更新日 : 1998/6/15
シンプル日本語エディタ「あり?」
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(1998年6月15日以降)
MINIX ver. 1.5で動作する
シンプルな日本語エディタ「あり?(ari)」のページです。
お詫び
「あり?」は6年前、1992年に配布したソフトで、現在著作者の手元に開発環境を再現できておりません。
このため現時点での本ページの内容は、申し訳ありませんが過去の記憶や配布物など断片的情報からつむぎあげた暫定的なものとご理解下さい。
また現時点でのお問い合わせは、付属ドキュメントの記載に関わらずbobtail@mars.dti.ne.jpへお願いします。
目次
- 「あり?(ari)」って、なに?
- どうやってつかうの?どこから入手するの?
動作環境、入手する素材、インストールおよび生成作業
- 「あり?(ari)」の歴史
- 言葉の説明
- 16bit CPU i8086のMINIX ver. 1.5で動作する、仮名漢字変換機能付きの日本語エディタです。
- テキストエディタとしての機能はvi風、仮名漢字変換機能はSKK風です。ただしともに必要最小限の機能に絞って実現しています。
- MINIXのほか、その姉妹であるSystem V系やBSD系の32bit UNIXでも動作実績があります。さらにMS-DOSなどへ移植もされています。
- GNU General Public License Version 1またはそれ以降の版に従って配布されているフリーソフトウェアです。ソースプログラムで配布されていますので、特にUNIX系のOSへは簡単に移植ができます。
- 現在のバージョンは1992年5月21日改定の1.00a版です(ずいぶん長い間、改定していません)。
- 詳しい内容については、1.00版の説明資料README(2KB)およびari.doc(49KB)と1.00a版の説明資料README1.00a(6KB)をご覧ださい。なおこれらの資料は配布物に含まれています。
「あり?」を動かすためには、以下の環境が必要です。
- ソースプログラムをコンパイルするC言語コンパイラ
- コンパイルをしたプログラムを動かすOS
- 日本語を表示できvt100準拠の画面制御コードを受け付ける端末ないし端末エミュレータ
日本語表示のできるMINIXや、現在広く使われているUNIX系のOSであれば、簡単に利用できます。端末については、プログラムのうち端末制御部分を修正することで、他のタイプも利用できます。
「あり?」を使えるようにするためには、次の2つが必要です。
- 「あり?」のソースプログラム
- SKKシステム用仮名漢字変換辞書
これらはともに本ページから入手できます。以下の2つのファイルをともにダウンロードしてください。
- 1. ari1_00.tar.Z(99KB)
- 「あり?」1.00版として配布したcompress圧縮済みtarファイルです。
- 2. ari1_00a_PandSKKJM.lzh(74KB)
-
以下から構成されています。
- skksrch.cdf
- 「あり?」1.00a版(1992年5月11日改定)のskksrch.c 1.00版→1.00a版更新用パッチファイル
- README1.00a
- 「あり?」1.00a版(1992年5月21日改定)で1.00a版のリリース概要およびパッチの当てかたを記したドキュメント
- SKK-JISYO.M
- SKKシステム中規模仮名漢字変換辞書 version 8.1 of May 24, 1995
- COPYING
- GNU General Public License Version 2(SKK-JISYO.Mの配布規約)
なおファイルSKK-JISYO.Mは「あり?」の一部ではなく、SKKシステムの一部でGNU General Public License Version 2に従うフリーソフトウェアです。今回「あり?」利用者の利便のため同時配布するようにしました。本辞書ファイルは、簡単にですが「あり?」でつかえることを確認しています。
次の手順で行ってください。
「あり?」生成方法や機能の詳細はari1_00.tar.Z内のREADMEおよびari.docを参照してください。
- ファイルari1_00.tar.Z、ari1_00a_PandSKKJM.lzhをともにダウンロードしてください(FTPツールの場合、binaryモードで行うこと)。
- ファイルari1_00a_PandSKKJM.lzhをLHAないし互換ツール(Lhasaなど)で解凍し、4つのファイルskksrch.cdf、README1.00a、SKK-JISYO.M、COPYINGを入手してください。
本作業はMINIX上では多分無理だと思いますので、他のOS上で行ってください。
- ファイルari1_00.tar.Z、skksrch.cdf、README1.00a、SKK-JISYO.MをMINIX(あるいは他の利用環境)へ移します。
- MINIX上でuncompressおよびtarを用い、ファイルari1_00.tar.Zを展開します。
これによりドキュメントファイルREADMEおよびari.docが手に入ります。
- ファイルREADME、ari.doc、README1.00aを一読し、内容をご理解のうえ「あり?」の生成作業を行ってください。
最後の版からずいぶんと日が経っています。ごめんなさい。
- 1.00a版(1992年5月21日改定)
-
1992年5月11日付けで配布したREADME1.00aへの改定パッチです。プログラム自体への変更はありません。
「MINIX ver. 1.5 フリーソフトウェア集」(アスキー書籍編集部編、(株)アスキー、1992年7月21日 初版、ISBN4-7561-011904)に載っているのは、この版のはずです。
- 1.00a版(1992年5月11日改定)
-
SKK5.29で配布された新しい形式のSKK辞書に対応するための、skksrch.c version 1.00に対する緊急パッチです。
skksrch.cへのパッチskksrch.cdfと、本リリースの概要およびパッチの当てかたを記したREADME1.00aから成ります。
本版では、ariは1.00版のままですがskksrchが1.00a版となります。
- 1.00版
-
1992年4月12日付けとして配布された「あり?」の最初の正式版です。
インターネットのニュースグループfj.os.minixなどで配布しました。
大きくわけて、編集機能をつかさどるari 1.00版と、仮名漢字機能をつかさどるskksrch 1.00版それぞれに対するソースプログラム、そして説明資料などから構成されています。
- vi
- UNIX系のOSで古くから広く使われているテキストスクリーンエディタ
- SKK (Simple Kana Kanji Convertor)
-
NemacsあるいはMuleで利用可能な仮名漢字変換を持つ日本語入力システム。公式WWWページはこちら。
- GNU General Public License
-
EmacsやGNU-CCなど著名なフリーソフトウェアの開発元であるFree Software Foundationが提唱するフリーソフトウェアの配布規約。
- Lharc、LHA
- 圧縮機能付きファイルアーカイブツール。圧縮後のファイルは通常〜.lzhと命名する。各種OSで動作。
- Lhasa
- LHarcやLHAで圧縮されたアーカイブファイル(*.lzh)を展開するツール。Windows 95/Windows NTで動作。
- uncompress
- compressで圧縮されたファイル(*.Z)を展開するためのツール。*.tar.Zは通常tarでまとめられたあとcompressで圧縮されたファイルを示す。
- tar
- UNIX系OSでよく使われるファイルアーカイブツール。まとめた後のファイルは通常〜.tarと命名する。
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