Back Numbers : No.85~雑想ノート



うーぴーの選ぶ`08ベスト30映画


<<2008年度ベスト30>>

1. 【ぐるりのこと。】
2. 【闇の子供たち】
3. 【実録・連合赤軍 あさま山荘への道程<みち>】
4. 【ラスト、コーション】
5. 【アフタースクール】
6. 【ハッピーフライト】
7. 【接吻】
8. 【ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン ! 】
9. 【この自由な世界で】
10. 【その日のまえに】
10. 【歩いても 歩いても】
12. 【トウキョウソナタ】
13. 【歓喜の歌】
14. 【奈緒子】
15. 【スピード・レーサー】
16. 【人のセックスを笑うな】
17. 【僕らのミライへ逆回転】
18. 【悲しみが乾くまで】
19. 【ノーカントリー】
20. 【アキレスと亀】
21. 【フィクサー】
22. 【イースタン・プロミス】
23. 【おくりびと】
24. 【容疑者Xの献身】
25. 【ラブファイト】
26. 【パコと魔法の絵本】
27. 【ゼア・ウィル・ビー・ブラッド】
28. 【百万円と苦虫女】
29. 【俺たちに明日はないッス】
30. 【全然大丈夫】

(次点)
【レッドクリフ partI】

<<ドキュメンタリー大賞>>
【靖国 YASUKUNI】【TOKYO JOE マフィアを売った男】【アニー・リーボヴィッツ レンズの向こうの人生】


お星様の数とは若干ずれがあるのですが、【闇の子供たち】【実録・連合赤軍…】が年間のトップだとどうにも救いがないような気がしたもので、若干希望が見いだせそうな【ぐるり…】を年間の1位にしてみました。15位の【スピード・レーサー】は、世間の評価はどうあれ、個人的にどうしても好きなもので……見逃して下さいよう。


<<金賞>>(50音順)

【アウェイ・フロム・ハー 君を想う】
【あの空をおぼえてる】
【丘を越えて】
【崖の上のポニョ】
【カメレオン】
【GSワンダーランド】
【しあわせのかおり】
【潜水服は蝶の夢を見る】
【デトロイト・メタル・シティ】
【西の魔女が死んだ】
【ハプニング】
【ブタがいた教室】
【ホームレス中学生】
【落語娘】

<<銀賞>>(50音順)

【The ショートフィルムズ みんな、はじめはコドモだった】
【ザ・マジックアワー】
【ジェシー・ジェームズの暗殺】
【次郎長三国志 大馬鹿者でござんす。】
【そして、私たちは愛に帰る】
【その土曜日、7時58分】
【ダークナイト】
【TOKYO ! 】
【パーク アンド ラブホテル】
【ブラインドネス】
【マルタのやさしい刺繍】
【ミラクル7号】
【4ヶ月、3週と2日】
【私は貝になりたい】

<<銅賞>>(50音順)

【悪夢探偵2】
【WALL・E ウォーリー】
【王妃の紋章】
【隠し砦の三悪人】
【クライマーズ・ハイ】
【K-20 怪人二十面相・伝】
【三本木農業高校、馬術部】
【JUNO/ジュノ】
【スカイ・クロラ The Sky Crawlers】
【ダージリン急行】
【バンク・ジョブ】
【ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE】
【マイ・ブルーベリー・ナイツ】
【山桜】


アメリカでも日本でも、多くの業界の人の頭の中で、ドラマ・映画・DVDなどは、タレントさんや俳優さんを売り出して集金するためにフォーマット化された一連の装置に成り下がっているのだろう。そんな流れの中で量産される似たり寄ったりの“コンテンツ”とやらが面白くなるはずもないのは道理だ。そんなものにいちいちつき合っていられるほど私達は暇ではない。ただ、そうした流れの中でも、フォーマットとのせめぎ合いの中で何か違うものを生み出そうと努力している人達は確実にいるし、企画に関わる人々のある種の純粋さや真摯さが垣間見えることもある。そうしたものが“コンテンツ”の瓦礫の中からひょっこり顔を出したのに出会った時に、私は感動するのだと思う。
つまらないと思える映画が増えたような気がする昨今、それでも力のある作品は出てくるのだなぁと、今回のチャートを見て思った。映画から新しい感動を受け取ることが出来なくなったら映画を観るのはやめよう、とは昔から思っていたことで、映画業界の変化からも、自分自身の変化からも、きっと映画とのつき合い方を考え直さなければいけない時期が来ているのだろう。けれど、そんな流れの中にあっても、今年もいい映画にたくさん出会えるといいなと思った。
ジョブチェンジ・プログラムは続行中。本年もどうぞよろしくお願い致します。


2009年1月 うーぴー拝


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