ART織田の


週末画廊日記


5月25日版

5月25日

ボタニカルアートに田村一村を見た.


5月のかぜは心地よく,お弁当は田原坂で食べた.熊本では待望のボタニカルアート展をやっていた.
アート織田といえば現代アートが専門だが,別にそれにこだわっているわけでもない.陶芸も好きだし,スピードも好きだ.
さて,ボタニカルアートが好きな点はいくつかある.それは私が農学部を卒業しているため,こうした植物画に引かれる点,なんとも知的であこがれる点,それと今日,作者の情熱というものを感じた.
作者は「ソントン」さんという方で,1800年前後の作品だ.その作品だけは,まるで田村一村のようななまめかしさを感じた.もちろん,その作品には背景が書き足してあった点もあるのだが,あのなまめかしさは,よほど被写体に自己投影しないと出るものではない.
知性と情熱の染み付いた作品は,時間を超えて私たちの心を揺さ振るものがあるという事だ.
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