ART織田の


週末画廊日記


1998年8月22日版

8月22日

島崎弥佳子@JTギャラリー。ふと宝物を拾ったような感じ。


ガラスと聞いていたので、あの透明な感じを想像していたのだが、作品は山の中に人知れず見つかるのを待っている翡翠(ひすい)のような感じだった。本当に山の中だったら躊躇なく拾っていただろう。
内容はといえば、ジオラマでギリシャの町並みを表現したような感じだ。レトロな印象や生活感をうける。すばらしい力作。8月27日にこれが終わってしまうのが残念でならない。ひとしきり感動し終えてギャラリーMAに向かう。


ギャラリーMAは糸島半島にある。正確には福岡県糸島郡志摩町芥屋つづら山1657−6エメラルドパーク内にある。電話番号は092−328−1058だ。私はつりが好きなのでこのあたりの海を漁場にしていた。その山の斜面に生えてくる感じでギャラリーMAは出来ていた。
白い箱が重なったような美しい構造を持った建物だ。いきなり入り口でまよう。こういう時はDOOMシリーズで鍛えぬいた勘が役に立つ。私は物陰を伺いながら壁のようなドアを空けた。かなり怪しいやつだ。>自分
中はほとんど白、ところどころ銀色の、北アメリカのリゾート地を思わせる、現代的なすばらしい建造物だ。ここは田村真理子さんのアトリエ兼、これから個展のある時のみのOPENの画廊となる。今後の発展をこころからお祈りする。


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