【ゆ】

「ユー・ガット・メール」 ★★★
原題:You've Got M@il
DVD 1999年8月6日
1998年アメリカ(ワーナー) カラー119分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:絵本ショップを経営するキャスリーンは、インターネットのチャットで知り合った"NY152"という男性からのEメールを心待ちにしていた。 そんなある日、彼女の店のすぐ近くに全米チェーンの書店がオープンする。その書店の責任者ジョー・フォックスが、実は最愛の"NY152"だった。
解説・感想:昔の映画「街角の店」(The Shop Arround the Corner)を現代風にリメイクした作品。 メグ・ライアン&トム・ハンクス、久しぶりの共演となるコメディ・タッチのラブ・ストーリー。
補足:DVDには監督インタビューなど特典映像が30分収録されているほか、DVD-ROMにはスペシャル映像等が収録されている。

製作:ローレン・シューラ・ドナー/ノーラ・エフロン 監督:ノーラ・エフロン
脚本:ノーラ・エフロン/デリア・エフロン
出演:トム・ハンクス/メグ・ライアン/グレッグ・キニア/パーカー・ポージーほか


「遊星からの物体X」 ★★★
原題:THE THING
DVD(C.E)
1992年アメリカ(ユニバーサル) カラー109分 ドルビーステレオ シネスコ

物語:米南極越冬基地にノルウェー基地から逃げてきた犬には異星からの生物が乗り移っていた。 他の生物そっくりに変身し同化する怪物によって、隊員たちも一人一人とやられ残された者たちも疑心暗鬼に陥る。
解説・感想:侵略SFの傑作「遊星よりの物体X」(THE THING)のリメイクというよりも、原作により忠実に映画化。 特殊メイクによる怪物の気持ち悪さは抜群。画面の暗さも恐怖を倍増させる。 最後の黒人の息が黄色いのは照明の関係で偶然そうなっただけで、深い意味はないらしい。
補足:DVDにはメイキングドキュメンタリーと音声解説が収録されている。 音声解説には字幕はついていないが、対訳ブックレットが付属している。 これらの特典はLD-BOX版にも収録されているようだ。

監督:ジョン・カーペンター 原作:ジョン・W・キャンベル 脚本:ビル・ランカスター
撮影:ディーン・カンディ 音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:カート・ラッセル/ウィルフォード・ブリムリー/リチャード・ダイサートほか


「夕凪の街 桜の国」 ★★★
映画館(TOHOシネマズ緑井)/DVD
2007年日本 カラー118分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:『夕凪の街』原爆投下から13年後、昭和三十三年の広島。平野皆実(麻生久美子)は復興の進んだ街で母のフジミ(藤村志保)と暮らしていた。ある日、皆実は会社の同僚である打越(吉沢悠)からの愛の告白を受ける。
『桜の国』半世紀後の平成十九年、夏の東京。石川七波(田中麗奈)は最近父親の旭(堺正章)が挙動不審であることを心配していた。ある夜、自転車で出かけていく旭を追っていくと、駅で切符を買い求めていた。その姿を見ていた七波は、小学校時代の同級生である東子(中越典子)と久々に再会し、二人はさらに旭の後を追う。
解説・感想:第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞したこうの史代の同名コミックを映画化。 広島への「原爆投下」が二人の女性のふたつの物語をつなぎ、様々な愛の形を描き出していく。

監督:佐々部清 原作:こうの史代 脚本:国井桂/佐々部清
撮影:坂江正明 音楽:村松崇継 美術:若松孝市
出演:田中麗奈/麻生久美子/吉沢悠/伊藤充則/中越典子/粟田麗/金井勇太/田山涼成/田村三郎/松本じゅん/桂亜沙美/小池里奈/藤村志保/堺正章ほか


「ユナイテッド93」 ★★★
原題:UNITED 93
WOWOW
1996年アメリカ(ユニバーサル) カラー111分 ドルビーデジタル,DTS ビスタ

物語:2001年9月11日。ニューアーク空港発サンフランシスコ行き「ユナイテッド93便」に40名の乗客乗員が同乗し、穏やかなフライトを続けていた。 しかし、ワールド・トレード・センターに、アメリカン11便とユナイテッド175便が激突。突然テロリストたちが動き始め、爆弾を持って操縦室を占拠した。
解説・感想:2001年9月11日、ユナイテッド93便がペンシルベニア州に悲運の墜落を遂げるまでをドキュメンタリー・タッチで描く人間ドラマ。 亡くなった40名の家族・友人や、航空管制官、軍関係者への膨大なインタビューに基づいて製作された。

監督:ポール・グリーングラス 脚本:ポール・グリーングラス
撮影:バリー・アクロイド 音楽:ジョン・パウエル 美術:ドミニック・ワトキンス
出演:ハリド・アブダラ/ポリー・アダムス/オパル・アラディン/ルイス・アルサマリ/デヴィッド・アラン・ブッシェ/リチャード・ベキンス/スターラ・ベンフォード/オマー・バーデゥニ/スーザン・ブロンマート/レイ・チャールストン/クリスチャン・クレメンソンほか


【よ】

「妖怪大戦争」 ★★★
WOWOW
2005年日本 カラー124分 ドルビーデジタルサラウンドEX ビスタ

物語:両親の離婚に伴い、母・陽子の実家のある鳥取の田舎町に暮らしている10歳のタダシは、神社のお祭りでその年の“麒麟送子”に選ばれる。 ある夜、タダシのじいちゃんが書置きを残し、姿を消してしまった。心配するタダシは、じいちゃんが待つ大天狗の穴へ急ぐが、そこには麒麟送子の先導役である妖怪“猩猩”とその仲間がいた。 彼らは、人類を壊滅させようとしている魔人・加藤保憲の計画を阻止する為、麒麟送子に力を貸して欲しいと思っていたのだ。
解説・感想:ひょんなことから“麒麟送子”と呼ばれる正義の味方に選ばれた少年が妖怪たちと力を合わせ、人類を滅ぼそうとする魔人と戦う姿を描いた冒険ファンタジー。 荒俣宏による同名原作が原作。様々な作品に登場する妖怪達が勢ぞろいする。角川グループ創立60周年記念作品。

監督:三池崇史 原作:荒俣宏 脚色:三池崇史/沢村光彦/板倉剛彦
撮影:山本英夫 音楽:遠藤浩二 美術:佐々木尚
出演:神木隆之介/高橋真唯/栗山千明/豊川悦司/菅原文太/近藤正臣/阿部サダヲ/岡村隆史/宮迫博/南果歩/成海璃子/佐野史郎/宮部みゆき/徳井優/板尾創路/ほんこん/田中要次/柄本明/蛍原徹/石橋蓮司/忌野清志郎/竹中直人/京極夏彦/水木しげる/荒俣宏ほか


「容疑者 室井慎次」 ★★★
映画館(TOHOシネマズ緑井4) 2005年10月1日
2005年日本(フジテレビジョン=ROBOT=東宝=スカパー!WT) カラー117分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:新宿で起きた殺人事件の捜査本部長を務めていた警視庁管理官・室井慎次が、“特別公務員暴行陵虐罪の共謀共同正犯”の容疑で逮捕された。 だがその陰には、警察の不正を暴こうと意気込むやり手の弁護士・灰島の姿があった。
解説・感想:「踊る大捜査線」からスピンオフ第2弾。刑事部捜査一課管理官・室井慎次を主人公に、殺人事件の真相を追及していく姿を描いたサスペンス。 事件の中心となる少女(木内晶子)は、実は「踊る大捜査線 the Movie」にも出演していた。 監督・脚本は「踊る大捜査線」シリーズの脚本を担当していた君塚良一。「MAKOTO」に続き監督第2作となる。従来の「踊る」と違った雰囲気になっている。 スタッフも、従来の本広組とは異なり「MAKOTO」のスタッフを中心に固めている。 この映画から登場する灰島を主人公にしたスピンオフのスペシャルTVドラマが制作された。 ちなみに、本作には柳葉敏郎、哀川翔、小木茂光といった一世風靡セピアのメンバーが揃って出演している。

監督・脚本:君塚良一 撮影:林淳一郎/さのてつろう
音楽:松本晃彦 美術:増本知尋
出演:柳葉敏郎/田中麗奈/哀川翔/八嶋智人/筧利夫/真矢みき/柄本明/吹越満/佐野史郎/木内晶子/山崎樹範/津嘉山正種/升毅/中原丈雄/松永玲子/大和田伸也/小木茂光ほか


「容疑者Xの献身」 ★★★
映画館(TOHOシネマズ緑井) 2008年
2008年日本 カラー128分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:惨殺死体が発見され、新人女性刑事・内海(柴咲コウ)は先輩と事件の捜査に乗り出す。捜査を進めていくうちに、被害者の元妻の隣人である石神(堤真一)が、ガリレオこと物理学者・湯川(福山雅治)の大学時代の友人であることが判明。 内海から事件の相談を受けた湯川は、石神が事件の裏にいるのではないかと推理する。
解説・感想:テレビドラマ化されるや大人気を博したミステリー作家・東野圭吾の「探偵ガリレオ」シリーズ初の長編で、第134回直木賞に輝いた同名小説を映画化。 テレビドラマ版のスタッフ・キャストが集結。天才数学者役・石神役の堤真一の演技が凄い。

