大島観光  見所                          

 宗像三女神の一神・湍津姫神 を祀る本殿(県指定文化財)は、円形と四角形の 堅魚木をそれぞれ三本ずつ束ねた全国でも珍しい様式。 日本の古代史の中で神秘のベールに包まれた海の民のルーツへと誘う不思議な空間です。 境内の奥は、バクチノキの大樹や熱帯産のフトウカズラなどが群生する植物の宝庫。また、近くの谷に湧き出る日本書紀にも記された神泉は「天の川」。  この川をめぐる美しい伝説も伝えられ、ひこぼしと織姫の宮が川の両側に祀られています。

天の川伝説

 昔朝廷の命で唐の国に使いに行った貴公私が、数人の織女を って帰国の途中、その一人と恋仲になりました。しかし日本に着いた二人はやがて離ればなれになり、貴公子はわびしい毎日を送っていました。しかしある夜のこと、枕元に天女が立ち「宗像の中津宮へ行きなさい」と告げたのです。どうしても織女に会いたい貴公子は、中央の役目を捨て、中津宮の神仕えになりました。しばらくたったある星のきれいな夜。貴公子が天の川でみそぎをしていると、何と手樋の水鏡に、あの織女が映っているではありませんか。夢ではありません。こうして二人は時のたつのも忘れ、いつまでも無言で語り合いました。


    宗像市営牧場

大島の牧場は、江戸時代後期から営まれ、足腰の強い「大島黒牛」が、すでに有名になっていたようです。 

1970年5月に、「離島草地開発事業」による「村営牧場」として建設、開始されました。


  大島灯台   三浦の洞窟  馬蹄岩

 大島灯台

 大島の北西に位置し、島内でも自慢の景色が楽しめる神埼には、神崎鼻と呼ばれる断崖があり、そこには1926年(対象15)に初点灯された白亜の灯台が建ち、沖行く船を見守っています。付近には、ハマヒサカキ(イソシバ)と呼ばれる岩生植物が群生しており、美しい景観をつくっています。

馬蹄岩

 馬蹄岩は、神崎にある岩で、大きな馬蹄型の穴が点在しています。神代の昔、馬に乗った田心姫神がここから沖ノ島へ飛び渡ったときにできた馬の足跡だと伝えられています。

三浦洞窟

 灯台の西側に、キリスト教の弾圧により長崎から逃れてきた神父、ヨハンが隠れ住んだという三浦洞窟が、険しい崖にひっそりと佇みます。また、この近くは、格好の釣り場にもなっています。

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