間違いだらけのショップ選び
さる方とのメールでのやりとりよい
> 「こんなショップ〜」ですが、ここしかないでしょう、ってくらいなとこがあります。
この話題には反響が多いですね。
かの社会的不適合車組合の「こんなショップ〜」もほとんどがイギリス車系
というのもなにか悲しいもがあります。ようするに”趣味”色が強い車ほど,
経営側も”趣味である”という甘えがあるからだと思っております。
私が個人的にしっかりと仕事をするという方はなにかしらディーラーとの
関わりがある方々ですね。以下に例をあげて説明してみます。
- 例1)足車ビートを買ったところ
元日産ディーラーのメカニックをしていた青年社長のお店です。
農繁期は実家のお手伝いをする真面目な方です。それが仕事ぶりにもでております。
ディーラー出身だけあって,仕事も対応もとても丁寧です。
それに仕事のやり方も,ディーラー出身らしく,各種テスターを使って,論理的に調べる
やり方なので時間もかかりません。結果的に工賃が良心的なのはここが原因でしょう。
- 例2) 神奈川県伊勢原にあるLotusエンジンスペシャリスト
これだけで分かってしまうかもしれません。
自動車雑誌系業界人では有名です。しかし,広告のたぐいは一切だしておりません。
知る人ぞ知る名ショップです。
私はとてもラッキーでした。
英国車MLの存在を知り,そこに入り,そしてここを知りました。
こちらの社長もローバーのメカニックインストラクターをしております。
つまり,ディーラーのメカニックの先生なんです。
これだけでどれくらいの技量か把握できると思います。
私もどうしても分からないときは無理いってお願いしております。
氏をして半日かかったという作業もありまして,その時の感想が
「この配線は何を意図しているのか分からない。」とのことでした。
やはり,見栄え優先のあほショップの仕事は違うなと思いました。
プロ中のプロをして「意図が分からない」ほどの配線してしてくれてました。
いわゆる駆け込み寺のようなところですか。
維持費をかけずに末永く楽しみたい方にもってつけのところです。
上記,優良なところに対してあほショップは仕事が適当です。
ロジカルな仕事の運びができません。
何か不具合があった場合の例をとって説明してみます。
- 症状の把握
優良ショップ
[テスターやセンサーなどを各部品の状態を把握する]
あほショップ
[適当なゴタクをならべて,ありもしない”経験”や”勘”で判断する]
- 症状の診断
優良ショップ
[上記判定結果から数値的,理論的に不良個所を把握し,対処する]
あほショップ
[思い付いた不良個所の部品と次々にとりかえていく]
- 結果
優良ショップ
[修理に時間がかからない。従って,工賃も安い]
あほショップ
[部品の取り替えのために何度も何度もショップにいくはめになる。
それでも直らないと同じみ「こんなもんだよ。」が飛び出す。]
ユーザが判定できるのは「こんなもんだよ。」が出てからですね。
でもそれまでに使ったお金と時間は取り戻せませんね。
これが旧車の世界でまかりとおっている”授業料”というやつですね。
あほショップが生き残れるのも”授業料”を食っていけるからです。
上記流れをみますと「症状の把握」の段階で大体分かりますね。
ユーザもすべておまかせではなく,最初の「症状の把握」の段階に
たちあえば,その後付き合うか付き合わないかが判断できると思います。
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