監督:西谷弘 原作:東野圭吾 脚本:福田靖
音楽:福山雅治/菅野祐悟 撮影:山本英夫
出演:福山雅治/柴咲コウ/堤真一/北村一輝/松雪泰子/ダンカン/長塚圭史/金澤美穂/益岡徹/林泰文/渡辺いっけい/真矢みき/品川祐ほか


「黄泉がえり」 ★★★
WOWOW
2003年日本(「黄泉がえり」製作委員会) カラー127分 ドルビーSR ビスタ

物語:九州のある地域で、突然、死者が蘇って家族のもとに帰ってくるという現象が発生。この調査に赴いた厚生省の役人・川田は、そこで幼馴染みの葵と再会。恋人を失った彼女はその幻影を追って生きていたが、彼女も実は…。
解説・感想:SAMPの草g剛と竹内結子主演で大ヒットした感動ファンタジー。RUI役で柴咲コウがライブシーンで歌った主題歌も大ヒットした。田中邦衛や哀川翔といった、脇を固める実力派も魅力。

監督:塩田明彦 脚本:犬童一心/斉藤ひろし/塩田明彦
原作:梶尾真治 音楽:千住明 撮影:喜久村徳章
美術:新田隆之 VFXプロデューサー:浅野秀二
出演:草g剛/竹内結子/石田ゆり子/哀川翔/山本圭壱/東新良和/市原隼人/長澤まさみ/田中邦衛/伊東美咲/柴咲コウほか


「40歳の童貞男」 ★★
原題:THE 40 YEAR OLD VIRGIN
WOWOW
2005年アメリカ(ユニバーサル) カラー132分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:40歳のアンディ(スティーヴ・カレル)は、仕事仲間とポーカー中に、自分が実は童貞であることを知られてしまう。翌日から、デビッド、ジェイ、キャルの悪友3人組による、アンディのロスト・ヴァージン作戦が始まった。 そんな時、意外な出会いが訪れる。
解説・感想:40歳の童貞男が仲間たちの協力を得てロスト・ヴァージンを目指す過程を、ギャグとウィットを散りばめて描くハートウォーミング・コメディ。 テレビドラマの演出家ジャド・アパトーの映画監督デビュー作。

監督:ジャド・アパトウ 脚本:ジャド・アパトウ/スティーヴ・キャレル 撮影:ジャック・グリーン
出演:スティーヴ・キャレル/キャサリン・キーナー/ポール・ラッド/ロマニー・マルコ/エリザベス・バンクス/レスリー・マンほか


【ら】

「ライアーライアー」 ★★
原題:LIER,LIER
WOWOW 1999年1月17日(メガヒット劇場)
1997年アメリカ(ユニバーサル) カラー87分 DTSステレオ,DTS ビスタ

物語:フレッチャーは、やり手の嘘つき(ライヤー)弁護士(ロイヤー)。 しかし、息子のマックスの「一日だけ嘘をつきませんように」という祈りが叶い、 彼の口からは本音しか言えなくなってしまう。
解説・感想:「マスク」などで人気のジム・キャリー主演。 今までの彼とは少し違ったヒューマンな魅力を発揮した大ヒットコメディである。 おなじみのキャリーの顔芸と、エンディングのNG集は必見!

監督:トム・シャドヤック 脚本:ポール・ガイ/スティーブン・メイザー
音楽:ジョン・デブニー
出演:ジム・キャリー/モーラ・ティアニー/ジャスティン・クーパーほか


「ライオン・キング」 ★★
原題:THE LION KING
WOWOW 1996年12月5日
1994年アメリカ(ディズニー) カラー89分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:ジャングルの王、ライオンのムファサが邪悪の心を持つ弟のスカーに殺され、 ムファサの子シンバはジャングルを追放になる。途中に出会った仲間たちに支えられ、 逞しく成長したシンバは、父の仇とジャングルの平和を取り戻すため、独裁者と化したスカーに戦いを挑む。
解説・感想:ディズニーの大ヒット長編アニメ。 シェイクスピアの「ハムレット」を下敷きにしてある。といえば聞こえが良いが、はやくいえばパクリ。 手塚治虫の「ジャングル大帝」からの盗作騒ぎになったが、絶対にクロだと思う。 ディズニーの公式見解としては、スタッフは誰も「ジャングル大帝」は見ていないそうです。 主題歌はアカデミー賞を受賞した。
補足:WOWOWで1回だけ放送された字幕版はワイド版だった。ビデオにはワイド版はない。 LDはワイド版。

監督:ロジャー・アレーズ/ロブ・ミンコフ
脚本:ジョナサン・ロバーツ/アイリーン・メッチ
音楽:ハンス・ジマー 歌曲:アラン・メンケン/エルトン・ジョン
声の出演:マシュー・ブロデリック/ジェレミー・アイアンズ/ウーピー・ゴールドバーグほか


「ライラの冒険 黄金の羅針盤」 ★★★
原題:THE GOLDEN COMPASS
WOWOW
2007年アメリカ(ニューライン) カラー112分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:“オックスフォード”の寄宿生である12歳のライラ・ベラクア(ダコタ・ブルー・リチャーズ)は、一心同体の守護精霊“ダイモン”という動物といつも行動をともにしていた。 そんな不思議な世界で、謎の組織に子どもたちが誘拐される事件が続発、親友を誘拐されたライラは自ら捜索に乗り出す。
解説・感想:イギリスの作家フィリップ・プルマン作の『ライラの冒険』シリーズの第1巻『黄金の羅針盤』を完全映画化したファンタジー・アドベンチャー。 監督と脚本は『アバウト・ア・ボーイ』のクリス・ワイツ。ヒロインの少女ライラ役には、新人のダコタ・ブルー・リチャーズが扮し、ニコール・キッドマンやダニエル・クレイグを始めとする豪華キャストが脇を固める。 哲学的なストーリーや幻想的な視覚効果など、壮大な世界観が楽しめる。続編2作の制作は現在延期中。

監督:クリス・ワイツ 原作:フィリップ・プルマン 脚本:クリス・ワイツ
音楽:アレクサンドル・デプラ 撮影監督:ヘンリー・ブラハム
出演:ダコタ・ブルー・リチャーズ/ダニエル・クレイグ/ニコール・キッドマン/サム・エリオット/エヴァ・グリーン/クリストファー・リー/トム・コートネイ/デレク・ジャコビ/イアン・マッケラン/フレディ・ハイモア/ベン・ウォーカー/サイモン・マクバーニーほか


「ラストサマー」 ★★
原題:I KNOW WHAT YOU DID LAST SUMMER
WOWOW 2000年7月16日
1997年アメリカ(コロムビア) カラー102分 ドルビーステレオ,SDDS シネスコ

物語:7月4日、高校を卒業したジェリーとレイ、ヘレンとバリーの2組のカップルは、 道路に飛び出してきた男をひき殺してして海に捨ててしまう。1年後4人に事件を知る者から脅迫状が届く。
解説・感想:「スクリーム」シリーズでおなじみの脚本家ケビン・ウィリアムソンお得意の青春ホラームービー。 アメリカの人気若手スターが主演をつとめている。話自体は「スクリーム」以上に無理がありすぎ。恐怖度もイマイチ。

監督:ジム・ギレスピー 脚本:ケビン・ウィリアムソン 音楽:ジョン・デブニー
出演:ジェニファー・ラブ・ヒューイット/サラ・ミシェル・ゲラー/ライアン・フィリップ/フレディ・プリンゼJrほか


「ラストサマー2」 ★★
原題:I STILL KNOW WHAT YOU DID LAST SUMMER
WOWOW 2000年10月7日
1998年アメリカ(コロムビア) カラー101分 ドルビーステレオ,SDDS シネスコ

物語:カギ爪男との闘いから1年後、ジュリーは未だに悪夢に悩まされ、男友達レイともすれ違いの日々。 ある日、懸賞で当てたバハマ旅行に友人カーラと旅立つが、恐ろしい惨劇が再び彼女を襲う。
解説・感想:人気女優ヒューイットが再びカギ爪男と闘うシリーズ続編。 夢のリゾートを舞台にまたも犯人が誰か分からない恐怖のサスペンスが展開される。人気シンガー、ブランディーも出演。 物語の展開は前作以上に無理がる。

監督:ダニー・キャノン 脚本:ダニー・キャラウェイ 音楽:ジョン・フリッツェル
出演:ジェニファー・ラブ・ヒューイット/ブランディ/ミューズ・ワトソン/フレディ・プリンゼJr.ほか


「ラストサムライ」 ★★★
原題:The Last Samurai
WOWOW
2003年アメリカ(ワーナー) カラー154分 ドルビーステレオ,DTS,SDDS シネスコ

物語:明治維新の1870年代。西洋式の戦術を日本政府軍に教えるため、南北戦争の英雄ネイサン・オールグレン(トム・クルーズ)が来日する。 一方、武士の勝元盛次(渡辺謙)は、近代化の波により、自分の信じる武士道が崩壊しかけていることを感じていた。 勝元や彼の妹たか(小雪)らと共に武家で生活することになったオールグレンは武士道に惹かれ、やがて侍たちとの絆を深めていく。
解説・感想:アメリカの軍人が日本で侍の生き方に魅せられる様を描いたスペクタクル巨編。 ニュージーランドで撮影されたため、日本の風景に見えない所が多々あるが、日本の描写自体はおおむね正しい。 日本人俳優としては渡辺謙、真田広之、小雪などに加え、なぜか監督の原田眞人が出演している。 日本語吹替版は作品の性質上、完全に置き換えるのではなく、英語音声に日本語音声をかぶせる「ボイスオーバー」の手法を採っている。

