【つ】

「ツイスター」 ★★★
原題:TWISTER
WOWOW
1996年アメリカ(ユニバーサル) カラー114分 ドルビーステレオ,DTS,SDDS シネスコ

物語:少女時代に父を竜巻で失ったジョー(ハント)は、やがて竜巻研究のプロ、 ストームチェイサーとなる。オクラホマに過去最大の竜巻が発生するなか、 彼女は離婚寸前の夫ビルとともに竜巻追跡を開始する。
解説・感想:スピルバーグ、クライトン、デ・ボンが手を組んだSFXスペクタクル。 人間ドラマは陳腐だが、凄まじい轟音とCGを駆使した映像は最高。迫力のあるサラウンドも楽しめる。
補足:ドルビーデジタルのLDはサラウンドのチェックに最適。

監督:ヤン・デ・ボン 脚本:マイケル・クライトン/アン・マリー・マーティン
音楽:マーク・マンチーナ 撮影:ジャック・N・グリーン
出演:ヘレン・ハント/ビル・パクストン/ジャミー・ガーツほか


「追跡者」 ★★★
原題:U.S. MARSHALS
WOWOW 1999年12月12日
1998年アメリカ(ワーナー) カラー132分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:シカゴからニューヨークに護送中の飛行機が墜落。逃亡した囚人シェリダンを捕らえるべく要請を受けた 連邦保安官ジェラードは部下とともに必死の追跡を開始。やがてシェリダンの意外な正体が明らかになる。
解説・感想:「逃亡者」のジェラード保安官が主役となった続編。 前作と同じく、訳アリの逃亡者を追ううちに真の黒幕が明らかになる。 ちなみに、原題のU.S. MARSHALSはアメリカ連邦保安官の事。

監督:スチュワート・ベアード 脚本:ジョン・ポーグ
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:トミー・リー・ジョーンズ/ウェズリー・スナイプス/ロバート・ダウニーJrほか


「ツイン・ピークス ローラ・パーマ最後の7日間」 ★★
原題:TWIN PEAKS FIRE WALK WITH ME
LDレンタル
1992年アメリカ(ニューライン) カラー136分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:テレサ・バンクスという女性が殺害された。その捜査にFBI捜査官が向かうが、 行方不明になってしまう。その後任にクーパー捜査官が任命される。 そのころ、ツインピークスでは事件が起ころうとしていた。
解説・感想:大人気だったTVシリーズの映画版。 真犯人が判明するという触れ込みだった気がするが、その前にTV版で犯人は明かされてなかったっけ? リンチ監督らしい暗い映画で、2時間が苦痛に感じるほど。 TVシリーズより以前の話で、クーパー捜査官はあまり登場しない。世界で一番早く日本で公開さたらしい。

監督:デビット・リンチ 製作総指揮:デビッド・リンチ/マーク・フロスト
脚本:デビッド・リンチ/ロバート・エンジェルス
音楽:アンジェロ・バダラメンティ
出演:シェリル・リー/デビッド・ボウイ/デビッド・リンチ/キーファー・サザーランド/カイル・マクラクランほか


【て】

「デイ・アフター・トゥモロー」 ★★★
原題:THE DAY AFTER TOMORROW
DVD(特別編) 2004年10月10日
2004年アメリカ(FOX) カラー124分 ドルビーデジタル,DTS シネスコ

物語:地球の温暖化が原因で全世界の天候が不安定となり、全土が氷河期のように凍結。その猛威を受けた後の、全人類の希望と未来を壮大なスケールで描く。
解説・感想:「ID4」のローランド・エメリッヒ監督作品。迫力あるVFXだけが見所。ストーリーはちょっとね…。
日本語吹替版のエンディング曲はこの作品と同名なグループ"day after tomorrow"が歌っている。

監督・脚本・原案・製作:ローランド・エメリッヒ 脚本:ジェフリー・ナクマノフ 製作:マーク・ゴードン
音楽:ハラルド・クルーサー 撮影監督:ユーリ・ステイガー VFXスーパーバイザー:カレン・グーレカス
出演:デニス・クエイド/ジェイク・ギレンホール/イアン・ホルム/エミー・ロッサムほか


「D坂の殺人事件」 ★★
WOWOW 1999年3月1日
1998年日本(東映ビデオ=東北新社) カラー91分 ステレオ ビスタ

物語:昭和2年の東京団子坂。天才贋作師の蕗屋清一郎(真田)は、古本屋の女将時子に依頼され、 伝説の春画師大江春泥の春画の贋作に取り掛かる。蕗屋は贋作を仕上げた後、女将を殺害する。 そして、明智小五郎(嶋田)が調査に乗り出す。
解説・感想:鬼才・実相寺昭雄が、またも江戸川乱歩の世界に挑んだ。 「D坂の殺人事件」と「心理試験」の2つの初期作品を題材にした官能ミステリー。 明智小五郎はあまり登場しない。また、町並みを紙細工で表現するという斬新な方法をとっている。 R指定映画。

監督:実相寺昭雄 原作:江戸川乱歩 脚本:薩川昭夫
音楽:池辺晋一郎 撮影:中堀正夫
出演:真田広之/嶋田久作/岸部一徳/吉行由実/大家由祐子/三輪ひとみ/斎藤聡介ほか


「ディープ・インパクト」 ★★
原題:DEEP IMPACT
WOWOW 2000年1月1日/DVD
1998年アメリカ(ドリームワークス=パラマウント) カラー122分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:1年後以内に巨大彗星が地球に激突するという事実が判明。合衆国政府は、地下シェルターを建設し、 そこに百万人を収容すると発表。さらに彗星の軌道を変えるべく宇宙飛行士が派遣される。
解説・感想:同年に公開された「アルマゲドン」と同じ題材で、大ヒットしたスピルバーグが製作総指揮のパニック映画。 こちらは、地球に残された側の人間ドラマを深く描いている。NYに大津波が襲いかかるスペクタクルは見物。

監督:ミミ・レーダー 脚本:マイケル・トルキンほか
音楽:ジェームズ・ホーナー
出演:ロバート・デュバル/モーガン・フリーマン/ティア・レオーニ/イライジャ・ウッドほか


「ディープ・ブルー」 ★★★
原題:DEEP BLUE
DVDレンタル 2005年7月
2003年イギリス,ドイツ合作 カラー91分 ドルビーデジタル ビスタ

解説・感想:自然・動物ドキュメンタリー製作で長年に渡り世界的に高い評価を受けるイギリスBBCが、 撮影に4年半もの歳月を費やし、200ヶ所ものロケ地をめぐって撮り上げた“海の神秘と美しさ”を追求した驚異の海洋ドキュメンタリー。

