【く】

「クイック&デッド」 ★★★
原題:THE QUICK AND THE DEAD
WOWOW
1993年アメリカ カラー109分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:西部のとある町に美しい女ガンマン、エレンがやって来た。 エレンは年に1度開かれる早撃ちトーナメントに参加するが、 彼女が町に来たのは父を殺した町の支配者ヘロッドに復讐するためだった。
解説・感想:サム・ライミ監督による西部劇で、WOWOW制作映画第2弾でもある。 彼女が指名したというディカプリオとの共演が見どころ。 日本公開だけのシーンがあると聞いたが、よく分からなかった。 シャロン・ストーンとディカプリオの濃厚ラブシーンも撮影されたそうだが、未公開らしい。 早撃ちのシーンは演出が面白く、笑ってしまう場面も。

製作:アラン・シャピロほか 監督:サム・ライミ 脚本:サイモン・ムーア
音楽:アラン・シルベストリ 撮影:ダンテ・スピノッティ
出演:シャロン・ストーン/ジーン・ハックマン/レオナルド・ディカプリオほか


「グース」 ★★★
原題:FLY AWAY HOME
WOWOW 1998年10月11日
1996年アメリカ(コロムビア) カラー108分 ドルビーステレオ,SDDS ビスタ

物語:14歳の少女エイミーは自動車事故で母を失い、離婚している父と暮らすことになる。 エイミーは父とも馴染めず、孤独な日々を送っていたが、 ある日彼女はグースの卵を見つけ、それを孵化させる事に成功する。 彼女はグースの羽を切らなければならない条例を拒否し、小型飛行機と共にグースたちを南へ渡らせようとする。
解説・感想:自らの体験を書いたリッシュマンの原作を基に父娘の冒険が感動的に描かれる。 グースとはカモのような渡り鳥の事。この映画では特撮やCGを使わず、 実話と同じように「刷り込み」を利用した撮影がされている。 しかし、一部のCGを使っているような部分もあるらしい。 「ピアノレッスン」でオスカー助演賞受賞のパキンとグースが可愛い。

監督:キャロル・バラード 原作:ビル・リッシュマン
脚本:ロバート・ロダットほか 撮影:カレブ・デシャネル
出演:ジェフ・ダニエルズ/アンナ・パキン/ダナ・デラニーほか


「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」 ★★★
原題:GOOD WILL HUNTING
WOWOW 1999年3月7日(映画最強宣言2days)
1997年アメリカ(ミラマックス) カラー127分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:大学で掃除夫をするウィル(マット・デイモン)は人並外れた数学の天才だが、 幼児期の体験が元で心を閉ざしていた。しかし、中年教師ショーン(ロビン・ウィリアムス) との触れ合いや女子学生スカイラー(ミニー・ドライバー)との恋が次第に彼を変えていく。
解説・感想:主演のマット・デイモンとベン・アフレックが共同で脚本を書き、 アカデミー脚本賞を、ジョン・ウイリアムスが助演男優賞に輝いた話題作。 盗作騒ぎもあったが、結局丸く収まったようだ。世間的には評価の高い映画だが、僕にはいまいちピンとこなかった。 アカデミー助演男優賞・脚本賞受賞

監督:ガス・バン・ザント 脚本・出演:マット・デイモン/ベン・アフレック
音楽:ダニー・エルフマン 撮影:ジャン・イブ・エスコフィエ
出演:ロビン・ウィリアムス/ミニー・ドライバーほか


「くまのプーさん」 ★★★★
原題:THE MANY ADVENTURES OF WINNIE THE POOH
WOWOW
1977年アメリカ(ディズニー) カラー75分 ステレオ スタンダード

物語:森に住む、くまのプーさんは、いつもの仲間と愉快な生活を送る。
解説・感想:本作は、「プーさんとはちみつ」「プーさんと大あらし」「プーさんとティガー」の3話で構成されている。 プーさんを始め、トラのティガーなどのキャラクターがとてもかわいい。ほのぼのとしたムードが最高。 [デジタル・ニューマスター版]は製作30周年記念としてコンピュータによるデジタル修復されたもの。
補足:WOWOWでは吹替版しか放送されなかったが、ビデオには字幕版が存在する。

製作:ウォルト・ディズニー 原作:A・A・ミルン
監督:ウォルフガング・ライザーマン/ジョン・ランズベリー
音楽:ロバート・B・シャーマン
声の出演(吹替):八代駿/白尾佳也/玄田哲章/龍田直樹ほか


「グラディエーター」 ★★★
原題:GLADIATOR
WOWOW 2002年1月1日
2000年アメリカ(ユニバーサル=ドリームワークス) カラー156分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:アウレリウス帝の下で数々の武功をたてた将軍マキシマスは、皇帝の息子コモドゥスの陰謀で妻子を殺され、自らも奴隷の身に。やがて剣闘士として民衆の人気を勝ち得た彼はコモドゥスへの復讐を決意する!
解説・感想:壮大なスペクタクル巨編。クロウの男臭い魅力、フェニックスの危険な魔力がドラマを盛り上げ、さらにCGIによる巨大コロシアムの映像がリアルな迫力を演出。一瞬も息の抜けない面白さ。アカデミー作品・主演男優賞ほか5部門受賞。

監督:リドリー・スコット 脚本:デビッド・フランゾーニほか
音楽:ハンス・ジマー
出演:ラッセル・クロウ/ホアキン・フェニックス/コニー・ニールセン/オリバー・リードほか