監督:エドワード・ズウィック 原案:ジョン・ローガン
脚本:エドワード・ズウィック/マーシャル・ハースコヴィッツ/ジョン・ローガン
撮影:ジョン・トール 音楽:ハンス・ジマー 美術:リリー・キルヴァート
出演:トム・クルーズ/ティモシー・スポール/トニー・ゴールドウィン/渡辺謙/真田広之/小雪/中村七之助/菅田俊/福本清三/原田眞人/小山田シンほか


「らせん」 ★★(同時上映「リング」)
映画館(広島宝塚4) 1998年3月20日/WOWOW 1998年12月11日/DVD
1998年日本(東宝=「リング」「らせん」製作委員会) カラー97分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:解剖医の安藤(佐藤浩市)は、変死したかつての同級生、高山の遺体の中から暗号が書かれた紙片を発見する。 その頃、高山の妻だった浅川玲子が交通事故死を遂げ、その死に不審を持った上司・吉野が安藤にビデオと玲子の手帳を渡して、 科学的見地から意見を聞きたいと頼む。安藤はそのビデオを見て、呪いが本当であると確信。 安藤は高山の恋人だった高野(中谷美紀)と謎の究明に乗り出す。 次第に安藤は高山に好意を寄せるようになるが、高野に異変が起こる。
解説・感想:「リング」と同じ鈴木光司原作で、「リング」と同時上映されたので、 「リング」での新設定をそのまま受け継いでいる。監督はTV版「リング」も手がけた飯田謙治。 「らせん」の方は話自体を大幅に変更しており、貞子の乗り移る人物が変わってしまっているし、安藤もビデオを見てしまう。 「らせん」では「リング」ではちゃんと登場しなかった貞子がはっきり登場し、佐伯日菜子が演じている。 もう少し出番があれば良かったのに。デパートの屋上のシーンでは原作者の鈴木光司も少し出演している。
補足:LDにはインタビュー等が収録されているが、スタンダードサイズらしい。ビデオはビスタサイズで収録されている。 DVDはスクイーズのビスタで、音声も5.1chにリミックスされ、特典も収録されている。

エグゼクティブ・プロデューサー:原正人 原作:鈴木光司
脚本・監督:飯田謙治 音楽:LA FINCA
出演:佐藤浩市/真田広之/中谷美紀/佐伯日菜子/鶴見辰吾/小木茂光/鈴木光司ほか


「ラヂオの時間」 ★★★
英題:Welcome back,Mr.McDonald
映画館(広島宝塚4) 1997年12月1日/DVD 2000年9月21日
1997年日本(東宝) カラー104分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:生放送のラジオドラマで、出演者が名前を変えるように言い出した事から、 どんどん内容が変わっていってしまう。
解説・感想:人気脚本家、三谷幸喜の監督デビュー作。 監督曰く「カットの割り方が分からなかった」という冒頭のロングカットが圧巻。 原作は東京サンシャインボーイズの同名舞台。舞台版をよりスケールアップし、 2時間を越えると言われた台詞の量をスピーディーにこなしている。 ちらりと登場する豪華スターも見所のひとつ。
補足:LDには副音声に監督のオーディオ・コメンタリーとラジオドラマとメイキング等が収録してある。 DVDはLDの特典以上に特典満載。メイキングの「ラヂオの時間の時間」は完全版で収録。 DVD版はメニュー画面である操作をすると三谷監督のメッセージを聞くことができます。

脚本・監督:三谷幸喜 音楽:服部隆之
原作:三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ「ラヂオの時間」
出演:唐沢寿明/鈴木京香/西村雅彦/井上順/戸田恵子/梶原善/並樹史朗/奥貫薫/小野武彦/藤村俊二/布施明/近藤芳正ほか


「ラフ ROUGH」 ★★
映画館(TOHOシネマズ緑井)
2006年日本 カラー1006分 ドルビーデジタルサラウンドEX ビスタ

物語:実家が和菓子屋の二ノ宮亜美(長澤まさみ)と大和圭介(速川もこみち)は、お互いに商売がたきの家の娘と息子として育てられてきた。そんなふたりが同じ高校に入学、水泳部で再会した。 亜美は高飛込み、圭介は競泳選手として同じプールを使って練習に励む。亜美には、「お兄ちゃん」と慕う幼なじみでフィアンセの仲西弘樹(阿部力)がいた。自由形日本チャンピオンの弘樹は、圭介にとって最大のライバルだった。
解説・感想:あだち充の往年の人気コミックを、「タッチ」に続いて水着姿も初々しい長澤まさみと、肉体派の速水もこみちというダブル主演で映画化したスポーツ青春ラブストーリー。 水泳競技でベストを目指して訓練に励むティーネジャーたちの情熱と恋模様を爽やかに描く。

監督:大谷健太郎 原作:あだち充 脚本:金子ありさ
撮影:北信康 音楽:服部隆之 美術:都築雄二
出演:長澤まさみ/速水もこみち/阿部力/石田卓也/高橋真唯/黒瀬真奈美/市川由衣/八嶋智人/田丸麻紀/徳井優/松重豊/渡辺えり子ほか


「ラブ&ポップ」 ★★★
映画館(広島東映) 1998年5月31日/WOWOW 1998年11月7日/DVD 2000年1月1日
1998年日本(ラブ&ポップ製作機構) カラー110分 ドルビーステレオ スタンダード(一部ビスタ) R指定

物語:女子高生の吉田裕美は友人と共に水着を買いに行く。 そこで裕美は指輪に目を奪われ、買いたいと思う。 友人達はみんな一緒に援助交際をして買えば良いというが、 みんなで援助交際して稼いだ金は使わず、自分で援助交際して金を手に入れようとする。
解説・感想:援助交際をテーマとした村上龍による原作を「エヴァンゲリオン」の庵野秀明監督が映像化。 庵野監督初の実写作品で、デジカム撮影の特長を生かした画面を作り出した。 デジカムの画質を大画面に写したら相当汚くなると思われがちだが、 意外と奇麗で、静止画だとフィルムとそんなに変わらなく見える。 エンディングロールのみフィルム撮影だが、その時にかかる「あの素晴らしい日をもう一度」の歌が、 なんとも頼りなくて味わいがある。 主人公の裕美を演じたのは新人の三輪明日美。主題歌も歌っている。実姉の三輪ひとみは、 本作でも裕美の姉を演じている。ちなみに裕美の父役は森本レオである。まだ無名に近い頃(「トリック」より前)の仲間由紀恵も出演している。
なお、エンディングは当初、宮古島で撮影されたものを使用する予定だったが、諸般の事情で(ドキュメント第0部参照) 今の形となった。(庵野監督は相当怒っていたとか)幻のエンディングは予告編やTVスポットで少し見る事ができる。
補足:ビデオ・LD版はエンディング以外はビデオ素材から直接マスタリングしているため、 残像が残らないが、ほとんどのシーンでビスタサイズの中にスタンダードサイズで収録してある(上下左右に黒帯がある)ため、 画面が小さい。ドキュメント第0部と予告編などを収録している。 DVD版はキングレコード初のスクイーズ収録。全編フィルムからのニューマスターとなっている。 そのため、残像が残る。スクイーズのため、ワイドテレビで見るのに最適。ドキュメント第0部と最終章、予告編などを収録している。

監督:庵野秀明 脚本:薩川昭夫 製作統括:大月俊倫 製作:南里幸
出演:三輪明日美/希良梨/工藤浩乃/仲間由紀恵/浅野忠信/森本レオほか


「ラブ★コン」 ★★
LOVELY★COMPLEX
WOWOW 2008年
2006年日本 カラー100分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:大阪の私立高校、舞戸学園。身長170cmと必要以上に背が高い“デカ女”こと小泉リサ(藤澤恵麻)と、身長159cmの“小っさい男”な大谷敦士(小池徹平)は犬猿の仲。 互いを罵倒しあう姿から“オール阪神・巨人”とあだ名される。しかし、それは相手を意識しすぎるゆえの振る舞いだった。
解説・感想:中原アヤの人気コミックを映画化した学園ラブコメディ。関西の高校を舞台に、それぞれ身長にコンプレックスを抱える男女のもどかしい恋をポップに描く。 人気放送作家の鈴木おさむが脚本を手掛け、テレビディレクターの石川北二が初監督。

監督:石川北二 原作:中原アヤ 脚本:鈴木おさむ
音楽:川口大輔 美術:飯田かずな
出演:藤澤恵麻/小池徹平/玉置成実/山崎雄介/工藤里紗/水嶋ヒロ/山崎静代/温水洋一/谷原章介/寺島進ほか


【り】

「リーサル・ウェポン」 ★★★
原題:LETHAL WEAPON
DVD(メル・ギブソンBOX)
1987年アメリカ(ワーナー) カラー110分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:50歳を迎える黒人刑事マータフのもとに新しく配属されたのは人間兵器(リーサル・ウェポン)とあだ名される変わり者リッグスだった…。爆発的ヒットを記録したアクションシリーズの第1作。
解説・感想:この作品で、ギブソンは一躍アクション・スターとしてハリウッドに進出。シリーズ化は未定だっただけに、彼の"陰"のキャラクターが今見ると新鮮。ドナー監督のスピーディな演出も出色だ。
補足:ディレクターズカット版は7分長い。

