1999/06/03 |
RE用スパークプラグのお話 ●スパークプラグの番手(熱価)についてまとめてみました。
空欄は物が存在しない、もしくは私が存在を知らない、って事です。 純正の品番の最後に「P」が付く物はプラチナプラグです。 TRUSTおよびBLITZからもRE用プラグが発売されていますが、使ったことがないので表に載せていません。 よく、雑誌等で「ブーストアップしたら、レーシングプラグへ交換して熱価を上げましょう」とか書いてますけど、私はむやみにレーシングプラグを使ったり熱価を変更することをお薦めしません。 プラグの熱価はその人の乗り方に応じて必要であれば交換すべきです。また、街乗り主体の人にレーシングプラグは必要ありません。レーシングプラグは、対カブり性と引き換えに耐久性を与えた物なので純正プラチナプラグの方が調子が良いはずです。 ついでにカブりの話も書きます。そもそもカブりというのは、プラグの先端がガソリンなどで湿って火花が十分に飛ばなくなった状態です。初めてカブりを体験すると「このまま二度とエンジンが掛らないんじゃないか?」と思うくらいエンジンが掛りません。 そーなった時は、アクセルペダルを最後まで踏み込んでセルを回してみましょう。クランキング時にアクセルをベタ踏みにしていると燃料を噴かない様に制御(FC/FDの話)されているのでこのクランキングでプラグが乾き、無事に再始動できる場合が有ります。もしカブってしまった場合は、ダメ元でやってみましょう。もしかしたら・・・? それでダメなら諦めてさっさと新品プラグへ交換しましょう。(車内に常備しておくとイザというときに役立ちます)あ、みなさんプラグ交換くらい自分でできますよね? また、湿ったプラグはライターであぶったら再び使えるようになるとかいう話もありますが、私は成功したことがありません。(^-^;;;) ●おまけその1。純正プラグの差込位置。(FD3Sの場合)
次回、新品純正プラグへ交換する時に4本ともプラチナにしておけば問題無いでしょう。(^-^)/ ●おまけその2。プラグの交換方法。 簡単に書くと、手突っ込んで、プラグコードのキャップを抜いて、プラグ交換して戻す。それだけです。 ・・・って某所に書いたら某氏より「そりゃないでしょ」ってツッコミを入れられたので、まじめに書きます。(^^;) (1)プラグ位置の確認 フロント縦置きロータリーエンジンの場合、プラグは向かって右側に刺さっています。(タービンが付いている方の反対側) (2)作業スペースの確保 FD3S 1〜3型の場合、ABSユニットが邪魔をして、筋骨隆々な御人は手を突っ込む事すらままならない様です。そんなときは、スロットルボディへ繋がるインテークパイプを外して下さい。(巨大なバナナの様なパイプです)FD3S 4型以降はABSユニットが小型化されているので、この作業は不要でしょう。FC3Sは元々この辺はガラガラなので不要です。SA22Cは・・・作業したことがないので解りません。けど、多分ガラガラでしょう。(^^;) (3)プラグの脱着 手を突っ込んで、プラグコードのキャップを抜いて、プラグレンチをかぶせてプラグを抜き取ります。この際、どれがどこに刺さるのか分らなくなるので、全部のプラグコードを一気に抜いたりしないでください。 で、新しいプラグを差し込んで締付けます。手で回らなくなるまで回して、その後はプラグレンチで270度くらい(新品プラグの場合は270度程度。一度閉め込んだ事のあるプラグでしたら、既にパッキンが潰れているので90度程度でOKです。)締め付けて下さい。弱すぎるとエンジンの圧縮が抜け、強すぎると、プラグやエンジンのネジ山を傷めます。気を付けてください。また、プラグのネジ山にアンチシーズ(高温グリス)をごく少量塗布しておくと次回の脱着が楽になります。 と、まぁこんな感じで4本全て交換してください。おっと。20Bコスモの方は6本ですね。(^^;) ・プラグコード プラグコードのキャップはカチッと音がするまで確実に差し込んで下さい。差し込みが甘いと着火不良を起こします。 ・プラグレンチ REはプラグ差込位置が窮屈なので、柄が短い専用のプラグレンチを用意しておきましょう。私はフジタエンジニアリングより販売されているの物(写真内下)を愛用しています。また、FC3Sの車載工具についていたプラグレンチ(写真内上)がシンプルで一番使いやすい!って方もいらっしゃる様です。 |