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BXの整備に便利な、ちょっと変わった道具たち


リヤ・アームベアリング交換用SST

アームベアリングを交換する際の、アウターレースの打ち抜きに用います。
素材は、最近にわかに全国BX乗りの注目を集めている水道管(笑)
利点は硬くて丈夫、安価、どこでも入手可能な点です。

ホームセンターなどで購入した場合、両端にネジ山が切ってあるのでアウターレースに引っ掛かりません。写真はパイプ同士を繋ぐ為の接合用パイプが組み合わせてあります。ここの素材にステンレス製を使うと、レースへの掛かりも良いようです。
サイズは呼び径で1/2および3/4インチで30cmの物を使いました。


(C) Y. Narabayashi

リークバックホース・カラー固定用SST

BXのお約束部分、リークバックホースはストラットの裏側にありますが、これの固定は「リークバックホース・カラー(c)Mazda」という、金属バンドの爪をはめて止めるだけです。
しかし究めてやりにくい・・・。
以前は大型の喰い切りニッパを使っていましたが、本当に喰い切った事があります(笑)

そこで、ウオーターポンププライヤーを削って専用のSSTを作ってみました。
ショップマニュアルを良く読むと作り方が載っていました。
材料は、ホームセンターの安売りコーナーで売っていた780円、全長30cm位のものです。

作り方:ウオーターポンププライヤーをバイスに固定してサンダーで削ります(これだけ)。

プライヤー先端のギザギザ部分を写真のように削ります。
削る大きさは「タバコ1本分」位。向かって右側のほうがすこし薄くしてあります。こちら側を、ベルトの爪の下に挟み込む側にして使ってください。

こんなぐあい
撮影のため、外したストラットを使っていますが、実車でも簡単に使えます。

爪をはめ込むその瞬間(左→右)
慣れない時は30分くらい悪戦苦闘した事もありましたが、これを使えば3秒ですみます。

お試しあれ。


(C) Y. Narabayashi

ベルト式オイルフィルターレンチ

建設重機用のオイルフィルターレンチをハイドロニューマチックのスフェア外しに利用してみました。
よく使われているチェーン式のものでは、スフェアの周囲にクリアランスがなくレンチがかからない、狭くてレンチが回せないなどのご経験があるかと思います。
薄いベルトはどんな隙間にでも入り込み、普通の取っ手つきレンチでは回せない空間でも、ラチェットレンチのエクステンションバーを組み合わせたりして離れた所から回せます。
購入先はキャタピラー三菱の営業所、価格は8.000円前後と少し高価ですが、その使命からかなり丈夫な製品です。


(C) Y. Narabayashi


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