監督:リチャード・ドナー 脚本:ショーン・ブラック
音楽:マイケル・ケイメン/エリック・クラプトン
出演:メル・ギブソン/ダニー・グローバー/ゲーリー・ビジーほか


「リーサル・ウェポン2 炎の約束」 ★★★
原題:LETHAL WEAPON 2
DVD(メル・ギブソンBOX)
1989年アメリカ(ワーナー) カラー115分 ドルビーステレオ シネスコ

物語:リッグスとマータフのLA市警コンビが挑む新たな事件、それは100万ドルに及ぶクルーガーランド金貨が発端だった。前作からさらにパワーアップ、シリーズ人気を決定づけた第2弾。
解説・感想:ハイテンポな会話と切れ味抜群のアクション、2人の男のドラマも見応え十分。ラストの死闘まで見せ場も満載。今作からジョー・ペシがレギュラーに加わる。
補足:ディレクターズカット版は3分長い。

監督:リチャード・ドナー 脚本:ジェフリー・ボーム
音楽:マイケル・ケイメン/エリック・クラプトン
出演:メル・ギブソン/ダニー・グローバー/ジョー・ペシ/パッツィ・ケンジットほか


「リーサル・ウェポン3」 ★★★
原題:LETHAL WEAPON 3
DVD(メル・ギブソンBOX)
1992年アメリカ(ワーナー) カラー118分 ドルビーステレオ シネスコ

物語:LA市警のリッグスと長年のコンビを組むマータフは、退職を一週間後に控えていた。しかし、爆弾事件で失態を犯し巡査に格下げになってしまう。そんな中、警察に押収された武器が、町中に流出する事件が発生。捜査は進展しないが、背後にある巨大な犯罪組織の存在を感じ取る。2人とは別に、内部事件調査部の女刑事ローナ・コール(レネ・ルッソ)も事件を追っていたが、2人には非協力的だった。一方でリッグスは、彼女と愛し合うようになっていた。
解説・感想:人気シリーズの第3作。シリーズが進むにつれて、だんだん内容が明るくなってきてて、今回ジョー・ペシは完全にお笑い担当になっている。大規模な爆発が最初と最後にあるのも見所。今回からレネ・ルッソがレギュラーに。
補足:ディレクターズカット版は4分長い。

監督:リチャード・ドナー 脚本:ジェフリー・ボーム/ロバート・マーク・ケイメン
音楽:マイケル・ケイメン/エリック・クラプトン/デイヴィッド・サンボーン
出演:メル・ギブソン/ダニー・グローバー/レネ・ルッソ/ジョー・ペシほか


「リーサル・ウェポン4」 ★★★
原題:LETHAL WEAPON 4
DVD 1999年12月29日
1998年アメリカ(ワーナー) カラー127分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:いつもお騒がせの刑事コンビ、リッグスとマータフが晴れて警部に昇進。 しかし、チャイナタウンの黒幕を追って、またもや命懸けの捜査を始めた二人。 私生活ではローナがリッグスの子を妊娠する。
解説・感想:人気シリーズ、久々の続編。パワーアップしたアクション、 ジェット・リーのカンフー技が見所。ラストを飾るリーサル・ファミリーのアルバムが楽しい。

監督:リチャード・ドナー 脚本:チャニング・ギブソン 音楽:マイケル・ケイメン
出演:メル・ギブソン/ダニー・グローバー/レネ・ルッソ/ジョー・ペシ/ジェット・リーほか


「リトル・マーメイド」 ★★
原題:THE LITTLE MERMAID
WOWOW 2000年4月1日
1989年アメリカ(ディズニー) カラー83分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:海底王の末娘である夢見がちな人魚姫は、かねてからあこがれていた王子様を難破した船から救う。 人間との恋は禁じられているが、海の魔女にきつい条件つきで3日だけ人間の姿に変えてもらう。
解説・感想:低迷していたディズニーの長編アニメが復興する原動力となった、新生ディズニー第1作。 懐かしい感じがするが、わりと最近の作品。アカデミー作曲賞・主題歌賞受賞

監督・脚本:ロン・クレメンツ/ジョン・マスカー 原作:アンデルセン
音楽:アラン・メンケン/ハワード・アシュマン
声の出演:ジョディ・ベンソン/クリストファー・ダニエル・バーンズほか


「リバー・ランズ・スルー・イット」 ★★★
原題:A River Runs Through It
WOWOW
1992年アメリカ カラー124分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:モンタナで厳格な牧師の家庭で育ったマクリーン兄弟。父と子はどんなに気持ちが離れていても、フライフィッシングをするときだけは心が一つに溶け合う。
解説・感想:ノーマン・マクリーンの原作をロバート・レッドフォードがブラッド・ピット主演で映像化。とにかく美しい映像は必見。アカデミー撮影賞受賞。
補足:本作品のLDは高画質で有名である。DVD版はなぜか音声がリニアPCMのドルビーサラウンド仕様。 2chのドルビーデジタルは少し迫力不足なので、これは嬉しい仕様。(ただし、DVD版の画質はいまいち)

製作・監督:ロバート・レッドフォード 原作:ノーマン・マクリーン
出演:ブラッド・ピット/トム・スリケット/クレイグ・シェーファーほか


「LIMIT OF LOVE 海猿」 ★★★
映画館(TOHOシネマズ緑井)/DVD
2006年日本 カラー117分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:第十管区海上保安本部に異動となった海上保安官の仙崎大輔(伊藤英明)。だが、婚約中の服飾デザイナーの環菜(加藤あい)とは最近うまくいってなかった。 そんな中、大型フェリー”くろーばー号“座礁の報せが機動救難隊に入った。沈没まで4時間あまり。出動した機動救難隊隊員は、早速、偶然乗り合わせていた環菜を始めとする乗客の救出を開始する。
解説・感想:鹿児島港沖で発生した大型フェリー座礁事故の人命救助に挑む機動救難隊隊員たちの活躍を描いたアクション・ドラマ。 第1作の映画、テレビドラマと続いたシリーズの2作目の映画。監督は前作と同じくの羽住英一郎。その他スタッフも前作と同様。

監督:羽住英一郎 原作:佐藤秀峰 原案:小森陽一 脚本:福田靖
撮影:佐光朗/さのてつろう/村埜茂樹 音楽:佐藤直紀 美術:清水剛
出演:伊藤英明/加藤あい/佐藤隆太/大塚寧々/吹越満/浅見れいな/美木良介/石黒賢/時任三郎/青木崇高/荒川良々/市川しんぺー/菅原卓磨/坂本雄吾/江畑浩規/平山祐介/光石研/津田寛治ほか


「猟奇的な彼女」 ★★
原題:My Sassy Girl
WOWOW
2001年韓国 カラー138分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:大学生のキョヌ(チャ・テヒョン)は、地下鉄の中でベロベロに酔っ払った彼女(チョン・ジヒョン)と出会う。 キョヌは、彼女を介抱するハメに。そこから2人の付き合いは始まるが、彼女は凶暴な性格でキョヌを家来のように扱う。
解説・感想:気弱な大学生の青年と、生意気で凶暴な彼女を描いたラヴ・コメディ。 原作はキム・ホシクがインターネットに連載して話題になったベストセラー小説。

監督・脚本:クァク・ジェヨン 原作:キム・ホシク
撮影:キム・ソンボク 音楽:キム・ヒョンソク 美術:ソン・ユンヒ
出演:チョン・ジヒョン/チャ・テヒョン/キム・インムン/ソン・オクスク/ヤン・グムソク/ハン・ジニ/キム・イルほか


「竜馬の妻とその夫と愛人」 ★★
WOWOW
2002年日本(東宝=博報堂) カラー116分 ドルビーSR ビスタ

物語:明治13年。坂本竜馬の十三回忌を催すべく、竜馬のかつての同志、菅野覚兵衛は、竜馬の妻・おりょうを訪ねる。おりょうはみすぼらしい男・西村松兵衛と再婚し、おんぼろ長屋で貧乏生活を送っていた。そこへ、竜馬そっくりの男が現れ、おりょうはその男の所へ行ってしまう。
解説・感想:三谷幸喜の舞台劇を「東京マリーゴールド」の市川準が映画化。竜馬の妻をめぐる恋愛劇が豪華キャストによって描かれる。が、ギャグはすべりぎみ。なお、江口洋介は三谷幸喜の大河ドラマ「新撰組!」で坂本竜馬を今作と同じ感じで演じている。

