Back Numbers : No.87~雑想ノート



うーぴーの選ぶ`10ベスト30映画


<<2010年度ベスト30>>

1. 【ヘヴンズ ストーリー】
2. 【REDLINE】
3. 【第9地区】
4. 【ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女】(他【ミレニアム】シリーズ)
5. 【インセプション】
6. 【フローズン・リバー】
7. 【ヒーローショー】
8. 【告白】
9. 【悪人】
10. 【川の底からこんにちは】
10. 【犀の角】【土竜の祭】【泥の惑星】(『映画一揆』シリーズ)
12. 【借りぐらしのアリエッティ】
13. 【ヒックとドラゴン】
14. 【ノルウェイの森】
15. 【プレシャス】
16. 【キャタピラー】
17. 【アウトレイジ】
18. 【てぃだかんかん】
19. 【エリックを探して】
20. 【パーマネント野ばら】
20. 【今度は愛妻家】
20. 【オカンの嫁入り】
23. 【インビクタス 負けざる者たち】
24. 【ゴールデンスランバー】
25. 【必死剣鳥刺し】
26. 【シャネル&ストラヴィンスキー】
27. 【ばかもの】
28. 【ケンタとジュンとカヨちゃんの国】
29. 【かいじゅうたちのいるところ】
30. 【人間失格】

(次点)
【ちょんまげぷりん】【十三人の刺客】【スープ・オペラ】【抱擁のかけら】

<<技術大衆特別賞>>
【SPACE BATTLESHIP ヤマト】
<<アニメーション特別賞>>
【宇宙ショーへようこそ】【カラフル】

<<ドキュメンタリー大賞>>
【ハーブ&ドロシー】
<<ドキュメンタリー特別賞>>
【ようこそ、アムステルダム国立美術館へ】【地球交響曲<ガイアシンフォニー>第七番】
<<ドキュメンタリー音楽賞>>
【たまの映画】【ドアーズ まぼろしの世界】【ベンダ・ビリリ ! もう一つのキンシャサの奇跡】

<<金賞>>(50音順)

【行きずりの街】
【ウディ・アレンの夢と犯罪】
【海炭市叙景】
【カケラ】
【君に届け】
【ゲゲゲの女房】
【最後の忠臣蔵】
【白いリボン】
【信さん・炭鉱町のセレナーデ】
【人生万歳 ! 】
【すべて彼女のために】
【ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲】
【セラフィーヌの庭】
【トイ・ストーリー3】
【トイレット】
【NINE】
【春との旅】
【武士の家計簿】
【BECK】
【ペルシャ猫を誰も知らない】
【ボックス ! 】
【BOX 袴田事件 命とは】
【ボローニャの夕暮れ】
【マイレージ、マイライフ】
【マチェーテ】
【ミックマック】
【酔いがさめたら、うちに帰ろう。】
【Ricky/リッキー】
【ルイーサ】
【レオニー】
【わたしの可愛い人 - シェリ】

<<銀賞>>(50音順)

【アブラクサスの祭】
【イエローキッド】
【おとうと】
【ガールフレンド・エクスペリエンス】
【孤高のメス】
【桜田門外ノ変】
【座頭市 THE LAST】
【ザ・ロード】
【さんかく】
【シャーロック・ホームズ】
【シュアリー・サムデイ】
【ソフィアの夜明け】
【ソラニン】
【冷たい雨に撃て、約束の銃弾を】
【デザート・フラワー】
【東京島】
【トルソ】
【トロッコ】
【瞳の奥の秘密】
【冬の小鳥】
【ブライト・スター】
【真幸くあらば】
【モリエール 恋こそ喜劇】
【闇の列車、光の旅】
【乱暴と待機】


映画を見始めてン十年、自分が映画が好きだということを初めて疑うようになりました。
既存の配給会社や映画館が次々と潰れ、今まで自分が慣れ親しんできた映画的環境が激変しつつあります。しかし、見ることができる映画の種類が限られて公開作品の質が確実に低下しつつあり、またどうやら映画の観客層が高年齢化しつつある(=業界が将来的に縮小する懸念が大きい)というのに、3D映画が好調だったとかで興収が増加したと言って浮かれている向きが一部にあるのが信じられません。映画業界は、長期的展望や作品の内容とかそういったものはどうでもよくて、映画はその場でお金を儲けるための集金装置でありさえすればそれでいいということなのでしょう。なるほど、自分がかつて好きだった映画なるものは、今までと違うものに変質しつつあるようです。
映画に対して感じるものが変化したのは、自分自身が歳を取ったせいもあるのでしょう。これは、映画の送り手側と自分の年齢が近くなってきたこともあるのでしょうが、自分のような中途半端な人間が映画を見て何か思ったりすることに果たして意味なんてあるのだろうかとふと疑問に感じ始めてしまったということもあります。
でも、昨年の後半に【ヘヴンズ ストーリー】などの何本かの作品を見ていて思いました。自分に映画を見る資格があろうとなかろうと、自分はやっぱりこういう映画が好きだ。そういえば、今までだって好きな作品群とそうではない作品群があって、映画に関する現象の全てが好きだった訳ではないし、それならば今までもこれからも同じことなんじゃないか。自分が好きな作品群は、今後は公開本数も公開ルートも限られてしまうかもしれないけれど、それでも何らかの形で立ち現れてくるような気がするし、そうであれば何らかの形でフォローしていくことはできるのかもしれない。
今年以降、映画を見に行く回数が激減するとしても、映画以外のことをしながらぼちぼち力を蓄えつつ、このHPも細々と続けていこうかと思っています。2011年もどうぞよろしくお願い致します。


2011年1月 うーぴー拝



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