【さ】

「ザ・シンプソンズ MOVIE」 ★★
原題:THE SIMPSONS MOVIE
WOWOW
2007年アメリカ(FOX) カラー87分 ドルビーデジタル,DTS シネスコ

物語:アメリカの田舎町スプリングフィールドの湖では、湖の汚染が危機的水準に近づいたため、市は湖にごみを捨てることを禁止した。 しかし、シンプソン家の主人・ホーマーはブタを飼い始め、ブタの排泄物を貯めていたサイロを湖に捨ててしまう。 さらに汚染が進み強烈な汚染物質を撒き散らし始めた湖への対処を迫られたアーノルド・シュワルツェネッガー大統領は、スプリングフィールドをドームで覆い隔離するよう命じた。 そして、スプリングフィールドはドームで覆われ外界と遮断されてしまう。
解説・感想:アメリカの長寿テレビアニメ番組『ザ・シンプソンズ』の初の劇場長編映画。郊外の町スプリングフィールドに住む平均的アメリカ人一家シンプソン家が巻き起こす大騒動をコミカルに描く。 監督は、テレビ版の演出も手がける「モンスターズ・インク」のデヴィッド・シルヴァーマン。 日本語吹替版には所ジョージ、和田アキ子、田村淳、ベッキが起用されたが、TVシリーズのキャストと異なるため、抗議運動が起きた。 DVD/Blu-ray版では劇場公開版の日本語吹替版の他、TVシリーズキャストによる日本語吹替版も収録され、WOWOWで放送されたのはTVシリーズキャスト版の方だった。

監督:デヴィッド・シルバーマン 脚本:ジェームズ・L・ブルックス/マット・グローニングほか
音楽:ハンス・ジマー
声の出演:ダン・カステラネッタ/ジュリー・カヴナー/ナンシー・カートライト/ヤードリー・スミス/ハンク・アザリア/ハリー・シェアラー/アルバート・ブルックス/トレス・マクネイルほか


「サイコ」 ★★★
原題:PSYCHO
DVD(C.E) 2000年9月13日
1960年アメリカ(パラマウント) モノクロ108分 モノラル ビスタ

物語:職場の金を持ち逃げしたOL(リー)は国道から離れた古めかしいモーテルに泊まる。 経営者は神経質なマザコン青年(パーキンス)。シャワーを浴びていた彼女にナイフを持つ影が忍び寄る。
解説・感想:ヒッチ・コックの傑作サスペンス。話の構成も凝っている。 シャワーシーンはモンタージュのお手本となった。サイコ・サスペンスの語源ともなった作品。
補足:DVD版はメイキングドキュメンタリーが収録されている。

製作・監督:アルフレッド・ヒッチコック 原作:ロバート・ブロック
脚本:ジョセフ・スティファーノ 音楽:バーナード・ハーマン
出演:アンソニー・パーキンス/ジャネット・リー/ベラ・マイルズ


「最後のブルース・リー ドラゴンへの道」 ★★
原題:猛虎過江(THE WAY OF THE DRAGON)
WOWOW 1998年12月10日
1972年香港 カラー99分 モノラル シネスコ

物語:ローマで中華料理店を経営する娘チェン(ミャオ)は、ギャングに店を乗っ取られかけて香港からいとこのタン・ロン(リー)を呼ぶ。 お手上げになったギャングはアメリカから殺し屋(ノリス)を招く。
解説・感想:ブルース・リーの香港第3作、香港史上初めてヨーロッパにロケ、 リーは監督・脚本も担当した。クライマックスの空手チャンピオンのノリスとの素手の戦いは壮絶。 ヌンチャクさばきも凄い。

製作:レイモンド・チョウ 製作・監督・脚本・音楽:ブルース・リー
撮影:西本正
出演:ブルース・リー/ノラ・ミャオ/チャック・ノリスほか


「最終兵器彼女」 ★★
WOWOW
2006年日本 カラー121分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:小樽に暮らすシュウジ(窪塚俊介)とちせ(前田亜季)は、交際を始めたばかりのごく普通の高校生のカップル。だが、ちせは自衛隊によって開発・改造された、世界が恐れる”最終兵器“になってしまう。
解説・感想:普通の男子高校生と戦闘兵器に改造された女子高生の、恋の行方を描いたファンタジー。 高橋しん原作の同名コミックが原作。第18回東京国際映画祭特別招待作品。

監督:須賀大観 原作:高橋しん 脚色:清水友佳子
撮影:藤澤順一 音楽:安西実 美術:中澤克巳
出演:前田亜季/窪塚俊介/木村了/貫地谷しほり/渋川清彦/酒井美紀/伊武雅刀/川久保拓司/二階堂哲/津田寛治/充吉修介ほか


「催眠」 ★★
WOWOW 2000年4月2日
1999年日本(東宝=TBS) カラー110分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:都内で相次ぐ連続自殺事件。自殺者に接点はないものの、いずれも死の間際に"緑の猿"という謎の 言葉を残していた。捜査に駆り出された若き心理カウンセラー嵯峨(稲垣)は、原因が催眠暗示だと説く。 しかし、捜査にあたった人々も次々に催眠暗示によって自殺していく。
解説・感想:心理カウンセラー松岡圭祐のサイコ・ホラー小説を稲垣吾郎、菅野美穂共演で映画化。 原作と異なるラストで物議を呼んだ。TVドラマでオリジナルの続編「催眠」が製作されたほか、 原作での続編「千里眼」も水野美紀主演で映画化された。

製作:柴田徹/原田俊明 監督・脚本:落合正幸 原作:松岡圭祐
脚本:福田靖 音楽:`島邦明 撮影:藤島修
出演:稲垣吾郎/菅野美穂/宇津井健/升毅/渡辺由紀/小木茂光ほか


「西遊記」 ★
WOWOW 2008年
2007年日本 カラー120分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:天竺を目指して、砂漠の旅を続ける悟空(香取慎吾)、沙悟浄(内村光良)、猪八戒(伊藤淳史)、三蔵法師(深津絵里)たち。 一行がたどりついた町・虎誠は、悪鬼の金角(鹿賀丈史)と銀角(岸谷五朗)によって緑の森と水源を奪われ、国王(三谷幸喜)と王妃は呪いで亀に姿を変えられていた。 残された王女の玲美(多部未華子)は、金角と銀角の退治を三蔵に懇願する。
解説・感想:2006年に放映されて高視聴率を記録した香取慎吾主演のテレビドラマ『西遊記』を、オリジナルキャストで映画化したアドベンチャー・エンターテインメント大作。 テレビ版でもメインディレクターを務め、『踊る大捜査線』など多くのドラマを演出してきた澤田鎌作が映画を初監督。 中国全土でも大規模なロケ撮影が敢行されている。TVドラマもひどかったが、映画版はそれを上回る酷い出来。

監督:澤田鎌作 脚本:坂元裕二 撮影:松島孝助
特撮監督:尾上克郎 音楽:武部聡志 美術:清水剛
出演:香取慎吾/内村光良/伊藤淳史/深津絵里/水川あさみ/大倉孝二/多部未華子/谷原章介/小林稔侍/岸谷五朗/鹿賀丈史ほか


「サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜」 ★★
スターチャンネルHV 2008年
2006年日本 カラー87分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:幼い弟・英夫(西山潤)の病気療養の為、離島”夜美島“に父と共に引っ越して来た由貴(市川由衣)は、隣人から「サイレンが鳴ったら外に出てはならない」と忠告を受ける。 29年前、この島で謎のサイレンの音と共に全島民が突如姿を消す怪事件が発生し、ひとり生き残った男・土田(阿部寛)がその言葉を繰り返していたと言うのだ。 引っ越し早々、1度目のサイレンが鳴り出し、由貴は異様な出来事を次々に目の当たりにする。
解説・感想:29年前に島民全員が謎の失踪を遂げた離島に引っ越して来た美少女が体験する恐怖を描いたサイコ・スリラー。 監督は「トリック」の堤幸彦。人気ゲーム・ソフト『SIREN2』をベースに、高山直也が脚色。終盤でとんでもないタネ明かしがある。

監督:堤幸彦 原作:ソニー・コンピュータエンタテインメント『SIREN2』(PlayStation2)
脚色:高山直也 撮影:唐沢悟 音楽:`島邦明 美術:相馬直樹
出演:市川由衣/田中直樹/阿部寛/西田尚美/松尾スズキ/高橋真唯/西山潤/嶋田久作/森本レオ/皆川猿時/蒲生純一ほか


「サイレントヒル」 ★★
原題:SILENT HILL
WOWOW 2008年
2006年カナダ=日=米=仏 カラー126分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:夜毎悪夢にうなされてベッドから抜け出す娘・シャロンは、うわごとで「サイレントヒルに帰りたい」とくり返す。 ローズはシャロンを連れ、解決の糸口を探しにサイレントヒルへ向かうが、街を目前にシャロンは居なくなってしまった。 シャロンを探しに人気の無い街へと踏み入るローズだが、不意に街中にサイレンが鳴り響く。その時、ローズは闇から現れた怪物に襲われる。
解説・感想:廃墟と化した街で行方不明になった娘を救出すべく、母・ローズが謎と怪異に包まれた街で娘の影を追うミステリー・ホラー。 コナミの同名ゲームが原作になっている。