監督:アラステア・フォザーギル/アンディ・バイヤット 音楽:ジョージ・フェントン
ナレーション:マイケル・ガンボン


「ティガー ムービー プーさんの贈り物」 ★★★
原題:THE Tigger MOVIE
DVD 2001年3月18日
2000年アメリカ(ディズニー) カラー77分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:家族がいない事に突然気づいたティガーは、森の中をあちこちはね回って捜すが見つからない。落ち込んだティガーをはげまそうと、プーさんたち森の仲間は家族から手紙を書くが…。
解説・感想:人気者くまのプーさんシリーズ初の長編。オリジナルの話だが、ほのぼのとした感動は変わらない。秋から冬にかけての森の情景が美しい。なお、本作はアニメーション制作作業の半分以上を日本のスタジオで行っている。

監督・脚本:ジョン・ファルケンスタイン 音楽:ハリー・グレッグソン・ウィリアムス
声の出演(吹替):玄田哲章/八代駿/小倉裕大/龍田直樹/小宮山清/石田太郎ほか


「デイライト」 ★★★
原題:DAYLIGHT
WOWOW 1998年8月15日
1996年アメリカ(ユニバーサル) カラー115分 DTSステレオ,DTS ビスタ

物語:ニューヨークの海底トンネル内で、自動車事故が引き金となって大爆発が発生。 トンネル内に閉じ込められた生存者の救出に、一人の男(スタローン)が向かう。
解説・感想:「ポセイドン・アドベンチャー」を彷彿とさせるパニック・アクション。 「ロッキー5」に出た息子セイジの不良少年役で出演。 特撮やアクションは凄いが、最後のあれは無茶しすぎだと思う。

監督:ロブ・コーエン 脚本:レスリー・ボーム
音楽:ランディ・エデルマン
出演:シルベスター・スタローン/エイミー・ブレネマン/スタン・ショーほか


「ティン・カップ」 ★★★
原題:TIN CUP
WOWOW
1996年アメリカ(ワーナー) カラー135分 ドルビーステレオ,SDDS シネスコ

物語:天才的な腕を持ちながら、その性格が災いして、今はしがないレッスンプロのロイ・"ティン・カップ"マカボーイ。 そんな彼が、自らの再生を賭けて全米オープンにチャレンジすることに。
解説・感想:ケビン・コスナーが、得意のゴルフの腕を生かしたスポーツコメディ。 劇中の見事なショットはコスナーが代役なしで演じている。ラストの爽やかさはグッド。

監督・脚本:ロン・シェルトン 脚本:ジョン・ノービル
音楽:ウィリアム・ラッセル 撮影:ラッセル・ボイド
出演:ケビン・コスナー/レネ・ルッソ/ドン・ジョンソンほか


「DEATH NOTE デスノート(前編)」 ★★★
映画館(TOHOシネマズ緑井)
2006年日本(ワーナー) カラー126分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:警視庁の刑事部長を父にもつエリート大学生・夜神月(藤原竜也)は、ひょんなことから死神のノート『デスノート』を手に入れる。 「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ」と書かれたデスノートで自らの手で犯罪者を裁き、新世界の王になることを決意。 世界中の凶悪犯や法の裁きを逃れた犯罪者たちを、独自の判断で粛清してゆく。
解説・感想:名前を書き込まれた人間を死に至らしめるノートを手に入れ凶悪犯を独自に粛清する青年と、事件を捜査する探偵の頭脳戦を描くサスペンス・ドラマ。 『週刊少年ジャンプ』で連載された同名マンガを原作に金子修介が監督。公開から半年後の2006年11月に後編が公開され、邦画初の前・後編連続公開となった。 後編放送前に前編が異例のTV放送された。

監督:金子修介 原作:大場つぐみ/小畑健 脚本:大石哲也/金子修介
撮影:石川稔 音楽:川井憲次 美術:及川一
出演:藤原竜也/松山ケンイチ/瀬戸朝香/香椎由宇/細川茂樹/戸田恵梨香/青山草太/中村育二/奥田達士/清水伸/小松みゆき/中原丈雄/顔田顔彦/皆川猿時/五大路子/満島ひかり/津川雅彦/藤村俊二/鹿賀丈史ほか


「DEATH NOTE the Last name」 ★★★
映画館(TOHOシネマズ緑井)
2006年日本(ワーナー) カラー140分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:死神リュークが落とした『デスノート』で、世の中に野放しになっている凶悪犯を独自の判断で粛清していくエリート大学生・夜神月(藤原竜也)。 一方、キラ事件を捜査するためインターポールから派遣された探偵Lは、月への疑いを深めていく。 そんな中、リュークとは別の死神レムのデスノートを手に入れたアイドル、弥海砂は、顔を見るだけで相手の名前と寿命が見える『死神の目』を持っていた。
解説・感想:名前を書き込まれた人間を死に至らしめるノートを手に入れ、犯罪者を独自に粛清する青年と、事件を捜査する探偵の頭脳戦を描くサスペンス・ドラマの後編。 2冊目のデスノートが現われ、混乱は更に加速する。『週刊少年ジャンプ』で連載された同名マンガを原作に、前編「DEATH NOTE デスノート」の金子修介が監督。 前編公開から約半年後に封切られ、邦画初の前・後編連続公開となった。原作とは大きく異なる結末が話題になった。

監督:金子修介 原作:大場つぐみ/小畑健 脚本:大石哲也/金子修介
撮影:石川稔 音楽:川井憲次 美術:及川一
出演:藤原竜也/松山ケンイチ/戸田恵梨香/片瀬那奈/マギー/上原さくら/津川雅彦/青山草太/中村育二/奥田達士/清水伸/小松みゆき/前田愛/板尾創路/五大路子/満島ひかり/中村獅童/池畑慎之介/藤村俊二/鹿賀丈史ほか


「鉄板英雄伝説」 ★★
原題:EPIC MOVIE
WOWOW
2007年アメリカ カラー93分 ドルビーデジタル,DTS ビスタ

物語:この不運な4人組ルーシー、エドワード、スーザン、ピーターは、“エピックなアドベンチャー”と書かれた黄金のチケットを手に入れチョコレート工場を見学に行き、 そこで工場長のウィリー・ウォンカに捕まってしまう。そこで4人はウォンカの手から逃れる為、魔法の洋服箪笥に転がり込み、グナルニア国に転送される。
解説・感想:「ナルニア国物語」「チャーリーとチョコレート工場」「パイレーツ・オブ・カリビアン」などSFX満載のハリウッド大作をターゲットにつくられたパロディ映画。 監督は「最‘愛'絶叫計画」のコンビ、ジェイソン・フリードバーグとアーロン・セルツァー。