「グリーンマイル」 ★★★
原題:THE GREEN MILE
WOWOW
1999年アメリカ(ユニバーサル=CASTLE ROCK) カラー192分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:1935年。米南部の刑務所に巨人のような死刑囚ジョン・コーフィが収監される。その日から、不思議な出来事が次々と起こる。彼はエッジコム主任の病気を治し、瀕死のネズミを生き返らせた…。
解説・感想:『ショーシャンクの空に』の原作&監督コンビ、S・キングとF・ダラボンが再び贈る珠玉の感動作。トム・ハンクスをはじめとする名演技が光る。

監督・脚本:フランク・ダラボン 原作:スティーブン・キング
音楽:トーマス・ニューマン
出演:トム・ハンクス/デビッド・モース/ボニー・ハント/マイケル・クラーク・ダンカンほか


「クリフハンガー」 ★★★
原題:CLIFFHANGER
WOWOW
1993年アメリカ(カロルコ) カラー113分 ドルビーステレオSR シネスコ

物語:ロッキー山脈に墜落した犯罪者の乗る飛行機。 だが、金の詰まったケースは山脈のどこかへ落ちてしまった。 元山岳レスキューのゲイブはレスキューへ向かうが、犯罪者に捕まり、 ケースを探すハメになる。
解説・感想:シルベスタ・スタローン主演の大ヒット・アクション映画。 地上4,000メートルの雪山で展開する、心臓破りのスリルと興奮が楽しめる。 クリフハンガーとは、絶壁=クリフ+ぶらさがった人間=ハンガーの合成語らしい。 今までは連続活劇とかハラハラドキドキの意味で使われていた。 CGは主に役者の命綱を消すのに使われている。敵役がマヌケなのがちょっと気になる。

監督:レニー・ハーリン 脚本:マイケル・フランス
製作総指揮:マリオ・カサール 製作:アラン・マーシャル
音楽:トレヴァー・ジョーンズ
出演:シルベスター・スタローン/ジャニン・ターナー/ジョン・リスゴー/マイケル・ルーガー/レオンほか


「グリマーマン」 ★★
原題:THE GLIMMER MAN
WOWOW 1998年8月24日
1996年アメリカ(ワーナー) カラー92分 ドルビーステレオ,DTS,SDDS ビスタ

物語:ロサンゼルスでカップルばかり狙う連続猟奇殺人事件が発生。 ニューヨークから就任したコール(セガール)は、ロス市警殺人課のキャンベル刑事(ウェイヤンズ) とともに捜査を担当するが、被害者からコールの指紋が検出され、コールが疑われる。
解説・感想:日本語も達者な人気アクションスターのセガール主演。 中国人と仲がいいというのも彼らしい設定ともいえる。 共演は、アメリカの人気コメディアン、ウェイヤンズ。 ちなみに、セガールの娘は「ガメラ」にも出演している藤谷文子(ふじたに あやこ)で、 現在アメリカで一緒に生活している。(藤谷文子の母とは離婚している)

監督:ジョン・グレイ 脚本:ケビン・ブロドビン 音楽:トレバー・ラビン
出演:スティーブン・セガール/キーナン・アイボリー・ウェイヤンズ/ボブ・カントンほか


「グレムリン」 ★★★
原題:GREMLiNS
DVD
1984年アメリカ(ワーナー) カラー107分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:米中西部に住む20歳のビリーは、クリスマスに父から不思議な小動物をプレゼントされ、 ギズモと名づける。ギズモには"水に濡らさない""日光に当てない""深夜に物を食べさせない"という決まりがあったが、 その決まりを破ってしまう。
解説・感想:スピルバーグ製作総指揮のモンスター・パニック・コメディ。 ジョー・ダンテ監督が持ち前のユーモアを発揮した大ヒット作。ギズモが可愛い。

監督:ジョー・ダンテ 脚本:クリス・コロンバス 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:ザック・ギャリガン/フィビー・ケイツ/ホイト・エクストン/ディック・ミラーほか


「グレムリン2−新・種・誕・生−」 ★★★
原題:GREMLiNS2 THE NEW BATCH
DVD
1990年アメリカ(ワーナー) カラー107分 ドルビーステレオSR ビスタ

物語:前作から6年後、ギズモはチャイナタウンの骨董屋で暮らしていた。 しかし、骨董屋のおじいさんが亡くなり骨董屋は取り壊され、ギズモは捕まえられクランプビルに連れて行かれる。 クランプビルに勤めていたビリーとケイト(前作から出ていた)はギズモを救い出し、引き出しに隠しておくが、 水飲機の水がかかってしまい、ギズモから毛玉が飛び出し、4匹のモグワイが誕生してしまう。 モグワイ達は新種を大量に作り出し、ビルはモグワイで溢れかえってしまう。
解説・感想:大ヒット・シリーズ第2弾。前作よりコメディ&パロディ色が強くなっている。 特に映画パロディはジョー・ダンテ監督らしい仕上がり。ホラー映画の重鎮クリストファー・リーも出演している。 ビデオ特別編集版は、本編途中でビデオノイズが入り、グレムリンが乱入する新編集バージョン。 劇場公開版は、突然フィルムが切れ、 劇場にいたプロレスラーのハルク・ホーガンがグレムリンに文句を言うという内容。
補足:劇場公開版しかなかったシーンはLDに「おまけ」として収録されている。DVD版は劇場公開版で収録。ビデオ版は特典で収録されている。

監督:ジョー・ダンテ 共同製作・特殊メイク:リック・ベイカー 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ/フランク・マーシャルほか
出演:ザック・ギャリガン/フィビー・ケイツ/ジョン・グローバー/クリストファー・リー/ハルク・ホーガン(劇場公開版のみ) ほか