監督:クリストフ・ガンズ 原作:コナミ『サイレントヒル』
脚本:ロジャー・エイヴァリー 撮影:ダン・ローステン 音楽:ジェフ・ダンナ
出演:ラダ・ミッチェル/ショーン・ビーン/ローリー・ホールデン/デボラ・カーラ・アンガー/キム・コーツ/アリス・クリージほか


「サイン」 ★★★
原題:signs
DVDレンタル 2004年10月11日
2002年アメリカ(タッチストーン) カラー107分 ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS-ES,SDDS ビスタ

物語:ペンシルバニア州バックス郡。元牧師の農夫グラハム・ヘス(ギブソン)は、元野球選手の弟メリル(フェニックス)と2人の子供たち(カルキン、ブレスリン)と共に平穏な暮らしを送っていた。最愛の妻(カレンバー)は交通事故で半年前に死亡。それ以来、グラハムは神の存在を信じられなくなっていた。そんなある日、ヘス家の農場に巨大なミステリーサークルが出現。その日を境に、ヘス家のみならず、世界中で奇妙な出来事が起こり始める。
解説・感想:『シックス・センス』の鬼才M.ナイト・シャマランが、M・ギブソンを主演に迎えて放った驚愕のスリラー。ミステリーサークルとその啓示をからめたミステリーかと思いきや、宇宙人の侵略とかいうオカルト傾向の高い作品。全体的には馬鹿馬鹿しい作品だ。監督自身が重要な役で出演している。

監督・脚本:M・ナイト・シャマラン 製作:M・ナイト・シャマラン/フランク・マーシャル/サム・マーサー
製作総指揮:キャスリーン・ケネディ 撮影:タク・フジモト
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード 美術:ラリー・フルトン
出演:メル・ギブソン/ホアキン・フェニックス/パトリシア・カレンバー/チェリー・ジョーンズ/ローリー・カルキン/アビゲイル・ブレスリン/M・ナイト・シャマランほか


「THE 有頂天ホテル」 ★★★
映画館(TOHOシネマズ緑井2) 2006年1月22日
2006年日本(フジテレビ=東宝) カラー136分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:大晦日の高級ホテルを舞台に、従業員と宿泊客がホテル内で続発するトラブルに巻き込まれててんやわんやしつつ、それぞれにとって特別な出来事を控えたこの1日を乗り切ろうと奮闘する。
解説・感想:三谷幸喜の監督3作目。高級ホテルを舞台に多数の登場人物がさまざまな事件を繰り広げるシチュエーションコメディ。もちろん脚本も三谷幸喜。 全編ほぼリアルタイムの時間で物語が進行していく。

脚本と監督:三谷幸喜 撮影:山本英夫
音楽:本間勇輔 美術:種田陽平
出演:役所広司/松たか子/佐藤浩市/香取慎吾/篠原涼子/戸田恵子/麻生久美子/YOU/オダギリジョー/角野卓造/寺島進/浅野和之/近藤芳正/川平慈英/堀内敬子/梶原善/石井正則/原田美枝子/唐沢寿明/津川雅彦/伊東四朗/西田敏行ほか


「魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE」 ★★
DVDレンタル
2004年日本 カラー85分 DTSステレオ ビスタ

物語:東京都立クロマティ高校の1年3組に入学した神山高志。彼は、中学時代に助けてくれた山本一郎と同じ高校に入りたい一心で、この学校にやって来た。 だが、ここはとんでもない高校だった。マジメな神山は無謀にもこの学校を変えようと決意する。
解説・感想:週刊少年マガジンで連載中の人気漫画を映画化。年齢、国籍、はては種族まで違う“クロ高”生徒たちが遭遇する、 あり得ない日常をつづるナンセンス・コメディ。板尾創路が出演、さらに構成として脚本づくりにも参加している。

監督:山口雄大 原作:野中英次 脚本:増本庄一郎 構成:板尾創路
撮影:SHU G.百瀬 音楽:大森俊之
出演:須賀貴匡/虎牙光揮/山本浩司/渡辺裕之/高山善廣/板尾創路/金子昇/ロバート/増本庄一郎/島根さだよし/坂口拓/津田寛治/阿藤快/橋本真也ほか


「さくや妖怪伝」 ★★★
DVD 2001年1月28日
2000年日本(ワーナー=トワーニ) カラー88分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:宝永四年。富士山の突然の噴火と共に蘇った悪しき妖怪たちを、妖刀・村正を使って退治してきた妖怪討伐士・榊備前守芳明が、力尽きて倒れた。その後継に彼の一人娘である咲夜が選ばれた。村正を引き継いだ彼女は、怪異の元凶を探るよう言い渡され、草薙の地を目指すことになる。草薙の地に辿り着いた一行を待ち構えていたのは、妖怪の首魁である土蜘蛛の女王であった。
解説・感想:SFX満載の時代冒険活劇。監督は初監督作となる特殊メイク・造型の原口智生。特技監督に「ガメラ」で原口監督とも組んだ樋口真嗣。主演は「ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒」でデビューした安藤希で、本作が初主演となる。松坂慶子が巨大化するのにはびっくり!

原案・監督:原口智生 特撮監督:樋口真嗣 脚本:光益公映 音楽:川井憲次
出演:安藤希/松坂慶子/山内秀一/嶋田久作/逆木圭一郎/藤岡弘/丹波哲郎/黒田勇樹ほか


「さくらん」 ★★
WOWOW
2007年日本 カラー111分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:吉原の遊郭に売られて来た八歳の少女は“きよ葉”と名付けられる。吉原一の高級花魁“粧ひ”(菅野美穂)のもとで修行を始めたきよ葉だったが、何度も脱走を試みては失敗を繰り返していた。 粧ひは手練手管で彼女をその気にさせ、自ら「吉原一の花魁になってやる」と言わしめる。 17歳になったきよ葉(土屋アンナ)は店の上客である“ご隠居”を初めての客としてとり、その鼻っ柱の強さと美貌で人々の好奇をあつめ、一躍売れっ子となる。
解説・感想:舞台は江戸時代の吉原。八歳で遊郭に売られて来た少女が、自由を奪われ誰も頼る者のない世界で花魁にまで出世を果たし、 やがて吉原を出ていくまでを艶やかな色彩で描く女の一代記。監督は写真家の蜷川実花。原作は安野モヨコの同名漫画。

監督:蜷川実花 原作:安野モヨコ 脚本:タナダユキ
撮影:石坂拓郎 音楽:椎名林檎 美術:岩城南海子
出演:土屋アンナ/椎名桔平/成宮寛貴/木村佳乃/菅野美穂/永瀬正敏/美波/山本浩司/遠藤憲一/小池彩夢/山口愛/小泉今日子/石橋蓮司/夏木マリ/市川左團次/安藤政信/蜷川みほ/小栗旬ほか


「座頭市」 ★★★
DVDレンタル 2004年3月
2003年日本(『座頭市』製作委員会) カラー120分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:悪辣なやくざの銀蔵(岸部一徳)一家が幅を利かせる宿場町に、仕込み杖を手にした按摩の市(ビートたけし)、浪人の服部源之助(浅野忠信)、そして芸者のおきぬ(大家由祐子)・おせい(橘大五郎)姉妹が、時を同じくして到着する。市は賭場で新吉(ガダルカナル・タカ)という気のいい男と親しくなり、ひょんなことから芸者姉妹が訳有りであることを見抜く。
解説・感想:勝新太郎主演で有名な名作時代劇に、北野武監督が挑んだ話題作。とはいえ、今までの座頭市とは一味違う。ビートたけしが演じる市が金髪というのも凄いが、最後にタップダンスが出てきたり、市は目が見えてるんじゃないかと思わせてみたりとやりたい放題。殺陣は良かったが、血がCGで追加されているのは変に目立っていた。

監督・脚本・編集:北野武 撮影:柳島克己 美術:磯田典宏 音楽:鈴木慶一
出演:ビートたけし/浅野忠信/大楠道代/夏川結衣/ガダルカナル・タカ/橘大五郎/大家由祐子/岸部一徳/石倉三郎/柄本明ほか


「サトラレ」 ★★★
sato:ra-re TRIBUTE to a SAD GENIUS
DVD 2002年5月4日
2001年日本(サトラレ対策委員会) カラー130分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:“サトラレ"とは、自分の心が喋らずとも周りの人々に“悟られ"てしまうが天才的な知能も有する、不思議な能力を持つ人のことである。 政府は特能保全委員会を設置し、サトラレがサトラレであることを自覚しないよう徹底的に保護していた。 サトラレのひとりである健一(安藤政信)の元へ防衛医大出身の精神科医・洋子(鈴木京香)がやって来る。 ところが、健一が洋子に恋をしてしまう。
解説・感想:自分の心が周りの人に悟られてしまう不思議な能力を持つ青年が巻き起こす、ハートウォーミングな騒動を描いたコメディ。 佐藤マコトによる同名コミックを基にした作品。監督は「踊る大捜査線」の本広克行。日本芸術文化振興会芸術団体等基盤整備事業作品。 製作は「スタジオジブリ」の実写製作部門「スタジオカジノ」が行った。

