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AT ATF Strainer
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ATFストレーナの交換

BXのATFストレーナはATオイルパンの中に隠れています.
これは国産車も含め、多くの車種で同じような構造です.
BXの場合、困った事にプレッシャーレギュレーター(以下、レギュレータ)が邪魔をしてオイルパンが外れません.
私の場合、作業時間は2-3時間でしたが、約2/3がハイドロ関連部品に関わる時間で、ストレーナ交換自体はATFの抜き変えも含め1時間以内と思われます.

作業手順は

などが主なところです.
- Parts List -
作業の実際

  1. フロントをリフトアップしてウマを掛けます.
    ウマはサブフレームに掛けた方が安全です.
    BXはサイドブレーキが前に効くため、後輪に輪留めをしたほうが安全です.
  1. ATFを2箇所のドレンボルト(5mm)から抜きます
    約2.5L


  1. レギュレータ・マウントボルトを取り外します
  1. ブリードスクリューを緩めて圧を抜きます
  2. レギュレータのアキュームと反対側にあるステーのボルトを2本とも外します
  3. アキュームを外し,レギュレータ本体を固定する2本のボルトを緩めるます(写真なし)


  1. 周囲のクランプ類を外します.
    レギュレータ下からオイルパン直下にあるハイドロ配管を外します.


  1. オイルレベルゲージを外し,オイルパン周囲のボルト(T-27)を全て外します.


  1. オイルパンを外す時にレギュレータ尾部と干渉するため,レギュレータとエンジンブロックの間にレンチなどを挟んで浮かせます.

    レギュレータ/フローデスビ間の逆Jパイプのユニオンナットを少し緩めておきます.

    オイルパンを取り外します.


  1. ストレーナカバー(グリーンで囲った部分)を取り外します.
    他のボルトには触らないほうが無難


  1. カバーを外すとストレーナは手で引けば外れます.
    古いガスケットを剥離します.
    カスが内部に入り込まないよう注意.


  1. 新しいストレーナとガスケットを取り付けます.


  1. ストレーナカバーを取り付けます.
    ボルトは長さ・太さの異なる5種類のものが使われています.
    (7. の写真参照)
    各サイズと規定トルクは下記のとおりです.

    NO.頭の径(mm)長さ(mm)締め付けトルク(kgm)
    112800.8
    212700.8
    310800.6
    410650.6
    510600.6

  2. オイルパンには新しいガスケットを使って組み付け、レベルゲージを取り付けます.

  3. 配管類やレギュレータなどを組み付けます.


  1. オイル類を補充.動作確認をして終了します.



(C) Y. Narabayashi

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