「クローバーフィールド/HAKAISHA」 ★★★
原題:CLOVERFIELD
映画館(TOHOシネマズ緑井) 2008年
2008年アメリカ(パラマウント) カラー85分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:とあるニューヨークの夜、ロブ(マイケル・スタール=デヴィッド)のために、大勢の仲間たちがサプライズ・パーティーを開く。 そのパーティーの最中、突然、とてつもない爆音が聞こえ彼らが屋上へ行くと、まるで爆撃を受けたかのようにニューヨークの街がパニックに陥っていた。
解説・感想:巨大都市ニューヨークを舞台に、“未知の何者か”が大規模な破壊を繰り広げるSFパニック・アクション超大作。 『M:i:III』のJ・J・エイブラムスによる徹底した秘密主義の下、“映画史上初めてタイトルも隠した映画”として全世界で話題が集中。 家庭用ビデオ風の撮影となっているが、実際にはHDカメラで撮影されている。画面の揺れが激しいので、体調の悪い人は注意が必要。 タイトルに付いている“HAKAISHA”は監督の要望で日本版のみ付いているらしい。

監督:マット・リーヴス 脚本:ドリュー・ゴダード
音楽:マイケル・ジアッチーノ 撮影:マイケル・ボンヴィレイン
出演:マイケル・スタール=デヴィッド/マイク・ヴォーゲル/オデット・ユーストマン/ジェシカ・ルーカス/リジー・キャプラン/T・J・ミラー/ベン・フェルドマン/ライザ・ラピラ/クリス・マルケイ/テオ・ロッシほか


「クローンズ」 ★★
原題:MULTIPLICITY
WOWOW 1998年11月8日
1996年アメリカ(コロムビア) カラー118分 ドルビーステレオ,SDDS シネスコ

物語:工務店で働くダグ(キートン)は、残業で家族サービスに手が回らない。 ある研究所の科学者が作ってくれたクローン2号に会社を勤めさせ、 さらに家族サービス担当のクローン3号も作ってしまう。
解説・感想:話題のクローン技術をテーマとした最新SFXを駆使して描いたコメディ。 クローンは元の人の記憶がそのまま移植されているという設定なハズなのだが、その割には変なシーンがある。 合成シーンは画面が甘くなったり、残像が出たりしているが、まあまあの出来かな。
補足:放送版ではパン&スキャンのスタンダード版だった。

製作・監督:ハロイド・ライミス 原作・脚本:クリス・ミラー
脚本:ババルー・マンデルほか 音楽:ジョージ・フェントン
出演:マイケル・キートン/アンディ・マクダウェル/ザック・デュヘイムほか


「映画 クロサギ」 ★★
WOWOW 2009年
2007年日本 カラー120分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:詐欺師にだまされて一家心中した家族の中で、1人生き残った黒崎(山下智久)。詐欺師を束ねる黒幕の桂木(山崎努)から情報をもらい、詐欺をたくらむ石垣(竹中直人)を新たなターゲットとして追うことになる。 背後に陰謀が潜んでいるとも知らず石垣を追う黒崎だが、銀座のホステス・さくら(大地真央)に聞いた重大な事件の裏側に驚愕する。
解説・感想:「週間ヤングサンデー」で人気の犯罪サスペンスコミックを、NEWSの山下智久が主演でドラマ化した「クロサギ」の劇場版。 悪徳な詐欺師を痛快にだまし討つ詐欺師の青年が、宿敵を追う内に壮大な陰謀にはめられていく様を描く。 うそと欲望にまみれた詐欺師たちの駆け引きとスリリングな展開から、最後まで目が離せない。

監督:石井康晴 原作:黒丸/夏原武 脚本:篠崎絵里子
音楽:山下康介 撮影:原田幸治/森哲郎
出演:山下智久/山崎努/堀北真希/加藤浩次/市川由衣/田山涼成/奥貫薫/岸部シロー/大地真央/竹中直人/飯島直子/笑福亭鶴瓶/石橋蓮司/哀川翔ほか


【け】

「ケイゾク/映画 Beatiful Dreamer」 ★★★
KEIZOKU/EIGA Beatiful Dreamer
映画館(広島東宝3) 2000年3月21日/DVD
2000年日本(TBS=角川書店=キングレコード) カラー119分 ドルビーステレオSR ビスタ

物語:新係長として警視庁捜査1課弐係復帰した柴田(中谷)だったが、着任早々、真山(渡部)と共に 小笠原諸島の孤島・厄神島へ出張する事に。そこで15年前の海難事件に端を発した連続殺人事件に巻き込まれる。
解説・感想:警視庁の掃き溜めで、迷宮入り事件を継続捜査する弐係の活躍を描いたTVドラマの映画化。 監督はTVシリーズと同じく鬼才・堤幸彦。前半は金田一少年ばりの推理モノだが、後半はTVシリーズ後半のような内省的な精神世界を描いた謎な話。 劇場版は孤島が舞台だけに弐係のメンバーがあまり登場しないのが残念。

監督:堤幸彦 脚本:西荻弓絵 音楽:見岳章 撮影:唐沢悟
出演:中谷美紀/渡部篤郎/大河内奈々子/鈴木紗理奈/小雪/竜雷太/生瀬勝久/泉谷しげる/徳井優ほか


「ケーブルガイ」 ★★
原題:THE CABLE GUY
WOWOW 1998年9月12日
1996年アメリカ(コロムビア) カラー96分 ドルビーステレオ,SDDS シネスコ

物語:ケーブルテレビの修理を頼んだスティーブンの家に現れた工事係のケーブルガイ。 彼は異常に馴々しく、スティーブンと友達になる。そして、高価なAV機器をプレゼントしたりするが、 彼との友達付き合いを破棄すると言うとさらに異常な行動に出る。
解説・感想:ジム・キャリーがサイコ男を怪演したストーカー・コメディ。 TV,映画のパロディが満載で、字幕だけでは理解不能な部分もある。