監督:本広克行 脚本:戸田山雅司 原作:佐藤マコト 音楽:渡辺俊幸
出演:安藤政信/鈴木京香/内山理名/松重豊/小野武彦/寺尾聰/八千草薫/小木茂光ほか


「ザ・ビーチ」 ★★
原題:THE BEACH
WOWOW 2001年10月8日
2000年アメリカ(FOX) カラー120分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:タイを旅行中の若者リチャードが偶然手に入れた地上の楽園”ビーチ”への地図。ようやく辿り着いたその場所は、夢のようなパラダイスだった。が、その幸せもつかの間、地獄のような日々が訪れる。
解説・感想:イギリスの鬼才ボイルとディカプリオがガーランドによる世界的ベストセラーの映画化に挑んだ話題作。
実際にタイのコ・ピピ・レ島でロケを敢行した。安っぽいゲームみたいなシーンもある。

監督:ダニー・ボイル 原作:アレックス・ガーランド 
脚本:ジョン・ホッジ 撮影:ダリウス・コンディ
出演:レオナルド・ディカプリオ/ビルジニ・ルドワイヤン/ティルダ・スウィントンほか


「PLANET OF THE APES 猿の惑星」 ★★★
原題:PLANET OF THE APES
DVD(スペシャル版) 2001年12月20日
2001年アメリカ(FOX) カラー120分 ドルビーデジタル,DTS シネスコ

物語:2029年、宇宙ステーションの事故で行方不明になったチンパンジーを探すためにポッドで銀河に飛び出した宇宙飛行士レオ。彼はある惑星に不時着するが、そこは猿が人間を支配する星で、彼も囚われの身に。
解説・感想:SF映画の金字塔を、異才バートンが新たな構想で再構築(リイマジネーション)した話題作。猿側リーダー役ティム・ロスのオーラが圧巻。オリジナルにも負けない衝撃のラストの明確な謎解きはされていない。

監督:ティム・バートン 脚本:ウィリアム・ブロイルスJr.ほか
音楽:ダニー・エルフマン
出演:マーク・ウォールバーグ/ティム・ロス/ヘレナ・ボナム・カーターほか


「サマータイムマシン・ブルース」 ★★★
DVDレンタル
2005年日本 カラー107分 DTSステレオ ビスタ

物語:夏休み中のとある大学。SF研の部室でみな、クーラーのある部室で涼みながら、だらりと過ごしていた。 そして、少し不思議な一日が終わろうとしていた時、部室になぜかマッシュルームカットの見知らぬ男。 男はすぐ去っていくが、ふと見るとタイムマシンのようなものが置いてある。どうやら本物のタイムマシンらしい。
解説・感想:「踊る大捜査線」の本広克行監督が惚れこんだ京都の劇団『ヨーロッパ企画』の芝居『サマータイムマシン・ブルース2003』を、自ら初プロデュースも手がけ映画化。 タイムマシンを巡って思いがけない事態に巻き込まれる学生たちの姿を描く青春コメディ。 何度も繰り返してみると面白い。

監督:本広克行 原作・脚本:上田誠
撮影:川越一成 美術:相馬直樹
出演:瑛太/上野樹里/与座嘉秋/川岡大次郎/ムロツヨシ/永野宗典/本多力/真木よう子/升毅/佐々木蔵之介ほか


「ザ・マジックアワー」 ★★★
映画館(TOHOシネマズ緑井) 2008年
2008年日本 カラー136分 ドルビーデジタルサラウンドEX シネスコ

物語:暗黒界の顔役・天塩幸之助(西田敏行)の愛人・高千穂マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下の備後登(妻夫木聡)は、命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探し出すハメに。 期限の5日が迫ってもデラを見つけ出せない備後は無名の三流役者・村田大樹(佐藤浩市)を雇い、殺し屋に仕立てあげるという苦肉の策を思いつく。
解説・感想:暗黒界のボスの愛人に手を出した男が、命を助けてもらう代償に伝説の殺し屋を探し出すコメディー・ドラマ。 『THE 有頂天ホテル』の三谷幸喜が脚本と監督を務める。うそと思い込みが巻き起こす感動と爆笑が交互に訪れる、巧みな脚本が光る。

監督と脚本:三谷幸喜 撮影:山本英夫 美術:種田陽平 音楽:荻野清子
出演:佐藤浩市/妻夫木聡/深津絵里/綾瀬はるか/西田敏行/小日向文世/寺島進/戸田恵子/伊吹吾郎/浅野和之/市村萬次郎/柳澤愼一/香川照之/甲本雅裕/近藤芳正ほか


「さまよう魂たち」 ★★★
原題:THE FRIGHTENERS
WOWOW 1998年8月12日
1996年ニュージーランド=アメリカ(ユニバーサル) カラー111分 DTS シネスコ

物語:霊を見ることができ、話もできるフランク(マイケル・J・フォックス)は、3人の ゴーストを仲間にインチキの悪霊祓いで稼いでいたが、町で連続怪死事件が起こり、 フランクは死神を見る。それはかつてこの町で起こった大量殺人と関係があった。
解説・感想:ロバート・ゼメキスとマイケル・J・フォックスの「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 コンビで贈るジェットコースター・ホラー。SFXも出来が良いし、テンポの良い展開もGOOD。

製作・脚本・監督:ピーター・ジャクソン
製作総指揮:ロバート・ゼメキス 音楽:ダニー・エルフマン
出演:マイケル・J・フォックス/トリーニ・アルバラード/ジェフリー・コムズほか


「ザ・リング」 ★★★
原題:THE RING
WOWOW
2002年アメリカ(ドリームワークス) カラー116分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:新聞記者レイチェルのめいとその友人たちが同日同時刻に変死。葬式で「それを見たものは7日後に必ず死ぬ」というビデオテープの噂を聞いた彼女は、めいたちが泊まった山荘で問題のテープを発見する。
解説・感想:鈴木光司の小説「リング」のハリウッド映画化。というより、中田秀夫の映画版「リング」をドリームワークスでリメイクした作品。
ストーリーの展開はほぼ日本の映画版を踏襲しているが、ハリウッド版オリジナルの演出もある。ラストシーンは日本版と違うが、日本版の方が良かった。

監督:ゴア・バービンスキー 原作:鈴木光司/映画「リング」中田秀夫監督
脚本:アーレン・クルーガー 音楽:ハンス・ジマー 撮影:ボージャン・バゼリ
出演:ナオミ・ワッツ/マーティン・ヘンダーソン/ブライアン・コックスほか


「ザ・リング2」 ★★★
原題:THE RING TWO
完全版
DVDレンタル
2005年アメリカ(ドリームワークス) カラー128分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:恐怖のビデオテープの事件から半年後、あの母と子はある町にやって来た。しかし、町では数十年振りの怪死事件が起こる。すでにサマラの呪いは、何千キロも離れたこの街にまで増殖していたのだ。
解説・感想:鈴木光司の人気ホラー小説を中田秀夫監督が映画化して大ヒットを記録した「リング」をハリウッドでリメイクした「ザ・リング」の続編。 主演は前作と同じくナオミ・ワッツ。監督は本作でハリウッド・デビューを飾った中田秀夫。 完全なオリジナル作品になっているが、どことなく鈴木光司の小説を中田秀夫が映画化した「仄暗い水の底から」を思わせる。完全版は劇場版より約18分長い

監督:中田秀夫 脚本:アーレン・クルーガー
撮影:ガブリエル・ベリスタイン 音楽:ハンス・ジマー 美術:ジム・ビゼル
出演:ナオミ・ワッツ/サイモン・ベイカー/デイヴィッド・ドーフマン/エリザベス・パーキンス/シシー・スペイセク/エミリー・ヴァンキャンプほか


「ザ・ロック」 ★★★
原題:THE ROCK
WOWOW
1996年アメリカ(ハリウッド) カラー137分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:有名な刑務所アルカトラズ島をテロリストが占領。彼らは毒ガスロケットを持ち、 国防総省に1億ドルを要求する。FBIはかつて脱獄に成功した伝説の男を島へ送り込む。
解説・感想:アクションスターの豪華共演で大ヒットした娯楽アクション大作。 派手なアクションが魅力的。ニコラス刑事、ショーン・コネリー、エド・ハリスは最高。

製作:ドン・シンプソンほか 監督:マイケル・ベイ
脚本:デビッド・ウェイスバーグほか
出演:ショーン・コネリー/ニコラス・ケイジ/エド・ハリスほか


「39 刑法第三十九条」 ★★
WOWOW 2000年7月23日
1999年日本(松竹・光和インターナショナル) カラー134分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:ある夫婦が殺された事件で劇団員の柴田(堤)が逮捕される。だが、 彼は犯行時の記憶がないといい、殺意の否認。精神鑑定の結果、多重人格と診断されるが、 疑問を抱いた鑑定医の香深(鈴木)は調査の続行を訴える。
解説・感想:心神喪失者の行為は罰せられないという、刑法39条とテーマとした作品。 サイコ・サスペンスのようだが、実は・・・という設定が面白い。鈴木京香と堤真一の熱演は見事。

監督:森田芳光 原作:永井泰宇 脚本:大森寿美
音楽:佐藤俊彦 撮影:高瀬比呂志
出演:鈴木京香/堤真一/岸辺一徳/杉浦直樹/樹木希林/江守徹ほか


「サンドラ・ブロックの恋する泥棒」 ★★
原題:TWO IF BY SEA
WOWOW 1999年1月17日
1996年アメリカ(MORGAN CREEK(ワーナー)) カラー96分 ドルビーステレオ スタンダード(パン&スキャン)

