1997/9/23
関東学院大学 VS 流通経済大学
【関東大学リーグ戦】





関東学院
29
9-10
20
流通経済
20-10

0
T
1

3
1
0
G
1
1
1
3
PG
1
1
1
0
DG
0
0
0

久富(1年)
FW
碇(4年)
作田(4年)
牛木(3年)
上田(3年)
友利(3年)
三浦(4年)
中西(1年)
 宮村(3年) 
井上(4年)
古島(2年)
石川(4年)
神辺(4年)
唐津(4年)
箕内(4年)
渡辺(4年)
池村(3年)
HB
池田(4年)
淵上(2年)
加瀬(1年)
矢口(2年)
TB
阿部(3年)
福島(4年)
伊藤(3年)
吉岡(2年)
大島(3年)
四宮(1年)
山崎(3年)
立川(3年)
FB
ニールソン( 2年)

途中交代
加瀬→久保(流通経済)
古島→宮下(関東学院)


一部昇格の流通経済と昨年の覇者関東学院。順当なら関東学院の楽勝、と誰もが思うところですが、新興の流通経済大も好選手が揃い、一筋縄では行かないような感じもありました。

先制したのは何と流経大。SO がパスダミーで簡単に抜けて、WTBへ奇麗なパスが通り中央左にトライ。このトライで勇気づけられた流経大は、フランカー陣のタックルに代表される、しっかりしたディフェンスで、最後まで好勝負を演じてくれました。関東学院がやや調整不足で、箕内君や淵上君も良いプレーが出来なかったことにも助けられたとは言え、ここまでの善戦は正直言って予想できませんでした。

前半、3PGのみの9点に抑えられた関東学院は、後半モール攻撃を上手くからめ、優勢に試合を進めます。然し再三ゴール前に攻め込みながらも流経大の気迫のディフェンスの前にトライが奪えません。逆に、ディフェンスから切り返した流経大は奇麗なオープン攻撃から右隅にSOが逆転のトライ、と思ったのですが、飛び込む姿勢が高かったのか、ぎりぎりでタッチに押し出されました。いい動きを見せていたSOの加瀬選手。ここは若さを見せてしまいました。

実力に勝る関東学院はその後も試合の主導権を握り、後半34分、淵上君がトライ。これで勝負が決したかに見えましたが、その2分後、センターライン付近で関東学院がノックオンしたボールが流経大の選手の手にすっぽり入り、そのままゴール真下へ走りきりトライとなり、4点差に。終了間際、関東学院がトライを返して、何とか前年優勝校の意地を見せましたが、想像以上の流経大の頑張りには観客から大きな拍手が送られていました。

選手個々の感想を上げれば、何といってもFBのニールソン君。確実なキック。冷静で的確な状況判断。最後の砦としての勇猛果敢なタックル。FBに求められてる要素の全てをこの試合では満たしていました。ジャパン候補に加えてもおかしくないくらいの活躍でした。

他では再三、厳しいタックルを決めていたフランカーの石川君とキャプテンでNO8の渡辺君。そして先日のエグザイルス戦で一躍名を上げたSHの池田君。今日も随所にそのスピードの片鱗を見せ、ディフェンスも悪くなく、今後の活躍が楽しみです。後半途中退場しましたが、一年生SOの加瀬君も将来性を感じさせました。
今日のような試合が出来れば、今期の流経大、良いとこまで行くのではないでしょうか?

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