(5)宇宙の真理

 大宇宙にある全惑星は、それ事態一つ一つが巨大な生命体のようなもので、 その大半には生命が生息できる環境があります。信じられないかも知れません が 太陽系の他の惑星にも多くの人が住んでおります。ただ、周波数の違いで、 直接 その人達を見ることは今のところ出来ません。それぞれの惑星には自由意 志をも った人間や、また各種の動植物などが自らの進化と向上のために学んで おります 。ですから、惑星事態が一種の学校のようなものであり、それ事態が 幼稚園や小 学校から中学校、高等学校へと進化して、その惑星のレベルも向上 して行きます 。それと同時にそこに住む者達も小学校には小学生が、高校には 高校生が通うよ うに、各遊星の教室で学ぶべき教程に合った魂の者達が、その 惑星で魂を練って 学ぶべく入学し、魂の向上に努めることになります。

 実は、今までの地球は大宇宙の目から見たら、幼稚園、小学校のレベルを教 える学校でした。しかし、今回の大周期の終わりと共に中学校、高等学校のレ ベ ルの遊星へと、地球自身が大きく進化することになりました。地球はその長 い歴 史の中に、過去に6回同じようなチャンスがありましたが、いずれも人間 の自我 により進級に失敗していました。今回は7回目であり、かつラストチャ ンスだっ たそうです。(この7回目が成功するまでの過程にはとてもとても長 い大変な経 緯がありました。)

 7回目にしてようやく地球自身の進級が決定しました。同時にそこに住む我 々も、私たち自身が中学校、高等学校のレベルに進級する必要があるのです。 そ れは、もはや地球では幼稚園、小学校のレベルのことは教えないからです。

 これから先、好むと好まざるとに関わらず、私たちが今まで学んできた古い 地球の過去の有形無形の産物(カルマ)が吹き出してきます。過去に私たち地 球 人が、その魂の向上のために築き上げてきたものが一気に崩れさって行くの です 。良くみえるもの、悪くみえるもの、その全てが今までの私たちの学びに 必要だ ったものです。ですから、それら良く見えるもの、悪く見えるものに関 わらず、 その全てが今まで大切だったんだとのご理解の上に、なおかつそれら 全ては、新 しい地球の上では必要なくなりますので、一度全て崩れさってしま うこと知って 頂きたいのです。それは、形からみたらとても苦しいものに見え るでしょう。古 い地球にしがみつく想いの強い人ほど、その苦しみは強いでし ょう。新しい地球 に希望を託し、愛と勇気を持って助け合って進む人達は、そ れら古い地球(サラ ス)の崩壊の中から、今までの地球での生活が何の為にあ ったかを知り、新しい 地球(アルス)の力強い息吹のもとに、より一層大きな 学びを得ることと思いま す。



 今回の大変動では、かつてない程の地軸の大規模な傾斜と共に、現在陸地だ ったところの多くは海中に沈み、海中から新しい肥沃な土地が隆起してくると 報 告を受けてます。ですから、地球に肉体を持って生存できる場所は一つもあ りま せん。しかし、地球人全てが何らかの形で救われることはすでに決定して います 。ある者は肉体のまま、またある者は肉体を脱いで霊体や魂で、全ての 人が宇宙 船にて、いったん他の惑星に避難します。肉体で救われる人は地球人 の種を残す ためですが、別に選ばれるわけではありません。また、肉体で救わ れる人と、肉 体を脱いで救われる人との間でも、どちらが良くてどちらが悪い といったもので もありません。宇宙船が天空に満ちて、あるメッセージが流れ ますが、恐れずに その指示に従うことのできる人は宇宙船に乗船できます。し かし、それ以外にも あなたの周りの人で肉体を脱いだ人達も、全ての人が宇宙 船には乗船します。そ して、地球が新しくなり、生活できるようになったら、 避難していた人々は再び 宇宙船に乗り、また新しい地球(アルス)に戻り、一 から新しい地球を建設して いくことになります。そして若い夫婦の契りで、肉 体を脱いで霊体や魂で救われ た人達も、新しい地球の肉体を着て、新しい地球 での肉体での生活に入ります。

 私たちの魂は不滅です。魂は永遠の進化の道をたどります。私たちの地球も 同じく永遠の進化の道を歩んでいます。肉体が死んだら全てが終わりではない の です。

 今までの地球では、神の名の元に、多くの宗教団体や個人が、自己の都合を 織りまぜて、自我を語ってきた経緯があります。多くの人は、それを神の言葉 と 信じてきました。しかし、本来神の霊感というものは、もっと素朴で質素で ある といわれています。多くの宗教家や指導者が自我を押しはさんで語る神の 言葉の 前に、地球では多くの抑圧や支配や搾取や宗教戦争などが繰り広げられ てきまし た。

 神の霊感とは形の威厳のあるものでなく、脅迫や強要でもなく、自然の想い であり、自我から離れ、ふっと無になったとき感じるもの(直感)の中に、神 の 霊感はあると報告を受けています。「お昼になり、お腹がすいたと思うのも 神の 霊感なのです。」とのことです。神様という言葉が宗教臭くていやだとい う人は 、「大宇宙の波動の源」でも、「自然の源」でもなんでもいいのです。 大切なの は、大宇宙は源から発せられる波動でつながり、私たち一人一人も、 また自然界 の全てのものもその波動から成り立っていると言う事実なのです。 ですから、そ ういう目でみれば全ては兄弟だということになります。

 最近トランスパーソナルということがよく聞かれます。深層意識の世界では 全てが繋がっているという考え方です。そして、それが今までの歴史にも大き な 影響を及ぼしてきたとのことです。ある事象を行う(あるいは考える)人や 動物 などの人数が、ある臨界点を超えると、距離を超えて突然全体に広がる現 象があ るとのことなのです。

 やはり私たちの世界は何か目に見えない線(ネットワーク)で全てのものが 繋がっているように思います。丹精こめて育てた花は、その主人に応えるよう に 奇麗な花を咲かせるといいます。植物や動物すら私たち人間の想いや意志を 受け 止めて、私たちに返しているような気がしてなりません。ましてや人間は お互い が自由意志をもって生活しています。敵意を持てば周りも敵意であふれ て行く。 全てに愛で接すれば、やはり周りも愛が広がって行く。これから先、 地球を愛に あふれた星とするかどうかは、やはり自由意志を持っている私たち 人間の責任で はないでしょうか。

 今後、物質世界の変動(古い物質世界の崩壊)も去ることながら、もう一方 で、人類の意識が格段に向上していくと思います。それは、最初は一人一人の 小 さな心の想いや、僅かな考えかも知れませんが、それらの想いを暖めている と、 いつの日かそれが形となって現れはじめ、そして周りの人達をも目に見え ないネ ットワークによって引き寄せ、そしてそのような考えを持った人達がだ んだんと 集まり始め、それが全世界いたるところに現れる……。
 そしていつの日か、地球全体が新しい意識に目覚めるときがやってくると思 うのです。それがいつになるかは誰にも判りません。ただ、その日が1日でも 早 くなるように努力することは私たちにもできます。
 その日の1日も早く来ることを心から願っています。