厚生省の対応
9月27日
厚生省食品保健課の職員を現地に派遣。
9月28日
厚生省エイズ結核感染症課の職員を現地に派遣。また岩手県の要請により、国立公衆衛生院の専門家を派遣。
10月2日
国立予防衛生研究所から細菌部長他1名を菌検索の指導及び情報収集のために現地に派遣。
9月以降も新たなO−157集団事例、サルモネラ集団事例等の発生がみられることから、引き続き食中毒発生防止に努めるよう通知。
盛岡市O−157の患者発生状況
平成8年10月4日
有症者数 入院数(再掲) 無症状保菌者数
(Oー157検出)
(新患) (新規入院)
9月20日(金) 1 (1)
21日(土) 7 (6) 2 (2)
22日(日) 14 (7) 4 (2)
23日(月) 22 (8) 5 (1)
24日(火) 27 (5)
25日(水) 34 (7) 6 (1)
26日(木) 36 (2)
27日(金) 39 (3)
28日(土) 40 (1)
29日(日)
30日(月) 41 (1) 1
10月 1日(火) 165
2日(水) 5 (ー1)退院 7
3日(木) 2
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合計 216名 41 (5)(再掲) 175
HUS等重症患者無し
盛岡市内の小学校における腸管出血性大腸菌症に係る原因究明の進捗状況
平成8年10月3日
- 調査状況
- 喫食調査、健康調査
調査票は全児童及び教職員について全て回収、現在集計中
- 調理工程調査
ほぼ結果がとりまとめられており、現在精査中
菌が検出された調理従事者が調理を行った9月10日、11日、19日については、調査終了済み。
- 検査状況
培地によるO−157菌の検索、PCR法によるベロ毒素遺伝子の検索を実施中
- 検便
緑が丘小学校の児童、教職員及び患者等家族、計904名のうち保菌者は216名。なお、患者等家族1名から菌が検出されている。
- 検食
55検体のうちPCRで陽性が疑われる食品からの分離株について、現在、O血清凝集試験を継続中
- 食材等
食材(75検体)及び食材納入業者からの収去品(74検体)について、現在、O血清凝集試験を継続中
PCR法による検査結果はすべて陰性
- 拭き取り検査
給食施設(28検体)及びトイレ等(19検体)について、PCR法を用いた検査を実施したところ、43検体は陰性、4検体については検査継続中
- 飼育動物の糞便検査
ニワトリ3検体及びウサギ1検体は全て陰性
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Nov. 6, 1996