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時間 | トヨタ自動車対早稲田大学 試合経過 | 得点 |
12分 | トヨタは早稲田G前ラインアウトから密集サイドをPR和田がするりと抜けて右中間にトライ。G成功。 | 7-0 |
15分 | トヨタ仙波ラフプレーでシンビン。 | |
22分 | トヨタは早稲田G前でペナルティをもらうと、モールを押し込んで左中間にトライ。G成功。 | 14-0 |
24分 | トヨタは早稲田のキックオフボールをフォワード、バックスとつないで最後はツイドラキが左中間にトライ。G成功。 | 21-0 |
35分 | 早稲田はトヨタゴール前でペナルティから速攻。SO福田がGライン付近にゴロパント。FB山崎が上手く拾い上げ右中間にトライ。G成功。 | 21-7 |
38分 | トヨタは早稲田ゴール前でPから速攻。バシャロが左中間に飛び込んでトライ。G成功。 | 28-7 |
HALF TIME | ||
3分 | トヨタは自陣からモールを押して左展開。仙波が左タッチライン際を快走。タックルを振り切り、左隅にトライ。G失敗。 | 33-7 |
9分 | トヨタはバックス、フォワードとつないで椎村が右中間にトライ。G成功。 | 40-7 |
12分 | トヨタはラックから仙波が右ブラインドサイドに走り込みタックルをかわして右中間にトライ。G成功。 | 47-7 |
18分 | トヨタは仙波、オト、フォワードとつないで最後PR木村が右中間にトライ。G成功。 | 54-7 |
22分 | トヨタは早稲田ゴール前の密集からフォワードが持ち込んで左中間にトライ。G失敗。 | 59-7 |
27分 | トヨタは連続してボールを支配、最後はオトがポスト右にトライ。G成功。 | 66-7 |
31分 | トヨタは自在にボールをつないで最後はオトが右中間にトライ。G成功。 | 73-7 |
33分 | トヨタは自陣からオトが爆走。ラックの後、今度はツイドラキが快走。左隅から中央に回り込んでトライ。G成功。 | 80-7 |
36分 | トヨタは、連続してボールを支配。ツイドラキがタックルを振り切り中央にトライ。G成功。 | 87-7 |
37分 | トヨタは広瀬、ツイドラキと渡り最後は広瀬が左中間にトライ。G成功。 | 94-7 |
40分 | トヨタはキックオフリターンからフォワード、バックスがボールをつないで最後はツイドラキが中央にトライ。G成功。 | 101-7 |
あー、疲れた。 当初は通常の観戦記と同じように試合経過やメンバーを個別に書こうと思っていましたが、あまりにもトライの数が多すぎるので、とりあえず、テレビ中継のなかった第一試合のみ経過を書きました。どうぞご容赦を。 それにしても秩父宮は久々の超満員。なぜなのだろう? 陽気に誘われてなのか、それとも学生ラグビーへの期待の表れなのでしょうか? 何となく初めてラグビー見に来たカップルが多かったような・・・。そうか!今日はバレンタインデーだったのか!! とりあえず、4試合の結果は、 早稲田 7(1T)-101(15T) トヨタ 前半(7-28) 後半(0-73) 関東 27(3T)- 92(14T) 東芝府中 前半(6-42) 後半(21-50) 慶応 17(3T)- 80(?T) サントリー 前半(0-35) 後半(17-45) 明治 0(0T)-108(?T) 神戸製鋼 前半(0-52) 後半(0-56) 案の定というか、予想通りというか、かなりの大差になりました。なかでも花園での明治対神戸製鋼は100点ゲームでなおかつ完封負けという有り様。9月よりも両チームの力差は広がっていたということになります。 慶応対サントリーは、前半は35-0ながら、後半は3トライを返し、45-17という点差なので、慶応が後半かなり頑張ったのかなと思います。 秩父宮での二試合では、100点ゲームになりましたが、第一試合の早稲田戦の方が見ていて面白い試合でした。前半、早稲田はグラウンドをワイドに使った積極的なオープンプレーで何度かトヨタゴール前に肉薄。FB山崎弘樹選手の卓越したランニングセンスや、ハーフ陣の正確なロングパスは社会人相手でも十分通用するところを見せてくれました。 不安視されたディフェンス面でも、一人一人がタックルを怠らず、28-7で前半終了。予想外の大善戦といっても良いでしょう。トヨタのラックになると、「オト!、オト!」という大声が早稲田バックス陣から飛んでいたように、WTBのオト選手をブラインドから回り込ませるトヨタのパターンを完全に読み切り、ゲインを阻んでいました。特に辻、福田のハーフバック陣、或いはNO8江原を中心としたフランカー陣の懸命なタックルには心を打たれました。後半、点差がついてからは、所謂「キレた」試合になりましたが、今の早稲田の力ではこれが精一杯。仕方ないところです。 前半もたついたトヨタですが、後半はディフェンスに疲れが見え始めた早稲田の弱いところを上手く突き、トライを量産。後半だけで見ると、73-0という圧倒的な結果になりました。特に、再三早稲田バックスを切り裂いたFB仙波選手の強さは群を抜いていました。ただし、トヨタのラインアウトのお粗末さは相変わらず。神戸製鋼との準決勝では、マイボールラインアウトをキープできるかどうかが勝敗を分けそうな気がします。 第二試合は、前半東芝にミスが目立ち、ペナルティを連発。 関東学院は、勝利を意識して、確実にペナルティゴールを選択しました。そのため、前半8分には7-6と一点差。判官贔屓の秩父宮は沸きましたが、その後は東芝の独壇場。フォワード、バックス一体となったハイスピードラグビーで次々とトライを重ね、前半終了時には42-6。後半に入っても、要の立川選手の「シンビン」の10分間の間に一気に4トライを奪われ、大差がつきました。それでも立川選手は後半何度か大きくゲインする走りを披露。自ら2つのトライをあげ、すくなくとも、アタック面ではジャパン級の能力があるところを証明しました。(ただし、ディフェンス面ではやはり疑問符がつきますが・・・) 最も期待を込めて見ていた四宮選手ですが、東芝が常にボールを支配してるような状況では、国立を沸かせたスーパーランも出ずじまい。ディフェンスも評価できるような状況ではありませんでした。 東芝は、とりあえずフォワードで相手の陣形を崩してから、バックスに展開するという堅い試合運び。後半開始から17分頃までに、立て続けに6個のトライを奪ったあたりはハイスピードラグビーの本領を発揮しましたが、その後、余裕で選手を大幅に入れ替えた後半20分過ぎ(東芝が一気に3人を入れ替えで投入すると、東芝の選手が15人以上いるように見えたのか、岩下レフェリーが東芝の人数を指差して数えながら確認する様には場内大爆笑)からは、やや関東に隙を見せ、反撃を浴びました。 結構ミスも目立ったので、盤石というわけではないようです。ディフェンス面でも、あわやのところでタックルに飛んでくるのは必ずマコーミック選手。果たして彼が怪我などしたとき、東芝はどういう状況に陥ってしまうのか、あらためて不安になりました。 |