ART織田の


週末画廊日記


1998年12月5日版

12月5日

安元亮祐@香月。唐天竺より西方浄土。でもキリスト教国。


砂塵の国の人々のミニマリズムに感動した。いつの時代かもわからない、爆撃を受けたかのような朽ちた建物と、昼なお薄暗いその街には、人々がひっそりと生活している。幸福なのか不幸なのかわからないが、彼らには彼らの生活があるようだ。鑑賞者は旅人の視点で、同じくひっそりとこれを見つめる。一冊の本を読むような厚みのある個展。何度でもぐるぐる回って見てしまった。そしてつい無口になってしまう。というわけで感想も短かったりして。


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