2代目PS/55noteの N23SXは、HDD、FDD、OS(PC-DOS
J5.0/V)の組み合わせによりいくつものモデルがありましたが、この
SV8は最上位に当たるモデルです。
FDDとHDDの両方を内蔵し、当時のノートPCとしては最大級の
80MBのハードディスクに、PC-DOS
J5.0/Vをプリインストールしていました。
外回りは S14と全く同じです。
手元の本機は付属品が殆ど揃っていますので、今回は外箱とのツーショットです。(^^)
(有りがたいことにマニュアルもセットアップディスクも揃っています)
今となっては80MBのHDDでは何が出来るの?といった印象しかありませんが、DOSベースではかなりの大容量に感じます。
CPU Intel 386SX-16MHz
RAM 2MB Max.16MB(?)(公式には10MB)
HDD 80MB
FDD 3mode 内蔵
LCD 9.5"モノクロSTN
さすがに中古市場というよりジャンクの領域に入ってきていますので、程度の差こそあれ格安で手に入るでしょう。
とは言っても、Windows3.1も重く感じるスペックですから、果たして?といったところです・・・。
- モデムの追加等で設定変更が必要になった場合、リファレンスディスケットが必要になります。
これだけ古いモデルですから、残念ながらオンラインでユーティリティーの類は入手できないようで、IBMのサービス窓口や PC DOCKで有償で入手することになります。- メモリは汎用のSIMMが流用できますが、CPUの仕様上、16MBを越える増設はできません。
また、16MBのSIMMも相性があってダメなものがありました。
本機のスペックから考えられる運用目的からして、オプションでサポートされる範囲の10MB(つまり8MB増設)が無難な気がします。- HDDは E-IDE未対応で、内ネジで17mm以下のドライブが組み込みできるものと思われます。
- 海外で本機が N33SXというモデルで販売されていたようです。
N33SX又は 8533というキーワードで検索すると、パーツリスト図などを見つけることができ、メンテナンスの参考になるかもしれません。- バッテリーパックは Ni-Cdで、現在中古で出回っている個体は大抵寿命を迎えてしまっているものと思われます。
単に寝込んでいるだけであれば、復活させることができるかもしれませんが・・・
ちなみに消耗しきったバッテリーパックを装着していると、電源が入らない(又は起動しにくい)という症状が発生します。
(2001/08/13 記)