帰ってきたヱヴァンゲリヲン新劇場版レポート


LAST UPDATED 9/3 2007

TVシリーズから12年、前の劇場版からはや10年。
「エヴァンゲリオン」が「ヱヴァンゲリヲン」になって帰ってきました。
この新劇場版はエヴァンゲリオンの世界を新解釈で再構築した4部作の1作目となります。

2007年9月1日に全国公開になった本作ですが、これほどの話題作にも関わらず公開館は少ない。
広島では「サロンシネマ2」1館のみ。四国に至っては公開館なしという始末。
これは配給会社が大手じゃないせいだと思われる。前作のように東映だったらもう少し公開館が多かっただろうと思う。
興行成績も記録に残る程ではなさそう。

広島での公開館である「シネツイン2」は旧「宝塚会館4」で、広島の独立系劇場にしては大きめの200席。ちなみに2階席もある。だが、人気作を公開するには小さすぎる。
実は初日に見に行こうと思って劇場の前まで行ったのですが、満席で大行列ができていたので諦めて9月2日の早朝に行くことにしました。開始の1時間前に到着したらまだ座れたので良かったです。(初回なので座って待てた)


さて、本編ですが前半のほとんどの部分がTVシリーズまたはDEATHの原画を流用していました。
新たに総作画監督が修正を入れているようですが、基本的にキャラはあんまり変わってない印象。
レイだけは細かく修正されてたみたいだが。ヤシマ作戦の最後にレイが笑うところはDEATHのままで良かったのにとも思った。動画、仕上、背景、撮影はほぼ全て新作になっていて、かなり綺麗。
後半のヤシマ作戦はほぼ全部新作になっていて、もの凄く豪華なつくりになっていた。(TV版がショボかっただけに)。最後に予告が付いていたが、第壱拾九話くらいまで進むのだろうか?かなりストーリーが変わっているようで、かなり期待できそう。


作画監督は発表されている人たちに加え、貞本義行も追加されていた。なお、作画監督陣も原画に入っていた。
メカ作画監督は本田師匠だが、基本的にEVAを中心に修正していたようだ。EVAの腰周りが若干太くなっていた。
原画陣はS級アニメーターはいないものの、それなりに豪華な布陣。
目立ったところでは、橋本敬史、合田浩章、村木靖、吉成鋼、澤良輔(りょーちも)、すしお くらいか。あとはなぜか原画協力で平松禎史が単独でクレジットされていた。版権を書いていた石浜真史と飯田史雄は参加してなかった。
なお、流用した原画を描いた人はクレジットされてなかった。磯光雄や吉成曜、松本憲生の原画も再利用されていたように見えた。


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