監督:ベン・スティラー 脚本:ジャッド・アバトゥ
音楽:ジョン・オットマン 撮影:ロバート・ブリンクマン
出演:ジム・キャリー/マシュー・ブロデリック/レスリー・マンほか


「g@me」 ★★★
DVDレンタル 2004年11月19日
2003年日本(フジテレビ=東宝ほか) カラー112分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:広告代理店のクリエイター・佐久間俊介(藤木直人)は、大手ビールメーカーの新商品キャンペーンを任されていた。だがそれは、そのビール会社の副社長・葛城勝俊(石橋凌)に破棄されてしまう。プライドを傷つけられた彼はその夜、葛城邸前を通りかかる。その時、偶然に葛城の娘・樹理(仲間由紀恵)と出会う。彼女は葛城の愛人の子として生まれ、本妻の娘・千春と共に生活を送っていた。葛城に恨みを持つ2人は意気投合し、狂言誘拐を実行する。
解説・感想:人気ミステリー作家・東野圭吾の誘拐小説『ゲームの名は誘拐』を藤木直人と仲間由紀恵主演で映画化したラブ・サスペンス。中盤から意外な展開になって驚かされる。最後の方は原作にはないオリジナル。
監督は「破線のマリス」「ミスター・ルーキー」の井坂聡。

監督:井坂聡 脚本:尾崎将也・小岩井宏悦 原作:東野圭吾(『ゲームの名は誘拐』)
撮影:佐々木原保志 美術:金田克美 音楽:松原憲
出演:藤木直人/仲間由紀恵/石橋凌/宇崎竜童/IZAMほか


「ゲーム」 ★★★
原題:THE GAME
WOWOW 1999年2月7日(映画最強宣言2days)
1997年アメリカ(ポリグラム) カラー129分 ドルビーステレオ,DTS,SDDS シネスコ

物語:孤独な一人暮らしの大富豪ニコラスは、ある日弟から誕生日祝いのカードを貰う。 それは「ゲーム」というもので、彼の身に信じられない出来事が次々に襲いかかる。
解説・感想:「エイリアン3」「セブン」のデビッド・フィンチャーが監督した衝撃の話題作にして問題作。 意表を突くラストには必ず驚かされるはずだ。

監督:デビッド・フィンチャー 脚本:ジョン・ブランケート/マイケル・フェリス
音楽:ハワード・ショア
出演:マイケル・ダグラス/ショーン・ペン/デボラ・カーラ・アンガーほか


「激突!」 ★★★
原題:DUEL
NHK BS2
1972年アメリカ(ユニバーサル) カラー91分 モノラル スタンダード

物語:1台の赤い乗用車が巨大なタンクローリーを追い越した途端、タンクローリーは乗用車を どこまでも執拗に追いかけて来る。
解説・感想:2台のカー・チェイスだけでサスペンス映画を作ったスピルバーグの処女作。 タンクローリーの運転手は最後まで顔も見せず、追いかけてくる理由も分からないところが恐い。 この映画はアメリカではTV映画として放送され、他国では劇場公開された。 アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ

製作:ジョージ・エクスタイン 監督:スティーブン・スピルバーグ
原作・脚本:リチャード・マシスン 音楽:ビル・ゴールデンバーグ
出演:デニス・ウィーバー/ティム・ハーバート/チャールズ・ピール/エディー・ファイアストーンほか


「ゲゲゲの鬼太郎」 ★★
WOWOW 2008年
2007年日本 カラー103分 ドルビーデジタルサラウンドEX ビスタ

物語:鬼太郎(ウエンツ瑛士)は父親の目玉おやじ(声=田の中勇)ら仲間たちに囲まれてのんびり日々を過ごしていた。しかし、ある日人間世界から助けを求める手紙が届く。 助けを求めたのは小学生の三浦健太(内田流果)。健太が父・晴彦(利重剛)と姉・実花(井上真央)と暮らしてる団地では、テーマパーク建設のために神社の解体工事が開始されてから、毎日のように不気味な妖怪たちが出現し、住民を恐怖と混乱に陥れていたのだ。
解説・感想:水木しげるの同名人気マンガの実写映画化。幽霊族の末裔・鬼太郎と、彼を取り巻く妖怪たちの奇想天外な物語。

監督:本木克英 原作:水木しげる 脚本:羽原大介/本木克英
撮影:佐々木原保志 音楽:中野雄太/TUCKER 美術:稲垣尚夫
出演:ウエンツ瑛士/井上真央/田中麗奈/大泉洋/間寛平/田の中勇/利重剛/内田流果/橋本さとし/YOU/小雪/中村獅童/谷啓/室井滋/西田敏行ほか


「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」 ★★
WOWOW 2009年
2008年日本 カラー115分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:雨の降る丑(うし)三つ時に“かごめ歌”を聞いた女性が失踪(しっそう)する事件が続発し、鬼太郎(ウエンツ瑛士)は、その事件に巻き込まれた女子高生・楓(北乃きい)とともに謎の解明に乗り出す。 やがて、2人は、その原因が千年の時を経てよみがえった悪霊であることを突き止めるが、その背景には妖怪と人間との悲しい恋物語があった。
解説・感想:漫画家・水木しげるの同名コミックを、ウエンツ瑛士を主演に迎え実写映画化した『ゲゲゲの鬼太郎』の続編。原作にはない完全オリジナル作品。 若い女性の失踪(しっそう)事件と、1000年前に起きた妖怪と人間の許されざる恋を絡め、エモーショナルなドラマが展開。 主要キャストが前作から続投するほか、ヒロインを北乃きい、人気妖怪ぬらりひょんを緒形拳、敵の妖怪夜叉を韓流のスター、ソ・ジソブが妙演。 緒形拳は本作が映画での遺作となっている。

