そういって友人が、1本のビデオテープを渡した。
部屋に戻り、ビールを飲みながらテープをデッキに放り込む。
始まったのは、モノクロの映画だった。
フランス語に、英語の字幕。
外国語に疎い私には、字幕の意味なんて、殆ど解らなかった。
だけど、最後のスタッフロールを見終えたとき、私は泣いていた。
・・・「いい映画」なんて、案外、こんなものかも知れない。