監督:市川準 原作・脚本:三谷幸喜 音楽:谷川賢作 撮影:小林達比古
出演:木梨憲武/鈴木京香/中井貴一/江口洋介/トータス松本/小林聡美/橋爪功ほか


「リング」 ★★★(同時上映「らせん」)
映画館(広島宝塚4) 1998年3月20日/WOWOW 1998年12月11日/DVD
1998年日本(東宝=「リング」「らせん」製作委員会) カラー95分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:TVディレクターの浅川(松嶋菜々子)は「あるビデオを見ると7日目に死ぬ」という噂を取材していた。そんな時、姪の智子が急死し、呪いのビデオに関係ある事を知る。 浅川は智子たちの行動を追うなかで、呪いのビデオを見てしまう。浅川は別れた夫・高山竜司(真田広之)に協力を求め、 2人はビデオの事を調べていき、やがて山村貞子という人物にいき当たる。
解説・感想:TVドラマ化もされた鈴木光司の人気ホラー小説の映画化。 監督は、「女優霊」で今怖い映画を撮らせたら日本一という地位を築いた中田秀夫。 音楽は、アニメ音楽を多く手がけている川井憲次が担当している。 原作とは異なる部分がかなりあり、主人公の浅川が女性になっている事、 高山が元夫になっている事、高山がサイコメトラーになっている事などがある。 これにより、話がかなり短絡されている。 監督の手腕により、かなり怖い演出がされており、最後は背筋が凍る思いをするほどだ。 なお、窓にサングラスをした女性が映り込んでいると騒がれたが、どうやらスタッフが写っていたものらしい。
補足:LDにはインタビュー等が収録されているが、スタンダードサイズらしい。ビデオはビスタサイズで収録されている。 DVDはスクイーズのビスタで、音声も5.1chにリミックスされ、特典として台湾版「リング」予告編などが収録されている。

監督:中田秀夫 原作:鈴木光司 脚本:高橋洋 音楽:川井憲次
出演:松嶋菜々子/真田広之/中谷美紀/竹内結子/佐藤仁美/沼田曜一/柳ユーレイほか


「リング2」 ★★(同時上映「死国」)
映画館(広島宝塚3) 1999年2月8日/WOWOW
1999年日本(東宝=「リング2」製作委員会) カラー95分 DTSステレオ ビスタ

物語:高山竜司(真田広之)の死から1週間後、高山の死の真相を知ろうと高野舞(中谷美紀)は、 浅川(松嶋菜々子)の後輩のTV局ADの岡崎(柳ユーレイ)と事件の真相を探ってゆく。 その頃、精神科医の川尻(小日向文世)は入院中の雅美(佐藤仁美)の身に起こる奇妙な現象を研究していた。
解説・感想:この映画は「リング」の続編で、正式な続編「らせん」とは違うパラレルストーリーとなっている。 最初、脚本を募集したが映画化に見合う作品がなく、結局前作と同じ高橋洋氏が脚本を担当する事となった。 今回は恐怖度3倍との事だが、ストーリーがちぐはぐで、作品としての面白さがない。 後半は呪いのビデオとか関係なくなってきてるし、深田恭子には思わず笑ってしまった。 撮影中、海辺の洞窟で「りかこ」とかいう声が録音されてしまっていたらしい。 この声はTAKE3に入っていたもので、上映されているものはTAKE1である。 やはり「リング」の続編は原作の「らせん」が一番良い。

監督:中田秀夫 原作:鈴木光司 脚本:高橋洋 音楽:川井憲次
出演:中谷美紀/佐藤仁美/深田恭子/柳ユーレイ/沼田曜一/大高力也/小日向文世/石丸謙二郎/松嶋菜々子/真田広之ほか


「リング0 〜バースディ〜」 ★★★(同時上映「ISOLA 多重人格少女」)
映画館(広島宝塚1) 2000年2月1日
2000年日本(東宝=「リング0〜バースディ〜」製作委員会) カラー99分 DTSステレオ ビスタ

物語:昭和43年。母の死をきっかけに上京した18歳の山村貞子は、ある劇団の研究生になる。 ある日、公演を控えた主演女優の愛子が急死。代役として貞子が抜擢され、貞子が愛子を殺したとの噂が広がる。
解説・感想:鈴木光司原作のリングシリーズ映画化第4作。 今回は短編「レモンハート」を原作として、貞子の秘密が明らかになる。 貞子役には今回が映画初主演の仲間由紀恵。 映画版では貞子が人間ではない設定になってしまったので、後半の展開は原作と大きく異なる。

監督:鶴田法男 原作:鈴木光司 脚本:高橋洋 音楽:尾形真一郎 撮影:柴主高秀
出演:仲間由紀恵/田辺誠一/田中好子/麻生久美子/若松武史ほか


【れ】

「RED SHADOW 赤影」 ★★
WOWOW 2002年10月9日
2001年日本(東映=角川書店ほか) カラー109分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:戦乱続く16世紀。忍者集団影一族の末裔として生まれた赤影、青影、飛鳥は、武将東郷に仕えていた。東郷と対立する武将京極家の偵察に赴いた彼らは、京極に仕える根来忍者と死闘を繰り広げる。
解説・感想:1967年から68年にかけて放送され、絶大な人気を博した伝説的特撮番組「仮面の忍者 赤影」を「SF サムライフィクション」の中野裕之がまったく新しい感覚で現代にリメイクした娯楽時代劇。設定等が原作とはかなりかけ離れている。

監督:中野裕之 原作:横山光輝 脚本:斉藤ひろし/木村雅俊
テーマ音楽:布袋寅泰 撮影:山本英夫
出演:安藤政信/奥菜恵/麻生久美子/村上淳/竹中直人/藤井フミヤ/舞の海秀平/谷啓/ 篠原涼子/津川雅彦/アリーナ・カバエワ/布袋寅泰/根津甚八/陣内孝則ほか


「レディ・イン・ザ・ウォーター」 ★★★
原題:LADY IN THE WATER
WOWOW
2006年アメリカ(ワーナー) カラー109分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:フィラデルフィア郊外に位置するコーブ・アパート。クリーブランド・ヒープ(ポール・ジアマッティ)は、この集合住宅の住み込み管理人として雑用をこなしていた。 ある晩、誤ってプールに転落。気がつくと自分の部屋におり、ストーリー(ブライス・ダラス・ハワード)と名乗る謎めいた娘がいた。 クリーブランドはストーリーの正体が、“ブルー・ワールド”からやってきた、神話に登場する妖精のような存在=“ナーフ”であることをつきとめた。 クリーブランドたちは彼女を“ブルー・ワールド”に帰すために立ち上がる。
解説・感想:平凡な毎日を過ごすアパート管理人が、ある夜、アパートのプールで神話に登場する妖精のような存在であるナーフと出会うことから始まる、ミステリアスなファンタジー。 監督はM.ナイト・シャマラン監督。他のシャマラン監督作品より物語に仕掛けがないためか、評価が低い作品。

監督・脚本:M・ナイト・シャマラン 撮影:クリストファー・ドイル
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード 美術:マーティン・チャイルズ
出演:ポール・ジアマッティ/ブライス・ダラス・ハワード/ジェフリー・ライト/ボブ・バラバン/サリター・チョウドリー/シンディー・チャン/M.ナイト・シャマラン/フレディー・ロドリゲス/ビル・アーウィン/メアリー・ベス・ハート/ノア・グレイ・キャビー/ジョセフ・ディー・ライトマンほか


「レディ・キラーズ」 ★★★
原題:THE LADYKILLERS
WOWOW
2004年アメリカ(タッチストーン) カラー104分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:マンソン夫人(イルマ・P・ホール)の家に、ゴースウェイト・ヒギンソン・ドア教授(トム・ハンクス)と名乗る男たちがやってくる。 実は彼らは犯罪グループだった。彼らはあっけなく金庫の大金を手に入れるが、犯罪の現場をマンソン夫人に目撃されてしまう。
解説・感想:犯罪グループと老婦人の奇妙な対決を描くサスペンス・コメディ。1955年作品「マダムと泥棒」のリメイク。 監督・製作・脚本はジョエル・コーエン&イーサン・コーエン兄弟(イーサンは監督としてクレジットされるのはこれが初)。2004年カンヌ国際映画祭審査員賞受賞。

監督・脚本:ジョエル・コーエン/イーサン・コーエン
撮影:ロジャー・ディキンス 音楽:カーター・バーウェル 美術:デニス・ガスナー
出演:トム・ハンクス/イルマ・ピー・ホール/マーロン・ウェイアンズ/J・K・シモンズ/ツィ・マ/ライアン・ハーストほか


「レナードの朝」 ★★★★
原題:AWAKENINGS
WOWOW/NHK BS2 1999年8月16日/WOWOW 2000年8月12日/DVD 2000年9月
1997年アメリカ(コロムビア) カラー121分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:少年時代から30年もの間、睡眠状態で精神病院に入院していたレナードが、新任医師の研究と看病の結果、 めざめの朝を迎える。しかし・・・。
解説・感想:デ・ニーロとウィリアムスの演技派スターが競演。感動的な名作だ。 本当にあった話を基にしているようだ。
補足:本作品はスーパー35撮影で劇場公開時にビスタにマスクして上映された。 、以前の放送やビデオソフトはスタンダード版しかなかったが、 最近のBS2やWOWOWはワイド版で放送され、DVDもワイドとなっている。 しかし、BS2での放送は上下のトリミングがおかしくて構図が変な所があったが、WOWOWでの放送では ちゃんとした構図となっていた。

監督:ペニー・マーシャル 原作:オリバー・サックス
脚本:スティーブン・ザイリアン
出演:ロバート・デ・ニーロ/ロビン・ウィリアムス/ジョン・ハード/マックス・フォン・シドーほか