物語:ロズの恋人フランクの職業は泥棒。今度の仕事は絵画を盗んでバイヤーに引き渡すというもの。 二人で引き渡し場所の高級リゾート地に向かうが、金持ち男がロズに接近してくる。
解説・感想:サンドラ・ブロックがキュートな魅力を全開させたロマンティック・コメディ。 ほのぼのとしたムードが良い映画だ。

監督:ビル・ベネット 脚本:デニス・レアニーほか
撮影:アンドリュー・レスニー
出演:サントラ・ブロック/デニス・レアリー/スティーブン・ディラーヌほか


【し】

「G.I.ジェーン」 ★★
原題:G.I. JANE
WOWOW 1999年2月6日(映画最強宣言2days)
1997年アメリカ(LARGO) カラー126分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:海軍情報部に勤務する優秀な女性将校オニール(デミ・ムーア)は、過激な性差別が残る海軍精鋭部隊SEALの訓練テストに参加することになる。 脱落者60%と呼ばれる地獄の訓練に彼女は堪えていく。しかし、オニールはある女性政治家(バンクロフト)の思惑に振りまわされてしまう。
解説・感想:デミ・ムーアが過酷な訓練シーンを自ら演じたり、丸刈りにしたりと話題になった作品。 監督は「エイリアン」「ブレードランナー」のリドリー・スコットだが、 この手の映画は弟のトニー・スコット(「トップガン」など)の方が向いているのではと思われる。

監督:リドリー・スコット 脚本:デビッド・トゥーヒー/ダニエル・アレクサンドラ
撮影:ヒュー・ジョンソン
出演:デミ・ムーア/ビゴ・モーテンセン/アン・バンクロフトほか


「JFK」 ★★★★
原題:JFK
劇場公開版
WOWOW
1991年アメリカ(ワーナー) カラー192分 ドルビーステレオSR シネスコ(一部スタンダード)
ディレクターズ・カット 特別編集版(SPECIAL EDITON -DIRECTOR'S CUT-)
DVD(コレクターズ・エディション) 2001年4月6日
1991年アメリカ(ワーナー) カラー206分 ドルビーステレオSR シネスコ(一部スタンダード)

物語:ケネディ暗殺の謎を解くために、ニューオリンズの地方検事ギャリソンが独自の調査を開始。 事件の背後に巨大な陰謀が浮かび上がる。
解説・感想:1963年11月22日、全世界を震撼させたケネディ暗殺事件。 実在の地方検事ジム・ギャリソンが発表した告発本をもとに社会派オリバー・ストーン監督が映画化。 大反響を巻き起こす。特別編集版は9シーン、約17分の劇場未公開シーンを追加、監督自ら再編集したもの。 アカデミー撮影・編集賞受賞。

製作・脚本・監督:オリバー・ストーン 製作:A・キットマン・ホー
脚本:ザカリー・スクラー
出演:ケビン・コスナー/シシー・スペイセク/ジョー・ペシ/トミー・リー・ジョーンズほか


「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」 ★★★
原題:Ghosts of the Abyss
レンタルDVD 2005年3月5日
2003年アメリカ カラー/アイマックス3D 92分(ロングバージョン)/61分(劇場公開版) 6chステレオ(劇場公開版) ワイド(1×1.44)

物語:ジェームズ・キャメロンはアイマックスシアターで、観客たちにタイタニックの真の姿を伝えようと思い立った。 この冒険にジェームズ、デイビット、マイクのキャメロン3兄弟に加え、学者たちや「タイタニック」に出演したビル・パクストンも探険家として参加した。
解説・感想:「タイタニック」のジェームズ・キャメロン監督が、最先端のカメラ“リアリティー・カメラ・システム”を用いて海底3650mに沈むタイタニック号の真実の姿を3D映画によってとらえた映像スペクタクル。
補足:日本での劇場公開(アイマックス3D)は日本語吹替版のみ45分。DVDの3Dプレミアムバージョンは92分のロングバージョンと、61分の3Dバージョンが両方楽しめる。(3Dメガネつき)

監督・脚本:ジェームズ・キャメロン
出演:ジェームズ・キャメロン/ビル・パクストン


「ジェネラル・ルージュの凱旋」 ★★★
映画館(TOHOシネマズ川崎) 2009年
2009年日本 カラー123分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:チーム・バチスタ事件から1年後、院内の倫理委員会の委員長を務める田口(竹内結子)のもとに一通の告発文が届く。 救命救急センター長の速水(堺雅人)と医療メーカーが癒着しているという内容だった。 再び彼女に調査が任されたが、同様の告発文を受け取っていた厚生労働省の役人・白鳥(阿部寛)が再び現れる。
解説・感想:現役医師・海堂尊の大ベストセラーを竹内結子と阿部寛の主演で映画化した、医療ミステリー『チーム・バチスタの栄光』の続編。 ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)の異名を持つ切れ者の救命救急センター長にかけられた疑惑をめぐり、再び田口と白鳥が事件解明に挑む。 前作に続き中村義洋が監督を務め、複雑な人間関係が絡み合うドラマを前作以上のスケールで描き出し、前作と同じ監督とは思えない傑作となっている。 事件の鍵を握る速水役を堺雅人が演じ、圧倒的な存在感を出している。

監督:中村義洋 原作:海堂尊 脚本:斉藤ひろし/中村義洋
音楽:佐藤直紀 撮影:佐々木原保志
出演:竹内結子/阿部寛/堺雅人/羽田美智子/山本太郎/尾美としのり/貫地谷しほり/正名僕蔵/林泰文/高嶋政伸/佐野史郎/玉山鉄二/平泉成/野際陽子/國村隼ほか


「四月物語」 ★★★
WOWOW 1999年7月10日(映画最強宣言2days)/DVD
1998年日本(ロックウェルアイズ) カラー68分 DTSステレオ,DTS シネスコ

物語:4月、北海道から大学進学のために上京してきた楡野卯月(にれのうずき)は、大学での新生活を始める。 彼女には東京の大学に進学した理由があったのだが・・・。
解説・感想:人気の高い岩井俊二の放った小編。撮影が非常に美しいが、松たか子のプロモーション映画のようだ。 冒頭には松本幸四郎一家が総出演する。
補足:本作は邦画初のDTS公開映画として有名である。また、近年の邦画では珍しいシネスコで撮影されている。 DVDには劇中劇「生きていた信長」が完全版で収録されている。

脚本・監督:岩井俊二 音楽:CLASSIC 撮影:篠田昇
出演:松たか子/田辺誠一/藤井かほり/留美/加藤和彦/江口洋介/石井竜也/伊武雅刀/松本幸四郎ほか


「死国」 ★★(同時上映「リング2」)
映画館(広島宝塚3) 1999年2月8日/WOWOW
1999年日本(東宝=「死国」製作委員会) カラー100分 DTSステレオ ビスタ

物語:四国・高知に15年ぶりに帰郷した比奈子(夏川結衣)は、幼なじみの文也(筒井道隆)に出会うが、 仲の良かった莎代里(栗山千明)が16歳で亡くなった事を聞かされる。 その頃、莎代里の母・照子(根岸季衣)は娘を蘇らそうと、四国霊場八十八カ所を死人の死んだ歳の数だけ通常と逆の方向に回る、 禁断の「逆打ち」を行っていた。
解説・感想:坂東眞砂子の同名怪奇小説の映画化。 日本古来の伝承をもとにした深層心理にジワっとくる怖さが味わえる。 話は原作を簡略化した事もあってちょっと無理があるが、 「スワロウテイル」に参加したスタッフによる映像が素晴らしく、特に光の美しさは必見。 佐藤允のキャスティングはハマっている感じ。主演の栗山千明の若々しさも魅力。 この手の映画ではよくあるが、撮影中に怪奇現象が起こったそうだ(「リング2」もあったらしい)。 脚本の仙頭武則氏はWOWOW所属のプロデューサーだが、今回脚本に参加している。 個人的には同時上映の「リング2」よりは本作の方が良かった。

監督:長崎俊一 原作:坂東眞砂子 脚本:万田邦実/仙頭武則
撮影:篠田昇 音楽:門倉聡 主題歌:米良美一
出演:夏川結衣/筒井道隆/栗山千明/根岸季衣/大杉漣/佐藤允ほか


「シザーハンズ」 ★★★
原題:EDWARD SCISSORHANDS
NHK BS2 1998年10月26日
1990年アメリカ(FOX) カラー105分 ドルビーステレオ,シネマデジタルサウンド ビスタ

物語:自分を作った博士が急死したため、両手がハサミのまま一人城に身を隠す 人造人間エドワード(デップ)。城にやってきたセールスレディに連れられて町に出ると、 たちまち人気者となる。そしてエドワードは恋をするが・・・。
解説・感想:ティム・バートン監督が贈る異色ラブ・ファンタジー。 ジョニー・デップが泣かせます。
補足:以前WOWOWで放送になった時はスタンダードでトリミングしてあったと思うが、 今回NHK衛星第2で放送になったバージョンはワイド版。ちなみにDVDもワイド版。

製作・監督:ティム・バートン 脚本:キャロライン・トンプソン
音楽:ダニー・エルフマン
出演:ジョニー・デップ/ウィノナ・ライダー/ダイアン・ウィースト/ビンセント・プライスほか


