ART織田の


週末画廊日記


12月29日

大江良二@久光2F 才能!

才能が無い。あ、大江さんのことではなく私のこと。会社で最近雑誌を作り始めて強く感じる。文才がない。中学生の頃から私は自分の才能を探しつづけてきた。ギターも弾いたし、写真もとったし、自転車レースもやったし、パソコンもいじった。何でもやった。いつかはうまくなろうと文章も書いている。しかし、仕事を含めたすべての分野で、いっこうにソコソコまで辿りつけそうに無いままだ。その分、人の才能はしっかり見ぬける。
あらためて言うが、大江さんには画才がある。こういうと失礼だが、努力だけで描ける絵ではない。ここには載せてないが、墨1色の木版があった。ドライバーやナットで彫りこんであり遊びに満ちていた。遊び心で作っても良い版画になっていた。ここらあたりが才能だと思う。
ところで白状するが私は勤勉だ。しかしこの程度。画廊日記もねぇ。どうよ、最近。


DMより。これは旧作とのこと。来月差し替え予定。

中村麻里@久光1F The old soldier never die.

そういう大江さんから「1階に元生徒の中村さんがやっているので見たらどうです。わりといいですよ」と言われて拝見しました。
でやはり居るんですね、ここにも才能のある人が。素晴らしくポップな色彩感覚、それでいて祈りがあるような感性、心のこもった線、若若しいエネルギー感、新鮮さ。完成度は高くないものの、広がる可能性を感じさせる力。ため息の出るような作品です。オッサン、こういうのを見ると、逆に自分の衰えを感じたりするんですわ。歳ですねぇ。
別れ際に中村さんには「ぜひ続けてください」などと言ってしまいました。自分でフェイドアウトしそうだってーのにね。あ、うちの先生からも一言あるようです。
「恥だけがいつまでも残っていくような気がした」ですって。


"Look up to the sky"(DMより)


日記のページへ
ページ先頭へ
前の日記
次の日記