本機(1FD)は、1FCとはハードディスク容量のみが異なるモデルです。
同じプレインストールOS・バンドルソフトで、1FCの360MBに対して
1FDは
540MBと、ディスク容量的には本機の方がかなり余裕があります。
が、いかんせん
CPUの能力が不足気味なのは惜しいところです・・・。
ディスク容量の違いのみなので、外観上は1FCとまったく判別できません。
手元の本機は、マニュアル類も含めて付属品もほぼ完備した状態で、このクラス(モバイル機)の中古にしては綺麗でした。
性能的には
Windows3.1ならまだしも、Windows95となると不満に感じるところが多いです・・・。
CPU Intel 486DX2-50MHz
RAM 4MB Max.36MB (SO-DIMM 72p 5V)
HDD 540MB (E-IDE)
LCD 8.4" DSTN (256)
VGA GD6245 (V-RAM: 512KB)
性能面で、VGAのDSTN液晶ということで、初心者にはおすすめしづらいモデルです。
CPUの能力をどう捕らえるか次第ですが、改造メモリで 36MBまで増設可能なものの、Windows95を任せるにはちょっと辛いところかもしれません・・・。
- メモリーは 72p SO-DIMMです。98note用のメモリー(メルコ製 ENL-32M等)を改造(DIMM-ID?を設定しなおす=ジャンパーを加工)して、32MBメモリーを作ることが出来ます。
これにより、メモリーは36MBとなり、メモリーを多く要求するOS(Windows95など)でもそれなりに使えるようになります。- HDDは E-IDE対応で、内ネジで12.7mm以下のドライブが組み込みできます。
自分はやってみたことが無いのですが、分解が割と面倒なようです。Webで情報集めをすることをおすすめします。- 本体とLCDを繋ぐフレキケーブルの取り回しと強度に問題があるようで、断線により液晶表示がおかしくなる(最悪の場合、映らなくなってしまう)という現象が発生します。
中古で購入するときには、表示について必ず確認しましょう。(ジャンク扱いの物は要注意ですが、ジャンク品は買う側にもリスクも負うことになります。売主の方に迷惑をかけないようにしましょう)
(2001/10/08 記)