「レミーのおいしいレストラン」 ★★★
原題:RATATOUILLE
Blu-ray
2007年アメリカ(ディズニー) カラー112分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:抜群の舌と鼻を持つネズミのレミーは、今は亡き天才のシェフ・グストーに憧れ、自分もシェフになろうと夢を抱くようになる。 しかしある日、嵐で流され独りぼっちになったレミーは、パリにあるグストーのレストランにたどり着く。
解説・感想:天才的な料理の才能を持つネズミが、一流レストランのシェフとして活躍するハートウォーミングなアニメーション。 監督・脚本は「Mr.インクレディブル」のブラッド・バード。元々は別の人が監督予定だったらしい。原題のRATATOUILLEは登場する料理の名前。

監督・脚本:ブラッド・バード 製作総指揮:ジョン・ラセッター/アンドリュー・スタントン
原案:ジャン・ピンカヴァ/ジム・カパビアンコ/ブラッド・バード
撮影:ロバート・アンダーソン/シャロン・キャラハン 音楽:マイケル・ジアッチーノ
声の出演:パットン・オズワルト/ルー・ロマーノ/イアン・ホルム/ジャニーヌ・ギャロファロ/ブラッド・ギャレット/ピーター・オトゥール/ブライアン・デネヒーほか


「レリック」 ★★
原題:THE RELIC
WOWOW 1998年11月14日
1997年アメリカ カラー110分 ドルビーステレオ,DTS シネスコ

物語:シカゴ自然史博物館に南米からあやしい木箱が届いた。やがて博物館の守衛が惨殺される。 木箱に封じ込められていた物の正体を生物科学者のマーゴが探りはじめる。
解説・感想:未知の生物"レリック"の恐怖を描いたパニック・ホラー話題作。 いかにもB級ホラーってな感じがナイス。

監督・撮影:ピーター・ハイアムズ 原作:D・プレストン/L・チャイルド
脚本:エイミー・ジョーンズほか 音楽:ジョン・デブニー
出演:ペネロープ・アン・ミラー/トム・サイズモア/リンダ・ハントほか


「恋愛寫眞 Collage of our life」 ★★★
DVD 2003年1月31日
2003年日本(松竹) カラー111分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:カメラマンの誠人のもとに、3年前に別れた恋人・里中静流からエアメールが届く。ところが、友人によると彼女は1年前にニューヨークで殺されたという。
解説・感想:東京とニューヨークを舞台に、プロのカメラマンを目指す青年のピュアな愛と奇跡を描いた青春ドラマ。途中で急にサスペンスドラマに変貌する。 監督は「トリック」等の堤幸彦。

監督:堤幸彦 脚本:緒川薫 撮影:唐沢悟 音楽:見岳章/武内亨
美術:佐々木尚 録音:田中靖志 照明:上妻敏厚 編集:伊藤伸行
フォトグラファー:斎藤清貴 VFX:原田大三郎 主題歌:山下達郎
出演:広末涼子/松田龍平/小池栄子/ドミニク・マーカス/山崎樹範/西山繭子/高橋一生/江藤漢斉/佐藤二朗/岡本麗/大杉漣ほか


「恋愛小説家」 ★★★
原題:AS GOOD AS IT GETS
WOWOW 1999年11月14日
1997年アメリカ(トライスター) カラー139分 ドルビーステレオ,DTS ビスタ

物語:恋愛小説家のメルビンは超毒舌で異常なまでの潔癖症。 そんな彼はひそかに思いを寄せているのは、カフェのウェイトレス、キャロル。 そして、ある日ゲイの隣人の愛犬を預かるハメになる。
解説・感想:ニコルソンが憎めないキャラクターを名演し、ハントも魅力を発揮した、 コメディ色の強い恋愛映画。犬のバーデルの名演技も最高。 アカデミー主演男優・主演女優賞受賞。

監督・脚本:ジェームズ・L・ブルックス 脚本:マーク・アンドラス
音楽:ハンス・ジマー 撮影:ジョン・ベイリー
出演:ジャック・ニコルソン/ヘレン・ハント/グレッグ・キニアほか


【ろ】

「ロード・オブ・ザ・リング」 ★★★
原題:THE LORD OF THE RINGS : THE FELLOWSHIP OF THE RING
映画館(広島スカラ座) 2002年5月1日
2001年アメリカ(ニューライン) カラー178分 ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS,SDDS シネスコ

物語:遥か昔の中つ国。闇の冥王サウロンが作りだしたのは、世界を滅ぼす魔の指輪。幾多の戦乱の時代を経て、偶然にもその指輪を手に入れたホビット族のフロドは仲間たちと指輪を捨てる旅に出る。
解説・感想:映像化不可能と言われていた、J・R・R・トールキンの『指輪物語』を、ピーター・ジャクソンが、3部作を一気に撮影するというかつてないスケールで映像化を果たした。SFXとニュージーランド・ロケを融合した壮大な映像、若手とベテラン勢揃いの配役も見所。アカデミー撮影、作曲、視覚効果、メイクアップ賞受賞。
補足:スペシャル・エクステンデッド・エディションは未公開シーンを40分も追加した特別版。続編での伏線など、重要なシーンが多く追加されている。

監督:ピーター・ジャクソン 脚本:フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン/ピーター・ジャクソン
原作:J・R・R・トールキン『指輪物語』 音楽:ハワード・ショア
出演:イライジャ・ウッド/イアン・マッケラン/リブ・タイラー/ヴィゴ・モーテンセン/ショーン・アスティン/ケイト・ブランシェット/クリストファー・リー/オーランド・ブルーム/ジョン・リス=デイヴィス/イアン・ホルムほか


「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」 ★★★
原題:THE LORD OF THE RINGS : THE TWO TOWERS
映画館(広島スカラ座) 2003年3月3日
2002年アメリカ(ニューライン) カラー179分 ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS,SDDS シネスコ

物語:魔法の魔力に魅入られて苦しむフロドと彼を見守るサム。人間の国ローハンに向かうアラゴルンとレゴラス。そして森に迷い込むメリーとピピンは樹木の牧者エントに出会う。3つに分かれた彼らの運命は…?
解説・感想:トールキンの壮大な冒険ファンタジーを映画化した3部作の第2弾。3つのストーリを同時進行させる編集が絶妙。CGとは思えないキャラクター・ゴラムの熱演が見所。アカデミー音響編集賞、特殊効果賞受賞。
補足:スペシャル・エクステンデッド・エディションは未公開シーンを40分も追加した特別版。続編での伏線など、重要なシーンが多く追加されている。

監督:ピーター・ジャクソン 脚本:フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン/ピーター・ジャクソン
原作:J・R・R・トールキン『指輪物語』 音楽:ハワード・ショア
出演:イライジャ・ウッド/イアン・マッケラン/リブ・タイラー/ヴィゴ・モーテンセン/ショーン・アスティン/ケイト・ブランシェット/クリストファー・リー/オーランド・ブルーム/ジョン・リス=デイヴィス/ミランダ・オットー/バーナード・ヒルほか


「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」 ★★★
原題:THE LORD OF THE RINGS : THE RETURN OF THE KING
映画館(広島スカラ座) 2004年2月14日
2003年アメリカ(ニューライン) カラー203分 ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS,SDDS シネスコ

物語:アラゴルンたちと別れてしまったフロドとサムは、ゴラムの案内で滅びの山へと近づいていたが、指輪を取り戻したいゴラムは、2人を陥れる計画を練っていた。 一方、ヘルム峡谷の戦いに勝利したアラゴルンたちは、オルサンクの塔を襲撃したメリー、ピピンと合流する。ガンダルフはゴンドールの執政デネソールに忠告するため、ミナス・ティリスへ向かった。
解説・感想:壮大なスケールで製作された人気シリーズ『ロード・オブ・ザ・リング』の最終章。遂にフロドが指輪を葬り去る時がやってくる。 ラストシーンは第1章製作開始当初に撮影されていたもの。これを見ると実はサムの物語だった事がわかる。 エンディングでは各キャラクターのイラストと共にキャストが紹介されるが、劇場公開版ではサルマン役のクリストファー・リーは出演しなかったため、イラストもなかった。 しかし、50分ものシーンが追加されたスペシャル・エクステンデッド・エディションではサルマンのシーンが復活し、エンディングにクリストファー・リーが登場している。

監督:ピーター・ジャクソン 脚本:フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン/ピーター・ジャクソン
原作:J・R・R・トールキン『指輪物語』 音楽:ハワード・ショア
出演:イライジャ・ウッド/イアン・マッケラン/リブ・タイラー/ヴィゴ・モーテンセン/ショーン・アスティン/ケイト・ブランシェット/オーランド・ブルーム/ジョン・リス=デイヴィス/ミランダ・オットー/バーナード・ヒルほか


「RONIN」 ★★★
原題:RONIN
DVD(ワーナー版) 2000年3月4日
1998年アメリカ(MGM/UA) カラー121分 DTSステレオ,DTS シネスコ

物語:謎の女に雇われた、名前の素性も互いに知らぬ5人のプロフェッショナル。 仕事は、厳重に警備され、中身も不明なブリーフケースを盗むこと。しかし、作戦成功もつかの間、 一人が裏切り、ケースを持って逃亡してしまう。
解説・感想:「浪人」というタイトルを持つ本作。内容はハードなアクション映画である。 カーチェイスが実に気持ちよいほか、デ・ニーロら実力派たちも魅力全開。
補足:DVDは最初ワーナーから発売され、後にFOXから発売された。内容は同一だが、FOX版の方が高い。

