みゅうの巡業日記 その2
アラブ世界へ
9月○日(金)初めてのシンガポール航空便
シンガポールから次の目的地は、中東、アラブ首長国連邦のドバイ。飛行機は、夜11時15分発のシンガポール航空(SQ)。
やたらとひろいシンガポール空港で、なんとかチェックインカウンターを見つけて、チェックイン。まだ時間もあることだし、ラウンジで時間をつぶすことにした。
しかしこのラウンジも、やたらと広い。しかもこんな夜遅いのに、ほとんど満席。あいてる席が見つからん。。
食べ物類は充実。。。といっても、さっきタイスキを食べたところなので、何も食いたくはないが。。。
サンドイッチやサラダバー、ナシゴレンや焼きそばなどのアジアンフード、フルーツ、などなど、JALのサクララウンジとは、比べ物にならないくらいそろってた。惜しいことをしたな。
ボーディングが近づいてきたのでゲートに向かう。しかし、えらい広いぞこの空港。ラウンジからゲートまで、最後は小走りになりつつ、10分以上かかった。こんなに遠いなんて。。。息が切れたぞ、ホント。

シンガポール空港
SQのラウンジ
機内食のメニュー
表紙のデザインがかわいい
機内食のメニュー
アラビア語ページもあります


今回、SQ初体験の私。評判のいいエアラインなので、ちょっと楽しみ。

スチュワーデスさんは、みんな若くてほっそりしてて、かわいい。民族衣装をアレンジしたバティックの制服(ガルーダのにちょっと似ている)。この制服は、スタイルよくないと着れないよ。話しかけるときは、ちゃんと名前で呼んでくれるし、愛想もよくて感じいい。
搭乗後すぐに、室内ばきなどが入ったポーチが配られた。やしの木をモチーフにしたロゴがかわいい。それに、靴下のような室内ばきもあったかくてきもちよかった。
離陸してしばらくすると、機内食サービス(もういいよ、腹いっぱいだよ)。ランチョンマットやナプキンは、サーモンピンクでかわいい。深夜にもかかわらず、前菜、メイン、デザートのフルサービス。さすがに食えなかった。。。
ドバイまでは7時間のフライト。シンガポールとドバイは、時差が3時間あるので、到着は深夜の2時過ぎ。
機内食サービス後、ひと寝入りしていたら、到着前に、また軽食が配られた。もういいったら。。。


靴下のような室内履き、
アイマスクなどのアメニティセット
機内食(1回目)
前菜のホタテのサラダ
機内食(2回目)
ミックスサテ、フルーツ

9月○日(土)アラブ首長国連邦ドバイ
未知の国、UAE(United Arab Emirates)は、アラビア半島の東側、ペルシャ湾に面して位置し、7つの首長国からなる。首都はアブダビ、今回の仕事もアブダビなのだが、宿泊は現地の人の計らいで、観光地としてより発展しているドバイにしてもらった。UAEの主な産業は、いわずと知れた石油資源。でも、ドバイはそれだけではなく、貿易、観光にも力を入れており、「中東の香港」といわれているらしい。

 時間どおり、ドバイ着。飛行機を降りてまず驚いたのは、シンガポール空港以上に広く新しいこと。聞けば、できて1年も経っていないらしい。しかも深夜なのに、空港内の店もほとんど開いているし、行き来するひともやたらと多い。どうも、この時間の発着便が多いらしい。
ゲートから入国審査のカウンターまで、歩く歩く。どこまで続くのだ、、、と叫びながら、歩くこと20分近く。やっとビザをピックアップするカウンターまでたどり着いた。
ここでドバイ入国への道のりをちょっと解説。
ドバイ入国のためには、日本にいるうちにビザを申請し、そのコピーを持っていないとドバイ行きの飛行機に乗れない。
ビザの申請は大使館でもできるのだが、より簡単なのは、ドバイで泊まるホテルに保証人になってもらう「ホテルスポンサードビザ」という方式。パスポートのコピーを滞在するホテルに送ったら、ホテルがビザ取得を代行してくれ(もちろん手数料はとられる)、そのコピーを日本にファックスで送ってもらう。
で、ドバイについたら、そのコピーを、空港のピックアップカウンターに持っていけば、ビザの原本を渡してくれるので、それを持って入国審査カウンターにいく、という手順になっている。
なんかややこしいのだが、この国は石油資源により富める国であるため、インド、フィリピン、周辺国からの出稼ぎ労働者が多く、不正入国取締りが非常に厳しいらしい。