「7月4日に生まれて」 ★★★
原題:BORN ON THE FOURTH OF JULY
WOWOW
1989年アメリカ(ユニバーサル) カラー145分 ドルビーSR シネスコ

物語:アメリカ独立記念日に生まれた若者ロン・コビックは、ベトナム戦争で闘い、車椅子生活を余儀なくされる重傷を負う。しかし、帰国後の彼にはさらに厳しい現実が待っていた。
解説・感想:オリバー・ストーンによるベトナム戦争3部作の「プラトーン」に続く2作目。アイドルスターからの脱皮を賭けたクルーズが鬼気迫る熱演を見せ、ゴールデングローブ賞を受賞。アカデミー監督賞、編集賞受賞。

製作・監督・脚本:オリバー・ストーン 脚本:ロン・コビック 音楽:ジョン・ウィリアムス
出演:トム・クルーズ/ウィリアム・デフォー/キーラ・セジウィック/トム・ベレンジャーほか


「シックスセンス」 ★★★
原題:THE SIXTH SENSE
WOWOW
1999年アメリカ(ハリウッド) カラー107分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:小児精神科医の第一人者マルコムはある晩、自宅に押し入ってきた10年前の患者患者のヴィンセントに撃たれた。彼は1年後のフィラデルフィアで、他人に言えない秘密を隠し持つ少年コールに出会う。ふたりは心を通わせるようになり、コールはついに死者が見えるという秘密を打ち明けた。死者は彼に自分の望みを叶えてもらうことで癒されるのが望みだという事が分かり、にコールは悩みを克服した。そしてマルコムある事実に気が付く。
解説・感想:
死者が見える少年と心に傷を負った精神科医が交流を通じて癒されていく姿を綴った異色のサスペンス・ホラー。衝撃のラストは必見。もう一度最初から見直す事をお勧めする。監督・脚本はインド出身の新鋭M・ナイト・シャマラン。
アカデミー助演男優賞受賞(ハーレイ・ジョエル・オスメント)

監督・脚本:M・ナイト・シャマラン 撮影:タク・フジモト
編集:アンドリュー・モンドシェーン 音楽:ジェームス・ニュートン・ハワード
出演:ブルース・ウィリス/トニ・コレット/オリビア・ウィリアムス/ハーレイ・ジョエル・オスメント/ドニー・ワールバーグ/グレン・フィッツジェラルドほか


「6デイズ/7ナイツ」 ★★
原題:Six Days SEVEN NIGHTS
WOWOW 1999年8月12日
1998年アメリカ(タッチストーン) カラー103分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:ファッション誌の編集者ロビンは恋人と共に南の島にバカンスへ出かける。 しかし、仕事でタヒチ行きを命じられ、無骨な男クインが操縦するオンボロ機に乗るが、 嵐に遭遇、無人島に不時着する。
解説・感想:ハリソン・フォード、アン・ヘッシュ共演のアクション・コメディ。 あくまでもコメディとして楽しむべき作品。監督はコメディの鬼才、アイバン・ライトマン。

監督:アイバン・ライトマン 脚本:マイケル・ブラウニング 音楽:ランディ・エデルマン
出演:ハリソン・フォード/アン・ヘッシュ/デビッド・シュワイマーほか


「シティ・オブ・エンジェル」 ★★★
原題:CITY OF ANGELS
DVD 1999年5月16日
1998年アメリカ(ワーナー=REGENCY) カラー114分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:天使のセスは、ある日外科医のマギーの患者を天に導く。しかし、マギーは自分のミスだと信じ込む。 そんなマギーに寄り添い出会ううち、セスは彼女を愛し始めていた。彼女に触れたいという願いを実現させるため、 セスは重大な決心をする。
解説・感想:「ベルリン天使の詩」の一部をハリウッド流にリメイクした作品。 切ないラブ・ストーリーだが、いくら天使でも勝手に覗くのはマズいと思うぞ。 たびたび挿入されるロサンゼルスの映像は圧巻。CGはあまり目立たないが、効果的に使われている。
補足:DVDは特典映像(66分)満載の特別版。特にメイキングと未公開シーンは必見。

製作:ドーン・スティール/チャールズ・ローベン
監督:ブラッド・シルバーリング 脚本:ダナ・スティーブンズ
出演:ニコラス・ケイジ/メグ・ライアン/アンドレ・ブラウワー/デニス・フランツほか


「SHINOBI」 ★★
DVDレンタル
2005年日本 カラー101分 ドルビーデジタルサラウンドEX シネスコ

物語:1614年、忍者の二大勢力・伊賀と甲賀は長きに渡って憎しみ合って来た。 だが、伊賀“鍔隠れの里”の党首の孫である朧と、甲賀“卍谷”の党首の跡継ぎ・弦之介は、互いの身分を知ることなく出会い、秘かな愛を育んでいた。
解説・感想:愛し合いながらも、戦いを強いられた伊賀と甲賀の忍の悲恋の行方を描く時代活劇。 山田風太郎による『甲賀忍法帖』が原作。松竹創業110周年記念作品。

監督:下山天 原作:山田風太郎 脚色:平田研也
撮影:近森眞史 音楽:岩代太郎 美術:磯見俊裕
出演:仲間由紀恵/オダギリジョー/椎名桔平/黒谷友香/沢尻エリカ/升毅/坂口拓/虎牙光輝/伊藤俊/木下ほうか/三好健児/りりィ/寺田稔/北村和夫/石橋蓮司/永澤俊矢/松重豊/仁科克基ほか


「シベリア超特急」 ★
CIBERIAN EXPRESS
DVD(特別編集版) 2001年2月1日
1996年日本(ウィズダム) カラー82分 ステレオ ビスタ

物語:1941年。陸軍大将山下奉文は、欧州からシベリア超特急で帰途に着くが、旅の最終日にソ連軍大佐の毒殺事件に遭遇。さらに、乗客が1人、また1人と姿を消す事件が起こり、山下大将はその謎に挑む。
解説・感想:映画評論家の水野晴郎が、映画人生の総決算としてメガホンを取った第1回監督作品。製作、監督、原作、脚本、主演の5役を務める渾身の1作。カルト的人気絶大なサスペンスミステリーの第1作。監督の人脈のみで集まった豪華スタッフにも注目。水野晴郎の棒読み台詞も見逃せない!
補足:第1作は様々なバージョン違いがある。特別編集版のDVDにはダブルマーダー・ヴァージョン、ハンガリー・ヴァージョン、アメリカ・ヴァージョンが収録され、WOWOWで放送されたWOWOWオリジナル版も存在する。これらのバージョンの大きな違いはラストの2回のどんでん返しで、このどんでん返しが2回あるのは劇場公開版とアメリカ・ヴァージョン、WOWOWオリジナル版のみ。

監督・原作・脚本:MIKE MIZNO 製作:水野晴郎
撮影監督:安藤庄平 衣装デザイン:コシノジュンコ 英文ダイヤローグ翻訳:戸田奈津子
出演:水野晴郎/かたせ梨乃/菊池孝典/西田和晃/占野しげる/アガタ・モレシャンほか


「シベリア超特急2」 ★★
CIBERIAN EXPRESS 2
WOWOW(WOWOWオリジナル版)
2001年日本(アルゴ・ピクチャーズ=水野晴郎事務所) カラー107分 ステレオ ビスタ(シネスコ)

物語:1941年。アジアの魔都・満州(マンチューリ)。満州菊富士ホテルに宿泊する山下奉文大将に、"226"と書かれた謎の脅迫状が届く。やがて、ホテルに宿泊する戦争成金の男が他殺体となって発見される。
解説・感想:水野晴郎が放つカルト的人気を誇るミステリー・シリーズ第2作。今回も謎の密室殺人に挑む山下将軍の活躍がけれん味たっぷりの演出で描かれる。淡島千景、草笛光子ら名女優の共演も見もの。なお、本作のみ、佐伯大尉のキャストが異なる。
補足:今作も前作同様、バージョン違いが多く存在する。「大逆転版」や「ハッピーエンド版」などがそうだ。WOWOWオリジナル版はハッピーエンド版に近いと思われる。なお、本作は一応ビスタサイズたが、シネスコサイズのバージョンもある。

監督:MIKE MIZNO 製作・原作・脚色:水野晴郎 脚本:北里宇一郎
音楽:Jim Daddy 撮影:鈴木耕一
出演:水野晴郎/竹田高利/淡島千景/草笛光子/長門裕之/光本幸子/二宮さよ子/寺島しのぶ/加茂さくら/中村福助/尾上松也/須藤温子/小林すすむ/北村有起哉/三田村賢二/油井昌由樹/安井昌二ほか


「シベリア超特急3」 ★★
CIBERIAN EXPRESS 3
WOWOW
2003年日本(水野晴郎事務所) カラー111分 ドルビーSR ビスタ

物語:TV局の会長を務める宮城伝蔵は、世界的ファッション・デザイナー森裕美主催のクルーズ・パーティで殺人事件に遭遇する。伝蔵は、61年前に起きたその事件とそっくりな密室殺人を思い出す。
解説・感想:水野晴郎が送るミステリー・シリーズ第3作。今回も、現代と過去をつなぐ殺人事件の謎が、冒頭11分も続く長回しなどの演出の連続で描かれる。三田佳子、宇津井健といった豪華出演者にも注目。20回コニャック・ミステリー映画祭特別賞受賞。