監督・脚本:ジェイソン・フリードバーグ/アーロン・セルツァー
撮影:ショーン・モーワー 音楽:エドワード・シアマー
出演:カル・ペン/アダム・キャンベル/ジェニファー・クーリッジ/ジャイマ・メイズ/フォーネ・チャンバース/クリスピン・グローヴァー/トニー・コックス/エクトル・ヒメネス/ダレル・ハモンド/カーメン・エレクトラ/フレッド・ウィラードほか


「デビル」 ★★★
原題:DEVIL'S OWN
WOWOW 1998年9月6日(メガヒット劇場)
1997年アメリカ(コロムビア) カラー112分 ドルビーステレオ,SDDS シネスコ

物語:幼い頃にIRAシンパの父を殺されたフランシス(ブラッド・ピット)は、 成長して冷酷なIRAテロリストに。武器調達のためにニューヨークに潜入した フランシスは同じアイルランド出身の警官オミーラ(ハリソン・フォード)の家に下宿。 2人は友情で結ばれるが、ある日家に何者かが侵入し、オミーラはフランシスを不審に思う。
解説・感想:フォード&ピットという2大スターが初共演。 両俳優が脚本を書き直させたりと、撮影中にはゴシップが絶えなかったという。 監督は「ペリカン文書」などサスペンスの巨匠パクラ。

監督:アラン・J・パクラ 脚本:ケビン・ジャールほか
音楽:ジェームズ・ホーナー 撮影:ゴードン・ウィリス
出演:ハリソン・フォード/ブラッド・ピット/マーガレット・コリンほか


「天使と悪魔」 ★★★
原題:ANGELS & DEMONS
映画館(TOHOシネマズ緑井) 2009年5月30日
2009年アメリカ(コロムビア) カラー138分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:宗教象徴学の権威、ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)は、秘密結社・イルミナティの復活を探るべくローマへ旅立つ。 17世紀、バチカンの科学者への弾圧の陰で結成されたイルミナティが、今にも教皇候補の暗殺を計画しているという。 ラングドンと科学者ヴィットリア(アイェレット・ゾラー)は、ガリレオの暗号コードの解明に乗り出す。
解説・感想:ロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演の大ヒット作、『ダ・ヴィンチ・コード』の続編となる歴史犯罪ミステリー。 イタリアのローマで400年の時を超えてよみがえった秘密結社・イルミナティによるバチカンへの復讐(ふくしゅう)を阻止するべく、ガリレオの暗号コードに挑む宗教象徴学者・ラングドンの活躍を描く。 原作からかなり脚色しているらしいが、テンポの良いストーリー展開が楽しめる。

監督:ロン・ハワード 製作総指揮:トッド・ハロウェル/ダン・ブラウン 原作:ダン・ブラウン
脚本:デヴィッド・コープ/アキヴァ・ゴールズマン 音楽:ハンス・ジマー 撮影:サルヴァトーレ・トチノ
出演:トム・ハンクス/アイェレット・ゾラー/ユアン・マクレガー/ステラン・スカルスガルド/ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ/ニコライ・リー・コス/アーミン・ミューラー=スタール/トゥーレ・リントハート/デヴィッド・パスクエジ/コジモ・ファスコ/マーク・フィオリーニほか


「電車男」 ★★
DVDレンタル
2005年日本 カラー101分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:電車内で酔っ払いのオヤジに絡まれていた美しい女性を救った、秋葉系ヲタク青年=電車男。彼女に恋をした彼は彼女を食事に誘おうとするのだが、恋愛経験ゼロの彼にはどうしていいか分からない。そこで、ネット掲示板の住人たちに助言を求める。
解説・感想:ヲタク青年とお嬢様の恋の行方を描いたラヴ・コメディ。監督は、映画初監督となるの村上正典。ネット掲示板“2ちゃんねる”の書き込みを基にした中野独人による同名原作を基にしている。 TVドラマ版とのリンクもある。

監督:村上正典 原作:中野独人 脚本:金子ありさ
撮影:北山善弘/村埜茂樹 音楽:服部隆之 美術:柳川和央
出演:山田孝之/中谷美紀/国仲涼子/瑛太/佐々木蔵之介/木村多江/岡田義徳/三宅弘城/坂本真/大杉漣/西田尚美/田中美里/白石美帆ほか


「デンジャラス・ビューティー」 ★★★
原題:Miss Congeniality
DVD
2000年アメリカ(ワーナー) カラー110分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:色気も化粧気もない女性FBI捜査官グレイシーが、爆発犯の標的になったミスアメリカ・コンテストに潜入。美容コンサルタントの手によってセクシー美女に変身した彼女は、昼はミスコン、夜は犯人捜しに奔走する。
解説・感想:サンドラ・ブロックは最近こんな役が多いが、そんなブロックの魅力全開の痛快コメディー。急に美女に変身するのが面白い。

監督:ドナルド・ペトリ 脚本:マーク・ローレンス/ケイティ・フォード/キャリン・ルーカスほか
音楽:エド・シャマー
出演:サンドラ・ブロック/マイケル・ケイン/ベンジャミン・ブラット/ウィリアム・シャトナー/アーニー・ハドソン /ジョン・ディレスタ/キャンディス・バーゲン/ヘザー・バーンズ/メリッサ・デ・スーザ/スティーブ・モンロー/ディアドリー・クイン/ウエンディー・ラケル・ロビンソン/エイシャ・デマーコス/ケン・トーマス/エイブリアル・フォールス/クリストファー・シェイほか


「デンジャラス・ビューティー2」 ★★
原題:Miss Congeniality2:Armed and Fabulous
DVD
2005年アメリカ(ワーナー) カラー105分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:「ミス・アメリカコンテスト」への潜入捜査で爆破事件をみごと解決したFBI捜査官グレイシー・ハート(サンドラ・ブロック)。 いまや全米中の人気者となった彼女は、大好きな潜入捜査にも加われず、始まりかけていたロマンスもあえなく消滅。 どん底まで落ち込んだグレイシーに、FBI長官から示された新たな任務、それは誰もが憧れる”スター捜査官”として、FBIのPR活動に従事することだった。
解説・感想:男勝りで色気ゼロの女性FBI捜査官グレイシー・ハートの活躍を描いた「デンジャラスビューティー」の続編。内容がほとんど記憶に残らない作品。

監督:ジョン・パスキン 脚本:マーク・ローレンス 撮影:ピーター・メンジーズジュニア
音楽:ランディ・エデルマン/ジョン・ヴァン・トンジェレン 美術:メイハー・アーマッド
出演:サンドラ・ブロック/レジーナ・キング/エンリケ・マルシアノ/ウィリアム・シャトナー/アーニー・ハドソン/ヘザー・バーンズ/ディードリック・ベイダー/トリート・ウィリアムズほか


「電送人間」 ★★
WOWOW 1998年11月2日
1960年日本(東宝) カラー86分 モノラル シネスコ(東宝スコープ)