監督:ジョン・フランケンハイマー 脚本:J・D・ザイク/リチャード・ウェイズ
音楽:エリア・クミラル
出演:ロバート・デ・ニーロ/ジャン・レノ/ナターシャ・マケルホーンほか


「ローレライ」 ★★★
DVD
2005年日本 カラー128分 ドルビーデジタルサラウンドEX シネスコ

物語:第二次世界大戦末期、本土への原子爆弾投下を阻止する為、ドイツから接収した驚異的な戦闘能力を備える伊号第五〇七潜水艦、通称“ローレライ”の艦長に抜擢された絹見少佐は、テニアン島へ向けて出撃する。 ところがその途中、N式潜に搭載された超高感度水中探索装置“ローレライ・システム”が、ナチスに人種改良された日系ドイツ人少女・パウラの能力によるものだったことが判明する。
解説・感想:第二次世界大戦末期、アメリカによる3発目の原爆投下を巡って繰り広げられる、日本の潜水艦乗組員たちの戦いを描いた海洋アクション。 監督は、本作が長編映画初監督となる樋口真嗣。福井晴敏による『終戦のローレライ』を原作としている。

監督:樋口真嗣 原作:福井晴敏 脚本:鈴木智
撮影:佐光朗/中根伸治 特撮監督:佛田洋 特殊メイク:原口智生
音楽:佐藤直紀 美術:清水剛/松浦芳
出演:役所広司/妻夫木聡/香椎由宇/柳葉敏郎/堤真一/石黒賢/佐藤隆太/國村隼/ピエール瀧/小野武彦/鶴見辰吾/伊武雅刀/橋爪功/阿川佐和子ほか


「ロジャー・ラビット」 ★★★
原題:WHO FRAMED ROGER RABBIT
WOWOW
1988年アメリカ(タッチストーン) カラー104分 ドルビーステレオ スタンダード

物語:1947年のハリウッド、漫画映画の登場人物が住む街"トゥーンタウン"のスター、 ロジャー・ラビットは妻ジェシカの浮気が心配で仕事に身が入らない。 ところが、妻の密会の相手が殺され、その容疑が彼にかけられる。
解説・感想:アニメと実写をILMの特撮で合成した画期的な娯楽作。 監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス。 ミッキーやバッグス・バニーなど、アニメスターが夢の共演をする。 クリストファー・ロイドの熱演も必見。

監督:ロバート・ゼメキス 原作:ゲーリー・K・ウルフ
脚本:ジェフリー・プライス/ピーター・シーマン
出演:ボブ・ホスキンス/クリストファー・ロイドほか


「ロスト・イン・トランスレーション」 ★★
原題:Lost In Transtation
DVDレンタル 2005年2月11日
2003年アメリカ カラー102分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:日本のウィスキーのCM撮影のため来日したアメリカ人ベテラン俳優ボブとカメラマンの夫の仕事に伴って来日した新婚のシャーロット。滞在先のホテルで偶然出会い、言葉も通じない習慣も違う日本に戸惑う2人は東京の街へ一緒に出かけるようになり、やがて互いに心を通わすようになる。
解説・感想:フランシス・フォード・コッポラの娘、ソフィア・コッポラの監督2作目。思い入れの深い日本を舞台にして、実際に東京や京都でロケが行われ、美しい映像を堪能できる。9割は日本人スタッフだそうだ。タイトルは、「翻訳のときに失われてしまう大事な意味」という意味だが、冒頭のCM撮影のシーンで誇張されて表現されていたが、あまり本筋と関係ないタイトルのような気もする。劇中で登場するTV番組は実在する「Matthew's Best Hit TV」。エンディングのクレジットでは藤井隆ではなく、Matthew Minami になっていた。エンディングは伝説のバンド「はっぴぃえんど」の楽曲『風をあつめて』。アカデミー脚本賞受賞。

監督・脚本:ソフィア・コッポラ 音楽: ケヴィン・シールズ
製作:ソフィア・コッポラ/ロス・カッツ
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ/フレッド・ルース
撮影:ランス・アコード 美術:K・K・バーレット/アン・ロス
出演:ビル・マーレイ/スカーレット・ヨハンソン/ジョバンニ・リビシ/アンナ・ファリスほか


「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」 ★★★
原題:THE LOST WORLD:JURASSIC PARK
映画館(広島宝塚1) 1997年9月1日/WOWOW 1999年4月4日/WOWOW(ロングバージョン) 1999年8月14日/DVD(DVD-BOX)
1997年アメリカ(ユニバーサル) カラー129分 DTSステレオ,DTS ビスタ

物語:ジュラシックパークの事件から4年。だが、その情報は隠蔽されていた。 ある日、コスタリカの島で幼い子供が恐竜に襲われる事件が起こった。 ハモンド(アッテンボロー)に呼び出されたマルカム(ゴールドグラム)は、その島の秘密を明かされた。 ハモンドはマルカムに恐竜の生態を記録するように依頼する。 島に着いたマルカムだったが、ジュラシックパークの再建を目論む男達も島にやってきていた。 やがて、島中の恐竜達が彼らに襲いかかってくる。
解説・感想:大ヒットした「ジュラシックパーク」の続編。 ベースとなっているのは、コナン・ドイルの「ロスト・ワールド」。 前作を上回るCG技術と量で、見る物を圧倒する。 恐竜の恐怖があまり描かれてないのは、監督の恐竜好きの為なのであろう。 特に最後の上陸シーンは「ゴジラ」を彷彿とさせるものがある。 アメリカで98年11月に放送され、WOWOWでも放送されたロングバージョン(Extended Version)は、 劇場公開版より4分程度長いが、それほど大したシーンは追加されていない。
補足:ロングバージョンの放送画面サイズはスタンダードだった。ロングバージョンはビデオ化の予定はないらしい。

原作:マイケル・クライトン 監督:スティーブン・スピルバーグ
脚色:デビッド・コープ 製作総指揮:キャスリーン・ケネディ
音楽:ジョン・ウイリアムス 特殊視覚効果:ILM
出演:ジェフ・ゴールドグラム/ジュリアン・ムーア/ピート・ポスルスウェイト/リチャード・アッテンボローほか


「ロボコン」 ★★★
レンタルDVD
2003年日本(「ロボコン」製作委員会) カラー118分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:やる気ゼロの落ちこぼれ高専生・葉沢里美は、第2ロボット部顧問の図師隼人から居残り講義を免れる条件として「ロボコン」への出場を打診される。しかし、第2ロボット部は変わり者の溜り場だった。
解説・感想:高等専門学校の生徒たちがロボットを使った競技で全国一を目指して熱いバトルを繰り広げるロボットコンテスト、通称“高専ロボコン”。 専学生憧れの舞台に夢と情熱を傾ける落ちこぼれ4人組の奮闘を描く青春映画。

監督・脚本:古厩智之 撮影:清久素延
美術:金勝浩一 音楽:パシフィック231
出演:長澤まさみ/小栗旬/伊藤淳史/塚本高史/鈴木一真/須藤理彩/うじきつよし/吉田日出子/荒川良々/平泉成ほか


「ロミオ&ジュリエット」 ★★★
原題:ROMEO + JULIETTE
レンタルビデオ/WOWOW 1999年1月12日
1996年アメリカ(FOX) カラー121分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:ベローナ・シティで激しく対立する2つの財閥モンタギューとキャピュレット。 モンタギューの跡継ぎのロミオは、キャピュレットの舞踏会に忍び込み、 令嬢ジュリエットと恋に落ちてしまう。
解説・感想:シェイクスピアの古典を現代風にアレンジしてあるが、台詞や展開は原作に忠実らしい。 人気者のディカプリオとクレア・デーンズが出演、ベルリン映画祭銀熊賞を受賞した。 オープニングなど、別の映画かと思うようなバズ・ラーマンの映像センスが素晴らしい。

製作・脚本・監督:バズ・ラーマン 原作:シェイクスピア
脚本:クレイグ・ピアーズ 撮影:ドン・マッカルパイン
出演:レオナルド・ディカプリオ/クレア・デーンズ/ジョン・レグイザモほか


「ロリータ」 ★★★
原題:LOLITA
DVD
1962年アメリカ(MGM) モノクロ154分 モノラル ヨーロッパビスタ

物語:夏を過ごそうと田舎町で下宿するハンバートに、未亡人シャーロットは積極的だが、当のハンバートは彼女の娘・ロリータに心奪われていた。 やがてハンバートとシャーロットは結婚するが、夫が娘を愛してる事を知ったシャーロットは逆上のあまり事故死してしまう。 ロリータと二人だけの暮らしと相成るはずだったが、近所の視線も気になり、ハンバートはロリータを連れて車で旅に出る。
解説・感想:ロリコンの語源となったナボコフの同名小説をキューブリックが映画化した問題作。とはいえ、性的な描写は全くなし。 1997年にリメイクされた。

監督:スタンリー・キューブリック 原作・脚本:ウラジミール・ナボコフ
音楽:ネルソン・リドル 、ボブ・ハリス
出演:ジェームズ・メイソン/スー・リオン/シェリー・ウィンタース/ピーター・セラーズ /マリアン・ストーン/ロイス・マクスウェルほか