監督:MIKE MIZNO エグゼクティブ・プロデューサー・原作:水野晴郎 脚本:上代務/北里宇一郎/水野晴郎
撮影:鈴木耕一 美術監督:木村威夫
出演:水野晴郎/西田和昭/三田佳子/宇津井健/内藤武敏/真柄佳奈子/江成大輝/久永さとみ/田中丈資/安藤一平/大浦みずき/大塚ちひろ/アガタ・モレシャン/グレゴリー・ペッカー/リチャード・グロス/マシュー・カールセン/サム・アルノード/インゲ・ムラタ/サリー・越中/安藤鳩子/山口雪太郎ほか


「市民ケーン」 ★★★
原題:CITIZEN KANE
WOWOW 1998年10月27日
1941年アメリカ(RKO) モノクロ120分 モノラル スタンダード

物語:新聞王ケーン(ウェルズ)が死に臨んでもらした謎の言葉「バラのつぼみ」をめぐり、 新聞記者(画面には写らない)がケーンの旧友など5人を訪ねて謎を探り、生涯、性格、思想を浮き彫りにする。
解説・感想:舞台とラジオの若き天才、26歳のオーソン・ウェルズが製作・脚本・監督・主演を勤め、 映画史上に残る名作を創り出した。実在の新聞王ハーストがモデルになっている。アカデミー脚本賞受賞。

製作・脚本・監督・出演:オーソン・ウェルズ 脚本:ハーマン・J・マンキウィッツ
音楽:バーナード・ハーマン 撮影:グレッグ・トーランド
出演:ジョセフ・コットン/アグネス・ムーアヘッド/ウィリアム・オーランド


「シャーク・テイル」 ★★
原題:Shark Tale
WOWOW
2004年アメリカ(ドリームワークス) カラー90分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:海の底の大都会リーフシティ。大きな野望を抱く小さな魚のオスカー(声=ウィル・スミス)は、お調子者でトラブル続き。 一方、ベジタリアンの優しい鮫レニー(声=ジャック・ブラック)は、大ボスの父ドン・リノ(声=ロバート・デ・ニーロ)や兄のフランキー(声=マイケル・インペリオリ)にいつもハッパをかけられている。 ある日オスカーは、レニーと一緒にいたフランキーに狙われるが、フランキーは大きなイカリに刺さって死亡。 その次第を見たクラゲのアーニー(声=ジギー・マーリー)とバーニー(声=ダグ・E・ダグ)は、オスカーが殺したものと勘違い。 その機に乗じてオスカーは”シャーク・キラーのオスカー“と名乗り始め、一躍ヒーローになる。
解説・感想:海の中の都会で暮らす小さな魚と心優しい鮫の交流や騒動を描いたアニメーション。

監督:ヴィッキー・ジェンソン/エリック“ビーボ”バージェロン/ロブ・レターマン
脚本:マイケル・J・ウィルソン/ロブ・レターマン 音楽:ハンス・ジマー 美術:ダン・スト・ピエール
声の出演:ウィル・スミス/ロバート・デ・ニーロ/レニー・ゼルウィガー/アンジェリーナ・ジョリー/ジャック・ブラック/マーティン・スコセッシ/ジギー・マーリー/ダグ・E・ダグ/マイケル・インペリオリ/ヴィンセント・パストーレ/ピーター・フォーク/ケイティ・クリックほか


「シャイニング」 ★★★
原題:THE SHINING
WOWOW/DVD/DVD(キューブリックBOX)
1980年イギリス(ワーナー) カラー144分 モノラル スタンダード

物語:売れない小説家ジャックは、コロラドの山中にあるオーバールック・ホテルの 冬期管理人になる。妻子とともに雪で外界と隔離した空間で暮らす間に、彼は次第に異常な行動をとるようになる。 ホテルの霊たちはジャックの息子の「シャイニング」を狙っていたのだ。
解説・感想:ホラーの帝王スティーブン・キング初期の代表作を巨匠キューブリック監督が映像化。 ジャック・ニコルソンもともと怖い顔だから狂うともっと凄い。劇場公開版より約30分長いオリジナル版。 映画ファンからは絶賛され、スティーブン・キングからは酷評された問題作。 冒頭の空撮カットの未使用部分は「ブレードランナー」(最終版以外)のラストに使用されている。
補足:DVD版は30分のメイキングが付いた特別版

製作・脚本・監督:スタンリー・キューブリック
原作:スティーブン・キング 撮影:ジョン・オルコット
出演:ジャック・ニコルソン/シェリー・デュバル/ダニー・ロイドほか


「ジャッキー・ブラウン」 ★★★
原題:Jackie Brown
WOWOW 1999年5月2日(映画最強宣言2days)
1997年アメリカ(ミラマックス) カラー155分 ドルビーデジタル,SDDS ビスタ

物語:現金密輸をサイドビジネスにしているスチュワーデスのジャッキー。捜査の手がのびたとき、 彼女は生き残りをかけて、武器密輸人や保険金融業者らを巻き込んでの大がかりな一大芝居を仕掛ける。
解説・感想:タランティーノがE・レナードの原作を憧れの女優グリアー主演で映画化。 俳優の面々が実に個性的。シーンのつなぎ方もうまい。

監督・脚本:クエンティン・タランティーノ 原作:エルモア・レナード
撮影:ギレルモ・ナバッロ
出演:パム・グリアー/ロバート・デ・ニーロ/マイケル・キートン/サミュエル・L・ジャクソン/ブリジット・フォンダほか


「ジャック」 ★★
原題:jack
WOWOW 1998年9月23日
1996年アメリカ(ハリウッド) カラー114分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:ジャック(ウィリアムス)は普通の人の4倍成長し、ジャックが10歳の時の肉体は40歳だった。 それまで両親はジャックを一歩も外に出さなかったが、家庭教師ウッドラフの提案で小学5年生に編入し、 子供たちと友情を結んでいく。
解説・感想:巨匠コッポラ監督が贈る感動作。亡き息子に贈った映画。 ロビン・ウィリアムスは10歳の役を演じる為、役作りに努力したらしい。

監督:フランシス・フォード・コッポラ 脚本:ジェームズ・デ・モナコ
撮影:ジョン・トール
出演:ロビン・ウィリアムス/ダイアン・レイン/ビル・コスビーほか


「ジャンヌ・ダルク」 ★★
原題:JOAN OF ARC
DVD 2000年8月31日
1999年アメリカ(コロムビア) カラー158分 ドルビーデジタルサラウンドEX,DTS,SDDS シネスコ

物語:1412年頃のフランス。ドレミ村の小作農民の末娘ジャンヌは、17歳となり、神の声を聞く。皇太子シャルルのもとへ向かったジャンヌは、彼を説き伏せ、軍勢を率いて、敵の包囲するオルレアンに向かう。
解説・感想:『レオン』のベッソンが、フランスを救った少女ジャンヌ・ダルクの伝説を壮大なスケールで映画化。

監督・脚本:リュック・ベッソン 脚本:アンドリュー・バーキン
音楽:エリック・セラ
出演:ミラ・ジョボビッチ/ジョン・マルコビッチ/フェイ・ダナウェイ/ダスティン・ホフマンほか


「ジャンパー」 ★★
原題:JUMPER
WOWOW
2008年アメリカ(FOX) カラー88分 ドルビーデジタル,DTS シネスコ

物語:ミシガン州の高校生デヴィッド(ヘイデン・クリステンセン)は、自分にテレポート能力があることを発見。 デヴィッドは瞬間移動した銀行の金庫室で大金をせしめる。しかし、そんな彼を謎の男ローランド(サミュエル・L・ジャクソン)がつけ狙う。
解説・感想:スティーヴン・グールドの傑作SF小説を、『Mr.&Mrs.スミス』のダグ・リーマンが映画化したSFアクション。 世界中のどこへでもテレポートできる“ジャンパー”と、そんな彼の抹殺を使命とする謎の組織の攻防が展開する。 ニューヨーク、ロンドン、パリ、さらには東京での撮影を敢行した世界規模のストーリーと映像が楽しめる。

監督:ダグ・リーマン 原作:スティーヴン・グールド
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー/サイモン・キンバーグ/ジム・ウールス 音楽:ジョン・パウエル
出演:ヘイデン・クリステンセン/ジェイミー・ベル/レイチェル・ビルソン/サミュエル・L・ジャクソン/ダイアン・レイン/マイケル・ルーカー/アンナソフィア・ロブ/マックス・シエリオット/トム・ハルス/ジェシー・ジェームズ/クリステン・スチュワート/テディ・ダンほか


「12人の優しい日本人」 ★★★
WOWOW
1991年日本 カラー116分 モノラル ビスタ

物語:若い妻の夫殺しの裁判に集まった12人の陪審員。最初は全員が無罪と答えるが、 一人が有罪説を唱えて討論が始まると、有罪派が優勢となる。そして陪審員の心理揺れ動く。
解説・感想:「古畑任三郎」でおなじみの三谷幸喜による東京サンシャインボーイズの同名舞台の映画化。 日本で陪審員制度があるものとして、日本人の理論下手や優柔不断を浮き彫りにしながら 考えさせる物語。S・ルメッドの名作「12人の怒れる男」をパロディーの下敷きにしてある。 東京サンシャインボーイズからは相島一之と梶原善が出演。西村雅彦が出演できなかったのは悔やまれる。

