サルビア・コクシネア 草丈70〜80cmにも。 夏から秋にかけて薄い ピンク色の花をつける。 (00.07.16〜) |
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チェリー・セージ CHERRY SAGE Salvia sclarea シソ科 多年草 草丈50〜60cm。 たくさんついた赤い花が 印象的。秋が最盛期で 花後は強い剪定をして越冬 をはかる。 オータム・セージともいう。 (00.08.14〜) |
セージシソ科サルビア(アキギリ)属
学名:Salvia officinalis
別名:薬用サルビア
シソ科サルビア(アキギリ)属Salviaで、別名ヤクヨウサルビアの通り夏の花壇を彩る赤いサルビアの仲間です。原産地は地中海沿岸。薬効があって芳香がする万能の薬草といわれ、古代から神聖なハーブとして珍重され「庭にセージの生える家からは病人が出ない。」と言われるほど。サルビアはラテン語のサルベレ(salvere),サルバス(salvus)これは、「治療する」「救い出す」「健康」という言葉に由来していますが、セージもラテン語のsalus「健康」が由来といわれています。セージにちなんだ食べ物で有名なのがソーセージ。その由来は、英語のsow(雌豚)とsage(セージ)との合成語であると言われています。(ラテン語のsalsus=「塩で味をつけた」に由来すると言う説も有りますが。)
栽培
日当たり、風通し、水はけの良い場所が適しています。発芽適温20度〜25度で種まき期は4月〜5月、3〜5粒ずつ苗床に点播きします。古くなると発芽が極端に悪くなりますので、種は新鮮なものを購入してください。2週間ほどで発芽しますので、最終株間約40cmを目安に間引きしましょう。肥料は植え付け前に元肥として緩効性化成肥料を、又、アルカリ性土壌を好むため石灰も多めにあげます。低温には強く、ごく簡単な防寒で、関東以西なら露地で越冬できます。反面、高温多湿を非常に嫌うハーブで、むしろ問題は梅雨。雨で堅くなった土をほぐしてあげたり、ムレ防止に込み合った枝は刈って風通しよくしてあげると等のケアが必要です。殖やし方は、取り木,挿し芽で、適期は5月〜6月又は9月です。3年ぐらいたつと株が弱ってくるので、茎や根を切り戻して若返らせるか、株を更新します。
収穫
2〜3本しっかりした枝が出てきてから収穫します。基本的には、葉が茂ったら随時収穫出来ますが、開花する前のやわらかい葉を摘んで乾燥保存しましょう。花が咲いてからの葉は固くなって芳香も少し落ちます。又、草丈40〜50cmほどの大株に育ったら3〜4本枝を残して残りの枝ごと収穫します。この場合、お礼肥をするのを忘れずに。
用途、効能
「庭にセージの生える家からは病人が出ない。」と言われるほどのセージ、その薬用効果は強壮,消化促進,解熱,浄化作用,精神安定等多岐に渡ります。殺菌力にも優れているのでうがい薬としてのどの炎症にも良く、又、歯磨き粉ができる前はセージの葉を噛んだそうです。食用としては、脂肪を分解し肉の臭みを消しますので肉料理に加えたり、サラダや当然ハーブティーにも。
2000/10/10 21:16:22