物語:遊園地で謎の殺人事件が発生、新聞記者桐岡は現場に落ちていた旧陸軍の認識票を頼りに、 被害者の戦友・隆を探し出すが、突如現れた怪人に殺される。 そして、怪人が逃げ込んだ建物の中で正体不明の機械が見つかる。
解説・感想:東宝特撮"変身人間シリーズ"の中でもミステリー色を強調した一編。 人間が一瞬で移動できる物質転送機を怪人は使うが、機械が不完全のため、 身体に光のノイズが走るという描写がなかなか良い。

製作:田中友幸 監督:福田純 特技監督:円谷英二
脚本:関沢新一 音楽:池野成 撮影:山田一夫
出演:鶴田浩二/白川由美/中丸忠雄/河津清三郎/田島義文/堺左千夫/土屋嘉男ほか


「転々」 ★★★
WOWOW 2008年
2007年日本 カラー101分 DTSステレオ ビスタ

物語:大学八年生の竹村文哉(オダギリジョー)は、84万円の借金があった。返済期限の前日、文哉は借金取りの福原(三浦友和)から、 東京散歩に付き合えば、借金をチャラにして、100万円をくれるという提案を受ける。文哉はそれを引き受け、二人の散歩は始まる。
解説・感想:ワケありの男と大学生の青年が、二人で東京中を散歩するロード・ムービー。 監督は「時効警察」でもオダギリジョーとコンビを組んだ三木聡。三木聡作品ではおなじみの岩松了とふせえりも出演。

監督・脚本:三木聡 原作:藤田宜永 原案:増田実子
撮影:谷川創平 音楽:坂口修 美術:磯見俊裕
出演:オダギリ ジョー/三浦友和/小泉今日子/吉高由里子/岩松了/ふせえり/松重豊/広田レオナ/岸部一徳ほか


【と】

「トイ・ストーリー」 ★★★
原題:TOY STORY
WOWOW 1999年11月23日(吹替版)
1995年アメリカ(ディズニー/ピクサー) カラー81分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:アンディ少年のお気に入りおもちゃ、カウボーイ人形ウッディーは、最新式おもちゃのバズが仲間入りしてから 面白くない。何かとバズに意地悪をするが、ある日大ピンチを2人で闘うハメになる。
解説・感想:世界初のフルCGアニメとして大ヒットした、ディズニーとピクサーの共同製作第1弾。 CGの出来も良いが、ストーリーが楽しく、感動的。
補足:放送された吹替版はスタンダードサイズだった。

監督:ジョン・ラセッター 脚本:ジョス・ウェードン/アンドリュー・スタントンほか
音楽:ランディ・ニューマン
声の出演:トム・ハンクス/ティム・アレン/ドン・リックルスほか
日本語吹替:唐沢寿明/所ジョージ/名古屋章/永井一郎ほか


「トイ・ストーリー2」 ★★★
原題:TOY STORY2
DVDレンタル 2001年10月27日
1999年アメリカ(ディズニー/ピクサー) カラー92分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:ある日、ウッディが何者かに誘拐される。実は彼はレトロなTV番組の主人公で、コレクターたちが狙う超プレミア人形だったのだ。日本の博物館に売られる運命の彼を助けるべくバズたちが救出に向かう。
解説・感想:大ヒットした前作に続くCGアニメの話題作。元々ビデオ用作品だったのを劇場用にした。(ディズニーは普通続編はビデオのみ発売する)
お馴染みキャラに加え、ウッディのガールフレンド、ジェシーやニュー・バズ、悪の帝王ザークなど新たなキャラも登場。CG技術も格段に進歩し、全編が見所。

監督:ジョン・ラセッター 共同監督:リー・アンクリッチ/アッシュ・ブラノン
原案:ジョン・ラセッター/ピート・ドクター/アッシュ・ブラノン/アンドリュー・スタントン
脚本:アンドリュー・スタントン/リタ・シャオ/ダグ・チャンバリン&クリス・ウェッブほか
音楽:ランディ・ニューマン
声の出演:トム・ハンクス/ティム・アレン/ジョーン・キューザック/ケルシー・グラマー/ウェイン・ナイト/ドン・リックルスほか
日本語吹替:唐沢寿明/所ジョージ/日下由美/小林修/樋浦勉/名古屋章/永井一郎ほか


「トイレの花子さん」 ★★
WOWOW 1998年7月18日
1995年日本(松竹) カラー100分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:下町のある小学校の周辺で、小学生を狙った連続殺人事件が発生。 拓也のクラスでは、転校生の美少女冴子が同級生に嫉妬され、 殺人犯である幽霊"トイレの花子さん"だと噂される。
解説・感想:全国の小学生が噂した怪談を集めた同名ベストセラーを下敷きにしてあるが、 「学校の怪談」のように幽霊が出たりせず、子供たちの内面のドラマを中心に描いている。 犯人の連続殺人鬼は小学生相手に情けない。 ちなみに、「新生トイレの花子さん」('98)は東映の映画で、本作とは無関係。 「新生〜」の方が恐怖度は上だと思う。

製作:中川滋弘/中沢敏明 監督・脚本:松岡錠司
脚本:福田卓郎 音楽:矢倉邦晃
出演:豊川悦司/大塚寧々/前田愛/井上孝幸/河野由佳/竹中直人/梅津栄/三東康太郎/鈴木夕佳ほか


「トゥー・ウィークス・ノーティス」 ★★★
原題:TWO WEEKS NOTICE
DVD 2004年2月15日
2003年アメリカ(ワーナー) カラー101分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS ビスタ

物語:弁護士ルーシー(サンドラ・ブロック)は、不動産会社の御曹司ジョージ(ヒュー・グラント)の下で働いていた。しかし優柔不断でいい加減な彼の性格にあきれ果て、「あと2週間で辞める」と宣言。 ところが、別れを前にしてジョージの素敵なところが見えはじめてしまう。
解説・感想:熱血派の女性弁護士と、仕事上の対立関係にあったハンサムで優柔不断な御曹司が恋に落ちてしまうロマンティック・コメディ。 主演は本作で製作も務めるサンドラ・ブロック。

監督・脚本:マーク・ローレンス 製作:サンドラ・ブロック
撮影:ラズロ・コヴァックス 音楽:ジョン・パウエル
出演:サンドラ・ブロック/ヒュー・グラント/アリシア・ウィット/ダナ・アイヴィ/ロバート・クレインほか


「トゥームレイダー」 ★★
原題:LARA CROFT:TOMB RAIDER
DVD(PREMIUM EDITION) 2002年5月3日
2001年アメリカ(パラマウントほか) カラー101分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:5千年に1度、惑星直列の瞬間に時空の扉を開く秘宝<ホーリートライアングル>。ある日、トレジャーハンターのララ・クロフトはその手がかりとなる鍵を発見するが、世界制覇を目論む秘密結社が彼女に襲いかかる。
解説・感想:大人気ゲームソフトの世界を映画化した荒唐無稽なアクション・アドベンチャー。アンジェリーナ・ジョリーがその肉体を駆使して生身のスタントに挑戦。アンジェリーナ・ジョリーの実父ジョン・ボイトとの親子共演も話題になった。