製作:岡田裕 監督:中原俊 脚本:三谷幸喜と東京サンシャインボーイズ
撮影:高間賢治
出演:豊川悦司/塩見三省/相島一之/上田耕一/二瓶鮫一/中村まり子/大河内浩/梶原善/ 山下容莉枝/村松克己/林美智子/加藤善博ほか


「ジュラシック・パーク」 ★★★★
原題:JURASSIC PARK
映画館(広島宝塚1)/WOWOW/DVD(DVD-BOX)
1993年アメリカ(ユニバーサル) カラー127分 ドルビーデジタル,DTS ビスタ

物語:絶滅した恐竜を最新のテクノロジーによって現代に再現して集めたテーマパーク「ジュラシック・パーク」。 ある日、恐竜を制御していたコンピュータが何者かの手によって止められ、モニターとして来ていた 3人の学者と2人の子供たちを恐竜たちが襲い始める。
解説・感想:原作はマイケル・クライトンのベストセラー小説。ストーリーよりも特撮やアクションで見せていくタイプの映画だ。 さすがにILM制作の特撮は凄くて、恐竜がCGで良く動く。音響も、DTSを初めて採用した映画として有名。 アカデミー音響・音響効果・視覚効果賞の3部門受賞。この年、スピルバーグは「シンドラーのリスト」でアカデミー作品賞ほか全8部門で受賞し、 まさにスピルバーグの年だった。

製作:キャスリーン・ケネディほか 監督:スティーブン・スピルバーグ
原作・脚本:マイケル・クライトン 特殊視覚効果:ILM
出演:サム・ニール/ローラ・ダーン/ジェフ・ゴールドブラム/リチャード・アッテンボロー/マリアナ・リチャーズほか


「ジュラシック・パークIII」 ★★★
原題:JURASSIC PARK III
映画館(朝日会館) 2001年8月17日/DVD(DVD-BOX)
2001年アメリカ(ユニバーサル) カラー93分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:DNA操作で蘇った恐竜が棲息する島にパラグライダーで接近した少年が行方不明に。両親は、島に詳しいグラント博士に真相を隠し、上空のガイドを依頼。が、彼らは博士の言葉を無視して島に強制着陸する。
解説・感想:大ヒット・シリーズの第3弾。今回は『遠い空の向こうに』など空モノなら任せとけのジョー・ジョンストンが斬新な演出を見せる。巨大肉食獣スピノサウルスや翼竜プテラノドンだどが襲い掛かるシーンのリアルな迫力に驚かされる。第1作のキャストも多く出演している。

製作総指揮:スティーブン・スピルバーグ 監督:ジョー・ジョンストン
特殊視覚効果:ILM
出演:サム・ニール/ウィリアム・H・メイシー/ティア・レオーニ/アレッサンドロ・ニボラ/マイケル・ジェッターほか


「修羅雪姫」 ★★
WOWOW
2001年日本(「修羅雪姫」製作委員会) カラー93分 DTSステレオ ビスタ

物語:現代とは時代も空間も異なる"もうひとつの未来"。500年にも及ぶ鎖国政策で世界から孤立したその国で、暗殺を生業とする建御雷家の娘・雪は、あらゆる感情を抑制し、冷徹に人を殺す刺客として育てられる。
解説・感想:70年代の同名名作劇画を、設定を近未来に変え、自由に翻案。アクション監督に香港のドニー・イェンを迎え、本作が映画デビューの釈由美子が、本格アクションに体当たりで挑んだSF活劇。

監督・脚本:佐藤信介 原作:小池一夫/上村一夫
脚本:国井桂 音楽:川井憲次 撮影:河津太郎
アクション監督:ドニー・イェン 特技監督:樋口真嗣
出演:釈由美子/伊藤英明/佐野史郎/嶋田久作/真木よう子/長曽我部蓉子ほか


「シュレック」 ★★★
原題:SHREK
DVD 2002年7月14日
2001年アメリカ(ドリームワークス) カラー94分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:人里離れた森の中、村人たちから恐れられながら気ままに暮らす怪物シュレック。そんな彼のもとに、ある日、国を追われたおとぎ話のキャラクターたちが大勢逃げてくる。シュレックの生活は一変するが…。
解説・感想:初のアカデミー長編アニメーション映画賞を受賞したドリームワークス製作の話題作。ディズニーをパクった懐かしいおとぎ話キャラや今までの常識を破ったストーリー展開が新鮮。声優にも注目!

製作総指揮:ジェフリー・カッツェンバーグ
監督:アンドリュー・アダムソン/ビッキー・ジェンソン 原作:ウィリアム・スタイグ
脚本:テッド・エリオット/テリー・ロッシオほか
声の出演:マイク・マイヤーズ/エディ・マーフィ/キャメロン・ディアス/ジョン・リスゴーほか
日本語吹替:濱田雅功/山寺宏一/藤原紀香/伊武雅刀/王様ほか


「シュレック2」 ★★★
原題:SHREK2
DVD 2004年8月10日
2004年アメリカ(ドリームワークス) カラー105分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:シュレックとフィオナ姫は結婚の報告をしに姫の両親が待つ<遠い遠い国>を訪ねることに。しかし娘の婿が怪物だと知ったフィオナの父ハロルド国王は大激怒。シュレックを倒すべく、長靴をはいたネコ殺し屋を送りこみ、ハンサムな<チャーミング王子>をフィオナ姫の相手にしようとしむける。実は国王にはそうしなければならない理由があったのだ。
解説・感想:前作の大ヒットを受けて製作された続編。今回もディズニーのアニメや映画のパロディが随所にちりばめられている。新登場の長靴をはいたネコが良い。日本語吹替版の竹中直人も良い!

製作総指揮:ジェフリー・カッツェンバーグ
監督:アンドリュー・アダムソン/ケリー・アズベリー/コンラッド・バーノン 原作:ウィリアム・スタイグ
脚本:アンドリュー・アダムソン/ジョー・スティルマン/J・デビッド・ステム/デビッド・N・ウェイス
脚色:アンドリュー・アダムソン
音楽:ハリー・グレグソン・ウィリアムス
声の出演:マイク・マイヤーズ/エディ・マーフィ/キャメロン・ディアス/ジュリー・アンドリュース/アントニオ・バンデラスほか
日本語吹替:濱田雅功/山寺宏一/藤原紀香/竹中直人/ジョン・カビラほか


「シュレック3」 ★★★
原題:SHREK THE THIRD
WOWOW 2008年
2007年アメリカ(ドリームワークス) カラー93分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:シュレックとフィオナは、沼のほとりの小屋には戻らず、遠い遠い王国で病に伏せるハロルド国王の代理に明け暮れる。 面倒な行事にうんざりしていたシュレックだったが、ハロルド国王が逝去してしまう。 王位を継ぐのが嫌なシュレックは、ハロルド国王が言い残したもう一人の王位継承者アーサーを連れてくるべく、ドンキーや長靴をはいた猫と旅に出る。
解説・感想:心優しい緑の怪物とその仲間たちの活躍を、シニカルでユーモアたっぷりに描くファンタジー・アニメの第三弾。 オリジナルキャストの続投に加え、ジャスティン・ティンバーレイクが声を担当した新キャラクター・アーサーも登場。 「シュレック」「シュレック2」で脚本を務めたクリス・ミラーが長編アニメ監督に初挑戦。

監督:クリス・ミラー/ロマン・ヒュイ 原作:ウィリアム・スタイグ 原案:アンドリュー・アダムソン
脚本:ジェフリー・プライス/ピーター・S・シーマン/クリス・ミラー/アーロン・ワーナー
音楽:ハリー・グレッグソン・ウィリアムズ
声の出演:マイク・マイヤーズ/エディ・マーフィ/キャメロン・ディアス/アントニオ・バンデラス/ジュリー・アンドリュース/ジョン・クリース/ルパート・エヴェレットほか
日本語吹替:濱田雅功/山寺宏一/藤原紀香/竹中直人/橘慶太/大沢あかね/星野亜希/光浦靖子/大久保佳代子ほか


「ショーシャンクの空に」 ★★★★
原題:THE SHAWSHANK REDEMPTION
WOWOW/ハイビジョン
1994年アメリカ カラー143分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:無実の罪でショーシャンク刑務所に入れられた男アンディは、"調達屋"レッドと親しくなり、 2人は固い友情で結ばれていく。そしてアンディは刑務所内で次々と奇跡を起こし、 ついにアレをやってしまう。
解説・感想:ホラーの帝王スティーブン・キングのヒューマン小説「刑務所のリタ・ヘイワース」 を映画化。ロビンス・フリーマンの名演技、興奮と感動に満ちた名場面の数々は必見。 アカデミー賞全7部門ノミネート。日本アカデミー賞外国語映画賞受賞、キネマ旬報外国映画第1位。

製作:ニキ・マービン 監督・脚本:フランク・ダラボン
音楽:トーマス・ニューマン 撮影:ロジャー・ディーキンス
出演:ティム・ロビンス/モーガン・フリーマン/ウィリアム・サドラー/ボブ・ガントンほか


