季刊 本とコンピュータ 2001秋号

「第二期本コは、一つの雑誌のなかに五つの小さな雑誌が入るという、変わったスタイル。手にとって是非見てもらいたい(本コ編集部)」と言われたら、そのカタチにしてみたくなるでしょう。編集部の思いにまんまとのっかる形でちょっとやってみました。

全体の表紙をはずして頁をばらし、「五つの小さな雑誌」がそれぞれに中綴じとなるように頁を和紙でつないで糸で綴じる。かつての糸綴じの本の一折づつを再現したというようなコトです。
今後『本コ』はこのスタイルでいくとのこと、各号このように分冊して、第二期修了の頃にはそれぞれ組み直したものができあがる、カナ。そのための準備を一号づつちまちまとお手軽にやっとくわけです。

なお今回は初回のため、それぞれにオマケをぶらぶらぶらさげてます。我ながら発想のチンプさに笑ったのは、未来の書物編にくっつけた、ミラー。未来は輝くもの、という...。

まぁなにはともあれ10/7頃から池袋リブロさんで、この「バラ本コ((C)本コ編集部)」が『本とコンピュータ』誌の近くで見れるはず。実物を見て、ああ確かに子雑誌が誕生したのだね、と、即物的体験を共有いたしましょう!
カバー
以降表記頁以外の部分
小雑誌部分をかがれば当然「残り物」が出る。もともとの表紙と目次、後付けなど。それを使って、全体をまとめるバインダー風にしたもの。
本体部分
P9〜P40+P41〜P72+P190〜P198
表紙:柳生弦一郎
以下四つの小冊子の前後の部分をまとめたもの。
BIBLIA ex MACHINA未来の本の作り方 1
P73〜P105
デザイン:太田徹也
アジア読書 第一号
P106〜P122
本とは何だろうか? 1
P123〜P156
奇抜と実験 壱
P157〜P189
表紙・本文カット:宇田川新聞
「奇抜と実験 壱」P163
ひみつノートのコーナーでbookbar4が「辞書をばらしてノートにする」として「広辞苑、外に連れ出し運動」の宣伝をしているので見てね。

この本で御一緒した皆さんの関連サイトは以下のとおり。それぞれ妙〜〜〜な企画が進行中なのでお見逃しなく!

DearOlive!(主宰:束松陽子)/B◎55(主宰:大竹美緒)/おまめ(主宰:柴田尚美)/knock on wood(主宰:中野もえぎ)/nobody(村田旭)/シネマ・ロサ(副支配人:勝村俊之)/GO-GIRL LAB!(主宰:池田ハル)/easy traveler(編集長:神田典子)/モノノフォン(主宰:貴島公)

『季刊・本とコンピュータ』第二期創刊号(9/10発売)本体1500円+税
トランスアート「本とコンピュータ」のサイトもどうぞ。
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