みゅうの巡業日記 その1
シンガポールへ



9月○日(木)巡業の旅へ・・・
いつものことながら、出発の前日、結局1時間くらいの睡眠しかとれず、朝は7時すぎにうちを出発。今回は、赤道直下のシンガポールと、もう寒いらしい欧州の両方に行くので、洋服もかさばって、スーツケースがやたらと重い。前回と同じく箱崎のTCATでチェックイン、出国手続きもすませて、リムジンバスで成田へ。

出発まで2時間くらいあるし、余裕だ。しかし、今日の成田はえらい混雑しているぞ。。。
案の定、出国カウンターはすごい行列。こういうときこそ、TCATでの出国手続きが活きるってもんだよな、と一人悦に入るワタシ。
今回もJAL便なので、サクララウンジへと向かう。結構すいていて、PC接続用テーブルもたくさんあって、快適だ。。。食べ物はしょぼいけどね。
ラウンジでくつろいでいたら、バリ行きのJAL便のアナウンスが入ってきた。そっちに行きたいよーーー、と心で叫びながら、シンガポール行きのアナウンスを待っていたのであった。

旅の始まりはシンガポールから。実は私、シンガポールに行くのは初めて。大都会というイメージを持っているんだけど、どうなんだろうか。。。

機内はすいていてワタシの隣席も空席。Cクラスで隣もあいてる、というのは、えらい贅沢な気分だな。

定刻どおり出発し、まもなく昼食。いつも和食を選ぶことが多いんだけど、今日は洋食にトライしてみた。
前菜のテリーヌはおいしかったんだけど、メインは。。。でした。
JALのごはんは、改善の余地がありますねえ、みためは美しいんだけど。。。


機内食(洋食)
前菜:シーフードテリーヌ
メイン:舌平目の蒸煮
デザート
パリブレストとフルーツ


8時間のフライトで、シンガポール到着。飛行機を降りたら、南国特有のむっとした匂いが、バリを彷彿とさせて、懐かしかった。
でもシンガポール空港は、バリとは違ってとてもりっぱな空港。入国審査は、、、素通り。こんなんでいいのか。。。というほどあっさりだった。

荷物のピックアップ、両替をしたあと外に出てみると、迎えにきてくれているはずの現地の人が見当たらない。。。会社に電話すると、迎えに行けそうにないとのこと。で、タクシーでホテルまで行くことになった。
空港から市内までの道は、とても立派。道端にはごみひとつ落ちていない。中心部に近づくに従い、高層ビルが目立つようになる。やっぱり都会だ。。。

香港とシンガポールって、なんとなくイメージがダブっていたんだけど、実際に訪れてみると、シンガポールの方がもっと「作られた町」という雰囲気かな。人工的な都市というイメージ。
実際、かなり計画的な都市設計がされたらしく、現地の人いわく、「シンガポールは民主国家というより社会主義国家だよ。」というほど、国の強権(というかリークワンユーの強権か?)が発動されているようだ。

今回の宿泊先は、ラッフルズホテルの隣にある、シンガポール一の高層ホテル、ウエスティンスタンフォード。ホテル到着後、さっそくチェックインしようとしたら、「予約が入ってない」と言われ、慌てる。
ホテルのチェックインカウンターから、再び会社に電話。
結論としては、なんと、予約の日を1ヶ月間違えていたらしい。。。なんだかな。。。
出張の初日からこんなんじゃ、先が思いやられるよ(実際、このあと思いやられる事態が訪れたのですが。。。)

改めて部屋をとってもらい、やっと部屋に入る。部屋は、なかなかおちついた雰囲気で、広さもなかなかのもの。なにより、高層ホテルでワタシの部屋は54階ということもあり、窓からみる夜景がとてもきれいだった。

ホテルの部屋
落ち着いた雰囲気
部屋からの眺め


ちょっと部屋で休んだ後再再度会社に連絡、夕飯をいっしょに食べることにする。
ホテルに迎えにきてくれた会社のひとは、予約ミスに恐縮することしかり。今シンガポールで一番人気のホテル、リッツカールトンの中にあるチャイニーズレストランにつれていってくれた。
ホテル内の高級レストランだけあって、インテリア、テーブルセッティングもとても洗練されている。
シンガポールでは、やはり海鮮類がおいしいということなので、シーフード中心のメニューを選んだ。味は、素材重視の上品な味付けで、とてもおいしかった。特に、干しあわびの炒め物はうまかったーーー。


高級中華レストランの
テーブルセッティング
お皿にのっているのは、
つきだしのピーナッツ
タイスキ
雑居ビルの中にある小汚い店
でもおいしかった〜
メニューはタイスキのみ


9月○日(金)

さて、お仕事開始。例のごとく、移動の車中からシンガポール見物。
市内も、うわさどおり、とてもきれい。シンガポールでは、たばこやガムのポイ捨てには厳罰が課せられるんだけど、意外にもたばこに関しては、そこここに灰皿が設置されていて、喫煙者も多数。アメリカと比べて、そんなに厳しいと言う感じはしなかった。まあ、床に捨ててるひとはさすがにいなかったが。。。
ガムは、捨てたらいけないという制度ができてからは、お店で売っていないらしい(未確認情報)。

仕事のあと、夕方、ラッフルズホテル見物。
ラッフルズホテルは、想像していたのと違って、かなりこじんまりとした感じ。エントランスは、これまたバリでおなじみのフランジパニの木がたくさん植えてあって、南国の雰囲気満載。
入り口はこじんまりしているものの、なかに入ると奥行きはかなりある感じ。建物のつくりも調度品も上品な、まさにコロニアルテイストにあふれている。中庭では、エグゼクティブな方々のパーティが行われていて、映画の中のワンシーンを見てるようだった。




ラッフルズホテル
エントランス
中庭の噴水


今日の移動は深夜のフライトなので、会社の人々に夕食につれてってもらう。今日の夕飯は、タイスキ。
昨日とはうってかわって、チャイナタウンのきたなーい雑居ビルのなかにあるタイスキ屋さんに行った。
タイスキは、タイ風海鮮寄せ鍋で、なべ自体はあっさり味のスープで煮る日本のなべと同じだが、つけるたれが唐辛子満載のからーいたれ。最初は、からーーーーい、と言っていたものの、食べだしたらくせになるんだな、これが。最後は、だしの味をしっかり含ませたおじや。これがまたうまかったーーー。

夕食のあと、空港まで送ってもらう。
フライトの時刻は、夜11時15分。シンガポールから、次の訪問地UAEのドバイまでは、約7時間。さて、どんなところなんだろうかな。。。
       


ラッフルズホテル
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