「JAWS ジョーズ」 ★★★★
原題:JAWS
DVD(C.E) 2000年9月1日
1975年アメリカ(ユニバーサル) カラー124分 モノラル シネスコ

物語:海辺で若い娘がサメに襲われた。警察署長のブロディ(シャイダー)は遊泳禁止にしようとするが、 市長からの反対にあい、漁師のクイント(ショウ)と学者(ドレイファス)とサメ退治に乗り出す。
解説・感想:当時27歳のスピルバーグがスリリングな演出を見せるパニック大作。 ジョン・ウイリアムスの不気味な音楽も必聴。今見ると、サメがチャチに見える。 アカデミー音響、編集、音楽賞受賞。

製作:リチャード・D・ザナックほか 監督:スティーブン・スピルバーグ
脚本:ピーター・ベンチリーほか 音楽:ジョン・ウイリアムス
出演:ロイ・シャイダー/リチャード・ドレイファス/ロバート・ショウほか


「ジョー・ブラックをよろしく」 ★★★
原題:MEET JOE BLACK
WOWOW 2001年2月11日
1998年アメリカ(ユニバーサル) カラー181分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:大富豪パリッシュ(ホプキンス)を訪れた謎の青年ジョー・ブラック(ピット)。 彼の正体は青年の体に乗り移った死神だった。ジョーは、パリッシュの死まで付き添うために屋敷に住みつき、 パリッシュの娘スーザン(クレア・フォーラニ)と恋に落ちてしまう。
解説・感想:ブラッド・ピットが、最近見せない端正な美しさを発揮したラブ・ファンタジー。 名優ホプキンスも良い。ただし、3時間は少々長すぎ。

監督:マーティン・ブレスト 脚本:ロン・オズボーン/フェフ・レノほか
音楽:トーマス・ニューマン
出演:ブラッド・ピット/アンソニー・ホプキンス/クレア・フォーラニほか


「女優霊」 ★★★
WOWOW
1996年日本(WOWOW=バンダイビジュアル) カラー76分 ステレオ ビスタ

物語:新人映画監督の村井(柳)は自分のデビュー作の主演女優、ひとみ(白鳥)を 撮影したフィルムに、見知らぬ女優の顔がダブって写っているのを見つけ、驚く。 やがて、次々に幽霊が見えたり死人が出たりする。
解説・感想:「J MOVIE WARS 3」の1編。中田秀夫監督は、 この作品でホラーを撮らせたら日本一という地位を確立した。 監督・脚本は映画「リング」と同じスタッフ。 舞台となる撮影所はにっかつ撮影所が使われた。

監督:中田秀夫 脚本:高橋洋 音楽:河村章文 撮影:浜田毅
出演:柳ユーレイ/白島靖代/石橋けい/根岸季衣/菊池孝典/大杉漣/高橋明ほか


「知らなすぎた男」 ★★★
原題:THE MAN WHO KNEW TOO LITTLE
WOWOW 2000年5月19日
1997年アメリカ(ワーナー=REGENCY) カラー94分 ドルビーデジタル ビスタ(スタンダード)

物語:ロンドンを訪れたアメリカ人ウォレスは、現地の弟から、指示通り行動すれば、 ヒーローの活躍を体験できるゲームの切符を送られるが、指定の電話ボックスで受けた 指令は本物の殺し屋宛のものだった。
解説・感想:ヒッチコックの「知りすぎた男」を意識したアクション・コメディ。 ビル・マーレイが芝居と勘違いして国際スパイを相手に活躍する男をユーモラスに演じる。 普通は最後には気づくのが本当なのだろうが、最後の最後まで勘違いしっぱなしなのが面白い。

監督:ジョン・アミトル 脚本:ロバート・ファラー/ハワード・フランクリン
音楽:クリストファー・ヤング
出演:ビル・マーレイ/ピーター・ギャラガー/ジョアン・ウォリー・キルマーほか


「白雪姫」 ★★★
原題:SNOW WHITE AND THE SEVEN DWARFS
セルビデオ/WOWOW 1998年11月15日
1937年('93)アメリカ(ディズニー) カラー84分 ドルビーステレオ スタンダード

物語:世界一の美人だと思う継母は、美しい白雪姫を殺そうとする。 継母は魔法使いに化け、森の7人の小人と暮らす白雪姫に毒リンゴを食べさせる。
解説・感想:記念すべき世界初の長編アニメ映画。 1937年にこのような映画が出来た事自体が驚異で、技術的にもトップレベル。 当時は本物のセルロイドを使用し、燃えた事もあったとか。 しかも、外国用に別言語版の画面(ベッドに書いてある名前とか)を作るというこだわりもある。 当時の資料も相当な量が残されており、この映画にどれだけ賭けていたかが伺われる。 デジタル・ニューバージョンは、1993年に公開されたデジタル修復によって傷の除去、 音声の修復・ドルビーステレオ化を施したものである。1937年度アカデミー特別賞受賞。
補足:現在は字幕付きのオリジナル版を見る事が出来る。 WOWOW放送での放送がTV初放送だった。 公開時にカットされたシーンを含むメイキングは、セルビデオやLD-BOXに収録されている。

製作:ウォルト・ディズニー 監督:デビッド・ハンド
原作:グリム兄弟 脚本:テッド・シアーズほか
音楽:フランク・チャーチル/リー・ハーリン/ポール・J・スミス
声の出演:アドリアーナ・キャセロッティ/ハリー・ストックウェルほか


「ジングル・オール・ザ・ウェイ」 ★★★
原題:JINGLE ALL THE WAY
WOWOW
1996年アメリカ(FOX) カラー90分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:仕事人間ハワードは、いつも妻と息子に寂しい思いをさせてばかり。 そこで罪滅ぼしに、クリスマスに大人気のターボマン人形をプレゼントすると息子に約束するが、 どこのおもちゃ屋も売り切れ。ハワードはあらゆる手を使って人形を手に入れようとする。
解説・感想:シュワちゃんが、おもちゃバトルで奮闘するコメディ。 ラストにシュワちゃんはターボマンに変身して飛び回る! 製作は「ホーム・アローン」のジョン・ヒューズ。

監督:ブライアン・レバント 脚本:ランディ・コーフィールド
音楽:ランディ・ニューマン 撮影:ビクター・J・ケンパー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー/シンバット/フィル・ハートマンほか


「真実の行方」 ★★★
原題:PRIMAL FEAR
WOWOW
1996年アメリカ(パラマウント) カラー131分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:大司教が何者かによってナイフに刺され死亡した。警察は現場から逃げた少年を逮捕。 敏腕弁護士ベイルは、これを無罪に持ち込めば名声が高まると、少年の弁護を無料で引き受ける。 少年は事件現場には他に人物がおり、その直後記憶をなくしたという。 その後、ベイルは少年が二重人格ではないかと思うのだが。
解説・感想:人気スターのリチャード・ギアが実力を発揮、 新人ノートンの天才的演技も各映画賞に輝いた法廷サスペンスの傑作。 監督のホブリットは本作がデビュー作。最後のどんでん返しは驚くこと必至。

監督:グレゴリー・ホブリット 原作:ウィリアム・ディール
脚本:スティーブン・シェイガンほか 撮影:マイケル・チャップマン
出演:リチャード・ギア/エドワード・ノートン/ローラ・リニーほか


「シンドラーのリスト」 ★★★★
原題:SCHINDLER'S LIST
WOWOW
1993年アメリカ(ユニバーサル) パートカラー196分 DTS ビスタ

物語:1939年ドイツ占領下のポーランド。実業家シンドラー(ニーソン)はユダヤ人を酷使して 財をなす。だが、ナチスがユダヤ人を迫害し始めると自分の工場に雇うことで彼らを虐殺から守ろうとする。
解説・感想:自らもユダヤ系のスピルバーグが10年の歳月をかけて映画化。史実を美化しないためにも、 モノクロ映像を採用、3時間を超える大作に仕上げた。白黒映像の中に赤色だけ入るシーン等はILMが処理を担当した。 アカデミー賞を総ナメにし、スピルバーグに初のオスカーを与えた。アカデミー作品・監督・撮影賞ほか全8部門受賞。

製作:ジェラルド・R・モーレン/ブランコ・ラスティグ
製作・監督:スティーブン・スピルバーグ 脚本:スティーブン・ザイリアン
出演:リーアム・ニーソン/ベン・キングスレー/レイフ・ファインズ/キャロライン・グッドールほか


「シン・レッド・ライン」 ★★
原題:THE THIN RED LINE
WOWOW 2000年3月4日(最強宣言2days)
1998年アメリカ(FOX) カラー171分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:太平洋戦争下のガダルカナル島。日本軍と闘う米軍C中隊は、トール中佐の命令で210高地の陥落を目指す。 多くの犠牲者を出しながら敵の陣地を奪還した彼らは、初めて日本兵を間近に見る。
解説・感想:テレンス・マリック監督が20年ぶりに放った戦争大作。 同時期に「プライベート・ライアン」が公開されているが、こちらは人間描写を掘り下げて描いている。 自然描写も美しい。しかし、モノローグが長すぎるように感じる。日本兵は本物の日本人が演じているらしい。

監督・脚本:テレンス・マリック 原作:ジェームズ・ジョーンズ
音楽:ハンス・ジマー 撮影:ジョン・トール
出演:ショーン・ペン/ジム・カビーゼル/ベン・チャップリン/ニック・ノルティほか


戻る