ART織田の


週末画廊日記


1998年9月6日版

9月6日

ツツミトモコ@ジギル&ハイドの個展に行きました。日本的ストリートアートへの道。


福岡市大名1−3−23。ジギル&ハイドに向かう私に与えられたヒントはそれだけだった。大名1丁目の広さを実感しながらなんとかそこにたどりついた。
まずカフェラッテを注文して店内になじもうと思った。ヨーロッパ風のインテリアが私のラテン魂をくすぐる。
日本にも落書き文化がある。一般にストリートアートというとアメリカ輸入のポップアートを思い浮かべてしまうが、あれはあまり日本的ではないように思う。日本的なものとは、小学生のころから培われた、子供じみていて、平和で、稚拙な落書きだと思う。地方雑誌や新聞のやんぐ欄に送られてくるあの独特のマンガ的なバストアップのイラストや、インターネットの自己紹介HPの所々に見られる自画像に、私は日本独自の落書き文化を感じる。
長くなったが、ツツミトモコさんの作品は日本的で味のあるイラストだ。彼女のイラストが今後とも稚拙であり、日本的落書き文化をたたえ、多くの人たちに支持されて行ったら、それはすばらしいと思う。ぜひがんばってもらいたい。
と書いてしまった私はすげーおやじだと思う(笑)。

 


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