USS Kyushuトップに戻る

ヴォイジャー 簡易エピソードガイド
第4話「24時間の過去」
Time and Again

dot

・イントロダクション
ブリッジ。パリスはコースを維持、進路を指定しワープ7という。約40分で赤色矮星※1系を抜ける、Mクラスの惑星はあるかなといい、席を別のクルーと交代した。キムのところへ行き、行こうかという。やめとくよ、トランステイター※2の検査をしないといけないというキム。一人で行けって言うのかというパリスに、ごめんと謝るキム。もうこんなチャンスないぞ、この状況がわかってるのかというパリス。地球人の女の子はヴォイジャーにしかいない、みんなどんどんカップルになってるという。ここでデラニー姉妹※3をゲットしなきゃ、すぐにほかの男にかっさらわれるというパリス。地球に彼女がいるからというキムに、それが何だ、俺は5人いるという。別れるつもりはないというキムに、彼女が待ってるとでも思ってるのと聞く。思ってるよというキム。忘れちゃえ、彼女はいい旦那を見つけて子供でも産むというパリス。こっちはこっちで楽しもうという。言っただろ、トランステイターの検査をしなきゃというキム。自分の頭でも検査した方がいいんじゃないか、ダブルデートなんだから来てくれなきゃ困るというパリス。頼むよ、お前の話もしちゃったしという。話って何をと聞くキム。例えばお前がアカデミーのパイロットコースでスピードの新記録を出したとかというパリス。そんなもの出したことがないぞというキムに、調べようがないから平気さというパリス。その時、船が大きく揺れ始めた。警報が鳴り、報告を求めるジェインウェイ。衝撃波に飲み込まれましたというトゥヴォック。
その時寝ていたケスは、目を覚ました。脅え、頭を抑える。
第3デッキで船体に破損、シールドは無事ですというキム。機関部のトレスは被害はなく、全システム異常なしと告げる。パリスは席に戻り、衝撃波の出所を確かめる。難しいですね、前方に細かい破片でできた雲がありますというパリス。破片はイオンを帯びておりそれぞれ極性が異なりますというトゥヴォック。考えられるのはここで大規模な爆発があったのねというジェインウェイ。ニーリックスにこの星系の知的生命体について尋ねる。知ってるといいたいところだけど、残念ながら情報がなくてというニーリックス。トゥヴォックににらまれる。ジェインウェイはコース変更、調査に向かうように命じた。
ブリッジにケスが入ってくる。船は星系内に入った。何しに来たんだというニーリックスに、私見たのというケス。見たって何をと聞くニーリックス。衝撃波はMクラスの惑星から出されていた。映像が出される。惑星上の植物は根絶やしにされていますというパリス。軌道上に衛星はなく、宇宙船や基地もない。生命反応を尋ねるジェインウェイ。ケスは「なし」とつぶやいた。なしです、しかしセンサーの感度が落ちているせいかもしれませんというパリス。周回軌道につけるよう命じるジェインウェイ。土地の密度の数値から見て、水路や水道管が張り巡らされているみたいですというチャコティ。知的生命体がいるはずだという。生きてればね、現在の地表の状況はと聞くジェインウェイ。放射線レベルは許容内、大気も呼吸可能ですというトゥヴォック。ジェインウェイはパリスとトゥヴォック、そしてトレスに第2転送室に集合するように命じる。チャコティにブリッジを任せる。ケスはじっとスクリーンを見つめていた。
廃虚と化した建物の中に転送される4人。構えていたフェイザーを直すトゥヴォック。建物の中には誰もいなかった。

