Last Update 1997/10/01

フロントショック取付け位置の修正

1997/09/23(はれ時々くもり)

今日は、前回「エナペタル車高調KITの装着」の作業を行った時に、フロントショック下部の取付け位置のクリアランスが狭まってしまった点がとっても気になったので、この部分の修正作業を行いました。



lower arm

[前回の記述]
    そして、先程のFD車載ジャッキを外し、ナットを締め付けていくとクリアランスが徐々に詰まって行きます。これでもう純正ショックに戻す場合はショックのブッシュを削るか、アームの取付部分「D」のクリアランスを広げるしかないでしょう。

今回は、この「D」のクリアランスを広げる作業を行いました。



lower arm

とりあえず、前回の経験を生かしてザクザクと分解しフロントショックを抜き取ります。そしてウォーターポンププライヤーを引っ掛けて、力一杯引っ張ってみました。しかし思うように力が入らずに思ったほど「D」のクリアランスは広がりませんでした。
前回の作業以来、ずっと考えていた手法だったのですが、うまくいかずにとても残念でした。



sst?

クヨクヨしていてもなにも始まらないので、次の方法を考えました。
手近にあったステンボルト、ナット、ワッシャーを上図の様に「D」にセットします。(上図は、解りやすくするために省略していますが、ボルトとボルトがぶつかる部分にはもう一つナットをセットしてお互いのボルトを接続して、確実に衝突するようにしてください)
そして内側にセットしたナットをグイグイ締め込んでいきます。そうするとアラ不思議、プライヤーで広がらなかったクリアランスがみるみるうちに広がっていきます。

lower arm



complete

こうして、「D」のクリアランスを広げる事に成功しました。
最終的にエナペタルショックのブッシュとノーマルショックのブッシュの厚さに約2mmの差がありましたので、2mm厚のステンワッシャーを挿入して、「D」のクリアランスを確保したまま、エナペタルショックを装着しなおしました。



今回の作業は、プライヤーでの作業に失敗し、ボルト&ナットを使ったSST(?)を考えるまで試行錯誤してしまったため、4時間もかかってしまいました。しかし、これで簡単にノーマルショックに戻す事ができるようになったので大満足です。
このSSTを使えば非常に簡単に修正できますので、同様の悩みを抱えている方は是非試してみてください。(寺内さん、いかがですか?)
# うまくいった方は、是非メールをくださいね。

[[おしまい]]



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