタッフも「ロード・オブ・ザ・リング」のメンバー。 特別版は劇場公開版より13分長い。劇場公開やDVDなどはシネスコサイズだったが、WOWOWで放送された時は上下の映像が少し多いビスタサイズであった。

監督:ピーター・ジャクソン 脚本:フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン/ピーター・ジャクソン
撮影:アンドリュー・レスニー SFX:リチャード・テイラー
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード 美術:グラント・メイジャー
出演:ナオミ・ワッツ/ジャック・ブラック/エイドリアン・ブロディ/アンディ・サーキス/ジェイミー・ベル/コリン・ハンクス/カイル・チャンドラー/トーマス・クレッチマン/エヴァン・パークほか


「禁断の惑星」 ★★★
原題:FORBIDDEN PLANET
DVD
1956年アメリカ(MGM) カラー98分 ステレオ シネスコ

物語:西暦2200年、アダムス船長率いる宇宙船は、20年前に消息不明になったエドワード・モービアス博士を探すため惑星アルテア4に降り立った。そこにはモービアス博士とその娘アルティラ、そしてロボットのロビーがいた・・・
解説・感想:この時代としては斬新なアイディアと優れたSFXで魅せる古典SFの名作。ロボットのロビーはそのユニークなデザインから人気を獲得した。

監督:フレッド・マクロード・ウィルコックス 原作:ウィリアム・シェークスピア「テンペスト」
原案:アービング・ブロック/アレン・アドラー 脚本:シリル・ヒューム
撮影:ジョージ・J・フォルシー 特撮:アービング・G・リース/ジョジュア・メドゥ
出演:ウォルター・ピジョン/アン・フランシス/レスリー・ニールセン/ロビー・ザ・ロボットほか


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