監督:サイモン・ウエスト 脚本:パトリック・マセット/ジョン・ジンマン
音楽:グラエム・ラヴェル
出演:アンジェリーナ・ジョリー/イアン・グレン/ノア・テイラー/ダニエル・クレイグ/ジョン・ボイトほか


「東京大学物語」 ★★
WOWOW
2006年日本 カラー105分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:函館向陽高校に通う水野遥(三津谷葉子)は、学校一の天才・村上直樹(田中圭)から突然の愛の告白を受ける。村上は東大を目指しており、一緒に上京するために遥も猛勉強を開始する。
解説・感想:東大入試を目前にした高校生カップルのひたむきで瑞々しく、ちょっとHな日々を描く青春ドラマ。 原作は同名の人気漫画で、作者の江川達也自らがメガホンをとった。終盤は原作とは異なるメタ・フィクションとなっている。

監督:江川達也 原作:江川達也 脚本:永田琴恵
撮影:早坂伸 美術:小泉博康
出演:三津谷葉子/田中圭/波岡一喜/範田紗々/不二子/渡辺奈緒子/松沢蓮/土屋博映/江川達也/相本久美子/升毅ほか


「東京マリーゴールド」 ★★★
DVD 2001年12月5日
2001年日本(「東京マリーゴールド」製作委員会) カラー97分 モノラル ビスタ

物語:21歳のエリコは、恋人と別れたばかりで心は晴れない。そんなある日、友達に誘われて参加した合コンで、彼女はタムラという男性に出会い恋してしまう。 しかし、彼には留学中の恋人がいた。どうしても彼のことを忘れられないエリコは恋人が留学から戻って来る1年という期限付きで、彼と付き合うことに。
解説・感想:期間限定の恋愛に揺れる女性の心情を描いた恋愛ドラマ。林真理子の原作を基に、市川監督自身が脚色。 田中麗奈の魅力を存分に引き出している。「ほんだし」発売30周年記念で、市川準が監督したTVCMと同じく田中麗奈と樹木希林が出演。 DVDにはTVCMが収録されている。

監督・脚本:市川準 原作:林真理子 音楽:周防義和
撮影:小林達比古 照明:中須岳士 録音:橋本泰夫 美術:間野重雄
出演:田中麗奈/小澤征悦/斉藤陽一郎/樹木希林/寺尾聰/石田ひかりほか


「透明人間」 ★★
WOWOW 1998年11月16日
1954年日本(東宝) モノクロ71分 モノラル スタンダード

物語:銀座で透明人間が車に飛び込み自殺するという奇怪な事件が発生。 さらに透明ギャング団が悪事を重ねる。ピエロのサンドイッチマンをしながら隠れていた 本物の透明人間南条は、この事件に巻き込まれてしまう。
解説・感想:「ゴジラ」(1954年)の直後の製作された作品。 特撮は当然、円谷英二。ただし、特撮カットは少ない。

製作:北猛夫 監督:小田基義 脚本:紙恭輔 撮影・特技指導:円谷英二
出演:河津清三郎/三條美紀/土屋嘉男/高田稔/藤原釜足/大友神/村上冬樹/近藤圭子ほか


「トゥリーズ・ラウンジ」 ★★
原題:TREES LPUNGE
WOWOW 1998年9月16日
1996年アメリカ(オライオン) カラー96分 ウルトラステレオ スタンダード

物語:ニューヨーク郊外のロングアイランドで暮らす31歳の独身男トミーは、 自動車整備工の仕事をクビになり、急死したアル伯父さんの後を継いでアイスクリームの移動販売の 仕事を始める。
解説・感想:「ファーゴ」「コン・エアー」の個性派俳優スティーブ・ブシェミの初監督作品。 話自体は大した事ないが、女の子が可愛い。

監督・脚本・出演:スティーブ・ブシェミ 音楽:エバン・ルーリー
撮影:リサ・リンツラー
出演:クロエ・セビニー/マーク・ブーンJr/アンソニー・ラパグリア/サミュエル・L・ジャクソンほか


「トゥルーマン・ショー」 ★★★
原題:THE TRUEMAN SHOW
WOWOW 2000年5月28日
1998年アメリカ(パラマウント) カラー104分 ドルビーデジタル,DTS ビスタ

物語:トゥルーマンは、平和な町シーヘブンで良妻メリルと幸せな家庭生活を築くセールスマン。 が、最近、彼には町の空気が異常に感じられていた。いつも誰かに見られているような気がしていたのだ。
解説・感想:奇抜な発想でメディアの恐怖を描いた野心作。初めてシリアスな演技に挑戦したキャリーが 絶賛され、ゴールデングローブ賞に輝いた。しかし、アカデミー賞では無視され、話題になった。

監督:ピーター・ウィアー 脚本:アンドリュー・ニコル 撮影:ピーター・ビジョー
出演:ジム・キャリー/ローラ・リニー/エド・ハリス/ノア・エメリッヒ/ナターシャ・マケルホーンほか


「遠い空の向こうに」 ★★★★
原題:OCTOBER SKY
WOWOW
1999年アメリカ(ユニバーサル) カラー108分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:1957年、ソ連が初の人工衛星を成功させた年、炭坑町に住む若者ホーマーは手作りのロケットを飛ばす夢に駆られる。彼は仲間と試行錯誤を重ねるが、そんな彼に父は理解を示さず、父子は対立し…。
解説・感想:後にNASAのエンジニアとなったヒッカムの自伝を基に映画化した感動のドラマ。夢に向かって疾走する若者たちの姿の清々しさに加え、父子の絆が深みをもたらす。父親役のクーパーがとりわけ印象深い。
なお、原題の『OCTOBER SKY』は原作の『ROCKET BOYS』のアナグラムになっている。

監督:ジョー・ジョンストン 原作・脚本:ホーマー・H・ヒッカムJr.
音楽:マーク・アイシャム
出演:ジェイク・ギレンホール/クリス・クーパー/ローラ・ダーン/クリス・オーウェンほか


