ART織田の


週末画廊日記


10月20日

釘宮哲子@みさき画廊 物語作者

あ、内田百閧セ。見るなりそう思った。百閧フ短編が頭をよぎった。
釘宮さんの作品には強い精神世界と、不条理に広がる物語性を感じる。
ところで、百閧チつったって、きっと誰も知らない。普通の人がシトロエン・アミ6の姿をイメージする以上に困難だろう。それはさておき。(置くのかよ!)
ドライポイントだのアクアチントだのいう技法は、入れこみが必要だ。とにかく線をたくさん引かなければならない。しかし、ここまで重厚感を出すには、どのくらい入れこみがあったのだろう。この物語へのいれこみが。
下の作品を見ていただきたい。塔の中から、オフェーリアのような表情でこちらを見つめる女性。ちょっとまってくれ、どうなってるんだ、と言いたくなるような突然な物語の始まり。百閧セ。(まず百閧ェよめねーよ!)(それ以前にちゃんと表示されてんのかよ?!)


DMより


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