監督:本木克英 原作:水木しげる 脚本:沢村光彦
音楽:高梨康治 撮影:金子正人 美術:稲垣尚夫
出演:ウエンツ瑛士/北乃きい/田中麗奈/大泉洋/間寛平/河本準一/ブラザー・トム/星野亜希/上地雄輔/中川翔子/寺島しのぶ/ソ・ジソブ/佐野史郎/笹野高史/室井滋/緒形拳/田の中勇ほか


【こ】

「恋におちたシェイクスピア」 ★★★★
原題:SHAKESPEARE IN LOVE
DVD(C.E) 1999年12月12日
1998年アメリカ(ミラマックス=ユニバーサル) カラー124分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:劇作家ウィル・シェイクスピア(ジョセフ・ファインズ)が美しい令嬢ヴァイオラ(グウィネス・パウトロウ)に心奪われた。 彼女との出逢いでスランプを脱し、再び人気作家となったシェイクスピアは新作コメディの主役に美青年トマスを抜擢する。 トマスは実は演劇に興味を持ったヴァイオラの変装だった。ヴァイオラもまたシェイクスピアに惹かれていった。 そして、「ロミオとジュリエット」が生まれる。
解説・感想:「ロミオとジュリエット」の人物をシェイクスピア自身に置き換えるというユニークな発想な作品。 物語自体は完全なフィクションとなっている。キャストも名優ぞろい。アカデミー最優秀作品賞、 最優秀主演女優賞(グウィネス・パウトロウ)、最優秀助演女優賞(ジュディ・デンチ)賞、最優秀オリジナル脚本賞、 最優秀美術賞、最優秀衣装デザイン賞、最優秀作曲賞(ミュージカル・コメディ)の7部門受賞。
補足:本作品のDVDは特典満載のコレクターズエディション。メイキングや未公開シーンを収録している。 一部字幕がないが翻訳が解説書に付属している。ユニバーサルのDVDは日本語吹替字幕が入ってないものが多い。 本作品にも一見収録されていないように見えるが、実は収録されている。初回ピクチャーディスク仕様。

監督:ジョン・マッデン 脚本:マーク・ノートン、トム・ストッパード
撮影:リチャード・グレートレックス 音楽:スティーブン・ウォーベック
出演:グウィネス・パウトロウ/ジョセフ・ファインズ/ジェフリー・ラッシュ/コリン・ファース/ベン・アフレックほか


「恋におぼれて」 ★★
原題:ADDICTED TO LOVE
WOWOW 1999年8月12日
1997年アメリカ(ワーナー) カラー101分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:天文学者サムの恋人リンダは、NYで新たな恋人アントンと同棲中。彼は彼女を追ってNYへ行き、 彼女の様子を監視していたが、ある日アントンの恋人だったマギーという女性が現れ、協力して二人の仲を裂こうとする。
解説・感想:メグ・ライアンがメイクで雰囲気を変えて、恋の復讐でやっきになる活動的な女性を好演している。 天文学者の役は「GODZILLA」に出演していたブロデリック。最後はありがちな結末だが、この手の映画のお約束だから仕方がない。

監督:グリフィン・ダン 脚本:ロバート・ゴードン 音楽:レイチェル・ポートマン
出演:メグ・ライアン/マシュー・ブロデリック/ケリー・プレストン/チェッキー・カリョほか


「恋の門」 ★★
DVDレンタル
2004年日本(「恋の門」製作委員会) カラー114分 ドルビーSR ビスタ

物語:蒼木門(松田龍平)は、石で漫画を描く自称「漫画芸術家」である。ある日の朝、初めてのバイト先へ行く途中、道路にハート型の石を見つけた門は拾おうとするなり、出勤途中のOLに指をひどく踏まれてしまう。ところが、バイト先で朝のOLと再会。 彼女の名前は証恋乃(酒井若菜)。OLをしながらオタク系ミニコミ界のアイドル漫画家兼コスプレーヤーだった。
解説・感想:“劇団大人計画”を率いる松尾スズキによる、長編映画初監督作品。羽生生純の同名漫画『恋の門』を原作に、「漫画」という共通の目的を持ちながら真逆の感性を持った若い男女の恋愛をポップに描く。 漫画・アニメ界からの多彩なゲスト出演も楽しい。

監督・脚本:松尾スズキ 原作:羽生生純
撮影:福本淳 美術:都築雄二
出演:松田龍平/酒井若菜/松尾スズキ/忌野清志郎/小島聖/塚本晋也/小日向文世/大竹まこと/平泉成/大竹しのぶ ほか


「恋人はスナイパー 劇場版」 ★★★
THE SNIPER EPISODE:03/MY LOVER IS A SNIPER THE MOVIE
DVDレンタル 2004年10月30日
2004年日本(「恋人はスナイパー劇場版」製作委員会) カラー101分 ドルビーステレオSR ビスタ

物語:内閣総理大臣あてに、国際犯罪組織<1211>から日本国民を誘拐したという脅迫電話がかかっていた。事件の解決のため、かつて日本で事件を起こした伝説のスナイパーで、現在は香港の刑務所で終身刑に服している、ウォン・カイコー(内村光良)を日本に呼び寄せた。そしてウォン・カイコーの事件に関係した警視庁の刑事、円道寺きなこ(水野美紀)と共に事件の真相に迫る。
解説・感想:テレビ朝日でスペシャル番組として放送されたドラマの第3作であり、完結編。君塚良一をはじめ、なぜか「踊る大捜査線」のスタッフが多かったりする。このドラマは香港映画のようなワイヤーアクションが見所で、今回も水野美紀が暴れまくる。日本の女優でこんなにアクションができるのは水野美紀しかいないだろう。いかりや長介の映画出演の遺作でもある。竹中直人のシーンは反則技。