「トーキング・ヘッド」 ★★★
Taking Head
レンタルビデオ/LD/DVD
1992年日本(バンダイビジュアル) カラー105分 モノラル ビスタ

物語:裏演出家の"私"(千葉繁)は、スタジオ八百馬力の鵜之山の依頼で、新作アニメ映画「Taking Head」の演出をする事となる。 "私"は前任者の"丸輪零"が作ろうとしていた作品を知ろうと、スタッフの元を回る。 だが、"私"が打ち合わせをしたスタッフが次々に謎の死を遂げていく。
解説・感想:「攻殻機動隊」などで有名な押井守の実写第3作。 今作は映画にオマージュを捧げており、彼の映画哲学がいつもの押井節で語られる。 登場するスタジオ名、人名はほとんどが実際にある名前をもじっている。 丸輪零という名前も、以前押井守が実際に使っていたペンネームだ。 出演者は、今回も主演が千葉繁で、音響監督も担当している。 他にも、立木文彦、兵藤まこ、田中真弓などアニメで活躍している人たちも出演している。 最初にちょっとだけアニメシーンがあるが、このスタッフは超豪華だ。 この映画のテーマ曲は非常に美しいメロディであるが、このサントラ盤は現在は非常に入手困難だ。 というより、この映画を見る事自体が困難かもしれない。

監督・脚本:押井守 監督補:伊藤和典 撮影:間宮庸介
音楽:川井憲次 音響監督:千葉繁
出演:千葉繁/石村とも子/立木文彦/兵藤まこ/田中真弓/及川ヒロオほか
声の出演:玄田哲章/山寺宏一

アニメパート
アニメ制作:I.G tatsunoko/石川光久 キャラデザイン:美樹本晴彦
メカデザイン:河森正治 原画:金田伊功/黄瀬和哉 美術:小倉宏昌


「トークショー 実録・アメリカTV界の裏側」 ★★
原題:THE LATE SHIFT
WOWOW 1998年9月10日
1996年アメリカ(ワーナー=HBO) カラー96分 ドルビーサラウンド スタンダード

物語:90年、米NBCテレビの深夜番組の司会者デビッド・レターマンは大物ジョニー・カーソンが 番組を降りたら自分が継ぎたいと悲願。だが、敏腕エージェントが推すジェイ・レノと一騎打ちとなる。
解説・感想:実際にあった後継者争いを、そっくりさん大挙出演&実名でリアルに暴露したTVムービー。

監督:ベティ・トーマス 脚本:ビル・カーターほか
出演:キャシー・ベイツ/ジョン・マイケル・ヒギンス/ダニエル・ローバック/トリート・ウィリアムスほか


「トータル・フィアーズ」 ★★
原題:THE SUM OF ALL FEARS
WOWOW
2002年アメリカ(パラマウント) カラー124分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:ロシア大統領ネメロフが就任したのを機に、CIA長官キャボットはロシア情勢に詳しい新米アナリスト、ライアンをロシア核兵器の査察に抜擢。しかしその頃、武器商人の暗躍でアメリカに危機が迫っていた。
解説・感想:トム・クランシー原作のジャック・ライアンシリーズ最新作。今回からライアン役をベン・アフレックが担当し、前作までのハリソン・フォードから一気に若返った。第三次世界世界大戦の恐怖をリアリティたっぷりで描いたサスペンス巨編。SFXを駆使した核爆発スペクタクルは圧巻だが、原爆投下後の描写はいただけない。

監督:フィル・アルデン・ロビンソン 原作:トム・クランシー
脚本:ポール・アタナシオほか 音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:ベン・アフレック/モーガン・フリーマン/ジェームズ・クロムウェルほか


「時をかける少女」 ★★★
DVDレンタル
1983年日本 カラー104分 モノラル ビスタ

物語:土曜日の放課後、芳山和子は実験室で不審な物音を聞きつけ、中に入ってみると床に落ちたフラスコの中の液体が白い煙をたてていた。 フラスコに手をのばした和子は不思議な香りに包まれて気を失ってしまう。 この事件があってから、和子は時間の感覚がデタラメになったような奇妙な感じに襲われるようになっていた。
解説・感想:ある日突然、時間を超える能力を持ってしまった少女の不思議な経験と悲しい恋を描く。 筒井康隆の同名小説の映画化で、大林宣彦監督の尾道3部作の「転校生」に続く2作目。主題歌は、原田知世。

監督:大林宣彦 原作:筒井康隆 脚本:剣持亘 脚色:大林宣彦
撮影:阪本善尚 音楽監督:松任谷正隆
出演:原田知世/高柳良一/尾美としのり/津田ゆかり/岸部一徳/根岸季衣/内藤誠/入江若葉/山下陽子/岡寛恵/升元泰造ほか


「時計じかけのオレンジ」 ★★★
原題:CLOCKWORK ORANGE
DVD 2000年4月3日/DVD(キューブリックBOX)
1971年アメリカ(ワーナー) カラー137分 モノラル ビスタ

物語:未来のロンドン。治安状態は最悪の状態にあり、町には少年ギャングの群れが横行していた。そんな少年のひとりアレックスを首領とする一味は、街で暴れ廻っていた。そんなある日、部下に裏切られアレックスは警察に捕まってしまった。アレックスは凶悪な犯罪者の人格を人工的に改造する治療法を施される。
解説・感想:未来社会で、あまりあるエネルギーをもてあそぶティーン・エイジャーの理由なき反抗を描く。製作・脚本・監督は鬼才スタンリー・キューブリック、原作は1962年に発表されたアンソニー・バージェスの同名小説。暴力描写が話題を呼んだが、今見るとそれほどでもないかも。

製作・脚本・監督:スタンリー・キューブリック 原作:アンソニー・バージェス
音楽:ウォルター・カーロス
出演:マルコム・マクダウェル/パトリック・マギー/ウォーレン・クラーク/ジェームズ・マーカスほか


「どこまでもいこう」 ★★★
DVDレンタル 2004年
1999年日本 カラー75分 モノラル シネスコ

物語:同じ団地に住むワル仲間で親友のアキラと光一。5年生の新学期が始まる日、2人は別々のクラスになってしまった。2人は永遠の友情を誓ったが…。
解説・感想:『黄泉がえり』の塩田明彦監督が少年時代の瑞々しさと友情を描いた青春ドラマの傑作。子役にわざとらしさが全くなく、きわめて自然は演技をみせる。テーマ曲の使い方もうまい。子役のうち、ヒロイン役の芳賀優里亜はこれからも活躍していきそう。

監督・脚本:塩田明彦 撮影:鈴木一博
音楽:岸野雄一 美術:磯見俊裕/ 三ツ松けいこ/ 露木恵美子
出演:鈴木雄作/水野真吾/鈴木優也/芳賀優里亜/能登絵梨菜ほか


「ドラキュラ」 ★★★
原題:BRAM STOKER'S DRACULA
WOWOW/DVD(SUPER BIT)
1992年アメリカ(コロムビア) カラー126分 ドルビーステレオ ビスタ

