Back Numbers : No.80~雑想ノート



うーぴーの選ぶ`05ベスト30映画


昨年は、上位の映画は何故か軒並み好評価にしてしまったものが多かったため、特別にベスト30までを選出してみました。

<<2005年度ベスト30>>

1.【真夜中の弥次さん喜多さん】
2.【ミリオンダラー・ベイビー】
3.【ある子供】
4.【ヴェラ・ドレイク】
5.【メゾン・ド・ヒミコ】
6.【エレニの旅】
7.【ランド・オブ・プレンティ】
8.【イン・ハー・シューズ】
9.【エターナル・サンシャイン】
10.【運命じゃない人】
11.【そして、ひと粒のひかり】
12.【ALWAYS 三丁目の夕日】
13.【蝉しぐれ】
14.【クライシス・オブ・アメリカ】
15.【サイドウェイ】
16.【亀も空を飛ぶ】
17.【フライ, ダディ, フライ】
18.【バッドアス ! 】
19.【パッチギ ! 】
20.【カナリア】
21.【肌の隙間】
22.【レイクサイド・マーダーケース】
23.【Ray<レイ>】
24.【空中庭園】
25.【クローサー】
26.【ソン・フレール 兄との約束】
27.【インファナル・アフェア】三部作
28.【リンダリンダリンダ】
29.【カーテンコール】
30.【いつか読書する日】


【…弥次さん喜多さん】がいいと言うと「えーっ !? 」という反応が返ってくることが私の周りでは多いのですが……でもなぁ。【ミリオンダラー…】も【ある子供】も【ヴェラ・ドレイク】も、確かにとんでもなく素晴らしい映画だったけれど、これらはどうしてもダウナー系の作品なので、今現在、どうしても一番に据える気分じゃないんですよね。ということでやっぱり【…弥次さん喜多さん】を1位にしてしまいました。いいんです。これは私が選ぶチャートなんだもん。

今回困ってしまったのが【インファナル・アフェア】の評価です。以前公開された【…I】と【…II】は大変好きだったのですが、去年公開された【…III】はそれほどには好きでなく、そうこうしているうちに自分の中ですっかり新鮮味が薄れてしまい、評価があまり高くなくなってしまいました。シリーズ作も、まとめて評価するよりその時々で1本1本評価しておいた方が妥当なのかも、と反省致しました。


さて、以下に、昨年印象に残った他の映画をざっくりとまとめてみました。これらの映画の評価はほとんど紙一重の差で、違う時期に検討し直せばまた違った内容になってくるかもしれませんので、そこのところをお含みおき戴いてご覧戴ければ幸いです。

<<ベスト50圏内候補の映画(50音順)>>

【愛についてのキンゼイ・レポート】
【愛より強い旅】
【愛をつづる詩<うた>】
【《美しい夜、残酷な朝》】
【海を飛ぶ夢】
【キング・コング】
【さよならみどりちゃん】
【Jの悲劇】
【7人の弔<とむらい>】
【疾走】
【自由戀愛<ジユウレンアイ>】
【親切なクムジャさん】
【シンデレラマン】
【せかいのおわり】
【鉄人28号】
【ネバーランド】
【Be Cool】
【ふたりの五つの分かれ路】
【ホールドアップ・ダウン】
【欲望】
【ライフ・イズ・ミラクル】

<<その他、特に印象に残った映画(50音順)>>

【頭文字<イニシャル>D THE MOVIE】
【姑獲鳥<うぶめ>の夏】
【エリザベスタウン】
【オペレッタ狸御殿】
【コーチ・カーター】
【コーラス】
【最後の恋のはじめ方】
【最後の庭の息子たち】
【四月の雪】
【シン・シティ】
【スカーレットレター】
【スクラップ・ヘブン】
【大停電の夜に】
【大統領の理髪師】
【誰<た>がために】
【TAKESHIS'】
【タッチ】
【タッチ・オブ・スパイス】
【ティム・バートンのコープス・ブライド】
【DEMONLOVER】
【電車男】
【鋼の錬金術師 シャンバラを征く者】
【バットマン・ビギンズ】
【復讐者に憐れみを】
【故郷<ふるさと>の香り】
【火火】
【MAKOTO】
【マダガスカル】
【またの日の知華】
【村の写真集】
【やさしくキスをして】
【夢の中へ】
【容疑者 室井慎次】
【四日間の奇蹟】
【ライフ・オン・ザ・ロングボード】
【リチャード・ニクソン暗殺を企てた男】
【ロード・オブ・ウォー】
【ロボッツ】

<<ドキュメンタリー大賞>>
【不滅の男 エンケン対日本武道館】【失われた龍の系譜 トレース・オブ・ア・ドラゴン】【モンドヴィーノ】
<<ドキュメンタリー特別賞>>
【シェイン・ザ・ポーグス 堕ちた天使の詩】【ターネーション】【永遠のハバナ】【もっこす元気な愛】


映画に対する全体的な印象は去年とあまり変わらないのですが、映画業界の戦略は全般的にますます幼稚化してきているように思えてなりません。日頃、「なんかつまんない映画ばっかり公開されてるなぁ……」とひとり愚痴ることも少なくなくなってきてしまいました。(というか、アタシが年取ってしまっただけなんでしょうか……。)でもこうして1年を振り返ってみると、面白い映画もちゃんとたくさん公開されてるんですよね。ちょっとだけ安心しました。しかし、キネ旬の決算号など見てみると、これらの中にはびっくりするほど興行成績の悪いものも多いので、やっぱり予断を許さない状況であろうことには変わりはないのですが……。

今年も昨年同様、映画に割ける時間は従来ほど取れないかもしれないし、このHPの更新も滞ってしまいがちになる予感はありますが(というか、この文章を書いている時点では、昨年の終盤に観た映画の感想がまたアップされておりません。すみませんです……)、でもなるべく頑張って、本当に気に掛かる映画だけはなるべく取りこぼしの無いように観て行きたいと思います。皆様、今後ともどうぞ少しばかりのご愛顧を賜れますように、何卒よろしくお願い申し上げます。


2006年2月 うーぴー拝



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