監督:六車俊治 原作:西村京太郎「華麗なる誘拐」 脚本:君塚良一 音楽:松本晃彦
撮影監督:藤石修 演出協力:内村光良
出演:内村光良/水野美紀/田辺誠一/中村獅童/阿部寛/竹中直人/いかりや長介ほか


「交渉人 真下正義」 ★★★
映画館(TOHOシネマズ緑井) 2005年
2005年日本(フジテレビジョン=ROBOT=東宝=スカパー!WT) カラー128分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:2004年12月24日、地下鉄“東京トランスポーテーション・レイルウェイ”、通称・TTRの最新鋭実験車両フリーゲージトレイン“クモE4-600型”が何者かにジャックされ、遠隔操作で暴走する事件が発生。 “弾丸ライナー”と名乗る犯人から挑戦状を叩きつけられた警視庁初の交渉人・真下正義は、交渉課準備室のメンバーと共にTTRの指令室へ出向すると、早速、犯人との交渉を開始した。
解説・感想:「踊る大捜査線」からスピンオフ第1弾。脇役だった交渉人・真下正義を主人公に、彼と地下鉄ジャック犯との攻防を描いたスリリング・アクション。 監督は本シリーズのチーフディレクター、本広克行。今回は君塚良一の原案を基に、十川誠志が脚本を執筆。 十川誠志は長編アニメの経験はあったが、長編実写作品の脚本は初。犯人不詳のまま終わる結末に賛否両論あった。 この映画から登場する木島を主人公にしたスピンオフのスペシャルTVドラマが制作された。

監督:本広克行 原案:君塚良一 脚本:十川誠志
撮影:佐光朗 キャラクター・デザイン:岡崎能士 音楽:松本晃彦
出演:ユースケ・サンタマリア/寺島進/小泉孝太郎/國村隼/水野美紀/柳葉敏郎/石井正則/金田龍之介/八千草薫/高杉亘/松重豊/西村雅彦/甲本雅裕/遠山俊也/大和田伸也ほか


「皇帝ペンギン」 ★★★
原題:LA MARCHE DE L'EMPEREUR
DVDレンタル
2005年フランス カラー86分 ドルビーデジタル,DTS ビスタ

物語:南極に冬の兆しが訪れる三月。南への旅を始める者達がいた。皇帝ペンギンだ。彼らは、真っ白な氷を隊列を組んで行進を開始する。目指すのは、彼ら自身の生誕の地でもあるオアモック(氷丘のオアシス)。
解説・感想:極寒の南極に生きる皇帝ペンギンの生態を捉えたドキュメンタリー。 ペンギンの心の声をナレーションで挿入するなど動物ドキュメンタリーとしては異例の演出を試み、過酷な大自然の中で生存していくための驚くべきペンギンの生態が映し出される。

監督:リュック・ジャケ 脚本:リュック・ジャケ/ミシェル・フェスレル
撮影:ロラン・シャレ/ジェローム・メゾン 音楽:エミリー・シモン


「ゴースト ニューヨークの幻」 ★★★
原題:GHOST
WOWOW 2000年7月15日
1990年アメリカ(パラマウント) カラー127分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:恋人サムを暴漢によって失ったモーリー(ムーア)の前に、サムがゴーストとなって現れ、 彼女を様々な事件から守る。
解説・感想:この頃のムーアはショートカットで可愛らしかった。 今作品のウーピー・ゴールドバーグの熱演でアカデミー助演女優賞を受賞。 ライチャス・ブラザーズが歌う「アンチェインド・メロディ」が感動的。 監督はふざけた映画ばかり撮ってるザッカー兄弟の片方。 アカデミー助演女優賞、脚本賞受賞

監督:ジェリー・ザッカー 脚本:ブルース・ジョエル・ルービン
音楽:モーリス・ジャール 撮影:アダム・グリーンバーグ
出演:パトリック・スウェイジ/デミ・ムーア/ウーピー・ゴールドバーグほか


「ゴーストバスターズ」 ★★★
原題:GHOSTBUSTERS
DVD(スペシャルBOX) 1999年11月24日
1984年アメリカ(コロムビア) カラー107分 ドルビーステレオ シネスコ

物語:ニューヨークのコロンビア大学でピーター、レイモンド、イーガンの3人の教授が超常現象の研究をしていたが、首を宣告される。彼らはゴーストバスターズ(=幽霊退治屋)を開業し、商売を始めるが…
解説・感想:ふんだんなSFXとコメディ・タッチで復活させた娯楽作。主演のダン・エイクロイドとハロルド・ライミスが脚本を書いている。最後のマシュママンの登場は衝撃的。レイ・パーカー・Jrによる主題歌も一世を風靡した。同じ出演者で「ゴーストバスターズ2」も作られた。

製作・監督:アイヴァン・ライトマン 脚本:ダン・エイクロイド/ハロルド・ライミス
撮影:ラズロ・コヴァックス 特撮:リチャード・エドランド
音楽:エルマー・バーンスタイン 主題歌: レイ・パーカー・Jr
出演: ビル・マーレイ/ダン・エイクロイド/ハロルド・ライミス/シガーニー・ウィーヴァー/リック・モラニス/アニー・ポッツ/アーニー・ハドソン/ウィリアム・アザートンほか


「ゴーストバスターズ2」 ★★
原題:GHOSTBUSTERS2
DVD(スペシャルBOX) 1999年11月24日
1989年アメリカ(コロムビア) カラー108分 ドルビーステレオSR シネスコ

