阿左美駅構内に入ると右側に休憩所のように見える2件の家 の様なものが見える。その中には・・・・・ この2件の住居跡は、昭和29年12月プラットホーム の拡張工事が行われた際に発見された。 その後、30年3月7日から9日までの間、新田郡藪塚本 町の今井新次氏後援によって、当時群馬大学学芸学部史学研 究室尾崎喜左雄教授の指導のもと、史学研究室員によって調 査されたものである。 これらの住居跡は、今から約3500年くらい前の縄文時 代後期に属するもので、便宜上南側に発見されたものを1号 住居跡、その北側にあるものを2号住居跡と呼んでいる。 1号住居跡(左下写真)は、地面を30センチくらい掘り下げて造った 堅穴住居で、床面の中央には川原石で円形に囲った炉が発見されている。 2号住居跡(右下写真)は、床面に平らな石を敷いた、いわゆる敷石住居と呼ばれるものである。
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