荷物をピックアップし、ホテルの迎えのひとを見つけ、ホテルへ。
ホテルまでは15分くらいで到着。外からみたらなんかそっけない建物なんだけど、中に入ったら豪華な内装に驚く。やたらと金ぴかだし。。。すごいぞ。。。
部屋に案内されてまた驚く。150USDの部屋とは思えない豪華さ。今まで出張で泊まった部屋の中でいちばん豪華かも。。。
ちょっと圧倒されていると、ドアをノックする音が、、、。開けると、ウエルカムフルーツを持ったボーイさんが立っていた。なんと、リゾートホテルに来た気分だよ、出張なのに。。。
さっそくインターネット接続を試みる。なんとか、いろいろとやっているうちにつながった。メールをチェックして、もう夜明け近いので、ちょっと眠ろう。


ホテルの部屋
むちゃでかいベッド
ベッドメイクは1日2回でした ホテルの部屋
ライティングデスクとソファ
ウェルカムフルーツ
毎日補充あり


 朝ゆっくり起きて、ルームサービスの朝食を頼む。朝食メニューはやたら豊富で、アメリカンブレックファスト、コンチネンタル、に始まって、アラブ風、英国風、ドイツ風、スイス風、などなど、いろいろある。ホントにちゃんとしたものが出てくるか不安なので、ベルギー風(ジュース、ワッフル、コーヒー、一番安い朝食メニュー)を頼んでみた。
しばらくして朝食到着。ワッフルには、ベリーソース、ホイップクリームがついていて、なかなかいけたよ。

朝食を食べたあとは、ホテル内散策。やたらと広いんだけど、なんか無駄なスペースが多いという感じがしなくもない。ホテル隣接のショッピングセンターにも行ってみた。
ここもやたら広い。地下1階はフードコートのようになっていて、1階、2階がショッピングフロア。生活雑貨を売ってる店、ちょっとさえない洋服屋、カメラ屋など、欲しいものはないし、それほど安いという感じもしない。
お土産をうっている屋台もいくつかあったが、本物かどうかわからない香水や、100円ショップで売っているようなチープなアクセサリーなどなど、冴えないんだよな、ホント。
でも地元の人々には人気なのか、全身黒のベールで覆った奥様方がじっくりと品定めをしていた。
両替屋をみつけたので、とりあえず40ドル分ほど、両替をした。UAEの通貨単位は、ディルハム。お札をもらったら、数字がアラビア文字になっていて、これじゃいくらかわからん、とあせっていたら、裏側にちゃんと数字が書いていた。よかったよかった。

一息ついて、お昼はホテルのブッフェで食べた。アラビックフードのブッフェで、アラブ風のいろいろな食べ物が並んでいた。
それほどおなかはすいていなかったんだけど、インドのナンをやくようなお釜でその場でやいているアラブ風のパン(ホブスというらしい)、アラブ風のサモサのようなもの、シシカバブなど、おいしかった。


ベルギー風朝ごはん
想像してたのとは違った・・・
昼食ブッフェのレストランにて。
パンを焼く職人さん
ホテル屋上のプール
日本人は私だけ、
ほかはすべて白人さんでした


ここでドバイの生活時間についてちょっと解説。
ここドバイでは(多分周辺のイスラムの国はすべてそうだと思うけど)、独特の生活時間帯がある。
1週間のうち、休日は、金曜日。土曜、日曜は普通の日。
また一日では、昼の1時まで仕事をしたら、1時から5時までは休みに入る。ので、官公庁はもちろん、ショッピングセンターなんかもすべて1時から5時までは休憩時間。で、夕方また開いてだいたい夜の9時くらいまでやっている。
ということで、午後はどこにもいけないので、ホテルの屋上にあるプールに行って、つかのまリゾート気分を味わうことにした。
それほど大きなプールではないが、デッキチェアもちゃんとあるし、プールバーで飲み物や軽食も頼める。デッキチェアで寝転んで、持ってきた本を読む。んー、時よ止まってくれ。。。。

          

NEXT   BACK    HOME