ART織田の


週末画廊日記


3月30日版

3月29日

李aさんの個展に行った.韓国絵画の底知れぬ実力とは.


李aさんの版画を見るのは2度目である.版画といっても,木版を削りながら重ねていくので,1点物になってしまうけども.
グレーを基調とした作品は広い広陵とした空間を感じさせた.彼の住む光州はどれくらい雪が降るのかは知らないが,東北の雪深い夜のイメージであった.心暖かいが心さみしい,けども暖かい,うまく言えないがそんな感じだ(どんな感じだ).それは見る者の幼い頃の孤独感なのだろうか,それとも今感じている不安なのか,とにかく心をくすぐる作品だ.これはいいぞ.
日記のページへ
ページ先頭へ
前の日記
次の日記