※1: red dwarf
吹き替えされていません

※2: transtator
TOS第49話 "A Piece of the Action" 「宇宙犯罪シンジケート」など

※3: Delaney sisters


・あらすじ
極性イオンの爆発により、住民を含む有機体は全て消滅していた。この惑星では、極性イオンをエネルギーとして使っていた。
ケスは惑星の住人が一瞬で死んでいくのを感じていた。祖先が超能力をもっていたせいだと信じるケス。
廃虚を探索するうち、ジェインウェイとパリスは爆発によってできた亜空間の裂け目に入ってしまい、爆発前の世界に行ってしまう。それは爆発の1日前だった。
ヴォイジャーではジェインウェイがコムバッジから発する亜空間ビーコンを探知する方法を検討する。
ケスが見たのは、宇宙へ出たために使われていなかった能力が目を覚ましたからかもしれないと推測するドクター。
パリスは爆発が起こることを教えようというが、それは艦隊の理念に反するためできないと諭すジェインウェイ。亜空間の亀裂を見つけるため、極性イオン発生装置を探すことにする2人。発電所の前では極性イオンに反対する人々がデモを行っていた。巻き込まれてしまう。
トレスたちは極性イオンビームで亀裂を広げる発生装置を開発し、一緒に連れて行くように頼んだケスと共に再び地上へ降りる。
極性イオンを多量に浴びていたジェインウェイたちは、反対派の運動家に政府のスパイだと勘違いされてしまう。
ケスはジェインウェイがいた場所を感じ、そこで亀裂が広げられる。ジェインウェイは反対派のリーダーに素性を話し、これから事故が起こることなどを全て話した。亀裂が広げられ、コムバッジにチャコティの声が聞こえる。しかしジェインウェイたちは反対派に連れて行かれてしまった。ジェインウェイは自分たちが来たために、反対派の計画が早まり事故が起こったと考えた。何としても止めなければならない。
ヴォイジャーのクルーはジェインウェイが向かうと思われる爆発の引火点へ転送降下する。発電所を強行突破する反対派のメンバー。その際に負傷してしまったパリスを残し、ジェインウェイは単身乗り込む。反対派が工作しているところに着くジェインウェイ。未来のその場所ではトレスたちによって亀裂が広げられる。その時ジェインウェイは全てを悟った。その広げた亀裂で、極性イオンのパイプに穴が空き爆発が起こったのだ。ジェインウェイはフェイザーで亀裂を撃ち、穴をふさいだ。光に包まれる上陸班。その場から消えるジェインウェイやパリス。
キムをダブルデートに誘っているパリス。Mクラスの惑星を見つけた。ケスがブリッジに来て、この星で爆発がありみんな死んだという。だが星には生命体がいる。ケスの頼みで、スクリーンに美しい惑星が映し出された。ケスはそれを見て安心するのだった。


・用語解説など
これまで主に「艦隊の誓い」と訳されてきた Prime Directive は、「艦隊の理念」と訳されています

(ペナル・)マクル
Pe'Nar Makull
(Nicholas Surovy) 姓のペナルは吹き替えされていません。声: 有本欽隆
(ナイ・)テルラ
Ny Terla
(Joel Polis) 姓のナイは吹き替えされていません。声: 荒川太郎
ラティカ
Latika
(ブラディ・ブラム Brady Bluhm) 声: 瀧本富士子
店主
(ライアン・マクドナルド Ryan MacDonald)
見張り
(Jerry Spicer)
警官
(Steve Vaught)


亜空間ビーコン
subspace beacon
カルト人
Kalton
カルト地方
Kalto province
極性イオンエネルギー
poraric ion energy
極性実験禁止条約
Polaric Test Ban Treaty
チャルトク4号星
Chaltok IV
ドラキナ人
正確にはドラキナ森の住人 (Drakina Forest dwellers)
ネディオン
nadion
マーコフ
Markov

・感想
これも時間のパラドックスを扱ったもので、ヴォイジャーが来たからこの惑星は滅び、同様にヴォイジャーが来たから助かったわけです。初めてケスの特殊能力が描かれます。最後のシーンは過去に戻ったような感覚ですが、爆発のない時線になったということですね。


dot

previous第3話 "Parallax" 「ブラックホールからの脱出」 第5話 "Phage" 「盗まれた臓器」next
USS Kyushuトップ | ヴォイジャー エピソードガイド