物語:16世紀にドラクル伯爵は永遠の命を手に入れた。19世紀、伯爵はロンドンでミナという女性に出会う。 彼女は伯爵の妻だったエリザベッタの生き写しだったのだ。若い女性の血を吸って若さを取り戻した 伯爵に、婚約者がいる身でありながら彼女も心奪われる。
解説・感想:巨匠コッポラ監督作品。ほとんど原作に忠実に映画化されているらしい。 独特の雰囲気がなかなか良い。独特の色合いも美しい。石岡瑛子がアカデミー衣装デザイン賞を受賞。

監督:フランシス・フォード・コッポラ 原作:ブラム・ストーカー
脚本:ジェームズ・V・ハート
出演:ゲイリー・オールドマン/ウィノナ・ライダー/アンソニー・ホプキンス/キアヌ・リーブスほか


「ドラゴン危機一髪」 ★★
原題:唐山大兄(THE BIG BOSS)
WOWOW 1998年12月10日
1971年香港 カラー101分 モノラル シネスコ

物語:若者チェン(リー)はタイで華僑が経営する製氷工場に就職する。工場主は氷の中に麻薬を隠して密輸し、 秘密を知った工員は殺して氷詰めにしていた。チェンの耐え忍んだ怒りが爆発する。
解説・感想:ブルース・リーの香港凱旋第1作。暴力団を目にも止まらぬ足技で蹴散らしハネ飛ばすアクションと、 工場主役の韓英傑は武術指導を兼ねる達人らしい。

製作:レイモンド・チョウ 監督・脚本:ロー・ウェイ
音楽:ジェセフ・クー 撮影:チェン・チェンチー
出演:ブルース・リー/マリア・イー/ノラ・ミャオ/ハン・インチェ/ジェームズ・ティエンほか


「DRAGONBALL EVOLUTION」 ★
原題:DRAGONBALL EVOLUTION
映画館(109シネマズ川崎) 2009年
2009年アメリカ(FOX) カラー87分 ドルビーデジタル,DTS シネスコ

物語:世界中に散らばる7つのドラゴンボールを集める旅に出た孫悟空(ジャスティン・チャットウィン)。 その目的は、どんな願いもかなうドラゴンボールを使って世界征服をもくろむピッコロ大魔王(ジェームズ・マースターズ)の野望を阻止するためだった。 旅の途中、悟空はドラゴンボールを探すブルマ(エミー・ロッサム)らと出会う。
解説・感想:「週刊少年ジャンプ」で連載され、爆発的人気を獲得した鳥山明の大ヒット・コミックをハリウッドで実写映画化。 どんな願いもかなうドラゴンボールを集める旅に出た主人公・孫悟空が、世界征服をもくろむ巨悪との戦いを繰り広げる。 原作の跡形が全くない、ある意味凄い映画。続編の予定があったが大コケしたため、続編は作られないだろう。

監督:ジェームズ・ウォン 製作総指揮:鳥山明/ティム・ヴァン・レリム 原作:鳥山明
脚本:ジェームズ・ウォン/ベン・ラムジー 音楽:ブライアン・タイラー 撮影: ロバート・マクラクラン
出演:ジャスティン・チャットウィン/エミー・ロッサム/ジェームズ・マースターズ/ジェイミー・チャン/田村英里子/パク・ジュンヒョン/チョウ・ユンファ/ランダル・ダク・キム/アーニー・ハドソンほか


「ドラッグストア・ガール」 ★★★
DVDレンタル 2004年12月4日
2003年日本(「ドラッグストア・ガール」製作委員会) カラー105分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:大学3年生の大林恵子は、彼氏との破局を迎え、大泣きしながら電車に飛び乗り、聞いたこともない郊外の街・摩狭尾に辿りつく。さびれた商店街にオープンしたドラッグストアで、なりゆきでバイトすることに。やがて商店街の怪しい中年オヤジたちが彼女に一目惚れして、彼女と仲良くするためにラクロスを始めるが…。
解説・感想:「釣りバカ日誌」などの本木克英監督が、人気脚本家・宮藤官九郎と今回がコメディ初主演となる田中麗奈の人気者と組んだコメディ。宮藤官九郎脚本らしいテンポが良く、バカバカしい展開が面白い。オヤジたちの演技も面白いが、余貴美子の役作りも強烈。田中麗奈の魅力は存分に発揮されていたが、田中麗奈があんまり好きじゃない人には面白くない映画だと思う。逆に田中麗奈が好きな人には面白い映画だと思う。

監督:本木克英 脚本:宮藤官九郎 撮影:花田三史
音楽:周防義和 美術:太田喜久男 照明:松岡泰彦
出演:田中麗奈/柄本明/三宅裕司/伊武雅刀/六平直政/徳井優/余貴美子/荒川良々/藤田弓子/根岸季衣/篠井英介/山咲トオル /杉浦直樹/三田佳子ほか


「トランスフォーマー」 ★★★
原題:TRANSFORMERS
映画館(TOHOシネマズ緑井)/DVD
2007年アメリカ(ドリームワークス=パラマウント) カラー143分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:アメリカのロサンゼルスに住む16歳の少年サムが購入した中古車が真夜中に勝手に動き出し、それを追ったサムは自分の車が生きており、ロボットに変形するところを目撃する。 驚愕し逃げようとするサム。しかし今度はロボットに変形するパトカーに襲われてしまい、未知なる存在である自分の車に助けられることとなる。 何とか逃げ遂せた後、地球に次々と隕石に擬態した金属生命体が飛来する。
解説・感想:金属生命体による地球攻撃という人類の危機を描くSFアクション。原作は日米合作のTVアニメーション。 監督はのマイケル・ベイ。製作総指揮はマイケル・ベイとスティーヴン・スピルバーグが共同で務めている。

監督:マイケル・ベイ 製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ/マイケル・ベイほか
原案:ロベルト・オーチー/アレックス・カーツマン/ジョン・ロジャース 脚本:ロベルト・オーチー/アレックス・カーツマン
音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー
出演:シャイア・ラブーフ/タイリース・ギブソン/ジョシュ・デュアメル/アンソニー・アンダーソン/レイチェル・テイラー/ミーガン・フォックス/ジョン・タトゥーロ/ジョン・ヴォイトほか


「トランスフォーマー/リベンジ」 ★★
原題:TRANSFORMERS: REVENGE OF THE FALLEN
映画館(109シネマズ広島) 2009年
2009年アメリカ(ドリームワークス=パラマウント) カラー150分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:オートボットとの壮絶な戦いの末に敗北したディセプティコンが、新たな仲間を率い、より凶悪になって復活。 ディセプティコンの新たな侵略計画は、現存するオートボットたちの総力をはるかに上回る巨大なトランスフォーマー、“デヴァステーター”やメガトロン以上に凶悪な“フォールン”を擁するものだった。
解説・感想:トランスフォーム(変身)する金属生命体同士の、人類を巻き込んだ戦いを描き大ヒットを記録したSFアクション大作の続編。 今回は前作の1億5,000万ドルの2倍にあたる製作費が投じられ、アメリカのみならず、ロンドン、上海、エジプトなど世界各地を舞台に物語が展開していく。 監督は前作に引き続きマイケル・ベイが担当。シャイア・ラブーフをはじめ、前作の主要キャストも続投する。 驚きの極限まで突き進んだビジュアル・エフェクトなど、前作をはるかに上回る壮大なスケールが見どころ。 今回も登場する車はGMばかり。

