本来は <マネジメントが個人又はグループの意味で用いられる場合、常に何らかの修飾語をつけて用いるのが良い。> とISO規格にあります。(ISO9000 3.2.6) |
4.2 環境方針 トップマネジメントは、組織の環境方針を定め、環境マネジメントシステムの定められた適用範囲の中で次の事項を確実にすること。 a)組織の活動、製品及びサービスの、性質、規模及び環境影響に対して適切である。 b)継続的改善及び汚染の予防に関するコミットメントを含む c)組織の環境側面に関係して適用可能な法的要求事項及び組織が同意するその他の要求事項を順守するコミットメントを含む。 d)環境目的及び目標の設定及びレビューのための枠組みを与える。 e)文書化され、実行され、維持される。 f)組織で働く又は組織のために働くすべての人に周知される。 g)一般の人々が入手可能である。 |
収集運搬に来た作業者には、門の出入りの手続き、喫煙場所、車が走る順路、走行速度の注意などなどを知ってもらわないと困ります。力量・教育訓練の項目を良く見ると、教育訓練をしろとは書いてありません。業務を執行する力量を持つことを確実にしろ、その記録を残せとあります。教育訓練しなければならないのはニーズがある場合であって、ニーズがなければする必要はありません。
ISO9001:1987では品質マニュアルを作れという要求がなかったことをご存じでしょうか?審査機関にご相談(異議申し立て)に行くか、まあ手順書に <配布> という単語をひとつ追加するかという選択ですね。
あれえ! 考えてみたらISO14001では今でもマニュアルを作れという要求はありませんよね![]()
どうもWINDでございます。 ご無沙汰しております。ず〜っと更新なされた文章を読ませて頂きながら、今日までISOの運営問題点などから、ここでおばQ様のお考え・ご意見をお聞かせ頂ければ幸甚だと考え、久々に打たせて頂きました。 箇条書きにしますのでそれぞれ、おばQ様のお考えをお聞かせ願いたく存じます。 *実務推進委員セミナーについて…このセミナーはいわば地方の支店の事務局担当が一斉に本社に集まり様々な事を討論する場です。初めて参加してまいりました。 この場で大きく2点論争が巻き起こりました。 環境貢献度 紙ごみ電気の管理については、おばQ殿のサイトで書かれておりましたが、本当にブームのようにCO2削減式の算出方法について、営業の手間を省くためのアイデアの討論でした。 本社事務局の暫定的な考えとして、取扱高から割り出すという、やり方です。ある地方の委員はこのやり方でやっていっても、泥沼にはまるだけではないか?場合によっては、取りやめることを外部審査委員に認めていただく方向も考えていただきたい、との事でした。 確かに取扱高から環境貢献度(電力量・CO2排出量)を割り出すのはかなり無理があると思います。どうお考えでしょう? ?は、まさにおばQ様のサイトで書かれてたと思いますが、特に支店は紙ごみ電気を「目標管理」するのはネタ切れだと。その都度不適合是正を繰り返すのは紙と時間の無駄である、との考えがほとんどです。ですから、目標値をコロコロ変動させるのでなく維持管理していけばいいのではないか?という意見が圧倒的です。どう思われますか? *外部ISO14001講習受講+内部監査委員試験受験 うちの課長の上司である部長の付き合いで、先日某ITコンサルを紹介され、ISO14001の要求事項について講習会を受講するとともに、外部での内部監査委員の認定試験を受けてまいりました。 その方が、強調されていたことを簡単に述べますと… 単なる企業イメージだけでなく、本当に真剣に環境経営に貢献している企業は経常利益も上がり相関関係は凄まじいものがある、ということでした。 ISOをとる価値があるのか?という根本を話されていました。 現状のビジネス状況をよく把握して、かつ利点が負担を上回ることが大切、との事です。⇒負担が上回るのならば、無理をしてまで取る必要はない、との事です。 …なかなか面白いことをおっしゃると感じたのが、次のISO語録です。 ISO=I(一生懸命)S(進めれば)O(大きな成果) ISO=I(いいかげんな)S(審査員)O(多くて困る) ISO=I(いつまで)S(進める)O(大げさシステム) ISO=I (いかさま)S(証拠を)O(お膳立て) ISOS=I(イソを実施したため)SOS なかなか、的を射た考えだな、と感じました。 最後にヨーロッパにある規格EMAS・BS7750などに認証されている国があり、それに比較すれば、ISO14001、いや日本がまだまだ様々な点で甘すぎるそうですね。 以上、それぞれの出来事についてどうお考えですか? ベテラン審査員おばQ佐為様のご意見・お考えをお聞かせ願いたく投稿させて頂きました。どうぞよろしくお願い申し上げます。 うちの課長の考え…1)当課長のISOの考え…私には課長は完全なアンチISOだとセミナー・勉強会を受けるまで考えてはおりました。 うちの会社は商社という事は以前申したとは存じます。 ですから工場の審査(アスベスト・マニフェスト・MSDS)のように、それほど神経過敏になる必要はないと言っておるのです。 強いていうなら、マニフェスト管理が重要だということぐらいで、それほど当社でISOそのものの必要性はない、と言っておるのです。 むしろ毎年のように変化している建設業法を勉強することのほうが重要であると。うちは商社である以上根幹は環境商品を売ることであり、その業務を円滑に進める上でISOがあれば、なおよいのであり、足を引っ張る、余計な仕事が増えるのであれば、必要ないと感じているようです。 ISOと通常業務が別になるのはおかしい。一体化すべき。 この事をめぐって小生と課長でもめておりましたが、これから述べる出来事で、課長の言わんとすること、以前おばQ様のおっしゃっていたこと、このサイトで言われたことが理解できるようになりました。 |
WIND様 ご無沙汰です。
まあいろいろお考えですねえ〜、ここは電話なんでも相談室ではないのですが他ならぬWINDさんですから
紙ごみ電気、やめたければどーぞとしかいいようありません。
その前に大事なことですが、貴社の環境側面てなんでしょうか?
まさか、紙ごみ電気じゃないですよね?
建設業であれば、今まさに省エネ規制が厳しくなっているところですから、省エネ建築とかリフォームということ、あるいは建設リサイクル、建設工事の環境リスク管理ということが著しい環境側面となるでしょう。
私は貴社がどんな会社か知りませんが、建設業の会社はいくつも見ていますが、多くの会社はそういうものを著しい環境側面と認識しています。そうでなければおかしいですからね
ともかく貴社の側面をはっきりすることが要点です。著しくないなら管理することもなく、削減することもないでしょう。
コンサルさんの件は、WINDさんのお話を聞いただけではまっとうなようですね。BS7750は前世紀に廃止されたはずですが??
課長さんのおっしゃることも断片的で全容はわかりませんが、まっとうではないでしょうか?
マニフェスト管理だけというのはまた簡略化しすぎという気もしますが・・
建設業に係る環境法規制と言っても多々ありまして、まあお勉強してください。