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印刷を考慮する

印刷を考慮して欲しいと思うページ

印刷を考慮して欲しいなと思うのは、以下のような内容のページです。

カタログや資料は、仕事で他の人に見てもらわないといけない可能性も出てきますし、個人的にも参考にしたい場合もあります。マニュアル関係は、何度も見直さないといけない可能性があるからです。

印刷を考慮する理由

Webサイトは、モニターで見ること主に意識して作成しますが、実は内容を印刷して活用するということも多いのです。
その理由は、

ということです。

印刷をして、内容をじっくり読みたいという背景には、一つは、モニターに表示される文字は基本的には読みづらいということがあげられます。すなわち、長時間モニター上の文字を見続けることは、しんどいのです。
印刷物なら、最低でも200dpi以上あります。しかし、パソコンの場合、Windows系で96dpi、Mac系(MacOS8まで)は72dpiしかありませんから、文字の読みやすさという点では、印刷物の方が断然読みやすいのです。

印刷を考慮するに当たって

別ページか印刷用スタイルシートかを用意した方がよいでしょう。おすすめなのは、印刷用スタイルシートを用意する方法です。CSSを適用する際に、メディアタイプをprintにします。

印刷を考慮するのであれば、背景色白+文字色黒がベストです。この組み合わせなら、どんなプリンターであれ、きちんと表示されます。

逆に困るのが、文字色にグレー系や、背景色黒+明るい文字色のページ。いずれもモノクロプリンターで印刷すると、グレーの文字でしか印刷されません。グレーで印刷してある文字は、黒で印刷してある文字よりも読みづらいです。文字色が明るいほど、印刷された文字は薄くなってしまいます。また、色だけで情報を区別してある場合、これまた、モノクロプリンターでは正しく情報が伝わりません。

色の問題はなくても、文字サイズが小さい場合、これまた印刷しても読みづらいままなのです。印刷には、本文部分が10pt〜12ptが良いかと思います。

あと、ナビゲーションが多いサイトも印刷には不向きです。印刷用スタイルシートでは、ナビゲーション部分をdisplay : none; にしておきましょう。

印刷を考慮するのはいいけど・・・

カタログや資料を提供しているサイトに多いのですが、印刷用のファイルだけをおいてあったり、文章全体をAdobe社のアクロバットリーダー形式にして、そのまま閲覧用にも流用しているサイトもあります。これは非常に困ります。

ダウンロードをしないと資料を参考できない、アクロバットリーダーをインストールしていないと閲覧できないなんて・・・何のために、Webサイトを開設しているのでしょうか?オンラインで文書を読ませるのが目的でしょ?
みんながみんな、Word、一太郎、アクロバットリーダーを持っているわけじゃないんです。アクロバットリーダーは、ダウンロード(無料)か雑誌などのCD-ROMで入手すれば使うことができますが、Wordとか一太郎はインストールされていないとお手上げです。

カタログや資料を印刷向けにするのは大いに結構ですが、オンラインでもきちんと読めるようにしておいて下さい!

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