ART織田の


週末画廊日記


5月31日版

5月31日

今日は福岡市立美術館に行きました.アジアについて考えます.


アジアの現代美術展に行ってきた.私的には「今アジア」なので,大変興味深く拝見した.
しかしながら,「おお,ベトナムの青木繁じゃぁ」とか「おお,タイのゴッホじゃぁ」とか,ばかり 思えてしまって,歴史的には参考になったが,多少面白味に欠ける展覧会であったように思える.
というか,アジアの作家というのは,ヨーロッパの技法,あるいは自国のナショナリティにとらわれて しまっては,まねっこか伝統芸能で終わってしまいがちだ.それは現代の作家についても同じである.
個人的な意見ではあるが,作家はもっとつまらないものを作って欲しい.新しい技法とか,歴史とか ではなく,肩の荷をおろして創作に励んで欲しいと思ったりする.
そう思っていると,展示室Aで面白いものをやっていた.「20アーティスツ」とかいう,若々しい 展示会だった.良いも悪いも「なんじゃこりゃ」と思わせるものが多かったので,ちょっとした 収穫だった.こうした若い人達には積極的に頑張ってもらいたい(っておやじやね>自分)
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