監督:マイケル・ベイ 製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ/マイケル・ベイ/ブライアン・ゴールドナー/マーク・ヴァーラディアン
脚本:アレックス・カーツマン/ロベルト・オーチー/アーレン・クルーガー
音楽:スティーヴ・ジャブロンスキー 撮影:ベン・セレシン
出演:シャイア・ラブーフ/ミーガン・フォックス/ジョシュ・デュアメル/タイリース・ギブソン/ジョン・タートゥーロ/レイン・ウィルソン/イザベル・ルーカス/アメリカ・オリーヴォ/マシュー・マースデン/サマンサ・スミス/グレン・モーシャワー/ケヴィン・ダン/ジュリー・ホワイト/ジャレブ・ドープレイズ/ジョン・ベンジャミン・ヒッキーほか


「ドリームメーカー」 ★★
DREAM MAKER
WOWOW 2001年1月20日
1999年日本(ライジングプロダクション=東映=TBS) カラー110分 DTSステレオ ビスタ

物語:高校生のマサト(一茶)はある日、寂れたレンタルレコード店で店員の美希(上原)と知り合う。 音楽を介し2人は意気投合、マサトとその友人達は店のリニューアルを進めるが、近くに大手チェーンが出店し、 店は廃業の危機に。美希も持病が悪化する。
解説・感想:DA PUMPの辺土名一茶と元SPEEDの上原多香子の沖縄出身人気アイドルの共演が話題の青春映画。 「ぼくらの7日間戦争」などの菅原浩志がメガホンを取った。

脚本・監督:菅原浩志 脚本:犬童一心/小林弘行
音楽:松浦勝人 撮影:林淳一郎
出演:辺土名一茶/上原多香子/袴田吉彦/梅宮辰夫/富司純子/徳井優/原田健二ほか


「ドリヴン」 ★★
原題:DRIVEN
WOWOW
2001年アメリカ カラー117分 ドルビーデジタル,DTS,SDDS シネスコ

物語:かつての名レーサー、ジョー・タントは、チームのオーナー、カールから、スランプに陥った若手レーサー、ブライをトップ・クラスに返り咲かせることを条件に、チームへの復帰を要請されるが…。
解説・感想:「クリフ・ハンガー」のレニー・ハーリンとスタローンが再びコンビを組み、レースに復帰しようとするかつての名レーサーを軸に、レースに賭ける熱い男たちの世界が展開する。SFXを駆使したレースシーンは大迫力。

監督:レニー・ハーリン 脚本:シルベスタ・スタローン/ジャン・スクレントニーほか
音楽:BT
出演:シルベスター・スタローン/バート・レイノルズ/キップ・パルデューほか


「トリック 劇場版」 ★★
映画館(広島宝塚)/DVD
2002年日本 カラー119分 ドルビーSR ビスタ

物語:糸節村の青年団員・神崎と南川に、神様を演じて欲しいと頼まれた、自称売れっ子奇術師の山田奈緒子(仲間由紀恵)。だが、そこには既に神様を名乗る男たちがいて、 誰が本当の神様かをかけて対決することになってしまう。彼女は、本の取材と埋蔵金探しを兼ねて村に潜入していた上田次郎(阿部寛)と力を合わせる。
解説・感想:女奇術師と物理学者のコンビが、村を舞台に繰り広げられる不可思議な事件を解決する、人気テレビ・シリーズの劇場版。 テレビシリーズと同じく監督は堤幸彦、脚本は蒔田光治。フィルム撮影ではないので撮影もテレビシリーズと同じ斑目重友が担当している。

監督:堤幸彦 脚本:蒔田光治 撮影:斑目重友 美術:稲垣尚夫
音楽:辻陽 主題曲:鬼束ちひろ
出演:仲間由紀恵/阿部寛/野際陽子/生瀬勝久/伊武雅刀/山下真司/芳本美代子/竹中直人/石橋蓮司/根岸季衣/螢雪次朗ほか


「トリック −劇場版2−」 ★★
映画館(広島バルト11)/DVD
2006年日本 カラー111分 ドルビーデジタル ビスタ

物語:筐神島は、関東沖合に浮かぶ小さな島である。ある日、上田(阿部寛)の研究室に、上田の著書『どんと来い、超常現象』を手にした青年・青沼が訪ねてくる。 10年前、筐神佐和子に連れ去られた幼馴染みの美沙子という女性を取り戻して来て欲しいというのである。一人では怖い上田は、例によって奈緒子(仲間由紀恵)を巻き込み、佐和子とその信奉者が待ち受ける筐神島へ向かう。
解説・感想:自称・売れっ子奇術師の山田奈緒子と、プライドだけは高い石頭の物理学教授・上田次郎のコンビが怪しげな超常現象の謎を解き明かす人気ドラマシリーズ『トリック』完結編。 監督は同シリーズの演出を手がけてきた堤幸彦。今回は腕が伸びたりと少しやりすぎな演出が気になった。

監督:堤幸彦 脚本:蒔田光治
撮影:斑目重友 音楽:辻陽 美術:稲垣尚夫
出演:仲間由紀恵/阿部寛/生瀬勝久/堀北真希/平岡祐太/綿引勝彦/上田耕一/片平なぎさ/野際陽子ほか


「トレイン・スポッティング」 ★★
原題:TRAINSPOTTING
WOWOW
1996年イギリス カラー94分 ドルビーデジタル シネスコ

物語:セックスよりもクスリの快楽に溺れ、仲間たちとヤクにまみれる日々を過ごすレントン。 こんな事ではいけないと禁ヤクを試みるが、すぐに挫折。ついに盗みの現行犯で逮捕されてしまう。
解説・感想:若者の圧倒的指示を得て、大ヒットしたイギリス映画。 マクレガー、カーライルが本作でブレイクした。途中で出てくる女学生がかわいい。 ヤク中の映像も画期的でおもしろい。タイトルは"チャンスを逃さず食らいつく"という意味らしい。 R指定映画。

監督:ダニー・ボイル 原作:アービン・ウェルシュ
脚本:ジョン・ホッジ 撮影:ブライアン・トゥファノ
出演:ユアン・マクレガー/ユエン・ブレムナー/ジョニー・リー・ミラー/ケビン・マクキッドほか


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