「ロング・キス・グットナイト」 ★★★
原題:THE LONG KISS GOOD NIGHT
WOWOW
1996年アメリカ(ニューライン) カラー121分 ドルビーステレオ,ドルビーデジタル,SDDS シネスコ

物語:8年前に記憶喪失で倒れていたサマンサは、今や夫や娘と暮らす幸せな主婦。 ある日、謎の殺し屋を自分でも驚くほどに簡単に殺した彼女は、やがて自分がCIAエージェントだった事を知る。
解説・感想:製作当時、夫婦だったダイビス&ハーリン監督の痛快アクション映画。 アクションシーンはスタントなしでデイビスが演じている。

製作・監督:レニー・ハーリン 製作・脚本:シェーン・ブラック
音楽:アラン・シルベストリ 撮影:ギレルモ・ナバッロ
出演:ジーナ・デイビス/サミュエル・L・ジャクソン/パトリック・マラハイドほか


【わ】

「ワイルドシングス」 ★★★
原題:wildthings
劇場公開版
DVD 1999年7月11日
1998年アメリカ(コロムビア) カラー108分 ドルビーステレオ,SDDS シネスコ
エロティック・バージョン(Unrated Edition)
DVD 2004年4月
1998年アメリカ(コロムビア) カラー115分 ドルビーステレオ,SDDS シネスコ

物語:フロリダ州のブルー・ベイ。ブルー・ベイ高校の女生徒ケリー・バン・ライアンが進路指導教諭サム・ロンバートから レイプされたと訴え、裁判が行われた。それがさらに続く事件の始まりであった。
解説・感想:「スクリーム」のような犯人は誰?的なサスペンス(ネーブ・キャンベルも出てるし)。 しかし、かなり強引な展開だと思う。お色気シーンもあり、デニス・リチャーズのヌードとかケビン・ベーコンのナニも見れる。
補足:DVDには特典としてオーディオ・コメンタリと未公開映像が収録されている。 しかし、未公開映像には字幕が付いていない。エロティックバージョンは場公開時に封印された過激シーンを追加(7分)したバージョン。

監督:ジョン・マクノートン 脚本:スティーブン・ピーターズ
製作総指揮:ケビンベーコン 音楽:ジョージ・S・クリントン
出演:ケビン・ベーコン/マット・ディロン/ネーブ・キャンベル/テレサ・ラッセル/デニス・リチャーズ/ビル・マーレーほか


「ワイルドシングス2」 ★★
原題:wildthings2
DVDレンタル 2004年5月14日
2003年アメリカ カラー95分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:ブリトニーは裕福な家庭で育った高校生。義父の死によって、彼女の贅沢な暮らしは全て失われたかに思われた。しかし魅力的なクラスメイトのマヤが、その遺産を要求することから事態は思いがけない方向へ進み出す・・・。
解説・感想:前作の続編ではあるが、同じ人物は登場しない。まったく別のストーリー。劇場公開はされなかった模様。前作より予算は多かったらしいが、有名スターは出てないし、映像も安っぽい所もある。前作を踏襲したシーンもいくつかあるし、前作の特徴である何度も起こるどんでん返しもあり、なかなか楽しめる。

監督:ジャック・ペレス 脚本:ロス・ヘルフォード/アンディ・ハースト
出演:スーザン・ウォード /レイラ・アルシーリ/アイザイア・ワシントン/ジョー・マイケル・バークほか


「ワイルドシングス3」 ★★
原題:wildthings3
DVDレンタル
2005年アメリカ カラー87分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:建設会社のオーナーのジェイと彼の娘マリーは、ダイヤモンドをめぐって争っていた。そんなときジェイが、マリーと折り合いの悪い女子高生エレナをレイプしたとして逮捕される。マリーはジェイに対し無実を晴らすと約束するが、この事件はマリーがエレナと組んで仕掛けたでっちあげだった。
解説・感想:どんでん返しが何度も起こるシリーズ3作目。どんどん作品が陳腐化していく。劇場未公開だったみたい。

監督:ジェイ・ロウィ 脚本:アンディ・ハースト/ロス・ヘルフォード
製作総指揮:リチャード・ゴールドバーグ/マーク・L・グリーンバーグ 音楽:スティーヴン・M・スターン
出演:サラ・レイン/サンドラ・マッコイ/リンデン・アシュビー/ディナ・メイヤー/ブラッド・ジョンソン/ロン・メレンデス/ニッキー・グリフィン/クレア・コフィーほか


「ワイルド・ワイルド・ウエスト」 ★★
原題:WILD WILD WEST
DVDレンタル 2001年10月27日
1999年アメリカ(ワーナー) カラー106分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:西部開拓時代。合衆国乗っ取りを企てる謎の男を追うために、連邦捜査官ジム・ウエストと 変装の名人ゴードン保安官が任務始動。彼らの敵は、下半身が機械人間の天才発明家ラブレス博士。
解説・感想:60年代のTVシリーズを「MIB」のソネンフェルド監督がSFXを駆使してリメイク。 「MIB」のウィル・スミスの西部男ぶりと主題歌も大ヒット。ケネス・ブラナーの怪演も光る。 作品自体は「MIB」に劣り、ソネンフェルド監督は評価をおとしてしまった。

監督:バリー・ソネンフェルド 脚本:S・S・ウィルソンほか
音楽:エルマー・バーンスタイン 撮影:ミヒャエル・バウハウス
出演:ウィル・スミス/ケビン・クライン/ケネス・ブラナー/サルマ・ハエックほか


「WASABI」 ★★
原題:WASABI
WOWOW
2001年フランス カラー89分 ドルビーデジタル,DTS シネスコ

物語:かつての恋人ミコの急死を知り、日本へやってきた刑事ユベール。彼女の一人娘ユミが実は彼の娘と知るものの、彼女に真実を告げる間もなく事件に巻き込まれていく。
解説・感想:リュック・ベッソン製作・脚本で、ジャン・レノと広末涼子の共演という話題作。ほとんどが日本ロケで、監督が「TAXi2」の人なので心配したが、意外とまともで安心した。広末の演技とフランス語にも注目。

監督:ジェラール・クラブジック 脚本:リュック・ベッソン
音楽:ジュリアン・シュルタイス 撮影:ジェラール・ステラン
出演:ジャン・レノ/広末涼子/ミシェル・ミューラー/キャロル・ブーケほか


「笑の大学」 ★★★
映画館(広島バルト11) 2004年11月6日
2004年日本(フジテレビ=東宝=パルコ) カラー121分 ドルビーステレオSR ビスタ

物語:昭和15年東京。戦争の色が濃くなるにつれ、芝居の台本の警察による検閲も厳しくなっていた。人を笑わせる事を生きがいとする劇団「笑の大学」の座付作家・椿一は笑った事のない情け容赦ない検閲官・向坂睦男にさまざまな注文を押し付けられる。が、そのうち…。
解説・感想:三谷幸喜の傑作舞台(西村雅彦・近藤芳正出演)の映画化(本当はラジオドラマが先)。映画用に脚本が若干変更されているが、ほぼオリジナルと同じ内容となっている。監督は意外と本作が映画デビュー作となる「ショムニ」でお馴染みの星護。ただ、彼独特の強烈な演出はあまり見られない。

監督:星護 原作・脚本:三谷幸喜 音楽:本間勇輔
出演:役所広司/稲垣吾郎ほか


「悪いことしましョ!」 ★★
原題:BEDAZZLED
DVD(特別編) 2001年10月5日
2000年アメリカ(FOX=REGENCY) カラー94分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:ダサくて不器用で女にもてないエリオット。片思いのアリソンに無視された夜、彼の前に悪魔と名乗る美女が出現。魂を売り渡せば7つの願いが叶えられるとの言葉に乗った彼は理想の男に変身するが…。
解説・感想:60年代の同名映画をリメークした、全米大ヒット・コメディー。見所は麻薬王からキザなゲイ男まで変幻自在にみせる芸達者ぶりと、ハマリ役を生き生き演じるハーレーの魅力も必見。なお、主人公を片思いする役の人は「A.I.」のお母さんの人。

監督・脚本:ハロルド・ライミス 脚本:ラリー・ゲルバートほか
音楽:デビッド・ニューマン
出演:ブレンダン・フレイザー/エリザベス・ハーレイ/フランシス・オコナーほか


「101」 ★★
原題:101 DALMATIANS
WOWOW 1998年9月20日(メガヒット劇場)
1996年アメリカ(ディズニー) カラー104分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:ロンドンに住むロジャーとアニタは、飼っているダルメシアン犬同士が恋に落ちたのをきっかけに知り合い、結婚。 しかし、アニタの上司クルエラが毛皮欲しさに生まれたばかりの小犬達を誘拐する。
解説・感想:ディズニーのアニメ「101匹わんちゃん」を実写で映画化した話題作。 話はほとんどアニメと同じ。ただし、犬は喋らないし、クライマックスもあっさりし過ぎの感がある。 悪女クルエラ役のクローズの迫力も凄い。撮影用に子供のダルメシアンを480匹集めたそうだ。

監督:スティーブン・ヘレク 脚本:ジョン・ヒューズ
出演:グレン・クローズ/ジェフ・ダニエルズ/ジョエリー・リチャードソン/ジョーン・プローライトほか


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