ART織田の


週末画廊日記


7月7日

大山敦子@GALALA。粋な構造。

自称、プチ遊び人として、忘れちゃいけないことがある。粋ということだ。これは江戸時代から決まっている由緒あることなんだ。例えばすしを食うこと。酒は水で割らないこと。天ぷらうどんの海老の赤が、溶け出した衣や麺の白に絡んだのを色っぽく感じること。平井堅や倉木麻衣のCDは金がなくとも借りずに買うこと。シトロエンに乗ること。争いを好まないこと。芸術を愛すること。
GALALAに入ってすぐに、私は「粋だなぁ」と感じた。写真ではわからないが、孔雀のあちこちは、切れこみが入っていて、そこには赤のセロファンが貼ってあって、光をあてると壁にうつる影には赤が遊ぶという、粋な構造になっている。遊び人の私には、これが色っぽくて嬉しかった。涼しげで良かった。きっとこんな作品を作るのは、助六みたいな人だろう。んなわけないと、その人は目の前にいた。助六ではないが、カッコイイ、何ともエレガントな人でした。
七夕の今日、なんとも素晴らしい作品にちょっと感動です。やってて良かったプチ遊び人という感じでしょうか。


会場で撮影


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