ART織田の


週末画廊日記


3月25日

田中千鶴子@香月。輝きのこちらがわ

全国三万人のメタルファンのみなさん今晩は。いつもこんな始め方で申し訳ありません。さて、今回の田中千鶴子さんは、輝くばかりのメタルです。西洋の鎧のように力強く、女性のように滑らかで、昆虫のように有機的、もうその3拍子が揃って、もう私メラメラです。見た感じ、どこか種子を思わせる。奥ゆかしく生命を包み込む豆の殻。ですね。とても心に残る作品でした。


DMより転載

岩田透昭@源。光と陰の比率

写真では良く分かりませんが、スライドグラスを何枚か立てかけたような作品です。一見すると建物の模型のように見えます。知ってる方は知っている、北九州市立美術館の本館と別館を結ぶ長い通路、あんな感じです。そんなガラスの迷宮のような作品がとっても綺麗。ついつい上から下から、眺めてしまうのです。
しかし、驚くのはまだ早い。この作品のすごいところは、影が綺麗。あーた、影が綺麗なんて作品これまでありました?影を計算して作ってあるんですわ。もしも巨大なこれを作って、それを見下ろす高台があって、朝から夕方までいろいろな光があたっていく。そんなんあったらいいですね。朝日の角度、昼の強い光、夕焼けの赤、それらが様々な影を、屈折しながら反射しながら、織り成して行くなんて、すごいじゃないですか。一日あきませんで、あなた。


DMより転載

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