物語:ゴーストバスターズが解散して5年後、ディナの8カ月になる息子オスカーを乗せた乳母車が突然動き出す事件が起き、彼女はイゴン達に真相解明を依頼する。やがて彼らは、地下鉄に、スライム化した霊体が流れているのを発見するが、この調査で彼らは裁判にかけられることになる。その時にサンプル収集したスライムからゴーストが現われ、それを退治することでゴーストバスターズは再結成を許可される。
解説・感想:大ヒットした前作から5年後、再び同じスタッフ、キャストで復活した「ゴーストバスターズ」の続編。前作のマシュマロマンに替わるクライマックスの巨大キャラクターはユニークだが、二番煎じの感は否めず。SFXはILMで、なかなか良い。

製作・監督:アイヴァン・ライトマン 脚本:ダン・エイクロイド/ハロルド・ライミス
撮影:マイケル・チャップマン 特撮:デニス・ミューレン(ILM)
音楽:ランディ・エデルマン
出演: ビル・マーレイ/ダン・エイクロイド/ハロルド・ライミス/シガーニー・ウィーヴァー/リック・モラニス/アニー・ポッツ/アーニー・ハドソン/ピーター・マクニコル/デヴィッド・マルグリス/ジャネット・マーゴリン/フィリップ・ベイカー・ホールほか


「氷の微笑」 ★★★
原題:BASIC INSTINCT
LDレンタル/WOWOW/DVD
1992年アメリカ(カロルコ) カラー129分 ドルビーステレオSR シネスコ R指定

物語:ある小説とそっくりの殺人事件が起こった。著者のキャサリン(ストーン)が疑われるが、 尋問をパスする。刑事(ダグラス)は不審に思いつつも、彼女に惹かれていくが、再び殺人事件が起こる。
解説・感想:シャロン・ストーンの名を知らしめた、ミステリー映画の話題作。R指定映画。 監督は「ロボコップ」「トータルリコール」のポール・バーホーベン。撮影は「スピード」等の監督で有名なヤン・デ・ボン。 激しいSEXシーンなど、見所は多い(ぼかしは大きいけど)。真犯人は、胸の形で見る方法が一番有名。
補足:ビデオ・LDの巻末には監督からの犯人に関するヒントが収録されている(DVDには収録されてない)。
この作品は北米ではR指定で123分で公開され、DVDも劇場公開版と完全版が発売されている。
日本では最初から完全版で公開され、ビデオも完全版でしか発売されていない。
なお、DVDで発売されたスペシャル・エディションは無修正となっており、若干シーンが増えている。

監督:ポール・バーホーベン 脚本:ジョー・エスターハス
撮影:ヤン・デ・ボン 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:シャロン・ストーン/マイケル・ダグラス/ジェニー・トリプルホーンほか


「氷の微笑2」 ★★
原題:BASIC INSTINCT 2
DVDレンタル
2006年アメリカ・イギリス・ドイツ カラー114分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ R-18

物語:ロンドンで起きた自動車事故で同乗の男を死なせたキャサリン・トラメル(シャロン・ストーン)。彼女は犯罪小説作家であった。 捜査を担当したウォッシュバーン刑事(デヴィッド・シューリス)は、彼女の精神鑑定を犯罪心理学者で精神科医のマイケル・グラス博士(デヴィド・モリッシー)に依頼した。 マイケルは彼女に次第に魅了されていく一方、新しい小説の題材が精神分析医であることを知り、苛立ちを覚える。
解説・感想:自動車事故で同乗の男を死なせた女性犯罪小説家を追う刑事が、次第に彼女の魅力と罠に陥っていく、人気サスペンス第二弾。 出演は前作同様シャロン・ストーンだが、さすがに歳がキツかったようだ。

監督:マイケル・ケイトン=ジョーンズ 脚本:レオラ・バリッシュ/ヘンリー・ビーン
撮影:ギュラ・パドス 音楽:ジョン・マーフィー 主題曲:ジェリー・ゴールドスミス
出演:シャロン・ストーン/デイヴィッド・モリッセー/シャーロット・ランプリング/デイヴィッド・シューリス/ヒュー・ダンシー/フローラ・モンゴメリー/インディラ・ヴァルマ/ヒースコート・ウィリアムスほか


「ゴールデンボーイ」 ★★
原題:APT PUPIL
WOWOW 2000年7月9日
1998年アメリカ(トライスター=PHOENIX) カラー112分 ドルビーステレオ,SDDS シネスコ

物語:ホロコーストに興味を抱く成績優秀な高校生トッドは、近所に住む老人がかつてナチスの戦犯だった事を 突き止める。彼は老人を脅迫しながら当時の話を聞き出すが、老人は邪悪な本能に目覚め始める。
解説・感想:ホラーの巨匠スティーブン・キングの小説を映画化。老人の邪悪になっていく様子が見所。

監督:ブライアン・シンガー 原作:スティーブン・キング
脚本:ブランドン・ボイス 音楽:ジョン・オットマン
出演:ブラッド・レンフロ/イアン・マッケラン/ブルース・デービソンほか


「ココニイルコト」 ★★★
DVD 2002年2月2日
2001年日本(「ココニイルコト」パートナーズ) カラー115分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:上司との不倫が原因で大阪に転勤させられた相葉志乃。幼い頃のつらい経験から、何も望まない事で傷つきやすい自分を守ってきた彼女だったが、同僚の前野悦郎との出会いが、少しずつ彼女を変えていく。
解説・感想:1編のエッセイとスガシカオが23歳で初めて書いた詞『ココニイルコト』をモチーフに、一人の若い女性の生き方を見つめた作品。真中瞳の本格的女優デビュー作。

