ART織田の


週末画廊日記


5月4日

新庄良博@久我。使えるっしょ。

これは碑ですね。一見してそうです。何の碑かは後述として、非常にスピリチャルな碑です。トーテムポールと言っていい。魔よけか何か。
しかしこうした一本モノの彫り物はとても感動ですね。ノミの跡がいい。木彫の作家はかくあるべきだよね。木一本とのみ一本で、彫り物勝負みたいな。どんな木でもオレは掘るぜみたいな。
ぜひ一家にひとつ、と思うけど、どうだろう。全高2mありますけど。「使えねぇ〜」って何をおっしゃいますやら。この作品はなんと楠で出来ているのだ。香りがするでしょ?楠の香りの成分は、なんと防虫の効果があるのです。・・・ということは何と!これがあるだけで防虫剤いらずじゃないですかぁ、どうですかお客さん。というわけで?
使えるアートってことで、これまで役立たずの異名をほしいままにしてきた現代アートに新たなジャンルを築き上げた記念すべき作品でした。(の記念碑という落ち。失礼。。。)


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