監督:長澤雅彦 脚本:長澤雅彦/三澤慶子 原案:最相葉月 音楽:REMEDIOS
出演:真中瞳/堺雅人/中村育二/小市慢太郎/黒坂真実/原田夏希/久保京子/近藤芳正/島木譲二/笑福亭鶴瓶ほか


「GODZILLA」 ★★
原題:GODZILLA
WOWOW 1999年8月15日(メガヒット劇場)
1998年アメリカ(トライスター) カラー139分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:太平洋一帯で船舶などが巨大生物に破壊される事件が頻発。フランスの核実験の影響で、イグアナが巨大化したのだ。 産卵するため、巨大生物・ゴジラはニューヨークのマンハッタンに上陸する。
解説・感想:日本の怪獣・ゴジラを1億2500万ドルの巨費を投じてハリウッドでリメイク。 CGを駆使したスピーディーなゴジラの動きは良いが、やはりゴジラのデザインがイヤ。 しかも、さすがエメリッヒだけあって、バカバカしい映画。 興行的に大外れしたイメージがあるが、実際は結構良い成績を収めている。
補足:東宝から豪華特典満載のLD-BOXとDVDが発売中。しかし、値段がかなり高い。

製作・脚本:ディーン・デブリン 監督・脚本:ローランド・エメリッヒ
音楽:デビッド・アーノルド
出演:マシュー・ブリデリック/ジャン・レノ/マリア・ピティロほか

「この胸いっぱいの愛を」 ★★★
WOWOW
2005年日本 カラー130分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:小学生時代を過ごした北九州の門司を訪れた鈴谷比呂志は、同じ飛行機に搭乗していた布川ら3名の乗客と共に、自分が20年前の世界にタイムスリップしていることに気づく。 そして、10歳の自分=ヒロと出会い、幼い自身との奇妙な同居生活を始めた彼は、近所のお蕎麦屋さんのひとり娘で、彼にヴァイオリンを教えてくれた憧れの“和美姉ちゃん”のことを想い出す。
解説・感想:20年前にタイムスリップした世界で、かつて難病で他界した憧れの女性の命を救おうと腐心する若者の姿を描いたラヴ・ファンタジー。 監督は「黄泉がえり」の塩田明彦。梶尾真治による『クロノス・ジョウンターの伝説』に収められた『鈴谷樹里の軌跡』ほかの原作短篇を基にしている。

監督:塩田明彦 原作:梶尾真治 脚色:鈴木謙一/渡辺千穂/塩田明彦
撮影:喜久村徳章 音楽:千住明 美術:新田隆之
出演:伊藤英明/ミムラ/富岡涼/勝地涼/吉行和子/愛川欽也/宮藤官九郎/倍賞千恵子/古手川祐子/臼田あさ美/坂口理恵/中村勘三郎/金聖響/ダンカンほか


「コン・エアー」 ★★
原題:CON AIR
WOWOW 1999年5月2日(映画最強宣言2days)
1997年アメリカ(タッチストーン) カラー116分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:身重の妻を守ろうと暴漢を殴り殺したポー(ケイジ)は投獄されるが、8年後に仮釈放され、 凶悪犯罪専用機コン・エアーに乗せられる。離陸後、天才犯罪者サイラスの指揮で囚人たちは機内を武力制圧する。
解説・感想:ムサい個性的男優が沢山出演する映画。 ハイジャックものなのだが、製作者が「アルマゲドン」のブラッカイマーだけあって、見せ場満載の娯楽大作になっている。

監督:サイモン・ウエスト 脚本:スコット・ローゼンバーグ
音楽:トレバー・ラビンほか
出演:ニコラス・ケイジ/ジョン・キューザック/ジョン・マルコビッチ/スティーブ・ブシェミほか


「コンタクト」 ★★★★
原題:CONTACT
DVD 1998年9月8日/LD
1997年アメリカ(ワーナー) カラー150分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:電波天文学者エリナー"エリー"・アロウェイ博士は、ヴェガから送られてきた電波信号を発見する。 その信号には、地球で初めてのテレビ放送「ベルリン・オリンピック」の映像と共に宇宙移動カプセル(ポッド)の設計図も含まれていた。 早速、その装置を建造するが、妨害工作によって破壊されてしまう。しかし、密かに北海道で建造されていた装置でエリーが旅立つ事になる。
解説・感想:原作はカール・セーガンの同名ベストセラー小説。本映画にもカール・セーガンが参加しているが、映画の完成を待たずして亡くなってしまった。 ソニー・イメージワークスが製作したCGが結構凄い。まず、冒頭のシーンから圧巻。 「フォレスト・ガンプ」のケネディ大統領に続き、今回はクリントン大統領を登場させて物議を呼んだ。 科学と神の対立を描いた点も見逃せない。また、原作で初めて紹介されたワームホールも迫力満点。 監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フォレスト・ガンプ」のロバート・ゼメキス。 主演のジョディー・フォスターはキモノ姿(?)も披露してくれるぞ。
補足:本作のDVDには特撮映像のメイキング約43分が収録してあり非常に興味深い。 LDには映像特典は入ってないが、監督らによるオーディオ・コメンタリーが収録してある。 このオーディオ・コメンタリーは米国版DVDには収録されているが、国内版DVDには収録されていない。

製作総指揮:ジョン・ブラッドショー/リンダ・オーブスト
監督・製作:ロバート・ゼメキス 製作:スティーブ・スターキー
共同製作・原作・原案:カール・セーガン
共同製作・原案:アン・ドルーヤン 音楽:アラン・シルベストリ
脚本:ジェイムズ・V・ハート/マイケル・ゴールデンバーグ
出演:ジョディー・フォスター/マシュー・マコノヒー/ジョン・ハート/ジェームズ・ウッズ/デビッド・モースほか


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